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子猫と魚のハートフルアクションアドベンチャー『River Tails(リバーテイルズ)』先行レビュー。電撃の無鉄砲ライター&ヘッポコ編集は協力してクリアできるか!?

文:電撃オンライン

公開日時:

 グラビティゲームアライズより、2人協力プレイ推奨のアクションアドベンチャーゲーム『River Tails:Stronger Together(以下、リバーテイルズ)』のNintendo Switch版が、7月4日に発売されます。

[IMAGE]※本記事はグラビティゲームアライズの提供でお送りします。
 『リバーテイルズ』は、イタリアの開発会社Kid Onion Studioが制作した鮮やかなグラフィックの3Dアニメ協力アクションアドベンチャーゲームです。無邪気で好奇心旺盛な猫のファープルと、葉っぱを加えたニヒルな魚のフィンの2匹の友情物語が描かれます。

 昨年12月にSteam版が発売され、今回Switch版が7月4日に発売されます。

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▲いざプレイしてみるとなかなかクセの強い魚類。
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▲ちょっと何を考えているかわからない無邪気な紫色の子猫。

 6月某日、担当編集のまり蔵に編集部に呼び出された筆者(ライターM)は、『リバーテイルズ』Switch版の先行プレイを行うこととなりました。なるべく新鮮な体験をしたかったので、あえて下調べなしのぶっつけ本番でプレイを進めました。

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いきなり高難度を選択するのは悪いお手本!!

ライターM担当ライター。ファープルを操作。夜な夜な猫動画を漁る日々。

まり蔵担当編集。フィンを操作。好きな焼き魚は銀ダラの西京焼き。

ライターM
難易度を選べますが、どうします?

まり蔵
え~っと、“ゆるく遊ぶ”、“標準”、“真の挑戦”……とりあえず一番簡単なので行きますか。

ライターM
了解。“真の挑戦”をポチッと。

まり蔵
ぎゃー! いきなり何してくれやがるんですか!!

ライターM
まあまあ、我々のスキルなら何とかなりますって……たぶん。

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▲いきなり最高難易度で始める2人。それでも感覚でどうにか遊べてしまうところがこのゲームのすごいところかも!
ライターM
私が1Pの猫で、まり蔵さんが2Pの魚ですね?

まり蔵
……この猫、魚を見る目がちょっとハラハラしますよね。

ライターM
子猫だから食べ盛りですもんね……。

※記事中ではあえてファープル=猫、フィン=魚と呼称しています。[IMAGE][IMAGE]
▲相棒……だよね?
ライターM
魚は地上に上がるとダメっぽいけど、猫はどうなんでしょうね?

まり蔵
試してみます?

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ライターM
ダメでした!! 猫の方は水に落ちないように、魚の方は陸揚げされないようにお互い進んでいく感じですね。

まり蔵
陸揚げ(笑)。しかし魚は陸に上がっちゃうと即死だから、軽率にジャンプできないな……。

ライターM
お、何やらこっちにも進めますよ?

まり蔵
おお、隠しルート! アクションゲームのお約束でイイですねー。

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▲何気なく茂みをかき分けると別ルートが出現。どうやら、ステージの至る所に待ち受ける鳥たち(レインボーバード)を探し出すのも目標となる模様。
ライターM
むむ、ちょっと高低差がありますね。

まり蔵
もしかしてコレが協力必須のギミックじゃないですか?

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▲猫が丸太に乗っかったところで、魚がツタを引っ張ってリフトアップ。
まり蔵
おおおお~!

ライターM
ということは、この川をせき止めているヤツは……。

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▲猫が葉っぱを引っ張って、魚の行く手を阻む堰を開きます。
まり蔵
なるほど。いかにも協力プレイという感じ。この行動パターンが基本になるのかしら。

ライターM
もしかしてこのゲームって2人プレイ専用なのです?

まり蔵
一応推奨ですね。1人で2キャラを操作するテクニカルなモードも用意されているようですけど、2人でプレイしたほうが楽しそう!

ライターM
家族や恋人、友だちとキャッキャ騒ぎながら遊ぶのが最適解かも。ゲーム配信にも向いてそう。

まり蔵
まあ、あまり仲のよくない我々ですら楽しくプレイできてますもんね……。

ライターM
間違いない!

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▲順調に進んでいたのも束の間、徐々に1Pの負担が増えていきます。
ライターM
先ほどからまり蔵さんの魚ばかりギミック操作が大変じゃないですか?

