【フォートナイト】日本にインスパイアされたチャプター6“鬼ノ島”が本日12月1日から開幕。プレビューイベントの模様やゴジラコラボ、新たなアクションなど新要素まとめ

文：電撃オンライン

公開日時：2024年12月01日(日) 18:52

最終更新：2024年12月04日(水) 11:24

　エピックゲームズ（Epic Games）のバトルロイヤルゲーム『フォートナイト バトルロイヤル（Fortnite Battle Royale）』にて、本日12月1日より、チャプター6シーズン1がスタートしました。今回は事前に行われたプレス向けのプレビューイベントのレポートとともにチャプター6の見どころを紹介していきます。

日本初のプレビューイベントでチャプター6シーズン1の情報が公開

　『フォートナイト バトルロイヤル』のプレビューイベントは、日本では今回が初の開催となります。イベントには、エピック ゲームズ ジャパンの河﨑高之氏、エピックゲームズのバイスプレジデントであるネイト・ネイザー氏が登壇してチャプター6の見どころを語りました。

　チャプター6のタイトルは“鬼ノ島”。その名の通り日本をイメージした世界観が展開されます。

　イベントではまず河﨑氏がコメント。プレビューイベントを開催するのはアメリカ以外では初めてであり、それを日本で行えて嬉しく思っているとのこと。会場には『フォートナイト バトルロイヤル』をイメージした飾りつけなども行われており、足を踏み入れた瞬間に、ゲームを知っている人なら心が踊るような雰囲気でした。

　今回のチャプター6で日本にインスパイアを受けた経緯については、日本文化が世界に与える影響は大きく、ゲーム市場としても上位に位置している点を挙げました。日本のクリエイターが作成したオリジナルのコンテンツも、世界中のユーザーに注目されているとのこと。

　開発チームのメンバーも日本のゲームやカルチャー歴史音楽などに感銘を受けており、今回のチャプター6ではそのイメージをゲーム内で表現していくそうです。

　アメリカ本国のエピックゲームズの開発チームからのビデオメッセージでは、海外の開発チームがどういった日本をイメージしてゲームデザインをおこなったのか語られます。

　世界観としては、日本の古代から現代までのイメージを集約しており、歴史的な要素としては鬼をはじめとした伝説の生き物をボスとして登場するなど、霊界では神秘的なさまざまな驚きが待っています。

　近代的な部分では90年代をイメージしたモダンな街並みや、日本のアニメ的なアートを取り入れているとのこと。マップの各所では日本の風土のような山脈や寺院が見られます。

　アクションは海外でも人気を集める日本の象徴的な存在“忍者”のような動きが取り入れられています。壁登り、高所から飛距離の長いジャンプ、またこれまでならダメージを受けてしまうような高所からの着地時にローリングしてダメージや隙を軽減、壁を使った三角飛びなど、スタイリッシュなアクションが追加されました。

　他にも、忍術のような特殊な力を得る仮面や、強力な近接武器などさまざまな部分で日本風の表現が行われるとのことです。

　そして、続いてはチャプター6で行われるコラボ情報について発表が行われます。今回のモチーフが日本ということで、今後もコラボ面でも特に日本のIPを導入していきたいと思っているとのこと。その一歩として、今回は『ゴジラ』とコラボが行われます。加えて、ディズニーとの『ベイマックス』コラボも実施されます。

　ネイト氏は、ゴジラは日本発のグローバルアイコンのようなもので歴史も長く、今回から東宝とパートナーシップを組めることを誇りに思うとコメントしました。

　ディズニーとは元々コラボで繋がりがあり、今回はよりキャラクターを魅力的に見せたいと考え、ベイマックスを登場させることにしたそうです。

　『フォートナイト』はゲーム内コンサートを実施するなどの形でさまざまなミュージシャンたちとコラボしており、今後も日本の音楽を積極的に取り入れていくそうです。それを裏付けるかのように、この発表会で発表されたトレーラー映像（11月29日にYouTubeでも公開）には、Adoさんの楽曲が使用されていました。なお、発表会では具体的なミュージシャンの名前については触れられてはいませんでしたが、今後どういったミュージシャンとコラボするのか楽しみなところです。

