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【にじさんじ】不破湊の“ホラゲ配信”は怖いのが苦手な人でも安心!? 『つぐのひ』実況から見えるユニークさ

文:渡辺美咲

公開日時:

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 “夏”といえば皆さんは何を思い浮かべるだろうか。海、お祭り、バーベキュー……など数多くのイベントが脳裏をよぎるが、観ていると涼しさを感じる“ホラー”も風物詩の1つである。

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 VTuberの中にはホラーゲーム(ホラゲ)配信を定期的に実施する方も多く存在し、“にじさんじ”所属のバーチャルホスト・不破湊さんも現在までさまざまなホラゲをプレイしている人物だ。

 実況者の中で“ホラゲ”は最早定番中の定番だが、彼のホラゲ配信が視聴者に好評な理由はその“おもしろさ”にある。

 ホラーが苦手な視聴者は、必然的にホラゲ配信からは足が遠のきがちになるだろう。

 しかし、不破さんのホラゲ実況は“恐怖心”が吹き飛ぶほどユニークなことでも知られ、SNSでは「ホラー苦手なのに不破湊のホラゲ配信なら見られるのほんとにすごい」「怖いはずなのに泣くほど笑える」といった声も寄せられている。

 本記事では、2023年1月に行われたゲーム『つぐのひ』実況配信を踏まえ、恐怖さえ笑いに変える理由について考察していく。

『つぐのひ』とは?


 『つぐのひ』とは、ImCyan-アイムシアン-によって制作されたホラーゲームで、15〜30分というプレイ時間の短さや“左に歩くだけ”の非常にシンプルな操作が特徴的である。

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 物語はどこにでもある日常を切り取ったものになっており、知らず知らずのうちに“霊の領域に侵入する罪”を犯し、徐々に日常が恐怖へと変化していく様子が描かれている。

 不破さんが配信しているのは2022年に発売された10作目『つぐのひ-忌み夜の喰霊品店-』にあたり、スーパーマーケットを舞台にしたストーリーだ。

恐怖を笑いに変える多種多様なトーク


 普段から誰もが予測できない言動、行動や発言を繰り広げることでも有名な不破さんだが、『つぐのひ』実況でも多種多様なトークを見せてくれた。


 ゲーム内で現れた幽霊に対し「あら、いらっしゃい」「イタズラだめよ〜」と語りかける場面は恐怖……というよりは癒されるような空気感に包まれており、彼の発した言葉に安心感を覚えた視聴者も多いのではないだろうか。

 本作は『つぐのひ』シリーズの中でも特にホラー要素が強く、驚いてしまうシーンも多数あったが、不破さんの喋りや行動が雰囲気をマイルドに変化させ、万人が見やすい配信になっていることはたしかだった。

 また、本作では「むぃげぁわぁるぃ(身代わり)」のように一瞬では解読不可能な文章が多く登場するのだが、「すぇ……ぬ……ぴぁ……ゐ(先輩)」を「スヌーピー」と発音してしまう場面はリスナーを笑いの渦へと巻き込んだに違いない。

 このシーンは本配信を観るうえでも欠かせないポイントであり、ぜひその目で確かめていただきたい。

 他にも女子高生・メグ(目黒明日奈)のアフレコシーンや、メグに対し「お前、数少ない1時間俺と喋るなよ」と冷静にツッコミを入れるなど『つぐのひ』実況配信には見どころが豊富に存在する。不破さんのホラゲ実況は笑いどころが満載なのだ。

“にじ3D”を活かした個性豊かな演出


 不破さんの発言だけでなく、本配信では“にじさんじ3D(にじ3D)”にも関心を寄せていただきたい。

 にじ3Dとは、普段スタジオで配信している通常の“3D”とは違い、ライバーが自宅でも3D配信を可能にするシステムであり、主に手の動きなどが再現できる。『つぐのひ』実況配信はにじ3Dで行われており、彼が配信中に手を振ったりメグと同じ動きをしたりする様子が見られた。

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▲画像はにじ3Dの一例。

 特におもしろいのはゲームEDの音楽に合わせ、不破さんが指揮者のような動きをはじめる場面だ。

 チャット上でも「マエストロきちゃ」という反応が多く寄せられており、8月に実施され、彼の代名詞ともいえる“ラジオ体操配信”を思い出した視聴者も多いだろう。

 EDの終盤ではピアノを弾くような動きを見せており、ゲーム画面ではなく“不破湊”に目を向けてしまいそうになる。

 「今本当にホラゲ配信を観ているのか……?」という気持ちになってしまう彼の実況は、まさしく“ホラーが苦手な人”に最適だった。

 不破さんの持ち味を存分に活かした実況は“普段ホラゲを観ない層”にも刺さり、ファンをじわじわと増やし続けているに違いない。

 予想できない行動やリスナーを思わぬ方向から楽しませる彼の配信スタイルは、思わず病みつきになること間違いなし。不破さんは『-忌み夜の喰霊品店-』の他にも多くの『つぐのひ』シリーズをプレイしているため、本配信と見比べてみるのもおもしろそうだ。

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