アナログゲームブランド“カドアナ”から『ようこそ実力至上主義の教室へ』を題材とした2~4人対戦型カードゲーム『ようこそ実力至上主義の教室へ カードゲーム』が2025年1月31日に発売されます。
※12月29日(日)、30日(月)に東京ビッグサイトで開催されるコミックマーケット105(コミケ105)で先行発売が行われます。
※12月29日(日)、30日(月)に東京ビッグサイトで開催されるコミックマーケット105(コミケ105)で先行発売が行われます。
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そんな『ようこそ実力至上主義の教室へ カードゲーム』の発売を前にプレイする機会を得られましたので、基本ルールなどの紹介とレビューをお届けします。
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最後の最後まで分からない嘘つきどもの神経衰弱【よう実 カードゲーム】
『ようこそ実力至上主義の教室へ』は、完全実力主義の名門校・高度育成高等学校を舞台にクラス対抗でゲームの要素がある特別試験に挑み、将来が約束されたAクラスを目指す物語。
主人公の綾小路清隆はDクラスに所属する個性豊かな面々と特別課題に挑んでいくのですが、『ようこそ実力至上主義の教室へ カードゲーム』はそんな特別課題に挑むというコンセプトになっています。
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ゲーム自体は本作オリジナルで、ベースは神経衰弱。1キャラクター4枚×8人分の32枚とシャッフルカード2枚の計34枚を使用してカードをとりあい、すべてのカードがなくなった時点でゲームが終了となります。シャッフルカードはその名の通り、めくると場のカードをすべてシャッフルするカードです。
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ただし、これは本当に基本中の基本のルール。通常の神経衰弱では同じ絵柄を揃えると自分のカードになりますが、本作はそれだけではありません。
まず、1回の手番で最大4枚までカードをめくれます。この時点で大きく神経衰弱と異なりますが、同じキャラクターを揃えたからといって4枚とれるわけではありません。
キャラクターごとに太陽チーム、月チームに分かれており、3枚目、4枚目をとりたい場合は同じチームの違うキャラクターをそろえる必要があります。
まず、1回の手番で最大4枚までカードをめくれます。この時点で大きく神経衰弱と異なりますが、同じキャラクターを揃えたからといって4枚とれるわけではありません。
キャラクターごとに太陽チーム、月チームに分かれており、3枚目、4枚目をとりたい場合は同じチームの違うキャラクターをそろえる必要があります。
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■カードの役
- ペア(同じキャラクター2枚)
- セット(同じチームの違うキャラクター3枚)
- グループ(同じチームの違うキャラクター4枚)
そう、プレイのコツは同じキャラクターをそろえることじゃないんです。同じキャラ×2(ペア)でも役はできますが、得点が低いんですよね。高得点を狙う際には、同じチームの違うキャラクターをそろえていくことになるわけです。ここが頭の使いどころ!
■役のポイント
- ペア:1000ポイント
- セット:2000ポイント
- グループ:3000ポイント
- シャッフル:1000ポイント
- ボーナスポイント:500ポイント
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神経衰弱だと2枚目を見た時点で結果がわかりますが、本作だと違うキャラクターでもチームが同じなら3枚目、4枚目に望みをつなげられます。この時点で緊張感とともに逆転のチャンスが生まれてヒリヒリしますね。
もちろん、ルールはこれだけではありません。これだけだと運だけとなり、戦略が入る余地がありませんから。
まず、使用するカードなのですが、34枚すべてを場に伏せるわけではなく、プレイする人数に応じて手札としてプレイヤーに配ります。
■手札の枚数
もちろん、ルールはこれだけではありません。これだけだと運だけとなり、戦略が入る余地がありませんから。
まず、使用するカードなのですが、34枚すべてを場に伏せるわけではなく、プレイする人数に応じて手札としてプレイヤーに配ります。
■手札の枚数
- 4人プレイ:3枚
- 3人プレイ:4枚
- 2人プレイ:5枚
手札は、場にあるカードのかわりに、役を作るときの最後の1枚として使用できます。もしペアを狙う場合は、2枚目をめくる前に場のカードのかわりに手札を使用して役を作れます。これはセットやグループのときも同じ。最後の1枚をめくるかわりに手札を出すことができます。
