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プレイしたのは、7月18日~20日に開催される“BitSummit the 13th”で出展されるバージョン。本イベントが初のプレイアブル出展となります。
なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
自らの足で爆走するカオスな世界観&キャラのレースゲーム【はしれへべれけ EX】
『はしれへべれけ EX』はサンソフトが1994年にスーパーファミコンで発売した『はしれへべれけ』のリメイク版。開発は韓国に拠点を置くCRT GAMESが担当します。うぴょー。
『はしれへべれけ』はコミカルでシュールな世界観とキャラクターが特徴の『へべれけ』シリーズの1作品。シリーズにはアクションゲームやパズルゲームなどがありますが、『はしれへべれけ』はレースゲームとなります。くびちょんぱあたーく!
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リメイクに当たって、新要素の追加や現代向けに操作性が向上されていることは知っていましたが、プレイするのはもちろん初めて。どのようなものになっているのかプレイするのが楽しみでした。おーちゃんですわ!
起動するとまずはどこか軽妙な音楽が流れてきます。なぜか走り出したくなってしまいたくなるようなテンポでレースゲームにはぴったり。ということでさっそくレースをプレイ。すけすけすけすけ、すけざえもん。
……と、ここまでサブリミナル的にへべたちの名前や決めゼリフ(?)を混ぜ込んできましたが、そろそろ各所に怒られそう&『へべれけ』の世界観のカオスさをアピールできたと思うので、ここからはふつーにレビューしていきます。ふつーじん(うつーじん)なんつって、あっかんべー。
さてさて、プレイできるのはキャラごとに用意されているストーリーモード、ゴールまでの時間を競う“TIME ATTACK”など多くのモードがあります。まずは、ひとりでプレイできるストーリーモードを選択。
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最初にストーリーを楽しみたいキャラを選ぶのですが、特徴的なところがキャラに性能があること。
レースゲームといえば、性能が異なる車やバイクなどの乗り物に乗ってレースするというイメージがありますが、本作には乗り物はありません。キャラが自分の足で走るので、キャラに性能があるというわけです。
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この時点で独自性が垣間見えます。キャラも『へべれけ』主人公のへべを始め、『はしれへべれけ』に登場していたキャラは引き続き登場しています。
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見た目が特徴的で、見ていると癖になってくる……! かわいいキャラもいますし、どこか抜けているような表情のキャラもいて、どのキャラを選ぼうか非常に迷います。
もちろん、レースゲームである以上、性能も重要なのですが、キャラゲーな部分もあるので、性能よりも好きなキャラで勝つことを優先したいですね。もし、性能が劣っていたとしても、うまく操作して勝つ、いや勝たせてあげればいいだけですから!
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レースはどれだけ早く一定周回をするかで順位を決めるシンプルなルール。ただ、コース上にチェックポイントが3箇所あり、すべてを通過したうえでコースを1周して初めて、周回数がカウントされるようになっています。
操作もアクセルとジャンプ、アイテムの使用だけなので非常にシンプルです。誰でもすぐに操作を覚えて楽しめますし、ルールも合わせると大きな差が付きにくいと感じたので、終始油断はできません。
このあたりの操作性について、オリジナルとなるSFC版はかなりクセがありまして。いわゆるラジコン操作的なものとなっていたため、直感的に進行方向を把握できず、大混乱してしまうことも。(ある意味、そこに慣れるのがプレイスキルであり、焦ったプレイヤー全員が大混乱するカオスなシチュエーションもまた、『はしれへべれけ』らしさではありましたが)
今回のリメイク版は操作キーと移動方向が一致するため、非常に遊びやすくなっています。ナイスな改善!
