みなさんこんにちは。ここ数年でもトップクラスに辛いことがありました。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/dengeki/45287/afb958e91d923ab71653b53e27016c7df.jpg?x=1280)
ここ最近、メインでずっとプレイしていたゲームがまさかのセーブデータ消失。クラウド自動同期が仇となり、気づいたときにはアフターフェスティバル。オートセーブ&自動セーブは怖すぎんだろ。
データが消えても、子供の頃はもう一回やり直す気力も時間もあったけど、オッサンになるとムリムリムリのかたつむり。ということで、スタッフコラム第5回目を傷心のオッシーがお送りします。
このコラムでは、狂ったようにプレイしている日々のゲーム体験や、ゲーム以外の趣味である映画鑑賞などで摂取したエンタメコンテンツを、短文レビューを形式でお送りしています。今回はゲーム編と映画編です。ネタバレ注意!
遂にラスボス討伐! パラレルだから考察ネタにすんなと言われてもついつい考察しちゃうのがフロム脳なんだよね
タイトル:『ELDEN RING NIGHTREIGN』
プレイ状況:PS5版 クリア済み!
とうとうラスボス討伐完了! ナメてないけど名前がナメてるラスボスさんは10回以上挑戦したかな。一回50分として約8時間。成功したランは執行者(息子)と鉄の目(筆者)に野良の復讐者さんの3人。
道中がかなり上手く行って、(ラスボスの弱点属性の)聖属性の「黄金樹の弓」と射撃強化持ち&連射持ちの弓の二丁が手元に揃った。さらにルーンがいい感じに集まったのでレベルも13まで上げられた。最後はほとんど危なげなく(といっても筆者は一回床ペロしたけど)ラスボス撃破することができた。勝てる時はアッサリ勝てる。フロムゲーあるあるよね。
トロフィー取るのと、ジャーナル更新などあるので、今後もちょいちょいプレイはするつもりだけど、区切りが付いて大変よろしい! めちゃくちゃ濃密な二週間だった。これからもアップデートあるし、強敵追加もあるらしいので、未プレイな方もぜひリムベルドへ!
なお、フロム脳を自称する息子が早くもエンディング考察を繰り広げていた。御本尊のフロムが今回はスピンオフでパラレルだから考察すんな(意訳)って言ってたやんけ。でも考察せざるを得ないらしい。
確かにエンディングの展開は、頭に???しか浮かばない内容だったので、気持ちは分かる。息子はラニ黒幕説を唱えている。話を聞いたら確かにそれっぽい。自分でも考えてみよう。
こうやってフロム脳は感染していくのだった……。
プレイ状況:PS5版 クリア済み!
とうとうラスボス討伐完了! ナメてないけど名前がナメてるラスボスさんは10回以上挑戦したかな。一回50分として約8時間。成功したランは執行者(息子)と鉄の目(筆者)に野良の復讐者さんの3人。
道中がかなり上手く行って、(ラスボスの弱点属性の)聖属性の「黄金樹の弓」と射撃強化持ち&連射持ちの弓の二丁が手元に揃った。さらにルーンがいい感じに集まったのでレベルも13まで上げられた。最後はほとんど危なげなく(といっても筆者は一回床ペロしたけど)ラスボス撃破することができた。勝てる時はアッサリ勝てる。フロムゲーあるあるよね。
トロフィー取るのと、ジャーナル更新などあるので、今後もちょいちょいプレイはするつもりだけど、区切りが付いて大変よろしい! めちゃくちゃ濃密な二週間だった。これからもアップデートあるし、強敵追加もあるらしいので、未プレイな方もぜひリムベルドへ!