神経衰弱に手札の要素が加わったことで戦略性が出てきました。4人プレイだと場にあるカードは20枚であまり多くないこともあって、進行が速いので積極的に手札を使っていってもいいかも。
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そして本作でもっとも重要なルールが“ダウト”です。場のカードをめくるとき、2枚目以降はまず自分だけ確認するということ。つまり、自分以外はそのカードがなんなのかわからないわけですね。
で、ここがポイント。実際に役ができていななくても、嘘をついて「役が成立した」と言い張れるわけです。たとえば1枚目が綾小路清隆で2枚目が軽井沢恵だったとしても、「ペアが成立した」(2枚目を綾小路清隆ということにして)と、噓をついて役をつくれるわけですね。
このとき2枚目のカードを見せる必要がなく、そのまま自分のものにできます。ただし、誰かに「ダウト」と宣言されたときはそのカードを表向きにして本当に役が成立したかどうかを全員で確認します。
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このとき本当に役が成立している場合はカードが自分のものになり、さらに「ダウト」と宣言したプレイヤーから手札か獲得したカードを1枚もらえます。
反対に役が成立しておらず、嘘をついていたことがばれた場合、カードは取れずに「ダウト」と宣言したプレイヤーに手札か獲得したカードを1枚渡さなければなりません。
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嘘をついてカードの獲得を狙うのもいいですが、怪しいそぶりをしてほかのプレイヤーの「ダウト」を引き出したときは快感。まさに心理戦です。
実際に「ダウト」という言葉が飛び交っていて、場のカードを覚えることも重要ですが、いかに心理戦に持ち込むかの方が重要に感じました。
(ちなみに、嘘ばかりついて役がないカードを集めても、それだけでは意味がありません。役がないわけですから。でも、ゲームのラストに「獲得したカードすべて」を対象にして役を作り直すことができるので、そのためにはたくさんのカードを獲得しておくのがベターというわけですね)
ゲームの性質上、場のカードが少なくなる終盤ではとれる手段が限られてきます。そんな状況でも諦める必要はなく、“フルオープン”で逆転を狙えます。
実際に「ダウト」という言葉が飛び交っていて、場のカードを覚えることも重要ですが、いかに心理戦に持ち込むかの方が重要に感じました。
(ちなみに、嘘ばかりついて役がないカードを集めても、それだけでは意味がありません。役がないわけですから。でも、ゲームのラストに「獲得したカードすべて」を対象にして役を作り直すことができるので、そのためにはたくさんのカードを獲得しておくのがベターというわけですね)
ゲームの性質上、場のカードが少なくなる終盤ではとれる手段が限られてきます。そんな状況でも諦める必要はなく、“フルオープン”で逆転を狙えます。
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場のカードが10枚以下になった場合、「フルオープン」と宣言することで場のカードをすべてオープンでき、ひとつも役が成立していなければすべてのカードをとれます。まさに一発逆転の要素! しかし、役が成立しているとフルオープン失敗。宣言したプレイヤーはその時点でゲーム終了となり、他のプレイヤーのゲームが終わるまで待つことになります……。
ハイリスクハイリターンなので使うタイミングは難しいですが、使う価値がある一手です。
すべてが終わると集計になるのですが、ここでも神経衰弱と違うところが。勝敗は取ったカードの枚数ではなく、ポイントで決めます。このときに自分が取ったカードと残った手札を組み替えても構いません。場から取ったときと違う役を成立させてもOK。
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■役のポイント
- ペア:1000ポイント
- セット:2000ポイント
- グループ:3000ポイント
- シャッフル:1000ポイント
- ボーナスポイント:500ポイント
さらに絵柄違いのキャラクターやシャッフルカードは役とは別に計算されるので、できるだけ狙いたいところです。
最初から大きな役を狙ってもいいし、細かくとって最後に組み替えてもいいので、どのようにゲームを進行させるかも重要になりますね。
実際に対戦してみた! 真剣勝負はいかにダウトさせるかが問題だ【よう実 カードゲーム】
ルールを把握した段階ではそこまで難しくなさそうに思いましたが、実際にプレイしてみると奥深いゲームだとわかりました。
今回プレイしたのは4人での対戦。さらに追加ルールも採用することにしました。追加ルールは手札と同時にチームカードを配り、そこに描かれているキャラクターのカードを入手すると得点計算時に枚数×500ポイント(ボーナスポイント)を追加するというものです。
