工画堂スタジオとインクストゥエンターの2社がタッグを組んだ朗読劇『物語の魔法屋』の第二弾公演『物語の魔法屋 -写世(うつしよ)の僕から現世(うつしよ)の君へ-』が、2026年5月24日に東京の科学技術館 サイエンスホールにて上演されます。

チケット受付はこちらこのコンテンツは、物語の魔法屋の店主である師匠(声優:上村祐翔)の弟子となり、公式SNSなどで行われる投票によって一緒に物語を作っていく“制作参加型の朗読劇プロジェクト”です。
物語の結末は公演当日、物語を見守るために来場した弟子たちの投票によって決定します!
第二弾公演には、ノア役の沢城千春さん、リベル役の山谷祥生さん、ヴィア役の高塚智人さんが出演。公演に向けたキャスト&アンサンブル全員参加の稽古が行われ、その模様を取材することができました。
【全キャラボイス入り公演PV公開🪞】
— あなたと紡ぐ朗読劇『物語の魔法屋』【公式】 (@mahouya_stories) April 3, 2026
制作参加型朗読劇『#物語の魔法屋 -写世の僕から現世の君へ-』
✧︎出演
ノア役:#沢城千春
リベル役:#山谷祥生
ヴィア役:#高塚智人
✧︎声の出演
師匠役:#上村祐翔
✧︎キャラクターデザイン:#CHIMOTA #夏生
✧︎脚本:#岩井恭平… pic.twitter.com/6FjPcFqH2h
ここでは通し稽古の模様と、演出である坪井彰宏氏のインタビューをお届けします。
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気持ちの動きを大事にした芝居づくり
今回の稽古は、台本の読み合わせでした。物語の最初から最後まで聞くことができる大変貴重な経験で、弟子たちの投票によって決まった設定、展開が、「こんな風に取り入れられているのか」と何度も驚かされました。
観劇中にいろいろな発見ができると思うので、皆さんもぜひ投票内容を振り返ってみてください。

実際に台本を読み進める前に、キャスト陣と演出の坪井氏で、お芝居の方向性について話し合われる場面も! 坪井氏は病によって視覚と聴覚を失ったヘレン・ケラーさんのエピソードを交えながら、五感を使って自分の気持ちに嘘がない言葉にしてほしいと話していました。
稽古がスタートするとキャスト陣は生き生きと登場人物を演じ、声から生真面目で人見知りのノア、人懐っこく穏やかなリベル、一癖も二癖もあるあやしげな印象のヴィアの人物像が見えて「役者さんってすごい!」と改めて感じました。
坪井氏はある人物が苦悩するシーンで「1000回自分の内心で問うてきた感覚で」など、各シーンで複雑で繊細な感情表現を追求します。それにキャスト陣も即座に応え、セリフ1つ1つの深みが増していっていました。
稽古中に坪井氏がセリフを順番通りに話すことではなく、心が動いたから言葉を出してほしいと話していたのも印象的。台本はありますが物語先行ではなく、登場人物たちやキャスト陣の想いがまずあり、それが物語を動かしていくというのは人間が演じる芝居だからこその魅力です。
稽古では2種類のエンディングの両方が演じられたのですが、どちらの結末も、登場人物たちの想いがこもったステキなもので……。
ノア、リベル、ヴィアがどんな想いをもち、どのように生きるのか、ぜひ皆さんも会場で見届けてください。
演出家・坪井彰宏氏インタビュー