なお、フロム脳を自称する息子が早くもエンディング考察を繰り広げていた。御本尊のフロムが今回はスピンオフでパラレルだから考察すんな(意訳)って言ってたやんけ。でも考察せざるを得ないらしい。
確かにエンディングの展開は、頭に???しか浮かばない内容だったので、気持ちは分かる。息子はラニ黒幕説を唱えている。話を聞いたら確かにそれっぽい。自分でも考えてみよう。
こうやってフロム脳は感染していくのだった……。
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相棒との深まる絆……愛する人との戦いと別れ……そして現れる真の仇敵! オレ達の戦いはこれからだ!(誠に遺憾ながら)
タイトル:『Blades of Fire』
プレイ状況:PS5版 ラストバトル突入→データ消失
冒頭で記載した、データ消失したゲームがこちらの『Blades of Fire』。不満点はありつつも、かなりハマっていて、気づけばプレイ時間は50時間を突破。
エリアはなんと四つめに突入し、今まで行けなかったギミックも開放、過去のエリアも含めて隅々まで探索できるように。今までは倒せずに逃げるしか出来なかった強敵(王)も倒せるようになり成長を実感。
ストーリーも俄然面白くなってきた。相棒キャラとの信頼関係も、まさに背中を預けられるくらいまでに成長。敵の居城に向かう時のお互いを認め合う会話に胸が熱くなる。さらに、ずっと敵として追いかけてきた女王と主人公との関係性も明かされ……そして真の敵が! 最初は武器クラフトと戦闘が主体で、ストーリーはあんまり興味が持てなかったものの、長時間プレイしてきたこともあり、自然と盛り上がってくるもんだ。
そうこうして、遂に真の敵のいるラストダンジョンへ到達。敵も強ければ謎解きもムズい。謎がムズいというよりは、今までスルー可能だったフィールドボス的なやつを全部倒さないと進めないのよ。なのでそれらの強敵をヒーコラ言いながら何とか討伐。とうとう真のラスボスとのバトルが始まり、主人公が力を得ていた謎の青い女幽霊が倒されて、主人公の力が失われる……というムービーが流れる。
「ははーん、これから謎だった青い女の正体とか、主人公の出自の謎が明かされるんだな」と思った矢先……突如、オープニングムービーが流れ出す。
オープニングは、地の底を這う霊体的な存在が穴から這い出て、主人公(アラン)に憑依する的な内容だった。「お、これは主人公に取り憑いた霊体の正体が判明して、それのおかげで力を取り戻すパターンや! 胸アツ展開キタコレ!」。誰だってそーする。オレだってそーする。筆者はオープニングをなぞった展開を期待とともにプレイしていくのだった。チュートリアルの敵を倒し、修道長が殺されてその剣を手に入れ、チュートリアルボスを倒し……。
うーん、これいつになったら霊体の正体わかんの? っていうかチュートリアルもう一回プレイさせる意味ある? そうしてプレイを続け、本編のエリアに旅立ったところで、恐ろしいことに気づくのであった……。
「これ、もしかして最初からプレイしてない?」
結果として、何故か最終戦ムービーから「最初から始める」ことになっていたようだった。奇跡的に意味がありそうな流れで続いたもんだから、まったく気づかなかった。
いや、チュートリアルやらされた時点でちょっと違和感は覚えていたけど、信じたくなかった。だって、このゲーム自動セーブで手動セーブは不可。セーブスロットは一つ。つまりオープニングムービー流れ終わったところで上書きセーブされるのだから……。
あわててPS Plusのクラウドセーブを確認したが、優秀なことで、既に「最初から始める」データでクラウドも上書きされていた。一縷の望みをかけてサブPS5の本体セーブを確認したら、そちらも上書きされていた……。いつもクラウドセーブの自動同期の動きが悪いと愚痴ってたのに、なんでこういう時だけ仕事早いのよ。
ということで、おそらく不具合と奇跡的な流れのせいで、オッサンの貴重な50時間強が失われたのであった……。いやマジで時間返して。というか、結局あの青い女の正体や主人公に取り憑いた霊体の正体なんだったのよ。
なんとなく予想は付いているけど、ここまでやったらちゃんと知りたいじゃない。せっかくトロフィーの為に、最高難易度の「鋼」でプレイしてきたのに。つらすぎる。そんな2025年の父の日でした。
かなりのボリュームだったので、プレイし直すことは無いけど、ゲーム自体はかなり面白いのでオススメ! もしクリアした人がいたら、最後のネタバレだけ教えてください。
プレイ状況:PS5版 ラストバトル突入→データ消失
