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【日本ゲーム大賞2025】『メタファー:リファンタジオ』が年間作品部門大賞を受賞。本郷奏多「最後までワクワクしながらプレイした」

文:電撃オンライン

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 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会は、9月23日に“日本ゲーム大賞2025 発表授賞式”を開催、年間作品部門など受賞タイトルが発表されました。

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【日本ゲーム大賞2025】年間作品部門大賞は『メタファー:リファンタジオ』


 発表授賞式では、ハラミちゃんのピアノ演奏で年間作品部門大賞が発表され、東京ゲームショウ2025 オフィシャルサポーターを務める本郷奏多さんがプレゼンターとして登壇しました。

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 年間作品部門大賞は、アトラスが発売した『メタファー:リファンタジオ』に決定。そして、ブレイクスルー賞を『Clair Obscur:Expedition 33』、ムーブメント賞を『Pokémon Trading Card Game Pocket』、特別賞をPlayStation Storeが受賞しました。

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 また、経済産業大臣賞はNintendo Switch 2、ゲームデザイナーズ大賞は『INDIKA』に決定しました。

ハラミちゃんが圧巻の演奏を披露。本郷奏多さんから大賞作品へのコメントも


 発表授賞式で演奏前に意気込みを聞かれたハラミちゃんは、「本当に命を燃やして作られてきた方のコメントにとても感動した瞬間がたくさんあったので、気持ちを込めて演奏させていただきます」と、気合が入っている様子でした。圧巻の演奏を披露し、会場を盛り上げました。

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 また、本郷さんは大賞を受賞した『メタファー:リファンタジオ』について聞かれると、「僕自身、(大賞作品を)最後までワクワクしながらプレイさせていただいて、すごいストーリー展開と、綺麗なグラフィックと、素晴らしい音楽と、本当に夢中になって、ゲーム体験をしたことを覚えています」とコメントしました。

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【日本ゲーム大賞2025】年間作品部門の各賞一覧と受賞理由


 2024年4月1日から2025年5月31日までに日本国内で発売された作品が対象。2025年6月9日から2025年7月18日までの一般投票と、日本ゲーム大賞選考委員会の審査を経て、各賞が決定しました。

大賞
・『メタファー:リファンタジオ』(アトラス)

優秀賞
・『メタファー:リファンタジオ』(アトラス)
・『都市伝説解体センター』(集英社ゲームズ)
・『ロマンシング サガ 2 リベンジオブザセブン』(スクウェア・エニックス)
・『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(スクウェア・エニックス)
・『真・三國無双 ORIGINS』(コーエーテクモゲームス)
・『首都高バトル/Tokyo Xtreme Racer』(元気)
・『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』(セガ)
・『モンスターハンターワイルズ』(カプコン)
・『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』(アニプレックス)
・『ファンタジーライフi グルグルの竜と時をぬすむ少女』(レベルファイブ)
・『ELDEN RING NIGHTREIGN』(フロム・ソフトウェア)

ブレイクスルー賞
・『Clair Obscur:Expedition 33』(Kepler Interactive)

ムーブメント賞
・『Pokémon Trading Card Game Pocket』(ポケモン)

特別賞
・PlayStation Store(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)

年間作品部門大賞『メタファー:リファンタジオ』受賞理由

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 “幻想世界”を舞台に、国王の暗殺を機にはじまる王位争奪戦を描いた完全新作ファンタジーRPG。

 壮大なストーリーと幻想的な世界観、アクション性と戦術性を両立させた画期的な戦闘システム、背景を彩る美しいサウンドと西洋絵画を思わせるユーザーインターフェース、そして圧倒的なプレイボリューム。

 更には見た目もその能力、思惑もさまざまな種族が登場。中には思わず目をそむけたくなる言動も。

 数々の個性的なキャラクターたちによって紡がれる壮大なドラマに、多くのユーザーから熱狂的な支持が寄せられての大賞受賞となりました。

ブレイクスルー賞『Clair Obscur:Expedition 33』受賞理由

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 ベル・エポックと呼ばれる19世紀末のフランスをモチーフにした幻想的な世界を舞台に、遠征隊を編成し命がけの任務に挑むターン制RPG。

 年に一度目を覚ます謎の少女“ペイントレス”がモノリスに描き出す呪いの数字。その数字と同じ年齢の人々が煙となって消えてしまうという恐ろしい現象を防ぐため、プレイヤーは“ペイントレス”討伐を目指します。

