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『薬屋のひとりごと』26話感想(2期3話)。冬人夏草の意味が分かったときの衝撃…蔑まれないと物足りない壬氏は末期かもしれない(ネタバレあり)

文:電撃オンライン

公開日時:

 現在放送中のTVアニメ『薬屋のひとりごと』第27話(2期3話)“冬虫夏草”の感想記事をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『薬屋のひとりごと』第27話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。[IMAGE]

タイトルから不穏な展開しか想像できない!【薬屋のひとりごとアニメ2期感想】


 第27話のタイトルは“冬人夏草”。“冬虫夏草”が昆虫に寄生するきのこの一種であることを考えると、恐ろしく不安になるタイトルですよね。グロ注意の可能性がある……?


 前回亡くなった妃の死因は食中毒とのこと。そのまま予想すると病で身体が弱っているところに何かよくないものを食べてしまった……となりそうですが、同時期に女官が行方不明になっているなど不可解なこともある様子。陰謀の匂いがしますね。後宮っぽくなってきた!

蔑まれないと違和感をもつ壬氏はけっこう末期【薬屋のひとりごとアニメ2期感想】


 娯楽本を配って侍女や下女たちの教養を高めようとしたのは、帝の計画だったんですね。てっきりこういう策士っぽいことをするのは壬氏(ジンシ)の仕事だと思っていました。まあ、あくまで帝の名を借りて壬氏が主導しているという可能性もありそうですが。

 下女のための学校を作るという提案に対し、賛同するマオマオ。こういう真っ当な計画に対してはまともな返答をするあたり、マオマオは根っこはまともですよね。蔑むような視線がないことに物足りなさを覚える壬氏は……けっこう末期です(笑)。


 学校を設置する場所と名目についても有用な意見を出すマオマオは、相変わらず多才。女官から下女まで、あらゆる層の気持ちや欲求に通じているのは、育ちのいい壬氏にはない才覚ですよね。

 そんなマオマオに壬氏が依頼したのは、後宮内でのキノコ調査。玉葉妃(ギョクヨウヒ)の前で依頼するのを避けたのは、食中毒で妃が死んだ事件と関係があるのでしょうか? 死因がキノコに関係すると疑っているのかも?

 けっこうな敷地面積がある後宮で、マオマオ一人に危険なキノコの駆除を依頼するのも無茶な気がしますね。そういう意味でも、マオマオも感づいてはいましたが、何か依頼には裏がある気がします。

 マオマオは壬氏が自分を疑っていると結論付けていましたが、まあそれはないでしょう。どちらかというと、マオマオのキノコに対する知識から怪しい証拠が見つからないか期待したものだと思われます。

冬人夏草の意味が衝撃的! それでも調査しようとするマオマオがすごい【薬屋のひとりごとアニメ2期感想】


 前回の記事で、予告での髪を下したマオマオの姿に興奮してしまいましたが、全然はしゃいだ場面ではなかった……。葬儀に出席する際の身だしなみだったとは!

 亡くなった中級妃の静妃(ジンヒ)も、何かうさんくさい背景がありそうな様子。壬氏が詰め寄ったときの「何か証拠あります?」というセリフは、何かしらの犯人しか言わないセリフですよね?(偏見かもしれないですが)

 そして事態は解決へ。壬氏がマオマオに依頼した理由や下級妃の宗妃(ソンヒ)の行動も概ね予想通りでしたが……その背後にあった真相は意外で恐ろしいものでした。マオマオの推測が当たっていたとしたら、何とも救いのない話ですよね。

 タイトルの“冬人夏草”の意味が分かったときに、それでもなおキノコを調査しようとするマオマオに驚愕! まあ壬氏はドン引きしてキノコを没収していましたが、医学的な好奇心として調査したいという気持ちは分からなくもないですね。


 正確な真相こそ不明であるものの、1話で一応の解決を見た静妃死亡事件。次回タイトルは“鏡”ということで、予告にそこまで不穏そうなシーンはなかったため、閑話休題的な話になりそうですかね。

 というか今日の話が何とも言えない後味だったので、次回は少しホッコリ話が見たい気がしています(笑)。


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