冒頭で記載した、データ消失したゲームがこちらの『Blades of Fire』。不満点はありつつも、かなりハマっていて、気づけばプレイ時間は50時間を突破。
エリアはなんと四つめに突入し、今まで行けなかったギミックも開放、過去のエリアも含めて隅々まで探索できるように。今までは倒せずに逃げるしか出来なかった強敵(王)も倒せるようになり成長を実感。
ストーリーも俄然面白くなってきた。相棒キャラとの信頼関係も、まさに背中を預けられるくらいまでに成長。敵の居城に向かう時のお互いを認め合う会話に胸が熱くなる。さらに、ずっと敵として追いかけてきた女王と主人公との関係性も明かされ……そして真の敵が! 最初は武器クラフトと戦闘が主体で、ストーリーはあんまり興味が持てなかったものの、長時間プレイしてきたこともあり、自然と盛り上がってくるもんだ。
そうこうして、遂に真の敵のいるラストダンジョンへ到達。敵も強ければ謎解きもムズい。謎がムズいというよりは、今までスルー可能だったフィールドボス的なやつを全部倒さないと進めないのよ。なのでそれらの強敵をヒーコラ言いながら何とか討伐。とうとう真のラスボスとのバトルが始まり、主人公が力を得ていた謎の青い女幽霊が倒されて、主人公の力が失われる……というムービーが流れる。
「ははーん、これから謎だった青い女の正体とか、主人公の出自の謎が明かされるんだな」と思った矢先……突如、オープニングムービーが流れ出す。
オープニングは、地の底を這う霊体的な存在が穴から這い出て、主人公(アラン)に憑依する的な内容だった。「お、これは主人公に取り憑いた霊体の正体が判明して、それのおかげで力を取り戻すパターンや! 胸アツ展開キタコレ!」。誰だってそーする。オレだってそーする。筆者はオープニングをなぞった展開を期待とともにプレイしていくのだった。チュートリアルの敵を倒し、修道長が殺されてその剣を手に入れ、チュートリアルボスを倒し……。
うーん、これいつになったら霊体の正体わかんの? っていうかチュートリアルもう一回プレイさせる意味ある? そうしてプレイを続け、本編のエリアに旅立ったところで、恐ろしいことに気づくのであった……。
「これ、もしかして最初からプレイしてない?」
結果として、何故か最終戦ムービーから「最初から始める」ことになっていたようだった。奇跡的に意味がありそうな流れで続いたもんだから、まったく気づかなかった。
いや、チュートリアルやらされた時点でちょっと違和感は覚えていたけど、信じたくなかった。だって、このゲーム自動セーブで手動セーブは不可。セーブスロットは一つ。つまりオープニングムービー流れ終わったところで上書きセーブされるのだから……。
あわててPS Plusのクラウドセーブを確認したが、優秀なことで、既に「最初から始める」データでクラウドも上書きされていた。一縷の望みをかけてサブPS5の本体セーブを確認したら、そちらも上書きされていた……。いつもクラウドセーブの自動同期の動きが悪いと愚痴ってたのに、なんでこういう時だけ仕事早いのよ。
ということで、おそらく不具合と奇跡的な流れのせいで、オッサンの貴重な50時間強が失われたのであった……。いやマジで時間返して。というか、結局あの青い女の正体や主人公に取り憑いた霊体の正体なんだったのよ。
なんとなく予想は付いているけど、ここまでやったらちゃんと知りたいじゃない。せっかくトロフィーの為に、最高難易度の「鋼」でプレイしてきたのに。つらすぎる。そんな2025年の父の日でした。
かなりのボリュームだったので、プレイし直すことは無いけど、ゲーム自体はかなり面白いのでオススメ! もしクリアした人がいたら、最後のネタバレだけ教えてください。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/dengeki/45287/a0f6c4edfda5f94938c486f9037d19d85.jpg?x=1280)
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/dengeki/45287/afb958e91d923ab71653b53e27016c7df.jpg?x=1280)
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/dengeki/45287/a0b911c04e208766ff4fe9a9cf7233daa.jpg?x=1280)
ポマードポマードポマード! うわああああ頭があああ。やーいお前のかーちゃん口裂け女!
