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『スクスト2』エピソードΣまとめ。“もしものみんな”がいる世界をどうすべきか…重い決断を迫られるチカを中心とした物語が展開【スクールガールストライカーズ2】

文:電撃オンライン

公開日時:

 スクウェア・エニックスのiOS/Android用アプリ『スクールガールストライカーズ2』で展開中のメインストーリー“エピソードΣ”。現在、14話まで公開されており、結末に向けて着々と物語が進んできました。

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 だんだんと謎も明らかになっている“エピソードΣ”のクライマックスに向けて、ストーリーを振り返りながら紹介します。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください※本記事はスクウェア・エニックスの提供でお送りします。

限られた人物だけがアクセスできるAR空間が人類の今後を決める?


 “エピソードΣ”は同位現実(AR)空間で行う、アマヒカリゲームが流行している世界で展開されるストーリー。これまでの世界では特別な力を持った彼女たちのことを“ストライカー”と呼んでいましたが、この世界ではスターゲイザー(星を見る子ら)と呼んでいます。

 特別な力とは同位現実空間へアクセスできる力のことで、その力を持つ若月チカを中心として話が進みます。

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 アマヒカリゲームは決められた数のバグと呼ばれる敵を倒したり、特定のアイテムを入手するといった条件を満たすとクリアに。

 自分のイマジネーション(想像力)で武器などを使える同位現実空間ですが、ここは現実よりも時間の流れが速いので、アマヒカリゲームにたくさん参加しても現実ではほとんど時間が経たないことになる……というのも、人気の理由なのでしょう。

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 さらに、アマヒカリゲームは人類の進化に関わるそう。いいことづくめに思えるアマヒカリゲームでしたが、その影響か、徐々に不可解なことが起き始めます。

 その代表的なものが、悪夢にうなされる人が増えたこと。ひとりやふたりという話ではなく、何人もの生徒が悪夢を見て体調を崩すこととなり、その人数がだんだん増えていきました。

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 そのアイテムが同位現実空間では確認できず、現実でのみ見られるというのも何かしらの謎がありそうです。

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▲チカといっしょにアマヒカリゲームへ参加している“同位現實研究會”も、何者かの不正アクセスの被害を受けていました。
 同位現実空間ではイマジネーションの暴走、現実では悪夢にうなされる人の増加。

 さらに「同位現実空間へのアクセスによって現実に歪みが発生する」という夜木沼伊緒の告発などもあり、アマヒカリゲームが現実にも何かしらの影響を及ぼしていると考えられるようになりました。

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 そうなると、伊緒が同位現実空間へのアクセスが現実に歪みが発生することを知っていたのか……という疑問が生まれます。

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 そのカギを握るのは椿芽でした。椿芽はアマヒカリゲームで入手したアイテムから出てきたので、当然この世界に関係する人物かと思いきや、どうやら別の世界から来た模様。

 椿芽が住んでいた“ヘイブンシティ”がこの世界には存在していないことからもそのように推測できます。

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 椿芽がいた世界では食料などの生活に必要なものを作る“自己複製マシン細胞”が暴走して、人々に攻撃し始めたことが明かされます。

 アマヒカリゲームに酷似した“シビリアン・バトル”が流行していて、これが“自己複製マシン細胞”の暴走を引き起こしたとのこと。

 この事実を伊緒に伝えたことが、“チカたちに同位現実空間へのアクセスが現実に歪みが発生することを伝えようとしたが一瞬で排除された”という不可解な現象につながります。

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 すると、現実にアマヒカリゲームで戦う相手のはずのバグが登場し始めて、街を襲います。

 スターゲイザーの力は同位現実空間でしか使えず、どうしようもないと思われましたが、山吹楓が一定時間だけ現実でも戦えるように用意してあった方法で、一部のスターゲイザーが防戦を開始しました。

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 さらに同位現実空間から現実に出てくるバグを同位現実空間側で対処するべく、スターゲイザーたちが死力を尽くして戦います。

 しかし、現実で戦うスターゲイザーたちのほとんどが制限時間をすぎて戦えなくなっても、バグをすべて倒しきることはできませんでした。

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 そこで、唯一戦えたチカがひとりで交戦してバグを倒しますが、力を使い果たしてしまいます。

