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レビュー:『インフィニティニキ』を着せ替えゲーだと思ったら本格オープンワールドアクションだった。豊富なコーデや探索要素にハマる!

文:Ak

公開日時:

 PlayStation5/PC/iOS/Androidで配信予定のオープンワールド着せ替えアドベンチャー『インフィニティニキ』のレビュー記事をお届けします。

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着せ替えを楽しむカジュアルゲーだと思ったら本格オープンワールドだった衝撃!【インフィニティニキレビュー】


 今回本作をプレイする前の筆者の『ニキ』シリーズへの知識は、PVを少し見たことがあるていど。恥ずかしながら、実は勝手に子ども向けの着せ替えゲームだと思っていました……。

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 その事前予想は、チュートリアルを少し進めただけで覆りました。広大なフィールドを探索しつつ進めていく、ガッツリ本格派のオープンワールドアクションだったことに驚き!

 着せ替えが作中で重要な要素になっている点は予想と同じでしたが、探索などのやり込み要素がかなり充実していて直感的なアクションも楽しめるので、ゲーマーでも十分に楽しめます。

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 今回プレイしたのはPC版でしたが、ゲームパッドに対応しており、操作性は快適。メニュー画面の選択などはアプリ版でのタッチ操作のほうが快適そうではありますが、移動操作が多くジャンプが重要になるので、個人的にはゲームパッドでの操作がオススメです。ちなみにキーボード&マウスでの操作ももちろん可能。

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 基本無料のオープンワールドアクションとしては一般的な操作性でありますが、アクションの難易度はやや緩めで、アクションゲーム初心者でも楽しみやすい作り。序盤の攻撃手段はシンプルな浄化=遠距離攻撃くらいで、敵とのバトルの比重はそこまで多くありません。

 敵と激しくバトルするというよりは、パズルゲームのようにギミックを解いていく場面が多かったです。登場する敵も可愛らしい見た目が多く、さすがは「心ときめく癒しのオープンワールド」と謳っているだけあるなと思いました!

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 ダンジョンなどで発生するボス戦も、ギミック重視の作り。少なくとも序盤ではボス戦の難易度は高くなく、ジャンプアクションを駆使すればクリアは容易でした。

 遠距離攻撃、ジャンプ、浮遊、ダッシュ(ステップや回避みたいなもの)など基本アクションはシンプル。複雑な操作は必要ありません。とくにジャンプした後に緩やかに浮遊できるので、シビアなジャンプ操作を要求されないのが親切ですね。また浮遊は一度空中で解除しても、再度浮遊が可能なので、ジャンプ中の位置調整が簡単になっています。

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 アチーブメント関連は項目が多めで、デイリーミッションにあたるものやミッションにあたるものなど種類が多彩。基本無料のオープンワールド系ゲームとしては一般的なものが多いものの、不慣れなプレイヤーは最初は戸惑うかもしれません。

 とはいえゲームサイクル自体はミッションを進めたり、フィールドを探索して素材を集めたりと分かりやすいものになっているので、プレイを進めるうちに慣れると思います。

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 序盤は最初の拠点となる“花願町”を中心に、クエストを進めていくのが基本的な流れ。メインクエストを進めていくと、基本的なアクションが使えるようになる衣装が開放されていきます。

 ややお使い的な要素もあり序盤のチュートリアルは長めですが、あるていど進めると一気に行ける場所が増えてオープンワールドらしい楽しさを味わえるようになりますね。

衣装の作成と着せ替えを軸となる基本的なゲームサイクルを紹介【インフィニティニキレビュー】


 本作ではあらゆる要素がコーディネート(着せ替え)に集約しており、新しい衣装を作ることが、ゲームサイクルに直結しています。

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 デザイン図はメインストーリーの進行などで開放条件を満たすことが可能。その後、探索で“奇想の星”を集めるとデザイン図を開放可能です。

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 “奇想の星”はフィールドやダンジョン、“花願町”でも入手可能です。近くを通ると相棒キャラであるモモが場所を教えてくれるので、発見するのは簡単。

 一部は敵を倒すなどの条件を満たさないといけませんが、基本的に入手条件はそこまでシビアではないですね。

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 “奇想の星”を必要数入手すると、それを消費してデザイン図を開放できます。序盤の必要数はそこまで多くないので、探索中に見つけたら入手しておくくらいで、問題なく衣装を開放可能です。

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 デザイン図を入手したら、必要素材を集めていきます。フィールドや町を探索しながら、素材を集めていくのが楽しい!

 下記が、衣装作りに関連する基本的なゲームの流れです。

■ゲームの基本的な流れ
・ストーリーの進行や探索などでデザイン図の開放条件を満たす
・奇想の星を集めてデザイン図を開放する
・デザイン図ごとに素材を集める
・素材を消費して衣装を作る

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 衣装のなかには作成することで基本アクションが開放されるものも。序盤はこれらの衣装を開放していくのが主な目的となります。

 浄化や浮遊などの基本アクションは衣装を着せ替えする必要はなく、使用するごとに一瞬だけ衣装が切り替わるので快適。

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 また一部採集系のアクションも、ホイールで切り替えることで使用可能。必要に応じてすぐに切り替え可能で、着せ替え系のゲームでありがちな、イチイチメニューを開いて衣装を着せ替え、みたいな手間はありません。

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 ちなみに採集系のスキルのなかには、動物を毛づくろいして素材を入手できるものも。

 毛づくろいされている動物のリアクションがとにかく可愛く、スキップなしでじっくり観察したくなります。とくに最初はいやがりながらも最終的に気持ちよくなってきておねだりし始めるクッションリスのリアクションは必見!

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 衣装は共鳴(ガチャ)でも入手可能。

 とはいえ共鳴以外で入手できる衣装だけでもバリエーションが非常に豊富なので、無課金でも十分に楽しめそうです。

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 序盤ではそこまで重要ではないですが、衣装には“エレガント”や“キュート”といったスコアが存在。一部スタイリストとの勝負などで重要となります。

 ただしその勝負のときに衣装は切り替え可能なので、ふだんは見た目にこだわったコーディネートを着ておけば大丈夫です。

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 ちなみに自分の記念すべき共鳴での初引きは上記のゴーグル。気に入って常に着用していましたが……シリアスなシーンでは少々浮きますね(笑)。

ストーリーは分かりやすくメルヘンながらも意外とサスペンス要素も?【インフィニティニキレビュー】


 ストーリーの流れ自体は分かりやすく、従来の『ニキ』シリーズを未プレイでも理解は容易。ファンタジー的な専門用語は多いですが、流れのなかで理解できる範囲だと思います。

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 基本的に平和なノリかと思いきや、町では人々が昏睡状態になったり、正体不明の連中が暗躍していたりとサスペンス要素も!

 先が気になる展開も多く、ストーリーを進めるとさまざまな要素が開放されていくので、とにかく進められるだけメインストーリーを進めていくのがオススメです。

探索要素が多めのオープンワールドをマッタリ楽しみたい人にオススメ!【インフィニティニキレビュー】


 本格的なオープンワールドでありながら、アクション要素が緩めで探索要素がメインとなる本作。

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 広大なオープンワールドを探索しながら、衣装の素材集めを楽しむことができます。ミニゲームも豊富で、マッタリ楽しむにはピッタリですね。可愛くてメルヘンな着せ替え要素を楽しみたい人はもちろん、オープンワールドでの探索&収集要素が好きなプレイヤーにもオススメできる作品です。

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