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【軌跡シリーズ名言集:ユウナ】いずれそれと向き合うであろう、全ての人たちの備えとするためにも!(ネタバレあり)

文:電撃オンライン

公開日時:

 日本ファルコムの名作ストーリーRPG『軌跡』シリーズの名言集をお届けします。

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 本記事で紹介するのは、『閃の軌跡IV』のメインキャラクターの1人、ユウナのセリフ。未来を見据える若き英雄の卵の名言を紹介していきましょう。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

いずれそれと向き合うであろう、全ての人たちの備えとするためにも!(ユウナ)


●最終幕 散り行く花、焔の果てに(英雄伝説 閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-)

 ユウナ・クロフォード(以下、ユウナ)は、トールズ士官学院・第II分校の《VII組》(以下、新VII組)に所属する生徒の一人。クロスベル出身で地元の英雄《特務支援課》に憧れを抱き、帝国の英雄《灰色の騎士》リィンに師事を受ける、若き英雄の卵とも言える存在です。

 明るく前向きな性格をしており、新VII組のなかでもメンバーを引っ張る役割を担います。ここぞという場面で人の心を動かす言葉を放つことも多く、プレイヤーからの人気も高いキャラクターの一人です。

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▲登場初期はクロスベルを占領した帝国の英雄リィンに反発していましたが、師事を受ける中で彼のことを理解。やがて恋心を寄せるように……(という軸もあります)。

 そんな彼女は最終決戦の折、因縁の相手である結社《身喰らう蛇》の幹部ことマリアベル&カンパネルラと対峙します。

 戦いの前に疑問をぶつけるユウナ。いちプレイヤーとしても、さんざん引っ張られてきた《幻焔計画》がどうなったのか、それだけでも知りたいと思っていたところでした。

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 メンバーが抜けてもお構いなしな結社の組織としての“不自然さ”をズバリと指摘。

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 それを受けて、ミュゼが“実験”という言葉で不自然さに理由をつけようとします。直感が冴えているアッシュも同意見のようでした。

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 カンパネルラの反応も、それが正解あるいは当たらずとも遠からずな推論であることを裏付けています。

 その推論を導いたユウナに、周囲は称賛の言葉を向けました。ガイウスはリィンが新旧VII組の“重心”だとすれば、ユウナはVII組とそれ以外を含めた“重心”なのかもしれないと発言し、筆者も彼女の成長を感じて昂ったのを覚えています。

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▲集団をまとめる“中心”ではなく、集団の行く先を左右する“重心”。ここでその発言が来るとは思いもよりませんでした。

 そしてマリアベル&カンパネルラが戦ったらすぐにいなくなることを見越して、少しでも情報を引き出そうとした際に放った言葉が、今回の名言となります。

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「いずれそれと向き合うであろう、全ての人たちの備えとするためにも!」

 それは、《巨イナル黄昏》の先、さらなる未来で結社が起こそうとしている何かに、自分を含めた多くの人たちで立ち向かってみせるという決意表明でした。いやもう「主人公かよ!」ってくらいカッコイイ場面です。

 その後、勝負に敗れたマリアベルとカンパネルラは、現時点では意味がわからない謎めいた情報をいくつも残していきました。

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 《幻焔計画》の目的は《巨イナル一》の再錬成を見届けることだけで、錬成に成功しようが失敗しようが構わないとのこと。

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 錬成された《焔》と《大地》の至宝は、消滅したって構わない。手に入れることが目的ではないことがわかります。

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 「7つの至宝がこの可能世界において、人の手で如何なる結末を迎えるのか。それを導き、見届けること自体に《盟主》の計画の意味はある」とのこと。

 ここで出てきた“可能世界”というキーワードや言い回しから、箱庭の実験のような印象を受けますが、まだまだ謎は多いです。

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 導力器を発明した偉人“C・エプスタイン博士”の名前や“枷(かせ)”といったキーワードも出てきて、かなりシリーズ的に重要な話がされている感じです。

 去り際にマリアベルは結社の《オルフェウス最終計画》が第三段階に進むことに言及(第一段階が《福音計画》、第二段階が《幻焔計画》、第三段階が《永劫回帰計画》)していました。

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▲異国の地で会えるかもしれないという発言があったものの、続く『創の軌跡』『黎の軌跡』『黎の軌跡II』では未登場。最新作『界の軌跡』で再登場なるか?
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▲なお、その後拠点での会話でユウナがリィンから「教官をやってきた中で最も大きな成果の一つ」と言われており、照れを通り越して居たたまれなくなる場面も見られました。

 はい、というわけでユウナの名言「いずれそれと向き合うであろう、全ての人たちの備えとするためにも!」をお送りしました。

 謎めき過ぎて畏怖すら覚える結社の面々に対し、あくまでも等身大のままぶつかっていくユウナは大物だと感じた名言ですね。その後の爆弾情報とあいまって、非常に印象的なセリフでした。

 結社の《永劫回帰計画》に対し、共和国大統領が“相互不干渉”の盟約を交わした“世界の可能性に迫る”計画。そちらも気になるところですね。それこそ最新作ではスポットライトが当たりそうな気もしていますが。

 シリアスなものからコメディ的なものまで、軌跡シリーズにはほかにも数々の名言が存在します。今後もそれらを不定期にピックアップしてお届けしていく予定なので、お楽しみに!

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