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任天堂株主総会での質疑応答が公開。Switch後継機の転売対策や今後のソフト開発・事業展開について社長の古川俊太郎氏らが回答

文:電撃オンライン

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 任天堂(企業広報・IR)の公式Xにて、“第84期 定時株主総会 質疑応答”が公開されました。

任天堂 第84期 定時株主総会 質疑応答


 この資料は、6月27日に開催された任天堂の第84期定時株主総会での質疑応答を要約したもの。質問者は総会に出席した株主で、回答者は任天堂の代表取締役社長である古川俊太郎氏などでした。

 この中でNintendo Switch後継機の転売対策や今後のソフト開発、事業展開などについても触れられています。

 古川氏は「2015年3月にNintendo Switchの存在を公表して以来9年ぶりにSwitchの後継機種に関するアナウンスを今期中に行います。」と発言しています。

 これを受けてNintendo Switch後継機に関するやり取りが行われましたが、ほかにも興味深い質疑応答が満載となっています。

 公開された資料はポストのリンク先で誰でも読めるので、ぜひ確認してみましょう。

◆第84期 定時株主総会 質疑応答

質疑応答抜粋(第84期 定時株主総会 質疑応答[要旨]より)


【Q2】Nintendo Switch の後継機種の転売対策について聞きたい。昨年の株主総会で、ハードウェアの生産量を十分に確保することによって転売対策を行うと話していたが、対策は進んでいるのか。

【A2】古川(※古川俊太郎氏、編集部注):転売への対策として、お客様の需要を満たせる数をしっかりと生産することが最重要だと考えており、昨年からこの考えは変わりません。それ以外にも、各地域の事情を踏まえて、法令の許す範囲で何らかの対策ができないか検討を進めています。

 なお、昨年や一昨年において、半導体部品の不足のために十分な数量の Nintendo Switch のハードウェア生産ができないことがございましたが、現在はそうした状況は解消されています。後継機種においても、現時点では部材の不足等が生産に大きな影響を与えるとは考えていません。

【Q6】今後発売予定のソフトウェアに関して、「マリオ」や「ゼルダの伝説」関連のタイトルラインアップが充実している一方で、一部のユーザーから新規 IP が少ないとの意見も出ているように思う。新規IP を使った新作タイトルの開発についてどう考えているか。

【A6】取締役 専務執行役員 高橋伸也:Nintendo Switchでは、新しいキャラクターや新しい試み、新しい遊び方などを取り入れたソフトを複数発売しており、今後もさまざまなご提案を続けていく予定です。

 おなじみのキャラクターを活用したゲームを好まれるお客様向けの開発をするだけでなく、新しいものを期待されているお客様に、新たなご提案もしていきたいと開発者一同で考えていますので、お待ちいただければと思います。

 その他の質疑応答につきましては、公開された資料でご確認ください。

◆第84期 定時株主総会 質疑応答

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