 戦いの末、チカは宇宙に放り出されてしまいましたが、エテルノのほたるが彼女を迎えにきます。実は、この世界のチカの体にエテルノのチカの意識が入り込んでいました。

 そして、体と分裂したチカの意識は、エテルノに戻っていくことになります。

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人工的に作られた宇宙に発生した世界


 エテルノの一室で目覚めたチカ。夢のように思える時間でしたが、そのリアリティゆえに戸惑ってしまいます。

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 そのタイミングでやってきたショコラーデ・ミラの面々から、チカは2日間目を覚まさなかったことが語られます。どうやら、意識だけが別の世界に囚われたのが原因の模様。チャンネルを探してチカの意識を見つけたのが、スターゲイザーとして戦っていた世界というわけでした。

 彼女たちはチカが2日間も目を覚まさなかったことでもかなり心配していましたが、チカの体感としては、2日間ではなく4年間も探してもらっていた感覚だそうです。

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 明らかな食い違いの発生。それは、チカの意識が囚われていた世界の現実と同位現実空間で時間の流れが違うように、エテルノとも時間の流れが違うということになります。

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▲チカを捜索していた一部の女の子たちも、時間の流れの違いを感じるようなできごとがありました。

 無事にチカがエテルノに戻ってきたのは一安心――と思いきや、4年間も過ごした世界での暮らしを踏まえて、チカにはいろいろと思うところがあるようでした。

 もやもやした感覚が残る中で、チカの意識が囚われていた世界の近くで、歪みとともに大量のオブリが発生します。同位現実空間へのアクセスで歪みが大きくなり、現実にバグが現れたときと近い雰囲気に。

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 オブリの大量発生はフィフス・フォースを総動員するほどの規模。

 ティエラ先生が歪みのある場所に赴くとそこにいたのは、その世界のティエラ先生……ではなく“アマヒカリ”でした。

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▲“アマヒカリ”という名前からアマヒカリゲームとの関係性が気になります。

 “アマヒカリ”はそこで、“シグマバース”という小さな宇宙を作っていました。

 そこにはさまざまな世界があり、チカの意識が囚われていた世界もそのうちのひとつ。

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▲かなり難しい概念ですが、PCの中で世界を作っているような感じとのこと。人工的に作られた宇宙だからこそ、時間の流れも調節して変更できたのかもしれません。

 “シグマバース”こそが歪みの原因だと確認したティエラ先生が調べたいと申し出ますが、“アマヒカリ”が妨害。モルガナの力でなんとかその場から離れることができたティエラ先生はフィフス・フォースのメンバーにこのことを伝えます。

 歪みの原因である“シグマバース”の破壊という意見が多い中、“シグマバース”がなくなると意識が4年間も過ごした世界も同時になくなってしまうので、チカは納得できません。

 歪みを放置すればすべての世界が危ぶまれることがわかっていながらも、感情的には割り切れないところに人間味を感じます。

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 チカの想いを知った一同は“シグマバース”の破壊を最終手段にして、ほかの方法で歪みを取り除く方針が定まります。

 そこでチカには“シグマバース”の中からの調査……つまり、意識が囚われていた世界に今度は体ごと入って調査をすることになりました。

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 エテルノで1日過ごしているあいだに、その世界では2年が経過。

 チカがエテルノに戻る前の戦いの影響で発生した電磁波の嵐で機械類がすべて壊れてしまい、2年が経っても食料の確保もぎりぎりな状況です。さらに同位現実空間で発生したバグを放置していると現実に発生するという問題も解決していませんでした。

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▲同位現実空間では“同位現實研究會”の仲間たちにも再会できました。ただし、全員ではなく不知火ハヅキ、菜森まな、モルガナは“CoB”という集団に合流していました。
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▲ティエラ先生が遭遇した“アマヒカリ”に似ている女性とチカの遭遇もありました。
 栞が“プロジェクト・ジンテーゼ”として提案・開発した、活動限界のない、通常空間でも戦える《武刃変身》。神と人の力を結び合わせて生まれたこの力によって、バグへの対処がこれまで以上にできるようになりましたが、肝心の歪みはどうすることもできません。

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 チカは“CoB”に行ったメンバーに会えば、歪みを始めとした情報が得られると考えて、“CoB”のことを知る雪代マリに接触します。その場ではあしらわれてしまいますが、ひょんなことからマリが“CoB”から逃げた人をかくまっていることを知ります。