タイトル:『異世界シリーズ 口裂け女VS青鬼』
プレイ状況:Switch版 6Fまでクリア済み
ホラー配信でプレイ。『青鬼』の名前は知っていたものの、ゲームをプレイするのは始めて。いきなり全身でどーんと出てきて驚いた。侘び寂び皆無。でもこういうのが子どもにウケてるんだろうね。息子が見ていたYoutube知識だと、色んなものに擬態(?)するっぽい。このゲームでもブドウに化けていた。無理があるやろ。
ゲーム自体は、青鬼or口裂け女から逃げながら謎を解いて脱出するアドベンチャーゲーム。口裂け女の怨念がこもったアイテムを触ると、口裂け女ゾーンに転移する。なんでや。どうやら青鬼と口裂け女は敵対しているっぽい。謎を解いて脱出パートになると、普段は交わらない青鬼と口裂け女が同じゾーンに合流し、殴り合いのバトルを始める。マジでなんでや。おそらく『貞子vs伽椰子』リスペクト。化け物には化け物をぶつけんだよ!
ストーリーとか皆無だと思っていたが、実は結構ある。というか意外と(失礼)面白い。記憶を失った主人公と、姉を探しにきた弟、主人公の血の繋がらない妹。姉が口裂け女っぽいんだけど、何故か主人公も「ポマードポマードポマード」って呪文でダメージ喰らう謎。主人公も口裂け女なん? 「アンキモ、アンキモ、アンキモ!」思い出した。
ゲームとしては優しい仕様で、お子様も安心。こまめにチェックポイントがあるおかげで、青鬼たちに襲われゲームオーバーになっても進捗がリセットされない。これホント助かる。謎解きも優しい。序盤だからか、数字見つけて入力するだけのが多い。こんなんでええんや。
ストーリーも気になるし、ゲームも優しめだしで、最近殺伐としたゲームばかりやっていた心に沁みた。色々なゲームやってて、こうやって上手くバランスが取れるといいよね。
■【異世界シリーズ 口裂け女VS青鬼】VSモノって大体巻き込まれる人間の命が軽すぎる【電撃インディー】
プレイ状況:Switch版 6Fまでクリア済み
ホラー配信でプレイ。『青鬼』の名前は知っていたものの、ゲームをプレイするのは始めて。いきなり全身でどーんと出てきて驚いた。侘び寂び皆無。でもこういうのが子どもにウケてるんだろうね。息子が見ていたYoutube知識だと、色んなものに擬態(?)するっぽい。このゲームでもブドウに化けていた。無理があるやろ。
ゲーム自体は、青鬼or口裂け女から逃げながら謎を解いて脱出するアドベンチャーゲーム。口裂け女の怨念がこもったアイテムを触ると、口裂け女ゾーンに転移する。なんでや。どうやら青鬼と口裂け女は敵対しているっぽい。謎を解いて脱出パートになると、普段は交わらない青鬼と口裂け女が同じゾーンに合流し、殴り合いのバトルを始める。マジでなんでや。おそらく『貞子vs伽椰子』リスペクト。化け物には化け物をぶつけんだよ!
