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レビュー:『スターヴェイル・プロトコル』SFなのにレトロなグラフィックが心をくすぐる美少女RPG!

文:電撃オンライン

公開日時:

 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、Inkfield StudioがSteamで配信予定のRPG『STARVEIL PROTOCOL A.A.A.(スターヴェイル・プロトコル)』の体験版レビューをお届けします。

 なお、このレビューでは中国語版をプレイしています。

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 電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!

※本記事はCoreblazerの提供でお送りします。

PC98時代のゲームをモチーフとしたテキストベースの美少女RPG! SFだけどどこかレトロな雰囲気がたまらない


 本作は、PC98時代のレトロゲームをモチーフとしたテキストベースのRPG。反ユートピア的でサイバーパンクな世界を舞台に、数々の危険な場所を探索していくことになります。

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 主人公は、貿易星盟の大手商社である“ENグループ”の執行官です。“戦闘特化型プロキシ”である“秋海”とともに、遠く離れた辺境のセクターで発生した、謎の惑星機能停止事件を調査することになるのですが……?

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 目的地に向かう途中でワープの事故にあい、なんと予定より19280倍も遅れて到着してしまいました。スケールが大きすぎて、なんだかもう笑うしかない……!

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 SFらしい近未来的な世界観でありながら、どこかレトロな雰囲気を感じる、独特なグラフィックがいい味を出していますね。UIに使われている漢字のおかげで、よけいにそう感じるのかもしれません。

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 本作には、ストーリーが展開する日常パートと、敵とのバトルに挑む戦闘パートの2つがあります。

 また、日常パートではTRPGのようなサイコロを振るシステムを取り入れているのが特徴です。

 例えば、宇宙船を探索中に主人公がどんな行動をするかという選択肢が表示されることがあり、それが成功するかどうかの“技能判定”が行われます。

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▲ここでは判定に失敗してしまいました

 技能判定では、サイコロを振って出た目によって成功か失敗かが判定されます。

 要所要所であらわれる重要な選択肢では、プレイヤーがどれを選んだかによってストーリーが変化します。マルチエンディングになっており、グッドエンドやバッドエンドなど、さまざまなエンディングが用意されているようです。

 さらに、メインストーリーとは別のランダムイベントに遭遇することも。このおかげで、周回プレイをしてもまったく同じストーリーになるとは限らないのがいいところ。

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 日常パートを進めていくと、敵の襲撃事件が発生しました。ここからは、戦闘パートに挑戦することになります。

 いきなり未知の敵による攻撃を受けてしまいましたが、こちらから攻撃するには、まず敵を解析して情報を手に入れなければいけません。

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 敵を選択し、オレンジ色の“解析開始”ボタンを押すと、敵の情報を探ってくれます。これにより、敵の攻撃力や防御力、回避力などのステータスが分かるようになりました。

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 その情報をもとに、秋海の能力をカスタマイズしちゃいましょう。敵のステータスを上回るように設定すれば、有利にバトルを進められます。

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▲左上のオレンジ枠で囲まれているのが、秋海と敵のステータス比較表です。中央下部のオレンジ枠で囲まれているのが、秋海のカスタマイズ画面です

 ステータスをすべて5に設定し、敵を上回る数値になりました。

 続いて、敵のステータスをもう一度よく見てみましょう。攻撃力や防御力の表示の下に“EPL”や“PPC”という文字が見えますね。これは、敵の弱点となる属性です。

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 この弱点属性を突けるよう、弾薬の設定を行います。これで大ダメージが狙えるというわけです。

 画面右下にある設定画面で、6種類の弾薬から有効属性のものを選びます。このときのポイントは、敵のステータスに書かれている通りの順番で選ぶことです。

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▲順番が違うとあまりダメージを与えられません

 弾薬で弱点を突き、無事に撃退することができました! とはいえ、物語はまだまだ始まったばかり。これからいったいどんな謎が待ち受けているのか、楽しみですね……!

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 実際に遊んでみると、ランダム性のあるイベントのおかげで、プレイする人によってまったく違うストーリーが楽しめるのが魅力だと感じました。

 さらに、同じプレイヤーでも周回プレイによってまったく違う結末になることも……? 製品版をプレイできる日が待ち遠しくて、楽しみでたまりません。

 レトロフューチャーな世界観がSF好きの心を大いにくすぐる作品となっていますので、ぜひチェックしてみてください!



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