　さらに、今後も日本とのコラボも増やしていきたいと考えており、ジャンルを問わずさまざまなコラボを展開していこうと考えているとのことでした。イベント内では質疑応答の時間もあり、川崎氏とネイト氏が質問に回答していました。その内容をまとめたものをお届けします。

――日本をモチーフにすることで歴史的な部分にも触れると思いますが、その際に注意したところは？

　あくまで今回のコラボは日本“風”であり、日本にインスパイアを受けたものです。あくまで日本風の世界観として認識していただければと。

――過去にもチャプター4 シーズン2“MEGA”で日本をイメージした要素がありましたが、チャプター6との違いについて簡単に教えていただけますでしょうか？

　ゲームに慣れている人であれば、アクション面の進化を感じてもらえるはずです。また、“MEGA”では島の一部にモチーフとして取り入れていました。しかし、今回は島内のより多くのエリア――ほとんどといってもいいかもしれませんね――が日本をモチーフにしたデザインになっています。

――『ゴジラ』とのコラボはどのようにゲームで描かれるのでしょうか。

　ネタバレを避けるために詳しいコメントは控えますが、ゲーム内でしっかりとゴジラを感じていただけるような体験を味わえる予定です。

チャプター6を先行体験。新アクションでキャラクターを動かす爽快感もアップ

　その後は実際にチャプター6の体験プレイが行えました。

　今回は時間の関係もあったため、バトルロイヤルを1プレイしたのみ。島を探索していると、鬼などのボスが至るところに配備されているようでした。強さとしては、ある程度装備をしっかり整えれば、序盤でも勝てるくらいとのこと。ボスを倒せば報酬を得られるので、ファームする場所を選ぶ際にはボスの位置も意識したいところです。

　アクションは、三角飛びや高所から着地時のローリング（ローリングできると高所ダメージが軽減＆着地時の硬直が減る？）などが追加され、軽快なキャラクターコントロールができるようになり、よりゲームをプレイした際の気持ち良さも増した印象です。これまでと異なるアクションが追加されたことで、これらをどう戦闘に取り入れるか考えるのも面白いなと感じました。

　体験で使用できた中で印象的だった新アイテムは“現在の位置をマーキングして使用するとその場に戻る”という仮面。単体では攻撃できないため扱いづらくはありますが、他のアイテムでは代用できない斬新なアクションができるので敵を欺くことができそうでした。

　マップの各所には体力を回復してくれる精霊がいます。実は、この精霊を持って祠まで連れていくと何かが起こるとのこと。プレイでは連れて行く段階までは至らなかったので、何が起こるのかはぜひ皆さんの目で確かめていただきたいところ。

　他には、“タイフーンブレイド”という刀（近接武器）を使うことができました。こちらはチャプター4 シーズン2“MEGA”で登場した“キネティックブレイド”と似てはいるものの少々趣の違うアイテム。細かい部分は違いますが、使ってみた感覚としては“シュリのブラックパンサークロー”に近いようにも感じました。

　なお、このプレイの中でショックウェーブグレネードを拾うことができました。新たな島を駆け巡る際の強い相棒となってくれそうですね。

　チャプター6は日本がモチーフということもあり、日本人である我々も興味が湧く要素が満載。日本人目線でも「こういう場所あるよね！」と親近感を抱くような部分から、少しデフォルメされたような“海外の方が想像するような日本”の要素が良いバランスで共存しており、うまく日本文化がエンターテインメントとして描かれているように思いました。

　これまでのチャプターにもあった、いわゆる“浮島”のような場所もありましたが、そこで強力なボスと遭遇！　せっかくなのでちょっかいを出してみましたが、あっという間にひん死状態になったため、あえなく撤退しました。

　ワンプレイしただけですので、そこまで具体的なレポートというわけではありませんが、新たなアクションを含めて新鮮な感覚でプレイすることができました。隣で一緒にプレイしていた取材陣も興味深そうに「おお！」と声を上げていました。かなり遊び甲斐のあるチャプターとなっているようなので、既存プレイヤーも、復帰する方も初めてプレイする方もぜひ一度体験してほしいところです。