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『薬屋のひとりごと』42話感想(2期18話)。楼蘭妃のすり替わりに気づいた壬氏の本気モードがカッコいい! 墓にお供えされた鬼灯の意味は?(ネタバレあり)

文:Ak

公開日時:

 現在放送中のTVアニメ『薬屋のひとりごと』の第42話(2期18話)“鬼灯”の感想記事をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『薬屋のひとりごと』第42話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。[IMAGE]

墓にお供えされた鬼灯の意味は?【薬屋のひとりごとアニメ2期感想】


 第42話は後宮パートから。マオマオが行方不明という状況のなかですが、あちらは身の危険はなさそうなので、産気付いた玉葉妃(ギョクヨウヒ)のいる後宮のほうが緊急性が高そうな状況です。


 そんな状況では、親父さんがいてくれるのが本当に頼もしい! というか後宮、親父さんやマオマオがいないと、医療的にイレギュラーな事態が起きたときに不安感がありすぎますよね。

 女官の深緑(シェンリュ)から覚えのある匂い=マオマオの手がかりが見つかったとみるや、宦官としての顔が剥がれて素に戻ってしまう壬氏(ジンシ)もカッコよかったですね。

 そして深緑のまさかの自決未遂。やっていたことは悪事でしたが、壬氏の顔を見て先帝を思い出したことといい、尋常ではない事情があるようです。もしかしたらその行動には、先帝の犠牲になった誰かの事情が絡んでいるのかも?

 墓の前にお供えされた鬼灯の意味も気になるところ。鬼灯といえば毒性もあり、堕胎の薬としても知られていますね。

楼蘭妃のすり替わりに気づいた壬氏の本気モードがカッコよすぎる!【薬屋のひとりごとアニメ2期感想】


 そして明かされる楼蘭妃(ロウランヒ)の秘密=すり替わりトリック。口数が極端に少なかったり、衣装を常に変えていたりと、かなりの計画性を感じます。これはもう、子翠(シスイ)=楼蘭妃と見てほぼ間違いない気もしますよね?


 侍女たちのすり替わりに気づいたとき、本気モードになって詰め寄る壬氏の迫力がすごい! ふだんはクールぶっていても実は心の奥に熱いものを持っているという点では、マオマオと壬氏は本当に似たもの同士ですね。

 そしてマオマオの失踪を知って、もう1人本気モードになったのが羅漢(ラカン)。頼もしいですが、猛ダッシュして後宮の門をぶっ壊すあたり、冷静さは欠いている様子。ギャグ描写のせいで若干不安ではありますが、羅漢も動くとなればマオマオの足取りをつかむのに力になってくれそうです。

 とはいえ、羅漢は壬氏(王弟)暗殺未遂事件の調査もしなくてはなので、どこまで動けるかは不明ですが……。羅漢の場合、それを放り出してでもマオマオの調査に向かいそうで、別の意味で不安です(笑)。


 羅漢の養子である羅半(ラハン)も登場。養子ではありますが、うさん臭い雰囲気は羅漢に似すぎ! 仕事もできそうです。ただ、情報の見返りに要求したのが羅漢の壊した門の修繕費というあたり、少々苦労人の雰囲気もあります。

 そんな羅半が持ってきた、国中の穀物と鉄の価格が上がっているという情報。資金と鉄を集めているということは……もしかして戦の準備でもしているのでしょうか? 数々の陰謀は後宮に悪意を持った人物によるものだと思っていましたが、もしかしたらはるかに大きな話が動いているのかもしれません。


 緊迫した雰囲気のなか、次回タイトルが“祭り”。やたら楽しそうにはしゃぐマオマオや子翠の様子はまるで日常回ですが……何者か(特使?)が刃物を持ってマオマオや響迂(キョウウ)に危害を加えようとしている場面も。いよいよ“狐の里”の秘密が明かされそうで楽しみですね。

 なお、来週5月16日(金)は、番組編成の都合により休止となり、第43話の放送はさらに次週の5月23日(金)となるのでご注意を!


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