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『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』レビュー。『GT』のベビーから『超』のザマス、映画版のボージャックまで多彩なキャラクターが参戦するアツいMOBA!

文:カワチ

公開日時:

 『ドラゴンボール』のキャラクターたちが4人対4人のチームに分かれてバトルを繰り広げるマルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(MOBA)『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』。6月12日より開催されているネットワークテストに参加した感想をお届けします。

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意外なキャラクターの参戦がうれしい!【ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ レビュー】


 『ドラゴンボール』の新作ゲームでジャンルがMOBAになっている『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』。筆者はMOBAをあまり遊んでいないのですが、『ドラゴンボール』は好きなのでプレイしてみました。

 実際にプレイしてみたところ、最初のチュートリアルで基本ルールを覚えることができますし、何度か対戦していれば仲間の動きから立ち回りもわかってきます。別のMOBAをプレイしていたほうがすんなり理解できるのは事実ですが、本作からでもしっかり楽しめるようになっています。

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 フレンドIDを知っているフレンドとチームを組んでボイスチャットで意思疎通をしながら遊ぶこともできますが、野良で1人で遊ぶこともできるのでまずは気軽に遊んでみて欲しいです。

 本作はMOBAの基本システムを踏襲しつつ、『ドラゴンボール』の世界観をしっかり再現しているのが特徴。ファンにこそぜひプレイしてもらいたいです。

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 まずは、なんといってもヒーロー(本作では戦闘に参加するキャラクターをヒーローと呼びます)の豪華さで、おなじみの悟空やベジータ、フリーザといったメンバーのほか、『GT』のベビーから『超』のザマス、映画版のボージャックやクウラまで多彩なキャラクターが参戦しています。

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 ザマスであれば原作の不死身という設定を生かし、食らったダメージがじょじょに回復していくという能力になっており、ゲームシステムへの落としどころも見事。『ドラゴンボール』のキャラクターたちがどのような性能になっているのか気になり、いろいろなヒーローを試したくなるモチベにつながります。

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 ネットワークテストでは最初に好きなヒーローを解放することができましたが、自分はダーブラがいるのを見つけて真っ先に選んでしまいました(笑)。アニメの『DAIMA』で再びスポットが当たりましたが、原作では強キャラ設定であるもののあまり見せ場もないまま退場してしまった人物で、そのニッチさが好きなんですよね。

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 ダーブラは本作では攻撃の要であるアタッカーに分類されるヒーローですが、原作同様に相手を石化する能力を持っており、テクニカルで使っていておもしろかったですね。

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 ネットワークテストでは解放していないヒーローもトライアル枠で選べる仕組みとなっており、さまざまな性能のヒーローたちを試すことができました。

 ヒーローはダメージ、タンク、テクニカルというロールに分かれていますが、同じロールでもスキルによって性能はかなり異なり、テクニカルであってもフリーザ:第一形態であれば敵を攻撃するザーボンやドドリアを設置できたり、魔人ブウ:善であれば味方のヒーローを回復できたりと、役回りも変わってきます。各ヒーローごとにスキルを3つ持っているので研究のしがいがありそうです。

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 なお、今回のネットワークテストでは前回からの追加として“カミドロー”が存在。カミドローは試合全体に影響を与えるもので、相手を倒すと爆風が起きて周囲が吹き飛ぶものや、獲得できる経験値が通常よりも多い敵が出現するものなどが存在。

 このカミドローの効果はヒーロー選択よりも先に決定されているので、今回選出されたカミドローの効果でより有利になるヒーローを選ぶ戦略もありますね。

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 また、本作には助っ人というキャラクターを装備可能。バフをかけたりする能力を持っていますが、これらもバブルスだったり農家のおじさんだったり『ドラゴンボール』ファンであればニヤリとするキャラクターが揃っています。

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 ヒーローのスキンに関しても悟空とピッコロが運転免許を取りに教習所に行くアニメオリジナルのエピソードの服装などマニアックなものが用意されているので注目です。

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プレイしていくうちに基本ルールや立ち回りが理解できてくる!【ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ レビュー】


 ゲームのルールは、お互いの陣地の奥にドラゴンボールを手に入れた陣営が勝利になるというもの。道中の破壊神を倒して最奥までたどり着くのが目標となります。ルールに関しては公式Xの動画がわかりやすいかなと思うのでこちらをチェックしてみてください。


 敵の破壊神がいるエリアは通常だと高いダメージを受けてまともに戦うことはできませんが、全王がいると破壊神からダメージを受けずに攻撃できるようになります。一方で相手側はそのエリアで破壊神による回復ができなくなるのでピンチに。仲間と協力して破壊神を倒されないように立ち回る必要があります。

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 全王は上下のレーンそれぞれに存在して、敵と味方の陣地を往復しているので意識しながら戦うことになります。この全王のシステムにより拠点の攻防が切り替わるのが特徴となっており、クリリンの「悟空ー!!!!はやくきてくれーっ!!!!」という気持ちがたくさん味わえます(笑)。

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 キャラクターは大まかにダメージ、タンク、テクニカルという3つの役割に分かれており、ダメージ2人、タンク1人、テクニカル1人の4人で戦いに挑む形。

 バトルが開始したら上下2つのレーンに分かれて侵攻していくことに。4人パーティなので、2人ずつに分かれて進むのがオーソドックスな戦法になります。4人で同じレーンを進むこともできますが、攻撃した敵の経験値は分配される仕組みなので、4人で倒した敵は経験値があまりもらえずレベルアップが遅れてしまい、敵陣営に遅れを取ってしまいます。

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 攻撃の要となるアタッカー2人は別のレーンに進み、積極的に敵を倒してレベルを上げていくのがオススメです。

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 キャラクターのレベルを上げることでステータスがアップし、技を習得。敵プレイヤーと戦うときにはこのレベルが負けていると押されてしまうので、できるだけ経験値を稼ぎましょう。

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 ヒーローが倒されてしまうとリスポーンに時間がかかるので、自分チームの破壊神のところまで戻り回復させるのがオススメ。逆に相手チームが下がったときは攻めていき相手の陣地にいる敵を狩っていくこと。

 試合を進めていくとナッパや人造人間16号といった強敵がフィールドに出現します。最後の一撃を与えて倒したチームに有利な効果が付くので仲間と協力して倒しましょう。出現した強敵を倒すのか、こちらはスルーして破壊神に集中するのか、こういった駆け引きが重要で仲間との連携が重要になってきます。作戦がうまくいったときはとても気持ちいいです。

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 前回のネットワークテストに存在しなかった要素に“ゲキシンバースト”が存在。チャージに時間がかかるものの一気に破壊神を倒すことができる一撃を放つことができます。このゲキシンバーストが追加されたことで仲間との連携がより重要になり、さらなる戦略が生まれましたね。

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 前回のネットワークテストに存在した逆転要素の“大猿”は今回実装されておらず、終盤に巻き返すのが難しくなっていますが、この“大猿”は前回とは違う形で実装する意欲があるそうなので正式リリース版が楽しみです。

 筆者はMOBAをあまりプレイしたことはありませんでしたが、本作は『ドラゴンボール』らしい仕上がりになっていて、とても楽しめました。陣地を取り合う“ジントレ”や宝箱を探す“サガシロ”など変わったルールも用意されているので長く楽しめそう。

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 ぜひみなさんもワクワクを100倍にして『ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ』の世界に飛び込んでみてください!

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