日本ファルコムの名作ストーリーRPG『軌跡』シリーズの名言集をお届けします。
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本記事で紹介するのは、『黎の軌跡II』に登場するメインキャラクターの1人、ナーディアのセリフ。純然たる悪意に決意を持って立ち向かう彼女の名言を紹介してまいりましょう。
だって貴方――安っぽすぎるもの。口にする言葉全てが(ナーディア)
●第III部_もろびとこぞりて(英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN-)
ナーディア・レイン。《庭園(ガーデン)》と呼ばれる暗殺者組織から、パートナーであるスウィンとともに抜け出した少女です。
性格はゆるふわ系で、常に怠けたりサボったりする方法を模索していますが、それはすべて愛するスウィンに甘えたいがゆえの行動。
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可愛らしい外見に反して、針や糸などの暗器を使った戦闘力と、卓越した頭脳で相手を観察・解析する知力を兼ね備えています。
常識人寄りのスウィンに代わり、裏では人を疑ったり駆け引きをしたりすることも。
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そんな彼女には、かつて《庭園》でエースと呼ばれた兄がいました。彼はスウィンの前パートナーでもあり、とある事情によりスウィンの手で死亡しています。
ナーディアは亡き兄に導かれるようにスウィンのパートナーとなり、力を合わせて兄の仇とも呼べる管理者を倒し、組織からの脱出に成功しました。
しかし『黎の軌跡II』では、彼女の死んだ兄の名をかたる男《ガーデンマスター》が現れます。その存在はスウィンの心をかき乱し、“償いだ”と言ってナーディアを裏切り、ガーデンマスター側に付いていってしまいます。
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それから5日間はショックでふさぎこんでいたナーディア。ヴァンたちと別行動を取ってスウィンの跡を追い、そのありかを突き止め、“巻き戻り”を幾度も乗り越えた彼らと合流して決着をつけに乗り込みました。
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ここで気持ちよく話しているガーデンマスターの話に対し「もういいよ、聞いてられない」と“待った”をかけたのがナーディアであり、今回の名言となります。
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「だって貴方――安っぽすぎるもの。口にする言葉全てが」
この心底がっかりしたようなセリフは、とても心に残りました。
ありえないことが起こる“浸食”現象をたくさん描いてきた本作なので、“もしかしたら本当にエース(兄)なのでは?”という希望もあったのですが、ここの会話の応酬でハッキリ“否”と断じたのはスッキリしましたね。
この心底がっかりしたようなセリフは、とても心に残りました。
ありえないことが起こる“浸食”現象をたくさん描いてきた本作なので、“もしかしたら本当にエース(兄)なのでは?”という希望もあったのですが、ここの会話の応酬でハッキリ“否”と断じたのはスッキリしましたね。
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そして激昂したガーデンマスターはナーディアを殺そうとしますが、それこそが命取り。
“本物のエースなら絶対にしないこと”をしたせいでスウィンの“侵蝕”が解除され、間一髪でナーディアの救出に成功します。
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余談ですが、このパートナーを信じて“あえて敵の術中にハマる”という手法。過去シリーズのとあるシーンを思い出しました。『空の軌跡』のエステルとヨシュアです。
ワイスマンは愛し合う2人に殺し合いをさせる本当の下衆でしたが、それに比べるとガーデンマスターのやり方は甘く、確かに“安っぽい”人物だったのかもしれません(背景を語れば歴史的な重要人物ではあるのですが、長くなるので省略)。
ともあれ、初登場時からどこか“軽さ”を感じさせてきたガーデンマスターは倒され、真のエースの魂とも邂逅を果たします。この展開も涙腺に来ましたね。
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はい、というわけでナーディアの名言「だって貴方――安っぽすぎるもの。口にする言葉全てが」をお送りしました。
『閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』のゲーム内小説“3と9”から始まったスウィンとナーディアの物語は、登場するたびに深みを増していきますね。
シリアスなものからコメディ的なものまで、軌跡シリーズにはほかにも数々の名言が存在します。今後もそれらを不定期にピックアップしてお届けしていく予定なので、お楽しみに!