電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回はToorai氏が開発するゲーム『ほりほりドリル』のレビューをお届けします。
※本記事は“TOKYO SANDBOX 2024”で試遊できた体験版をプレイしています。
※本記事は“TOKYO SANDBOX 2024”で試遊できた体験版をプレイしています。
なお、電撃オンラインでは尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
可能性無限大な自作ドリルでブロックを掘り進めよう【ほりほりドリル】
本作は、現在スマートフォンで配信中、11月にSteamで配信予定の地下999階を目指して地面を掘り進んでいくカジュアルな採掘ゲーム。地面はブロックで作られており、ドリルを使って破壊できます。ブロックの横一列が1階なので、全999列用意されているというわけです。
ブロックは、耐久度が設定されていてダメージを与えて耐久度を超えると破壊。与えられるダメージはドリルの性能によって決まります。
また、ドリルにはコストが設定されていて、1回掘るごとにエネルギーが消費されます。地下へ向かうときに用意されているエネルギーを超えるとドリルが使用できなくなくなってしまいます。
ただ、エネルギーがなくなるとゲームオーバーになるわけではなく、単純に「これ以上掘れません」ということを表すだけ。エネルギーも地上に戻れば全回復するので、1回地下に潜るときに活動時間の目安のように考えるのがよさそう。
また、そういった性質上、一度掘ったブロックは地上に戻っても復活しないので、自由に進めても問題ありません。
地下へ進んでいるときには、何かしらの模様が表示されたブロックを見かけることもあります。中には、鉱石やコインといったアイテムを始め、まわりを照らしてくれるたいまつなどアイテムが眠っているものもあり、確認した限りはマイナスの影響を与えるものは無いようなので、どんどん模様のあるブロックを壊していきたいです。
入手できるものの中でも鉱石は本作でもトップクラスに重要といっていいもの。地下999階を目指していくうちに、ブロックはだんだん壊しにくくなっていきます。そういったときの対処法は強力なドリルを使用することですが、鉱石はドリルを製作するのに使用します。
ドリルは設計図と鉱石、コインを使って製作できます。ドリル製作はパズルの要素が含まれており、設計図の形に沿って鉱石を配置。最後にコインを支払って完成となります。
設計図に鉱石を配置する際は重なったり、はみ出さなければ何でもOK。左右反転も可能なのでそこまで難しくありません。ただ、注意するべき点でもあり、メリットでもあるのですが、設計図のマスすべてに鉱石を配置しなくてもドリルは製作できます。最初はマスをすべて埋めないと製作できないと勝手に思い込んでいたので、苦戦しましたがそうではないと気付けば一気にドリル製作がはかどりました。
それなら適当に配置すればいいとも思いますが、ドリルの性能はランダムで決定します。設計図のマスをできるだけ鉱石で埋めて制作するとより強力なドリルが作られやすくなります。
製作したドリルは特殊な能力を持っている場合もあり、その場合は数値以上の性能を発揮します。数値だけではなく、特殊能力も気にしたいです。
ドリルは複数装備することができ、1本目はすべての性能、2本目以降は特殊能勅のみ反映させられるので、少なくとも装備できる数のドリルは持っておきたいところ。ひとつのドリルに特殊能力が3つ付く場合もあり、それらを装備すると特殊能力盛り盛りのドリルで地下へ進んでいけます。
本作の魅力は序盤しかプレイできていなくてもわかるシンプルなところ。探索とパズルという2つの要素が用意されていて、うまく作用しあっています。どちらかだけだとうまくプレイしずらいバランスなので、バランスよくプレイしていきたいですね。