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チェックポイントのぎりぎりを通ったり、タイムを縮めるために攻めた走行をしたりすると、かえって裏目に出てしまいうこともありました。攻めるより安定した走行が重要だと思っていても、これはレースゲーム。気付いたらコーナーを攻めてしまうのも人間の性かもしれません(笑)。
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また、そこまでコースが広くなく、ミニマップも表示されているので、ルートがわからなくなることはないと思います。もし、勝利できずにゲームオーバーになっても、すぐにリトライできるのでストーリーは気軽に遊べるモードじゃないかと思います。
異なるルールで広がる楽しみ方【はしれへべれけ EX】
ストーリーを楽しみながらNPCとレースすることも楽しいですが、やっぱり友だちなどほかのプレイヤーと競うのも醍醐味のひとつ。というわけで、2人でさまざまなモードをプレイしてみました。ちなみに最大でオフラインなら4人、オンラインなら8人プレイが可能です。
まずは、ほかのプレイヤーと純粋に速さを競う“BATTLE RUN”。本作のキモとなる部分です。
やはりというか、相手がプレイヤーだと、NPCと戦っているときよりも、何をしてくるかわからないというドキドキ感が味わえます。
そうなるとアイテムでの妨害が重要になってくるのですが、『はしれへべれけ』から倍以上に増えており、20個を超えるアイテムが登場します。
隕石を降らせたり、姿をぽぷーんに変えたりするものから、先頭のキャラを狙い撃つレーザー、ランダムな場所に吹き飛ばす竜巻、キャラの位置を入れ替えるものなど個性豊か。数が多いので、相手が何してくるのか読めない部分もあって、レースが白熱すること間違いなし!
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さらに複数のアイテムを保有して、好きな順番でアイテムを使用できるので、ぎりぎりまでアイテムを使わず、負けそうになったら一気に使って逆転なんてことも可能です。
ただ、アイテムに必死になっていてチェックポイントを通過し損なうハプニングもありましたが、それもこれもアイテムの種類が多すぎて使うのが楽しいのが悪いんですよ!
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おいかけっこをするモード“ENGACHO”では、ほかのプレイヤーに体当たりをすれば勝利というシンプルなルールなのですが、これがプレイしてみると思った以上におもしろい!
ステージはレースで使用するものと同じ。今回だけでも何度かプレイしたので構造は把握している……はずだったのですが、キャラの性能やプレイヤーの腕もあり、思った以上に追いつくのが難しい……。
ただ、レベルやスピードを上げると障害物も増えて操作が難しくなり、一気に追いついたり、逃げたりすることが可能になるので、性能や腕の差があまり影響しなくなってきます。こうなってくると、ルールが単純なゆえに一瞬で勝負がつくようなこともあります。
このプレイが悪かったというよりかは、あのタイミングで障害物が来なければ勝てたのにと思うことも多々ありまして。今回は2人プレイでしたが、人数が増えるとよりおもしろくなると思いつつ、2人でも十分に楽しめます。
ステージがレースと同じなので、最初はちゃんとレースと同じ進行方向で走って追いかけていましたが、実は逆走して体当たりをしても大丈夫です。
これに気付いてからはわざと差をつけてから反転して一気に追い詰めたり、逃げているときにはある程度差が付いたら、止まって様子を見たり、戦術的にも楽しめるようになりました。
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“POPOON BATTLE”も、コース通りに進まないという点は同じですが、こちらはアイテムをぶつけ合うバトルです。3回アイテムをぶつければいいだけなのですが、言葉の単純さとは裏腹に敵にアイテムを当てるのは難しめ。
勝利条件がアイテムを当てることなので、レースと違って進行方向が決まっておらず、思い思い走れるところが難しい理由のひとつ。さらに、正面衝突しそうなくらいぎりぎりまで近づきますが、交錯する時間が短く、タイミングが悪いとまったくアイテムが当たりません。
だからこそ、ほかのルールとは違った緊張感が生まれるわけですが、これこそ大人数であればあるほど、カオスな状態になって楽しいのは間違いないでしょう。
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今回プレイできたのは一部のルールだけ。まだ開発中なので、ここからさらに変わるかもしれません。ですが、すでにゲームとして十分に楽しめました。『はしれへべれけ』を知らなくても楽しいですし、知っていればキャラやコースを見て懐かしさを感じられるのではないでしょうか。
グラフィックがめちゃくちゃかわいくなっていて、いろいろなリアクションがいちいちかわいいこともプッシュポイント。ファミコンやSFC時代のドット絵もよかったのですが、令和の『へべれけ』はさわるとやわらかそうなふわふわ感がたまりません。より愛おしくなっちゃいます。
ちなみに、本作ではSFC版『はしれへべれけ』も収録されています。リメイク版では操作方法の変更やアイテムの追加などが行われて遊びやすくなっていますが、違いを知るためにも『はしれへべれけ』もぜひプレイしてみてくださいね。
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