ストーリーとか皆無だと思っていたが、実は結構ある。というか意外と(失礼)面白い。記憶を失った主人公と、姉を探しにきた弟、主人公の血の繋がらない妹。姉が口裂け女っぽいんだけど、何故か主人公も「ポマードポマードポマード」って呪文でダメージ喰らう謎。主人公も口裂け女なん? 「アンキモ、アンキモ、アンキモ!」思い出した。
ゲームとしては優しい仕様で、お子様も安心。こまめにチェックポイントがあるおかげで、青鬼たちに襲われゲームオーバーになっても進捗がリセットされない。これホント助かる。謎解きも優しい。序盤だからか、数字見つけて入力するだけのが多い。こんなんでええんや。
ストーリーも気になるし、ゲームも優しめだしで、最近殺伐としたゲームばかりやっていた心に沁みた。色々なゲームやってて、こうやって上手くバランスが取れるといいよね。
■【異世界シリーズ 口裂け女VS青鬼】VSモノって大体巻き込まれる人間の命が軽すぎる【電撃インディー】
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/dengeki/45287/aae689b0cb44188916cb18bda085722cf.jpg?x=1280)
次は映画編! 超ネタバレ注意!
もはや舞台装置と成り果てた『きさらぎ駅』を駆使したオカルトクレーマー渾身の罠。前作超えのエンタメ傑作!
タイトル:映画『きさらぎ駅 Re:』
よくあるネット発都市伝説テーマのホラー映画かと思っていたら、想像の斜め上の異世界脱出RTAだった前作『きさらぎ駅』。異世界の駅に迷い込む原作(?)を超解釈ってレベルじゃないくらい再構成した結果、良作エンタメ映画になったという奇跡の映画である。
普通、原作をアレだけ逸脱したらアンチが湧いてきそうなもんだけど、そもそも原作(?)がネットの書き込みなので無問題。思えば他のネット発都市伝説映画が今ひとつなのは、元となるストーリーがちゃんとしてるからなんだなと気づく。ストーリーがちゃんとしていると、原作として認識されちゃって解釈が違うと「想像したのと違う」となっちゃうんだろうね。映画『ヒッチハイク』もそんな感じだった。
『きさらぎ駅』はそういった意味で、基本的には異世界に迷い込んだ女性の書き込みで、オチも何も無いから、膨らませる余地がいっぱいある。そこがオリジナル脚本と奇跡的にマッチして良作が生まれたと予想。
前段が長くなってしまったが、その奇跡のバランスで生まれた『きさらぎ駅』にまさかの続編『きさらぎ駅 Re:』が爆誕! 世界観だけ引き継いだなんちゃって続編かと思いきや、ガチガチの正統続編でびっくり。前作履修が前提なので、「今作だけ観ても楽しめます!」なんてことはミリも無い。必ず前作を履修してから観るべし! その労力に見合う出来栄えのめちゃくちゃ面白いエンタメ映画なので損なし!
主人公は前作でも重要キャラだった女子高生の宮崎明日香。前作でなんやかんやあって現世に帰還してきたものの、既に現世では20年経っていた、という衝撃の事実が判明。いや、前作見返したら前作時点で最初のラン(葉山先生脱出回)から20年経ってるんだからそりゃそうだ。結果的に、年齢は40歳だけど身体は20歳の謎属性を持つ本田望結が主人公になったのであった。
本田望結ちゃんは子役のイメージしかなかったけど、この映画だとかなり大人びていて、凄くキレイになっていた。ええもん見た感ある。
明日香ちゃんは現世に戻ってきても居場所が無く(そりゃ20年経ってたらそうだわな)、さらに「きさらぎ駅」の存在を世に広めようとした結果、「オカルトクレーマー」と呼ばれるようになってネットで叩かれまくっていた。そんなこんなでこの世に疲れた明日香ちゃんは、あの世に行く代わりにもう一度「きさらぎ駅」に旅立ったのであった。
