電撃オンライン

『薬屋のひとりごと』26話感想(2期2話)。帯の位置で陰謀を察知するマオマオがすごい。1期とつながる展開も先が気になる(ネタバレあり)

文:Ak

公開日時:

最終更新:

 現在放送中のTVアニメ『薬屋のひとりごと』第26話(2期2話)の感想記事をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『薬屋のひとりごと』第26話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。[IMAGE]

隊商が来て明るいムードのなか陰謀の匂いも?【薬屋のひとりごとアニメ2期感想】

 26話冒頭、何だかふつうの下女っぽい仕事しているマオマオが新鮮。本来であればこういう身の回りの御世話が本業であって、探偵業みたいな仕事を押し付けるのはムチャぶりですよね。マオマオはもう少し、推理手当とか要求したほうがいいと思います(笑)。

 タイトルにもなっている隊商(キャラバン)が後宮に到来。隊商は文字通り商人から主に構成されるものですが、略奪を防ぐために大人数で移動しているだけあって、商人以外の人間も同行していたようですね。実際、今回も下女が同行していたようですし。とはいえ人数が多いだけに、何か怪しい人物が紛れていても判別は難しそうです。

 マオマオも言っていましたが、あれだけ身なりに気を使っている女性が多いなかで、自由に店にも行けないという後宮の環境は異常ですよね。たまに隊商が来てハメを外したくなるのも、おおいに分かります。こういうときに侍女たちにどれだけ奮発できるかは、妃たちの今後にも関わってきそうです。


 そんなはしゃぎムードのなか、服の帯の位置だけで陰謀の匂いを嗅ぎ取るマオマオが相変わらずすごい。玉葉妃(ギョクヨウヒ)の妊娠を隊商が知っているということは、隊商内に後宮の事情をくわしく知る人物、つまりは後宮の内通者とつながる人物がいるということで、警戒すべきですよね。

 何やら梨花妃(リファヒ)の周囲で不穏な動きがあるのも気になります。言付けを受け取ったあの侍女が何かを画策していると思うのが妥当でしょうが、逆に何かの陰謀をつかんで険しい表情をしていた、という可能性もありそうです。

子翠と早くも再会! マオマオ並の変わり者の予感【薬屋のひとりごとアニメ2期感想】

 そんななかで、小蘭(シャオラン)とのデートシーンは癒し。天真爛漫な小蘭に対してのクールなマオマオのイケメン彼氏感がすごいです。最終日の値引きを当てにしているあたり、しっかりしています。


 そして前回出会った子翠(シスイ)との再会。すでに小蘭とは仲良しのようで、マオマオともその流れですぐに仲良くなりそうです。と思っていたら、昆虫観察が趣味ということで、マオマオと同じ変わり者ということでも仲良くなれそうですね! サラッとこの娘、「食べると美味しいからマオマオも気に入るよ」って言いませんでした……? まあ時代的に昆虫食もそこまで変わったことではないのかもしれませんね。

 それにしても子翠は、(失礼かもですが)下女にしては雰囲気が華やかすぎる気もしますね。美少女すぎて、何か裏の顔があるのではないかと勘繰ってしまいます。そういえば、後宮に漂う異常な匂いにマオマオが気づくように誘導したような? 考えすぎですかね?

まさかの1期とつながる展開で先が気になる!【薬屋のひとりごとアニメ2期感想】

 服に付いた薔薇(そうび)の匂いから、何かに気づくマオマオ。薔薇の匂いが妊婦に悪影響が出るということは、梨花妃の妊娠を知った何者かが彼女の流産を狙っているということでしょうか?

 そしてここで、第1期序盤での“鉛入りの白粉”とつながる展開に。平和なシーンが続いて安心していましたが、考えてみれば園遊会事件も壬氏(ジンシ)暗殺事件も完全に解決はしていませんでしたね。とはいえまさか全ての事件がつながっていたとは! まあまだ予測の段階ではなりますが、衝撃の展開です。

 「偶然が重なれば必然となる」というマオマオの言葉は、いかにも探偵の心得っぽくてカッコいい! 侍女という立場なのに、陰謀にすぐに気づけなかったことを気にするあたり、マオマオは責任感が強すぎますね。


 ついに後宮内で死者が出てしまったということで、ますます目がはなせない展開になっていくアニメ第2期。次回予告でも不穏そうな空気もありますが……何より髪を下して美少女度が増したマオマオが気になりすぎる!


    本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります