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『逆転検事1&2 御剣セレクション』先行レビュー&インタビュー。天才検事“御剣怜侍”の逆転劇はやっぱりおもしろい! 新規はもちろん、当時のプレイヤーは好きなエピソードだけでも遊んでほしい

文:マスクド・イマイチ

公開日時:

 9月6日にカプコンより発売される『逆転検事1&2 御剣セレクション』の先行レビュー記事をお届けします。対応ハードはNintendo Switch/PS4/Xbox One/Windows/Steamと、さまざまな環境でのプレイが可能になっています。

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 『逆転検事』は、法廷バトルAVG『逆転裁判』シリーズに登場する天才検事“御剣怜侍(みつるぎ・れいじ)”を主人公としたスピンオフ作品。『逆転裁判』本編とは異なる“捜査パート”や“ロジック”と呼ばれる推理システムで事件の真相に迫ります。

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 『御剣セレクション』は1作目と2作目をセットにして、キャラクターや背景のグラフィックをフルHDに強化。遊びやすさを増すための新機能や、制作資料などが見られるギャラリー要素、BGMモードなどが追加されています。

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 今回の記事では、『逆転検事』2作を遊んだことがない人、すでに遊んだことがある人、双方に向けた魅力をプレイレビューを通じてお伝えしたいと思います。

『逆転検事』はシリーズのいつ頃の作品だっけ? ライバルの御剣怜侍を主人公としたスピンオフ作品。すべてのシリーズ作品が最新機種で【逆転検事1&2 御剣セレクションレビュー】


 『逆転検事』が発売されたのは、『逆転裁判4』が発売された2年後の2009年。そして2011年に『逆転検事2』が発売され、そのさらに2年後の2013年に『逆転裁判5』(3DS)が発売されました。

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 『逆転裁判』シリーズは、『4』で“成歩堂龍一(なるほどう・りゅういち)”から“王泥喜法介(おどろき・ほうすけ)”に主人公がバトンタッチ。そんななかで『逆転検事』シリーズは、『逆転裁判』のナンバリング展開と異なる路線で並行して走り出したタイトルでした。

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▲現在『逆転裁判』シリーズは、多数のハードに移植されています。今回の『御剣セレクション』ですべての作品がリメイクされたことになるので、まとめてプレイするのもオススメ!

 ゲーム内の時間軸も整理してみましょう。『逆転検事』シリーズで描かれるのは、『逆転裁判3』と『逆転裁判4』の間の出来事になっています。しかし、「その数年の間に何が起こっていたのか……!?」という話が詳細に描かれるわけではなく(一部チラ見せぐらいはありますが)、あくまで「この数年の空白を利用した御剣怜侍の事件簿」という独立したポジションとして捉えたほうがいいでしょう。

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 今回の『御剣セレクション』をプレイする前段階の準備としては、どのハードでもよいので『逆転裁判』の1~3作目をプレイしておくといいと思います。大正時代を舞台にした『大逆転裁判』や『逆転裁判4』以降の知識はなくても問題はありません。もちろんプレイ済みなら、より本作が味わい深くなるかも!?

『逆転検事』シリーズのシステムとは? “捜査パート”と“対決パート”を繰り返し、事件の謎を暴いていく【逆転検事1&2 御剣セレクションレビュー】

情報を足と頭脳で集める“捜査パート”


 『逆転検事』シリーズの特徴は、“捜査パート”で御剣自身を動かして証拠や情報を集めること。『逆転裁判』では移動や調べるといったコマンド入力式でしたが、『逆転検事』ではミニキャラとなった御剣がマップを走り回って捜査を進めます。

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 現場を走り回り、手がかりや証拠品を入手。関係者への聞き込みで事件の謎を解いていきます。思わぬ場所に重要な証拠が隠されていることもあるので、マップは隅々まで歩き回りましょう。入手した証拠品をじっくり眺めることも大事です。

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 『御剣セレクション』ではグラフィックが大きく向上。登場キャラたちの細かな表情やおもしろいリアクションもハッキリ見えるように。ちなみに、グラフィックの質感は好みの部分もあるかと思いますが、オプション設定で新規イラストとオリジナル版ドット絵の切り替えができるのがうれしいですね。

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▲オリジナル版ドット絵の“クラシック”に切り替えるとこんな感じに。新規イラストの“モダン”も、かなりこだわって作られています。

関係者や犯人を追い詰める“対決パート”


