三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。
何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ……」と愕然とするような記憶が残りがちでして。
そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります!
さて、幼少期、とくに小学生から高校生にかけて男子なら一度は興味が惹かれる、謎の魔力を持ったホビー“トレーディングカードゲーム(以下、TCG)”。あの頃に夢中で遊んだ僕たち、私たちの大切なカードたちは思い出とともに永遠に胸に刻まれるもの。
何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ……」と愕然とするような記憶が残りがちでして。
そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります!
さて、幼少期、とくに小学生から高校生にかけて男子なら一度は興味が惹かれる、謎の魔力を持ったホビー“トレーディングカードゲーム(以下、TCG)”。あの頃に夢中で遊んだ僕たち、私たちの大切なカードたちは思い出とともに永遠に胸に刻まれるもの。
そんな誰しもがハマってしまった経験があるだろうTCGというジャンルからいろいろな昔話をお届け。本稿では『ポケモンカード』(ポケカ)から“ゾロアークGX”の思い出を語っていきます。
進化ポケモンでGXというデメリット以上にアドバンテージがありすぎる特性“とりひき”【ポケカの思い出】
『ポケモンカード』が社会現象並に大流行したのは今から約6〜7年ほど前のサン・ムーン環境時。当時は多くのカードが手に入らず、パックは言うまでもなく、汎用のノーマルカードすらお店から消えるほどでした。
そんな中でもとくに人気だったカードを数枚あげるとすれば、シロナやグズマ、カプ・テテフGXといったどのデッキにでも入るもの。でも、それに迫るくらいの人気と強さを持ったカードがありました。
本稿の主役でもある“ゾロアークGX”ですね。語りたいことはかなりあるんですが、まずはテキストの振り返りから。
1進化:HP210:あくタイプ
- 特性
とりひき:自分の番に1回使える。自分の手札を1枚トラッシュする。その後、山札を2枚引く。
- ワザ
ライオットビート20×:自分の場のポケモンの数×20ダメージ。
- GXワザ
トリックスターGX:相手の場のポケモンが持っているワザを1つ選び、このワザとして使う。[対戦中、自分はGXワザを1回しか使えない。]
- 特別なルール
ポケモンGXがきぜつしたとき、相手はサイドを2枚とる。
このカードを知っている、もしくは使ったことがある人なら言わずもがな。書いてあることが全部強いポケモンとなっています。
わざに関しては、当時に使えたダブル無色エネルギーの影響で、1回エネルギーを手張りすれば即座に技を打てるうえ、後述しますがデッキの特性上、ベンチは基本的に全部埋まるので120という打点を簡単に出せました。
でも、1番おかしいのは特性。とりひきは、手札を1枚トラッシュする(捨てる)ことで山札から2枚カードを引くことできるというシンプルなもの。
カードゲームにおいて、基本的に手札=やれること、選択肢となるので純粋に1枚カードが増えるだけでかなり強いです。しかもこの特性は、複数ゾロアークGXがいればその数だけ使えるので、4体並べたら単純に手札が4枚増えます。やばすぎ。
古今東西、あらゆるカードゲームではドローソースとなるものはだいたい強い。そして、それを使ってアタッカーを並べたり、対面の対策札を探してゲームを有利に進めていきます。
でもこのゾロアークGXはなぜかドロソとアタッカーが合体してるんですよね。なぜなのか。
そして、このゾロアークとピッタリな相棒、ルガルガンGXとの組み合わせである通称“ルガゾロ”デッキは大流行しました。
なんでなのか、と言われればだいたいのデッキと相性が五分、もしくは有利を取れたから。デッキのスロットがかなりあるので、環境に合わせてメタカードを積むことが容易ですし、特性のとりひきと合わせることで目的のものを引くことができたのも強かったです。
大型の大会になると8戦くらいは戦うので、いろいろなデッキタイプとマッチングすることになります。なので、ほとんどのデッキと渡り合えるルガゾロは多くのプレイヤーが愛用していました。
デッキタイプとしては、コントロール寄りのもので使い手のプレイがモロに出るので、ミラーマッチなどは観戦していて面白かったですね。そのぶん、練度が低い人が使うとマジで勝てないんです。
カードゲームは運要素があるものですが、ゾロアークGXを使ったデッキは運3割、実力7割くらいなんじゃないかな、と私は思っています。
とにかく練習とマッチするデッキへの対抗手段、必要なカードの取捨選択、ケアを考えてプレイしなきゃいけないので、このデッキを大会に持ち込むと終わった頃にはめちゃくちゃ疲れてます(笑)。
ただ練習に見合った力を発揮してくれるカード、デッキタイプなので好まれていたんですよね。ちなみに運要素は、初手にゾロアをたくさん並べられるか、サイドにゾロアークGXが落ちないかなどです。
このカードを知っている、もしくは使ったことがある人なら言わずもがな。書いてあることが全部強いポケモンとなっています。
わざに関しては、当時に使えたダブル無色エネルギーの影響で、1回エネルギーを手張りすれば即座に技を打てるうえ、後述しますがデッキの特性上、ベンチは基本的に全部埋まるので120という打点を簡単に出せました。
でも、1番おかしいのは特性。とりひきは、手札を1枚トラッシュする(捨てる)ことで山札から2枚カードを引くことできるというシンプルなもの。
カードゲームにおいて、基本的に手札=やれること、選択肢となるので純粋に1枚カードが増えるだけでかなり強いです。しかもこの特性は、複数ゾロアークGXがいればその数だけ使えるので、4体並べたら単純に手札が4枚増えます。やばすぎ。
古今東西、あらゆるカードゲームではドローソースとなるものはだいたい強い。そして、それを使ってアタッカーを並べたり、対面の対策札を探してゲームを有利に進めていきます。
でもこのゾロアークGXはなぜかドロソとアタッカーが合体してるんですよね。なぜなのか。
そして、このゾロアークとピッタリな相棒、ルガルガンGXとの組み合わせである通称“ルガゾロ”デッキは大流行しました。
なんでなのか、と言われればだいたいのデッキと相性が五分、もしくは有利を取れたから。デッキのスロットがかなりあるので、環境に合わせてメタカードを積むことが容易ですし、特性のとりひきと合わせることで目的のものを引くことができたのも強かったです。
大型の大会になると8戦くらいは戦うので、いろいろなデッキタイプとマッチングすることになります。なので、ほとんどのデッキと渡り合えるルガゾロは多くのプレイヤーが愛用していました。
デッキタイプとしては、コントロール寄りのもので使い手のプレイがモロに出るので、ミラーマッチなどは観戦していて面白かったですね。そのぶん、練度が低い人が使うとマジで勝てないんです。
カードゲームは運要素があるものですが、ゾロアークGXを使ったデッキは運3割、実力7割くらいなんじゃないかな、と私は思っています。
とにかく練習とマッチするデッキへの対抗手段、必要なカードの取捨選択、ケアを考えてプレイしなきゃいけないので、このデッキを大会に持ち込むと終わった頃にはめちゃくちゃ疲れてます(笑)。
ただ練習に見合った力を発揮してくれるカード、デッキタイプなので好まれていたんですよね。ちなみに運要素は、初手にゾロアをたくさん並べられるか、サイドにゾロアークGXが落ちないかなどです。
ライオン松本:ADVで人生を破壊されたヲタク。最近は先生、開拓者、冒険者、騎空士、マスターなどを兼業してるフリーライター。