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これによって、役を狙うにしてもできるだけボーナスが付くキャラクターを優先したくなりますし、ボーナス付きのキャラクターをめくったときに“ダウト”を狙いたくなっちゃいます。
(ボーナス付きのキャラは、役をそろえなくてもそれ自体で×500ポイントになるわけですしね)
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プレイしていて感じたのは、「嘘をつくなら序盤の方がいい」ということ。序盤は場のカードがわからず、判断基準が自分の手札だけなので、他プレイヤーの嘘を判別する判断材料が少なくて、ダウトを宣言するのが難しい部分があります。
実際にプレイしていても、後半になるほど判断材料が多いので、ほかのプレイヤーに「ダウト」と言いやすかったですし、言われることも多くなりました。
場のカードで2枚目を確認したときにチームが違っていたら、ペアと偽ってカードを取りにいき、一気に3枚や4枚をとるために積極的に嘘をつく。
実際にプレイしていても、後半になるほど判断材料が多いので、ほかのプレイヤーに「ダウト」と言いやすかったですし、言われることも多くなりました。
場のカードで2枚目を確認したときにチームが違っていたら、ペアと偽ってカードを取りにいき、一気に3枚や4枚をとるために積極的に嘘をつく。
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ルールなので仕方ありませんが、全員が当たり前のように嘘をつくので誰も信じられません。もしかしたら場にはひとつも役がないかもしれない……そう思うと“フルオープン”したくなりますが、確信が持てないので踏み出せず、1枚、さらに1枚と場のカードが減っていきます。
シャッフルカードが序盤に出て、場のカードを把握するより前にシャッフルされてしまうというちょっとおもしろい場面もあり、ゲーム自体は10分ほどで終わりました。
シャッフルカードが序盤に出て、場のカードを把握するより前にシャッフルされてしまうというちょっとおもしろい場面もあり、ゲーム自体は10分ほどで終わりました。
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結果ですが、序盤から嘘を突き続けたことが功を奏して10500ポイントで勝利できました。
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■内訳
- ペア×1:1000ポイント
- セット×3:6000ポイント
- シャッフルカード×1:1000ポイント
- ボーナスポイント(絵柄違いカード)×1:500ポイント
- 追加ルール(チームカード)×4:2000ポイント
得点の集計ではできるだけ高い得点になるように役を組み替えますが、そうすると余ってしまうカードも出てきてしまい、ただカードをとるだけではダメだと実感できましたね。
追加ルールでチームカードのポイントも入るようにすると、いかにカードを取っていくかの重要さが増していきます。自分の手札だけで作戦を考えていても、対戦型のゲームなので、ほかのプレイヤーの動向で作戦通りにいきません。
それが『ようこそ実力至上主義の教室へ』らしさを出していますし、『ようこそ実力至上主義の教室へ カードゲーム』のおもしろさを増しています。
また、対象店舗で購入すると衣装が違う一之瀬帆波と軽井沢恵のカードがプレゼントされます。これをゲームに追加してもいいですし、もし自分と友達で1セットずつ買った場合、それらを混ぜて2セット分の大ボリュームで遊ぶ、なんてことも楽しめそうです! ベースのルールがシンプルなので、いろいろとアレンジを考えてみてはいかがでしょうか?
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『ようこそ実力至上主義の教室へ カードゲーム』限定キャラクターカード(全2種)について
特定店舗で『ようこそ実力至上主義の教室へ カードゲーム』を購入するち、本ゲームで使える限定キャラクターカード(全2種)が先着・数量限定でプレゼントされます。
限定キャラクターカードとして登場するのは、一之瀬帆波と軽井沢恵です。
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【特典カード配布店舗】
・アニメイト(配布カード:一之瀬帆波)
・カドスト(旧カドカワストア)、カドアナ出展イベント(配布カード:軽井沢恵)
※各対象店舗につき、1種1枚のみの配布となります。
※特典配布は、在庫が無くなり次第終了となります。
・アニメイト(配布カード:一之瀬帆波)
・カドスト(旧カドカワストア)、カドアナ出展イベント(配布カード:軽井沢恵)
※各対象店舗につき、1種1枚のみの配布となります。
※特典配布は、在庫が無くなり次第終了となります。