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【VTuberインタビュー】たみーさんの生バンドライブは6年目最大の挑戦。個人勢としてリアルに大変なことなどを聞いてみた

文:電撃オンライン

公開日時:

 声優・民安ともえさんのバーチャル体である、たみーさんが生バンドでのライブを池袋にある未来型ライブ劇場“harevutai”で2025年6月1日に開催します。

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 6年目最大の挑戦として立ち上げたプロジェクトについて、企画した経緯や個人VTuberならではの大変なことなどをおうかがいしました。

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▲声優・民安ともえさんのバーチャル体“たみー”さん

6年目最大の挑戦。舞台は池袋、未来型ライブ劇場“harevutai”

――2025年6月1日に生バンドで生ライブ開催が決定したとのこと。おめでとうございます。今の心境を教えてください。

夢のようです。

応援くださった皆のおかげでついにバーチャルで現地にまでたどりつきました。CF挑戦前までは、大失敗していろんな人に心配や迷惑をかけるんじゃないかと不安でたまらなかったのですが、支援くださった皆から
「以前見たライブが良かったので応援します!」とか「ずっと待ってました! かならず行きます!」とか……もううれしいコメントばかりで。

バーチャルになってやってきたこと1つ1つ、意味があったんだなと思えてうれしかったです。

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――まずはライブを企画した経緯、きっかけなどありましたら、お聞かせください。

VTuberたみーは、実は元々バーチャルでもライブをやっていく目的で始めたものでした。2019年春の3D化に向けて2018年にまずはLive2Dから、友人の声優・成瀬未亜ちゃんと“みあたみちゃんねる”をスタート。

のちにチャンネルも分けて活動していく予定でしたが……2019年春前に3D化を担当する予定だった会社さんから急遽「3D化担当やめます」と連絡が来て。話し合ってもどうにもならなくて。ここからどうしたらいいんだろうとだいぶ落ち込んだんです。

合わせて、バーチャルで宣伝とライブを予定していた民安ともえのベストアルバム発売も、全て許諾とった後だったのにながれてしまいましたし。

そんな状況の私に友人の未亜さんが「たみーちゃんの夢を最前で応援するからこのまま一緒にチャンネル続けよう」と言ってくれて、はじまった個人勢VTuberでした。今ではチャンネルは別になってしまいましたが、未亜さんは本当に恩人です。

そこから、当初の夢に向かって、自力で3D化するまで3年かかって、オンラインでのライブは出来るようになって、今年で6年目。

いよいよ、今の自分ではずっと現地ワンマンライブに手が届かないんだ……ということが見えてきてしまいました。

オンラインのライブや事前撮影のライブと違って、現地での生ライブにはとてつもない機材費がかかります。

バーチャルのバンドを連れて行こうと思うとより大変です。

でももしかしたら。この6年間、色んな場所で出演させて頂いた私のライブを見てくれた誰かが、私の現地ライブを応援してくれるかもしれない。6年目最大の挑戦としてプロジェクトを立ち上げました。

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――実際にライブが実現するまでに大変だったことなどをお教えください。

CFの準備をするまでが一番の難所だったかもしれません。いったいどこにどれくらいお金がかかるのか。達成金額はいくらになるのか。どこにご依頼してすすめればよいのか。そのどこかを知っている人は誰なのか……。

個人勢6年目ではありますが、私の知っている範囲の世界では伝手がないことばかりで。今回、私が出演させていただいているライブイベントVackON!制作チーム様にたみーのライブ制作チームにも入っていただいているんですが、私が「誰に何を聞けばいいんだー! うわー!!」ってなっていた当初からずっと助けていただいています。

――たみーさんのライブは、楽器隊もVTuberさんということですが、現地ライブで大変な点などはございますか?

VTuberのライブにはいろんな形態がありまして。特に私のようにデジタル生命体じゃない、現実にカラダがあるものにとってはほとんどがバーチャルで顕現するための機材費です。

例えば、普段の歌枠のように、自宅トラッキングで自宅からイベントに出演する。これはもちろんお金はかかりません。

では「フルトラ(ッキング)で動きたい!」となるとスタジオを借りますよね。ここで数十万かかります。ライブ用のオケ制作をしたり、曲ごとにリリックモーションを入れたり、オリジナルのライブセットを組んだり。そういった部分にもかなり費用がかかります。

さらに、バンドメンバーを5人ほど出演させるためにはどうするのか。

もちろん5人分のトラッキングが必要になりますよね。でも都内には6人同時トラッキングができるスタジオ、さらにスタジオ内に楽器を持ち込んで演奏できるところなんてごくごく限られたところしかないんです。

じゃあどうやって全員を生出演させるのか。

幸い今回はバンドのうち3人が、超美麗3D出演がOKでしたので、ステージで直接演奏してもらえることになりました。残り3人は、ライブをさせていただくharevutai内にあるトラッキングスタジオでリアルタイムパフォーマンスをいたします。今回はライブハウス内にあるとはいえ、同時に演奏した時にどうしても動きの方がラグが出るかもしれないので、そこの調整に苦労しています。

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▲たみーさんのバンドを務めるバンドの皆さん。
――生バンドはもちろんですが、今回のライブでの注目・こだわりのポイントをお教えください。

まずは、皆様の支援でストレッチゴールの一段階目を達成したおかげで、現地に楽器隊全員集合することができました! 生の楽器演奏、音圧や振動を感じていただけるライブになると思います。そこが一番の見どころです。

また、たみーが顕現している巨大なモニターディスプレイはステージの奥にはなりますが、いろんな方法で皆の前まで行けるように今演出を練っています!

池袋harevutaiは満杯でも315人ほどのライブハウスさんですから、会場のどこにいてもかならず私たちのパワーがとどく激熱ライブになります! ぜひ! 直接目で見て確かめてほしいです。

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――最後に開催を楽しみに待っている方々へ意気込みをお願いいたします。

本当に、たみーの夢を一緒にかなてくれてありがとうございます!!!

必ず忘れられないライブにします!!

そしてね、これは本当にそうでなければいけないと自分でも肝に銘じているのですが「これが一生に一度」になってはいけないと思っています。このライブを見て、楽しかった、また見たい! またやって!! と皆が思ってくれたとき、ちゃんと活動を続けていて、次のライブの予定を出せるような自分でなければいけないと思っています。

推し甲斐のある推しになりますので!! ぜひ、私の初の現地ワンマンライブを見届けてください。

CFの特典付きのチケット販売は、12月15日20時からです。現地チケットには1枚1枚、直筆でサインを入れてお届けします。

26日以降は通常販売になっちゃうので、ここで手に入れてくださいね!!

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