 『逆転裁判』では“捜査パート”で証拠を集めきってから“法廷パート”へと進みましたが、『逆転検事』シリーズでは“法廷パート”ではなく、“対決パート”と呼ばれるシーンに進行します。“対決パート”でやることは“法廷パート”でやってきたことと大きく変わらず、相手の証言の“ムジュン”を“ゆさぶる”、“つきつける”といったコマンドで追い詰めていきます。

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 違いとしては、“対決パート”が挟まるシチュエーションが法廷以外の事件現場などであったり、“捜査パート”と“対決パート”を細かく行き来する部分です。『逆転裁判』で「今日はこの章の捜査パートだけ終わらせよう」と遊んでいた人もいるかもしれませんが、『逆転検事』ではテンポよく2つのパートが展開していくので、気が付くと物語に引き込まれて時間が過ぎている……。なんていうこともあるでしょう。

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御剣ならではの捜査方法“ロジック”で謎を追う


 『逆転検事』シリーズ最大の特徴が、“ロジック”と呼ばれる御剣独自の推理システムです。事件現場を捜査していると、証拠品とは別にさまざまな“情報”が集まります。その断片的な情報をロジックというシステムでまとめることによって、新たな情報が生まれます。

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 情報の共通点を見つけ出してまとめるロジックですが、序盤は情報の数も少ないので結びつけるのに悩むことは少ないかと。後半に進むにつれて多数の情報が集まって難易度が上がり、2つの情報を結びつけることで新しい情報が入手でき、それをさらに別の情報と結びつける……などなど、解法も複雑になっていきます。

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 対決パートで行き詰まった時には、証拠品の持つ情報をロジックで更新することで先に進めることもあります。

『逆転検事2』からは“ロジックチェス”システムが追加


 『逆転検事2』から加わったシステムもあります。それが“ロジックチェス”。御剣の趣味であるチェスをもとにしたシステムで、頑なに口を割らない関係者からの聞き込みシーンで発動します。

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 まずは事件解決に必要な証言を引き出すために、相手の発言のスキをついて“手がかり”を集めていきます。会話には制限時間が設定されており、適切な選択肢を選ばないと進みません。無駄な選択肢を選ばないように気を付けましょう。うまく相手の発言を追い詰めることができれば、御剣の白いチェスの駒が相手の黒い駒を攻撃します。

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 これを繰り返して相手の駒をすべて破壊すればチェックメイト! 捜査が大きく進展します。

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操作や推理をお任せでストーリーを楽しめるモードも


 『御剣セレクション』は気になるけど、『逆転』シリーズの“裁判パート”や謎解きが苦手……。そんな人には選択肢の決定から文字送りまで、すべてを自動で進めてくれる“ストーリーモード”がオススメ。

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 正直なところ、謎が解けたときの快感こそが『逆転』シリーズの最大のおもしろさですが、単純に物語を楽しみたいときや、どうしても先に進めないという時には使ってみましょう。

『逆転』シリーズと言えば、やっぱりコミカルなキャラクターとストーリーでしょ! 『逆転検事』の注目人物は……?【逆転検事1&2 御剣セレクションレビュー】


 ここからは『逆転検事』、『逆転検事2』のストーリーやキャラクターを紹介します。『逆転裁判』シリーズをプレイしたことがある人なら、このシリーズのとがったキャラクターや、タイトルに嘘偽りのない“大逆転”が用意されたストーリーの魅力にホレ込んでいるかと思います。

『逆転検事』

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 1作目の『逆転検事』は、『逆転裁判3』のエンディングが終わってすぐあと(約1カ月後)からの物語となっています。海外出張から帰った御剣が、自身の執務室で起きた殺人事件に巻き込まれるところから物語はスタート。

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 『逆転裁判』シリーズと言えば、主人公である弁護士のパートナーとなるキャラクター(ヒロイン)も人気の1つですが、検事の御剣にもパートナーが登場します。それが“一条美雲(いちじょう・みくも)”。

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 ある事件をきっかけに、御剣と一緒に真実を探すパートナーとなる“ミクモ”は、不思議な道具で捜査をサポートしてくれます。にぎやかかつ天真爛漫な性格で、冷静に捜査を進める御剣を時にグイグイと引っ張っていくシーンに注目です。もう1人の御剣のパートナーである“糸鋸(いとのこぎり)刑事”とのかけあいも楽しいです。