――よろしくお願いします。稽古を終えて、手ごたえはいかがですか?
とても、素直な役者さんたちですね。素直というのは、自分に嘘のない演技をするということです。ちゃんと自分が感じ、気持ちが動いて、それをセリフにすることを恐れずにやってくれるので、彼らの声や演技を信じることができました。
そのため素直に聞いている側も、気持ちが動くんですよね。そんな若い俳優たちに出会えて、本当に幸せです。
――稽古中、キャスト陣と話し合われていたのも印象的でした。キャストの皆さんからも、たくさんの意見が出ていましたね。
稽古は、そうあってしかるべきなんですよね。俳優が読んでいて、気持ち悪い、違和感がある部分は絶対にあります。演じている側と外で聞いている側では感じ方が違うので、そこをどうすり合わせていくか。
俳優側から「ここ、もっとこうじゃないか」という意見が出るのは、絶対に気持ちが動いた瞬間なんですよね。無視してしまっては作られた作品になってしまうので、僕は俳優の気持ちを大事にしてあげたいといつも思っています。
――実際にキャスト陣の声を聞いて、台本の印象から変化したところはありますか?
僕は演劇しかやってこなかったので、声優さんたちのお仕事にくわしくありません。
もうちょっとキャラクター的な声の方がいいのかなとも思ったんですが、台本を読んで「今回は、あえてそれはやらないぞ」と思いました。「もっと生のリアルな人間の声を届けるぞ」と、その方が表現的にもあうはずだと。
今日の稽古で俳優たちの声を聞いて、やはり作られた声は、一切やめようと決めました。俳優たちは、それに応えてくれましたね。
作られたキャラクターに自分を持っていくのではなく、自分の気持ちがあって、そこに演じる役つなげていくことから、どれだけ役者としての喜びを得られるか感じてもらえたらいいなと思っています。
――今回の演技指導で苦労されたことや、逆に面白かったところを教えてください。
苦労した部分は、ほとんどなかったです。
むしろ「こういう気持ちで来たか!」「こういう声で来たか、ならばこうした方が」と、どんどんアイデアが出てきました。
すごく可能性を秘めている俳優さんたちだなと、感動しました。
――最後に、来場する弟子の皆さんたちにメッセージをお願いします。
舞台の上にいる俳優さんたちは、とても魅力的です。彼らの声を聞いたら、皆さんの気持ちが動くはずで、そこの生の感覚にぜひ出会いに来てください。
動画やメディアでは得られない、人間の声を聞くことによって得られる、感動があります。
演劇というのは、二度と再現できない、同じことを繰り返すことができない芸術なんです。その日、その時間、その場所に行かないと、出会えない芸術。
人間が目の前にいる、人間が人間を見ること、そこに命があることが、奇跡なことなのか気づいてほしくて、僕はこの仕事をしています。
ぜひ人間の声の奇跡に、気づいてほしいなと思います。
――ありがとうございました。
『物語の魔法屋』とは
「物語の魔法屋」は、皆様による投票の結果が作品内容に反映される「制作参加型の朗読劇プロジェクト」です。
参加者は「魔法屋」店主の弟子として、「師匠」とともに物語を紡いでいきます。
公式SNSなどで行われる投票によって、物語は少しずつ形を変えていき――その結末は、公演会場での最後の投票結果によって決定されます。
彼らの行く末を、選ぶのはあなた。
「物語をともに紡ぐ体験」をどうぞお楽しみください。
【プロローグ】
大魔法使いの「師匠」の弟子となったあなた。 師匠が店主を務める「物語の魔法屋」で、物語の力を閉じ込めた不思議な魔法薬を調合することに。
師匠が語りかける公式Xでの事前投票に参加して、ともに物語を紡ぎましょう。
あなたとともに紡いだ結果を、朗読劇で上演!
師匠
師匠が語りかける公式Xでの事前投票に参加して、ともに物語を紡ぎましょう。
あなたとともに紡いだ結果を、朗読劇で上演!
師匠

CV:上村祐翔
キャラクターデザイン:CHIMOTA
キャラクターデザイン:CHIMOTA
公演概要
公演名 :あなたと紡ぐ朗読劇 物語の魔法屋 -写世の僕から現世の君へ-
公演日:2026年5月24日(日)
会場:科学技術館 サイエンスホール
出演:沢城千春(少年1 ノア役)、山谷祥生(少年2 リベル役)、高塚智人(青年3 ヴィア役)
声の出演:上村祐翔(師匠役)
脚本:岩井恭平
<物語の登場人物>
キャラクターデザイン:夏生
●少年1 鏡に映らなくなった少年 ノア CV:沢城千春
公演日:2026年5月24日(日)
会場:科学技術館 サイエンスホール
出演:沢城千春(少年1 ノア役)、山谷祥生(少年2 リベル役)、高塚智人(青年3 ヴィア役)
声の出演:上村祐翔(師匠役)
脚本:岩井恭平
<物語の登場人物>
キャラクターデザイン:夏生
●少年1 鏡に映らなくなった少年 ノア CV:沢城千春

●少年2 鏡の中に閉じこもった少年 リベル CV:山谷祥生

●青年3 鏡の中に引き込んだ青年 ヴィア CV:高塚智人

■チケット情報
♦︎全席指定 9,900円(税込)