 チカは“CoB”がこの世のすべての情報が書かれた“シグマ・ドット・テキスト”を書き換えて、世界を思うように操ろうとしていることを聞かされました。

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▲マリがかくまっていた人がバグになってしまうところを目撃します。
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 “CoB”の危険性を知ったチカの願いを聞く形で、マリは“CoB”に行ったハヅキたちと再会できました。

 ほかの人を含めて2年間のあいだに髪形など姿が変わっていましたが、モルガナに関しては見た目が似ているだけの別人とも思えるような変化が。ハヅキとまなが再会を喜んでいるような様子だけに、謎が深まります。

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バグの発生が歪みではない可能性


 いくつかの謎が少しずつ解明されてきたかと思われましたが、ここで新たな謎も出てきます。

 “CoB”にハヅキたちが合流した理由について、ハヅキは“シグマ・ドット・テキスト”を使って世界をなんとかしたかったからであり、モルガナとまなは最初から“CoB”のエージェントで、もともとの場所に戻ったからでした。

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▲とくにモルガナは、優秀な人物を“CoB”に連れていくために“同位現實研究會”に近づいたので、こちらが本性のようです。
 モルガナに協力を要請されますが、答えを保留してその場を去るチカ。

 しかし、その後のアマヒカリゲーム内で発生した歪みから降神小織を守り切れずに失ってしまったという自責の念もあり、“シグマ・ドット・テキスト”を使って世界を書き換えようとする“CoB”への協力を申し出ました。

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▲小織は無事だったのですが、チカはそのことを知らずに“CoB”へ赴いたようでした。
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 同じころ、同位現実空間にスターゲイザーがアクセスすることで歪みが発生する、と伝えた椿芽は自分がもと居た世界を探す旅から戻ってきていました。

 チカがひとりでバグと戦った戦いのあと“CoB”に囚われていた椿芽は逃げ出し、澄原サトカのもとで身を隠していたのです。

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 残念ながら、椿芽がいた世界は見つかりませんでした。ただその中で、バグが世界を整理しているような残骸を発見したとのこと。

 このことを聞いたサトカは、歪みができたからバグが発生したのではなく、歪みを直すためにバグが存在しているのではないか、という仮説を立てます。

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 一方、“シグマ・ドット・テキスト”を解析するために潜行したチカは、“アマヒカリ”に似た“TERRA_ZERO”から“シグマ・ドット・テキスト”を停止させてほしいと頼まれます。

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▲“TERRA_ZERO”は“シグマ・ドット・テキスト”の管理者です。
 そこで、スターゲイザーが現実から“シグマバース”に移った人たちであること、そこで理想の世界を創り変えていくうちに現実世界にいた記憶を失ったことが明らかになります。

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 ですが、いちばん気になるのはなぜ“シグマ・ドット・テキスト”を停止させてほしいのかということです。

 その世界のことが記載されている“シグマ・ドット・テキスト”を書き換えることで、理想の世界を作り出すことができますが、その世界にある“シグマバース”自体に問題が発生しているので、歪みは直しても直しても発生し続けます。

 このことをどうにかできるのは“シグマバース”の外にいる“アマヒカリ”だけでしたが、長い時間コンタクトをとれず、“TERRA_ZERO”は“シグマ・ドット・テキスト”を停止させて、世界そのものを終えたいと考えていました。

 “シグマ・ドット・テキスト”を停止させるコードは“シグマバース”の外にいる人……この場合はチカのみが使用できるということで、停止コードを託します。

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▲スターゲイザーは忘れていますが、世界を書き換える前の悲惨なできごとを何度も見て覚えている“TERRA_ZERO”だからこそ、同じことがこれからも繰り返されるくらいなら世界を終わらせたい、と考えたようです。
 しかし、チカが“シグマ・ドット・テキスト”へ潜行したことをきっかけに、モルガナが行動を開始します。

 “シグマ・ドット・テキスト”を書き換えて理想の世界を作り、神になるために邪魔者を消すためにアマヒカリゲーム……もといモルガナゲームの開催を宣言。

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 緊張感が高まってきましたが、“シグマバース”の外でも一度は撤退を余儀なくされたティエラ先生がココナッツ・ベガとともに“アマヒカリ”のもとに戻ってきました。

 “シグマバース”をどうするのか答えを出すときが近づいているのを感じます。“エピソードΣ”はチカの成長とともにストーリーが進んでいるので、答えを出すのはチカだと思われますが、はたしてチカはどのような答えを出すのでしょうか……?

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