 ターン制RPGにパリィなどのリアルタイムアクション、フリーエイムなどを掛け合わせた“リアクティブターンベースRPG”という独特のバトルシステムを構築し、多くのユーザーを魅了した点が、選考委員会で評価されての受賞となりました。

ムーブメント賞『Pokémon Trading Card Game Pocket』受賞理由

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 “ポケモンカード”を気軽にコレクションできるスマートフォン向けアプリ。

 毎日2パックを無料開封できる拡張パックには、過去の懐かしいイラストから完全新規のカードも登場、デジタルだからこそのカードの表現や演出も含め、ポケモンコレクションの楽しさがいっぱい。

 集めたカードを使ったオンライン対戦に加え、オートバトルやレンタルデッキといった初心者向けの機能も充実。

 配信開始から一気にユーザー数が拡大、『ポケポケ』という略称で親しまれるなど一大ムーブメントを起こした点が、選考委員会で評価されての受賞となりました。

特別賞“PlayStation Store”受賞理由

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 ゲーム業界全体のデジタルシフトが始まるかなり前の2006年にオープン。

 多くのタイトルの初動売上最大化とカタログのセール連動によるライフタイムバリューの最大化・長期収益化を実現し、インディーから大手まで、幅広いパブリッシャーとの連携による持続的販売支援を継続。ゲームビジネスの収益構造に大きな変化をもたらし、パブリッシャーの収益安定化に貢献。

 コンソールゲームの価値を高める基盤として、流通、マーケティング、ユーザー体験の全てにおいて高い貢献を果たしている点が、選考委員会で評価されての受賞となりました。

【日本ゲーム大賞2025】経済産業大臣賞“Nintendo Switch 2”の受賞理由


 本年度の“経済産業大臣賞”は、“Nintendo Switch 2”(任天堂)に決定しました。

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 2025年6月5日の発売に先駆け、4月に詳細な仕様や発売日、予約による販売方式が発表されると、国内外で大きな話題に。

 ユーザーフレンドリーな価格設定とハードとしてのクオリティの高さが支持され、発売後4日間の世界での販売本数は任天堂のゲーム専用機として過去最大の350万台を超え、6月の累計販売台数は582万台を記録。

 任天堂の専用ゲーム機として日本国内・欧米のみならず、タイやシンガポール、フィリピンといった東アジア圏でも初めて発売されるなど、日本の家庭用ゲーム産業の発展に貢献された点が評価されての受賞となりました。

【日本ゲーム大賞2025】ゲームデザイナーズ大賞『INDIKA』の受賞理由


 本年度の“ゲームデザイナーズ大賞”は、『INDIKA』(Odd Meter Games)に決定しました。ゲームデザイナーズ大賞審査員長の桜井政博さん(有限会社ソラ代表)からの授賞理由は以下の通りです。

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 19世紀末、ロシア正教会の修道女インディカは、修道院のシスターたちからは蔑まれ、手紙の使いをきっかけに旅に出ることになります。しかし内から聞こえる悪魔のささやきに苛まれ、幻を見ます。

 時には祈りを捧げることで悪魔の幻惑を抑えることも。インディカの過去は、ピクセルベースのミニゲームで展開されます。

 通常、ゲームデザイナーズ大賞はゲームシステムの斬新性が評価されることがほとんどですが、本作『Indika』のゲームシステムは、よくある三人称視点アクションと言えます。

 しかし、その心象風景、反体制的な宗教観、徳などをテーマにした物語や世界設定、雰囲気作りは、ほかの作品では味わえないものとなっています。

 そもそも宗教観を前面に押し出す作品が稀です。審査時の票数は割れましたが、最終的には一番の支持を得て本作を選ばせていただきました。

 余談ですが、スタジオのリーダーは実際にティーンの時に修道院で過ごし、結果として信仰を捨てたとのこと。

 開発スタジオは、ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに、ロシアからカザフスタンに移住したそうです。

 ゲーム制作の背景は作品とは関係ないですが、そういった背景も踏まえて作品に向き合うとより深みが出ることと思います。

 パブリッシャーの11 Bit Studiosは、本ゲームの収益の一部を寄付されているとのことです。

【日本ゲーム大賞2025】発表授賞式の模様をYouTubeでアーカイブ配信


 発表授賞式の模様は、TGS公式YouTubeにて、アーカイブを見ることができます。ぜひ、発表の瞬間などを動画で見てみましょう。

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