目的は、自分を助けてくれた前作主人公「堤春奈」を助け出すこと。前作を観たことがあれば分かると思うんだけど、この春奈は結構自己中心的な性格で、自分が助かるために他の人間を蹴落としたりもする。ただし、その性格が災いして、結果的に明日香を始め多くの人間を「きさらぎ駅」から現世に戻す「きさらぎ駅自動お助けマシーン」になっていた。
(今作で、前作登場人物の多くが現世に戻ってきてるんだけど、どう考えてもクリアできなそうな人間が多くて、おそらく春奈が助けてるんだと思う。「助けてる」のは結果的にだけど)
明日香は、そんな春奈の性格も理解した上で、それでもなお春奈を助けようとする。悪に落ちた前作主人公を救う真の主人公感バリバリでカッコいい。
前作での知識と、主人公補正で、春奈だけでは無く、他の乗客も巻き込んで、さながらヒーロー物のようにきさらぎ駅を攻略していく明日香。しかし、そんな明日香にも攻略できない難敵が現れる。なんと、明日香が強くてニューゲームしたことにより、ゲーム自体の難易度が上がってしまったのだった! 2周目は能力引き継ぐけど難易度も上がるやつね。ゲーマーならお馴染みのシステム。
この難敵が巨大な目玉のお化けなんだけど、戦闘力が段違い。攻撃されたらワンパン。ラスボスからは逃げられない。息を止めても音を出さなくてもダメ。詰み。という難易度設定を履き違えた感のあるボスだが、攻略法を見つけてなんとか一人だけ光の扉に到達させることに成功。
その方法が、おそらく観ていた人間が全員ツッコんだであろう方法(もっと簡単に解決できる方法がある)だったが、まあ攻略法煮詰めすぎて灯台下暗し的になることってあるし、ゲーマーあるあるということで。
ところが、それでもゲームクリアとはならない。唯一のクリア方法である光の扉は偽物だったのだ。その後、「唯一の方法」で春奈だけを逃がすことができたが……といったところで、最後のオチに辿り着く。
いやー、見事だった。明日香が主人公感ありすぎて、かつ前作主人公が良い感じに今回もクズっぷりを発揮していたので、この新旧主人公のバディ物で行くんだと思っていたら、もう一捻りあって良かった。
確かに、明日香も完全聖人ではなくて、ところどころに違和感のある言動があったので、「現世には良いことが無いからずっと勝手知ったるきさらぎ駅でヒーローを演じたいんだろうな」とは思っていたが、それよりもっと広い狙いがあったとは。良いもの観たわ。
ここ最近の映画ではイチオシ! ぜひ必ず前作をアマプラで履修してから観に行ってください。イオンエンターテイメント配給だからイオンシネマじゃないとやってないかも。そこだけ注意を。
よくあるネット発都市伝説テーマのホラー映画かと思っていたら、想像の斜め上の異世界脱出RTAだった前作『きさらぎ駅』。異世界の駅に迷い込む原作(?)を超解釈ってレベルじゃないくらい再構成した結果、良作エンタメ映画になったという奇跡の映画である。
普通、原作をアレだけ逸脱したらアンチが湧いてきそうなもんだけど、そもそも原作(?)がネットの書き込みなので無問題。思えば他のネット発都市伝説映画が今ひとつなのは、元となるストーリーがちゃんとしてるからなんだなと気づく。ストーリーがちゃんとしていると、原作として認識されちゃって解釈が違うと「想像したのと違う」となっちゃうんだろうね。映画『ヒッチハイク』もそんな感じだった。
『きさらぎ駅』はそういった意味で、基本的には異世界に迷い込んだ女性の書き込みで、オチも何も無いから、膨らませる余地がいっぱいある。そこがオリジナル脚本と奇跡的にマッチして良作が生まれたと予想。
前段が長くなってしまったが、その奇跡のバランスで生まれた『きさらぎ駅』にまさかの続編『きさらぎ駅 Re:』が爆誕! 世界観だけ引き継いだなんちゃって続編かと思いきや、ガチガチの正統続編でびっくり。前作履修が前提なので、「今作だけ観ても楽しめます!」なんてことはミリも無い。必ず前作を履修してから観るべし! その労力に見合う出来栄えのめちゃくちゃ面白いエンタメ映画なので損なし!
