なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
『Hookah Haze』の魅力とは
シーシャ屋を舞台に展開する静かな物語
本作は、近未来の秋葉原を舞台に、シーシャ屋“Hookah Haze(フーカーヘイズ)”の店長を務める主人公の“炭木トオル”が、3人の女性と出会い、心を通わせていくアドベンチャーゲームです。
シーシャ屋というなかなかインパクトの強い舞台に目が行きがちですが、しっかりした物語を楽しめる、とても良質なアドベンチャーゲームです。
その魅力の1つは、やはりドット絵で描かれた、ちょっと懐かしさのあるグラフィックと、個性的な登場人物たち。
彼らの織り成す物語は、とても魅力的で、序盤からグイグイと引き込んでくれます。そんな物語を彩ってくれる静かで落ち着いたBGMも癒されます。シーシャを扱うためか、どこか大人の雰囲気を感じさせますね。
また、物語はちょっと重めで心に残るものとなっています。主人公は余命幾ばくなく、最後の望みを叶えるため、シーシャ屋の店長を務めています。そんな状況で展開するためか、全体的にどこかもの悲しさを感じるのも魅力。
また、基本的にはヒロインとの物語を楽しんでいくノベルゲームなのですが、シーシャに関するゲーム性も導入されています。
シーシャのフレーバーは、フルーツ、スイーツ、ドリンク、スパイス、ナッツの5種類があり、ここから3つをMIXして提供することになります。組み合わせによってさまざまなフレーバーになり、ヒロインに気に入られれば仲が深まります。
そんなヒロインの好みも、彼女たちとの会話に隠されているので、うまく読み取っていくこともポイント。現実でできるのかどうかは分かりませんが、なんとなくシーシャに詳しくなった気になれます。
シーシャに関しては素人なので、シーシャ好きが満足できるかどうかはわかりませんが、アドベンチャーゲームとしては珠玉の出来なので、アドベンチャーが好きだったり、画面を見て女の子が可愛いなと思ったら、ぜひ楽しんでみて下さい!
ちなみにSteam版、Switch版ともに無料のデモ版も用意されているので、まずはこちらから試してみるのもありです!
『Hookah Haze』とは(ストアページより)
◆Introduction
2×××年 秋葉原の寂れた郊外にオープンしたシーシャ屋
『Hookah Haze(フーカーヘイズ)』 新米店長である主人公・『炭木トオル』はお店に訪れる個性豊かなお客様との対話を通じて自分の心境の変化に気づいていきます。お客様との会話を楽しみながら、夜の静かで穏やかなひとときをおすごしください。
◆Game Features
・それぞれのヒロインごとに用意されたストーリーをお楽しみいただけます。(総プレイ時間:約10時間)
・SNSでオススメするレシピによって来店するヒロインが変わります。
・ヒロインごとに複数のエンディングがあり、選択肢により結末が変化します。
・ヒロイン3人のハッピーエンドを見ることで新たなエンディングが……
◆Story
「やりたいことはありませんか?」
病気のため先が長くないことから、生きる希望を失った主人公・『炭木トオル』 医師との話し合いの末、期間限定のシーシャ屋の店長として働くことに。
そこで出会ったのは、個性豊かな3人の女性。
一見明るい彼女たちも仕事の悩みや過去のトラウマを抱え自分たちの居場所を探している。トオルはシーシャを提供しながら、少しずつ彼女たちの本心に触れていくことに。
心を通わせた果てに、主人公と彼女たちが迎える結末とは――