まり蔵
でも、猫は移動というか行動の微調整が大変そう。カメラワークが独特で、たまに高低差把握しづらそうですよね。

ライターM
あ~、それはありますね。あ、ココはやばそう……。

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▲川の中には雲霞の如くピラニアの群れが待ち受けていて、あっという間に手詰まりに……。
まり蔵
ここ厳しいですね。丸太のウロの中に隠れている間は安全なのですけれども、顔を出した途端このザマです(笑)。

ライターM
やっぱり初見で“真の挑戦”は無理だったかー!

初回プレイはイージー推奨でした!!

ライターM
というわけでサクッと仕切り直して、難易度を“ゆるく遊ぶ”にしてみました。

まり蔵
だから最初に言ったじゃないですかー!

ライターM
ごめんて。でもまず最高難易度からプレイしたくなるじゃん……。

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ライターM
お、何やら画面下にチュートリアル的な解説が表示されるようになりましたね。

まり蔵
すごくわかりやすい! そういえば難易度選択画面にもそれらしい説明ありましたね。

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▲試しに猫で落水してみたところゲージが出現。ゲージが尽きる前に魚が接近してボタン入力することで救出に成功します。
まり蔵
おお~、猫が水に落ちたり、魚が地面に上がっても即死にならないですね。補助の足場なんかも追加されてコレは楽だ。

ライターM
いや~、この違いを説明したくて難しい難易度から始めたんですよ。

まり蔵
………………………………。

ライターM
そんなことはさておき、先ほど詰まったポイント、どうやらピラニアは猫を見ると一定距離逃げますね。

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まり蔵
なるほど、猫に護衛してもらう感じで進めばよかったんですね。

ライターM
ということは逆に、魚を囮に使えば……。

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▲ピラニアに邪魔されてギミックに近寄れない場所。ここでは猫が堰を開けている間に魚がピラニアをおびき寄せて、隔離ポイントに入った瞬間堰を閉じることで安全地帯のでき上がり。
まり蔵
スゴイ! なんか我々テクニカルな遊び方してる!?

ライターM
理屈はシンプルだけど、狙いどおりに決まると楽しいですね。

まり蔵
なんとかゴールしてクリアです!!

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次々と増えていくギミックと、ちょっとアレな発見と……

ライターM
ステージが進むと新手のギミックが増えますね。

まり蔵
ほどよい手応えと慣れてくる感じで、なんかずーっと遊んじゃいますね。

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▲いかにもな骨の障害物をはじめ、魚が突くことで一定時間浮き上がる蓮の足場や、猫が踏みつけることでピラニア退治用の毒を吹き出すキノコなど、仕掛けも多彩になっていきます。
ライターM
まり蔵さん、ふと気がついちゃったんですけど、ピラニアって猫を見ると逃げ出しますよね?

まり蔵
逃げますね。

ライターM
ということはですよ? ピラニアゾーンであえて猫を落水させながら、魚にどついて(助けて)もらって一緒に進む作戦とかどうでしょ?

まり蔵
あー、うーん……倫理的にはどうかと思うけど、やってみます?

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▲試しに猫を落水させて進んでみたところ、見事なまでのピラニア避けに。
ライターM
ほらほら、思いの外うまく行くじゃないですか。

まり蔵
いやー、うーん……人道的にはどうかと思うけど、うまく行っちゃいましたね。

 といった具合に、いろいろな意味でギリギリのラインを攻めつつ、ワイワイと協力プレイを楽しみました。あまり仲のよくなかった編集さんと、ちょっと仲よくなった気がします。

 海外のタイトルということで決定ボタンが日本仕様とは逆だったり、慎重な操作が求められる場面でもやや難しいカメラワークがあったりと、若干の不満点もありました。

 しかしながら、イタリアの権威あるゲームアワード「ITALIAN VIDEO GAME AWARDS」の“BEST ITALIAN DEBUT GAME”部門にノミネートされただけあり、協力プレイを前提としたゲームバランスは秀逸で、個人的にはファミリー向けのタイトルとして最適という印象でした。

 発売時点ではローカル協力プレイのみに対応しており、今後オンラインパッチの配信が予定されているとのこと。オンラインプレイが可能になったら、より気軽に2人プレイができるようになりそうですね。

 まずは家族や恋人、友だちなど気の置けない方とローカルプレイで協力しながら美しいマップを進みつつ、冒険を楽しんでいただければと!

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