主人公は前作でも重要キャラだった女子高生の宮崎明日香。前作でなんやかんやあって現世に帰還してきたものの、既に現世では20年経っていた、という衝撃の事実が判明。いや、前作見返したら前作時点で最初のラン(葉山先生脱出回)から20年経ってるんだからそりゃそうだ。結果的に、年齢は40歳だけど身体は20歳の謎属性を持つ本田望結が主人公になったのであった。
本田望結ちゃんは子役のイメージしかなかったけど、この映画だとかなり大人びていて、凄くキレイになっていた。ええもん見た感ある。
明日香ちゃんは現世に戻ってきても居場所が無く(そりゃ20年経ってたらそうだわな)、さらに「きさらぎ駅」の存在を世に広めようとした結果、「オカルトクレーマー」と呼ばれるようになってネットで叩かれまくっていた。そんなこんなでこの世に疲れた明日香ちゃんは、あの世に行く代わりにもう一度「きさらぎ駅」に旅立ったのであった。
目的は、自分を助けてくれた前作主人公「堤春奈」を助け出すこと。前作を観たことがあれば分かると思うんだけど、この春奈は結構自己中心的な性格で、自分が助かるために他の人間を蹴落としたりもする。ただし、その性格が災いして、結果的に明日香を始め多くの人間を「きさらぎ駅」から現世に戻す「きさらぎ駅自動お助けマシーン」になっていた。
(今作で、前作登場人物の多くが現世に戻ってきてるんだけど、どう考えてもクリアできなそうな人間が多くて、おそらく春奈が助けてるんだと思う。「助けてる」のは結果的にだけど)
明日香は、そんな春奈の性格も理解した上で、それでもなお春奈を助けようとする。悪に落ちた前作主人公を救う真の主人公感バリバリでカッコいい。
前作での知識と、主人公補正で、春奈だけでは無く、他の乗客も巻き込んで、さながらヒーロー物のようにきさらぎ駅を攻略していく明日香。しかし、そんな明日香にも攻略できない難敵が現れる。なんと、明日香が強くてニューゲームしたことにより、ゲーム自体の難易度が上がってしまったのだった! 2周目は能力引き継ぐけど難易度も上がるやつね。ゲーマーならお馴染みのシステム。
この難敵が巨大な目玉のお化けなんだけど、戦闘力が段違い。攻撃されたらワンパン。ラスボスからは逃げられない。息を止めても音を出さなくてもダメ。詰み。という難易度設定を履き違えた感のあるボスだが、攻略法を見つけてなんとか一人だけ光の扉に到達させることに成功。
その方法が、おそらく観ていた人間が全員ツッコんだであろう方法(もっと簡単に解決できる方法がある)だったが、まあ攻略法煮詰めすぎて灯台下暗し的になることってあるし、ゲーマーあるあるということで。
ところが、それでもゲームクリアとはならない。唯一のクリア方法である光の扉は偽物だったのだ。その後、「唯一の方法」で春奈だけを逃がすことができたが……といったところで、最後のオチに辿り着く。
いやー、見事だった。明日香が主人公感ありすぎて、かつ前作主人公が良い感じに今回もクズっぷりを発揮していたので、この新旧主人公のバディ物で行くんだと思っていたら、もう一捻りあって良かった。
確かに、明日香も完全聖人ではなくて、ところどころに違和感のある言動があったので、「現世には良いことが無いからずっと勝手知ったるきさらぎ駅でヒーローを演じたいんだろうな」とは思っていたが、それよりもっと広い狙いがあったとは。良いもの観たわ。
ここ最近の映画ではイチオシ! ぜひ必ず前作をアマプラで履修してから観に行ってください。イオンエンターテイメント配給だからイオンシネマじゃないとやってないかも。そこだけ注意を。
映画『#きさらぎ駅Re』
— 【公式】映画『きさらぎ駅 Re:』 (@kisaragi_movie) June 13, 2025
本 日 公 開 🚇
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これはただの続編ではない。
前作『#きさらぎ駅』を超える“衝撃”を
ぜひ劇場でお確かめください👁
あの生還から3年...
◤ ようこそ ◥
◣ーきさらぎ駅へー◢
▼劇場情報https://t.co/XKoGhNhrSv#本田望結 #恒松祐里 #永江二朗 pic.twitter.com/6m81fi6AfV