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 このほかにも、ライバルとなる国際捜査官“狼士龍 (ロウ・シリュウ)”もいいキャラしています。物語で重要となる“西鳳民国”出身の彼は、なぜか検事という存在を嫌っています。多数の捜査官と協力して犯人を追い詰める、まさに狼の群れのリーダーのような人物です。

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 御剣と対決するときの「アマいな!!」のボイスもカッコいいですし、先祖の作り上げた“逮捕学”が書かれた巻物を「狼子、曰く!」というセリフとともに持ち出すモーションも特徴的です。

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 なぜロウが検事を嫌うのか、そして彼が求める真実とはなんなのか……。たびたび御剣と対峙することになるロウ捜査官に注目です。

『逆転検事2』

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 『逆転検事2』は、前作のエンディングから数日後の物語となります。“西鳳民国”の大統領を迎えた“ひょうたん湖”での事件から幕を開けることに。検事局長直々に指名された御剣は、再び事件解決に挑みます。

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 本作では御剣の過去にもスポットが。御剣の父の助手を務めていた弁護士“信楽盾之(しがらき・たてゆき)”らも登場し、検事局の闇に迫る大きなストーリーが展開します。“シガラキ”のひょうひょうとしたオジサンキャラと、背負っている過去のエピソードもあって、彼を好きなファンも多いかと。

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 個人的注目キャラクターは、新人検事の“一柳弓彦(いちやなぎ・ゆみひこ)” です。裁判官の“水鏡秤(みかがみ・はかり) ”とともに行動する彼は、さまざまな事件現場で御剣の前に姿を現します。

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 今までの『逆転』シリーズのなかでも、かなり“残念な推理”をする彼の言動は、ツッコミどころ満載。何度も御剣に言い負かされながらも、“一流”を自称する弓彦はどこか憎めないキャラクターとなっています。そんな彼が『逆転検事2』のストーリーを通じて、どう変化していくのかお楽しみに。

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ファンが待ち望んでいた最新機種で遊べる『逆転検事』。初めて遊ぶ人だけでなく、当時を懐かしみながらファンが遊ぶのも異議なし!【逆転検事1&2 御剣セレクションレビュー】


 主に『逆転裁判』シリーズのみ知っているという人向けに、『逆転検事』の魅力をお伝えしてきました。AVGというジャンルの都合上、レビューと言うよりも紹介メインになってしまいましたが……!

 私はGBAの1作目から『逆転裁判』を遊んでいますが、やはりクリアしてから数年経つとシナリオの細かいところを忘れてしまっているもので。今回レビュー範囲をプレイして、「ああこんなヤツいたなぁ」とか「こんなやり取りあったな!」と、懐かしみながら楽しむことができました。

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 初めから、プレイするタイトルやお話(いきなり最終話もOK)、章を選ぶことができるのも「このキャラのあのシーンだけ見たい」、「コイツを追い詰めるところだけやりたい!」というファンが遊びやすいシステムになっているなと思いました。

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 何度プレイしても色褪せない、鮮やかな逆転劇が楽しめる作品となっているので、シリーズのファンが2度目のプレイをするのもアリでしょう。もちろんこれが初めての『逆転検事』という人は、御剣怜侍という男の魅力をたっぷり楽しんでください!

『逆転検事1&2 御剣セレクション』インタビュー


 先行レビューにあわせて、プロデューサーの橋本賢一氏と西田峻佑氏にメールインタビューを実施。『御剣セレクション』だけではなく、今後の『逆転』シリーズについても聞けるかも?

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『逆転検事1&2 御剣セレクション』プロデューサー
橋本 賢一/Kenichi Hashimoto
 2008年カプコン入社。『逆転検事』、『逆転検事2』のパブリシティを担当。開発へ異動後は『ロックマンX DiVE』、『逆転裁判456 王泥喜セレクション』のプロデューサーを担当。『逆転検事1&2 御剣セレクション』プロデューサーおよび逆転シリーズプロデューサー。

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『逆転検事1&2 御剣セレクション』プロデューサー
西田峻佑/Shunsuke Nishida
『逆転検事1&2 御剣セレクション』プロデューサー。2024年1月に発売された『逆転裁判456 王泥喜セレクション』でアソシエイトプロデューサーを担当。

――『御剣セレクション』の企画がスタートしたのはいつ頃でしたか? 今年の1月25日には『王泥喜セレクション』が発売されましたが、同時に制作を進めていたのでしょうか?

