なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
『Kamikaze Lassplanes』の魅力とは
2つのジャンルが融合した異色のシューティング
本作は、スチームパンク風のSF世界を舞台にしたノベルストーリーと、多数の敵弾をかいくぐりながらステージをクリアしていく弾幕シューティングが融合するという、なかなか珍しい組み合わせの作品となっています。
物語はチャプターごとに別れ、各チャプターの最後は横スクロールの弾幕シューティングになるという構成。なので、ゲームサイクル自体はとてもシンプルです。
ノベルゲームとしては、プレイヤーが国の精鋭部隊のパイロットとなり、大きな戦争を背景に生体兵器“ラスプレーン”と一緒に戦う姿が描かれます。
この“ラスプレーン”とは、女性の姿をした強力な飛行兵器で、パイロットである主人公は、彼女を操縦して戦うことになるのです。
つまり、この“ラスプレーン”こそ、物語のヒロインとなるのです。“ラスプレーン”はアルバとハンナという2人が登場。見た目も性格が正反対の2人の“兵器”との関係は、プレイヤーの選択によって刻一刻と変化。それによって物語も変化していき、複数のエンディングへと分岐していくのです。
徐々に分かっていく世界観が没入感を高める
ヒロインが戦闘機で主人公がパイロットという関係は、最初はピンとこないかも知れません。しかし、ほぼ人間と変わらない“ラスプレーン”たちとの交流は、その特別な関係性もあって、いつの間にか夢中になってしまいます。
物語の展開も謎めいていて、最初はまったく状況が分からない状態から始まり、徐々にその独特な世界観が分かっていく形になっています。
想像で補う楽しみがあり、SFが好きならかなり琴線に触れる可能性が高いと言えます。
シューティングはかなりハード!
一方、シューティングパートは、かなりハードな弾幕シューティング。ものすごい数の弾幕が襲いくる横スクロールタイプで、多彩なパワーアップアイテムで自機(ラスプレーン)を強化しながら、ステージ最後に待ち受けるボスの撃破を目指します。
ゲージをためて使う必殺技などもあり、かなりの本格派。このシューティング部分だけでもしっかり遊べるものとなっています。物語に連動して戦いになるので、2つのジャンルがうまく融合しているといえるでしょう。
難易度はかなり高めなのですが、安心して下さい、難易度選択あります。いつでも変更可能で、最低難易度の“ストーリー”にすると……なんと無敵。
まぁ、これは本当に最後の手段となるのかもですが、どうしてもクリアできない場合は“ストーリー”にするといいでしょう。
ちなみに自分は、恥ずかしながら一部のボスで使わせて頂きました。どうしても、物語の先が気になって、すぐにでも続きが見たかったのです。そう思うくらい、物語や世界観に魅力があります。画面を見て少しでも気になったら、ぜひ体験してみて下さい。もちろん、弾幕系シューティングが好きな人も、腕試しにチャレンジして欲しいです。
『Kamikaze Lassplanes』とは(ストアページより)
『Kamikaze Lassplanes』はジャンルの垣根を超えた、全く新しいタイプのアクション・ビジュアルノベル。手描きのアニメグラフィックと、ストーリー重視のアーケードシューティングゲームが融合した作品です。
アルバ・トロッセとハンナ・ブランデンブルクは、ラスプレーンと呼ばれる王国の強力兵器。
性格は正反対ですが、ふたりには王国最後の希望がかけられています。ふたりのことを知って、どちらを戦友にするか選びましょう。
希望が呪いになるかどうかは、あなた次第です。
王国が誇る精鋭部隊のパイロットとなり、戦争全体の運命を左右する場面に臨みましょう。
謎に包まれたラスプレーンとの距離を縮めて、戦争の炎を鎮めましょう。戦火の中で共に戦うことで、本当の気持ちが育まれていきます。ユニークなシューティングミッションでパイロットとしての腕を試し、驚異的な力を持ちながら、同時に危険性もはらんでいる兵器を自在に操りましょう。
王国と自分の心の運命を決めるのは、あなたです。
すべてはあなたの選択次第:
・エンディングに応じて、アルバとハンナが違った表情を見せてくれます。
・手描きのセクシーな美麗イラストを集めましょう。
・アーケードモードで自分に挑戦し、記録を塗り替えましょう。
・完全3Dで描かれる様々なミッションで、強力なラスプレーンを制御しましょう。