西田
2022年半ばにスタートしています。『王泥喜セレクション』と時期は重なりますが、チームとしては別になります。『逆転検事』の移植の要望も多くいただいていましたし、『逆転』シリーズを今のハードで遊べるようにしたいという想いはありました。

――『逆転検事』はもともとニンテンドーDSのタイトルでしたが、今回リメイクするにあたって2画面→1画面、画面比の変更、絵作りやUIなど、進化したポイントを教えてください。そのなかでも、どう変更するか悩まれたところはありますか?

西田
フルHD環境に合わせ、背景やイベントシーン横長対応、画像の高解像度化、ドット絵だったミニキャラクターの新規描き起こしとアニメの滑らかさアップ、現在のゲームプレイ環境に合わせたUIの一新を行っています。

 とくに、ミニキャラクターについては膨大な量のドット絵アニメーションをどうするのかについて大変悩みましたが、最終的に全アニメーションを手描きで作り直しています。

――御剣と一条美雲のコンビならではの魅力は?

西田
クールな御剣に対して、美雲は元気で活発な女の子です。“静”と“動”の対照的な2人のコンビです。とことんクールな御剣ですが、天真爛漫な美雲に対しては、また違った一面も見せてくれています。

――サブキャラクターたちの個性も『逆転』シリーズの魅力だと思いますが、『1』『2』それぞれでお気に入りのサブキャラクターがいましたら教えてください。

西田
『1』は狼士龍と木之路いちる、『2』だと一柳弓彦、あとはマークです。対決したり、協力もしたり、初見プレイの時に敵か味方かよくわからないキャラは好きですね。

――それぞれの作品について、イチオシのポイントを教えていただけますでしょうか?

西田
『1』、『2』どちらにもいえるイチオシポイントですが、『逆転検事1』は、御剣が主人公ということで、彼らしい華麗な推理を体験できるところがポイントですね。これは“ロジック”としてもゲームに落とし込まれていて、プレイヤーが頭脳1つでスマートに事件を解決する御剣を存分に楽しめると思います。

 『逆転検事2』は御剣の葛藤というテーマで御剣を掘り下げたストーリーです。1話から5話まで過去と繋がるシナリオ展開も魅力です。『検事』シリーズは『逆転裁判』とは少し違うアプローチのゲームになり、推理ものとしての驚きや、謎解きの楽しみをゲーム性に落とし込んでいるのが特徴です。ミステリーが好きな方にはぜひ遊んでみてほしいと思います。

――『王泥喜セレクション』に続き、自動で謎解きまでしてくれる“ストーリーモード”が実装されています。この機能についての反響はいかがですか?

橋本
『大逆転1&2』に続き、『逆転裁判456』の時もストーリーモードはとても好評でした。今回は難易度が高かったのですが、実装することができました。

――先の“カプコン超選挙”では、とくに国内ユーザーから『逆転』シリーズに向けてたくさんの声が届きましたが、率直な感想を聞かせてください。

橋本
国内の熱心なファンに支えていただいているシリーズだなと実感しました。ありがたいです! もちろんファンの声は届いていますし、そのファンの方々に喜んでもらえるようなことを増やしていきたいと思います。

――今回7言語に対応していますが、海外での『逆転』シリーズはどのようなユーザーに好まれているのでしょうか?

橋本
現行機プラットフォームへの移植によって、10~20代のプレイヤー層が増えているのが特徴です。そういった層からも好評を得ていますので、さらに広がっていくことを予想しています。キャラクターは御剣怜侍がどの地域でもダントツ人気ですね!

――“カプコン超選挙”で「続編を待っているタイトル」にて国内1位を『逆転裁判』シリーズが獲得しました。『成歩堂セレクション』、『王泥喜セレクション』、『大逆転裁判1&2』そして今回の『御剣セレクション』で、すべての『逆転裁判』シリーズが新しい形で生まれ変わりました。新作への期待が高まっていますが、新作についてお話しできることがあればお願いいたします。

橋本
おっしゃるとおり、シリーズ作品が現行のプラットフォームでプレイしていただけるようになりましたので、まずはいろいろな方にシリーズ作品を遊んでいただきたいと思います。今後についてはまだお伝えできることはないのですが、頑張ります。


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    逆転検事

    • メーカー:カプコン
    • 対応機種:DS
    • ジャンル:アドベンチャー
    • 発売日:2009年05月28日
    • 希望小売価格:4,800 円+税

    逆転検事2

    • メーカー:カプコン
    • 対応機種:DS
    • ジャンル:アドベンチャー
    • 発売日:2011年02月03日
    • 希望小売価格:4,800 円+税