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ユーザー目線を欠かさず進化してきた『コトダマン』の7.5周年記念イベント開発者インタビュー。積み重ねた進化の先で迎えた記念イベントは“遊園地”!

文:滑川けいと

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 MIXIが配信中のiOS/Android用アプリ『共闘ことばRPG コトダマン』(以下、『コトダマン』)。2025年10月16日にリリースから7.5周年を迎え、記念のイベントが開催されています。

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 本稿ではそれを記念して、大槻プロデューサーと猪口ディレクターによるインタビューを実施。7.5周年を記念したイベントの内容や、本作のこれまでを語っていただきました。
※本記事はMIXIの提供でお送りします ※インタビュー中は敬称略
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 『コトダマン』は“ことばをつなげて戦う”という独特なゲーム性や多彩なコラボレーションなどが魅力のアプリ。7.5周年を迎えた今もアップデートを重ね、さらに遊びやすく進化を続けて、本年10月には累計利用者数600万を突破!

 これほどまでにファンに愛され続ける本作ですが、その秘訣はどこにあるのでしょうか。それを一番知っているのは、『コトダマン』の開発者なのでは!? ということで、プロデューサーの大槻一彦氏とディレクターの猪口将吾氏にお話を伺ってきました。

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▲猪口将吾氏(左)と大槻一彦氏(右)

『コトダマン』7.5周年 開発者インタビュー

大槻一彦氏『コトダマン』のプロデューサー。開発・マーケティング全域において統括を行っている。

猪口将吾氏『コトダマン』のディレクター。望月貴矢ディレクター(もっちー)と二人三脚で、ゲーム内におけるイベントや新機能の開発に携わる。7.5周年記念イベントのメイン進行も行う。

7.5周年を迎え、累計利用者数600万も突破した『コトダマン』の”今”

――まずは7.5周年おめでとうございます! なんだか楽しげなお二人の写真も拝見しましたが、遊園地ですか?

大槻
はい、7.5周年記念イベント「ワードリームパーク」のテーマが遊園地なので、それに合わせてみました(笑)。後ほどゆっくりご紹介させてください。

――楽しみにしています! さらにおめでたいニュースとして、この10月に累計利用者数600万も達成されたと伺いました。600万というと簡単には想像がつかない数字ですが、『コトダマン』はいま、どんなユーザーの方に遊ばれているのでしょうか?

大槻
ありがとうございます。『コトダマン』のユーザーさんですが、実は若い人が多くて【10代~20代】の方で40%以上を占めているんです! そして、【30代~40代前半】、【40代後半以降】のユーザーさんがそれぞれ約30%ずつ。男女比は2:1ぐらいでしょうか。

――10代と20代の合計で40%以上! 若い人も多いんですね。少し驚きました。

大槻
10代~20代はアンケートの回によっては50%を超えることもあるぐらいです。

 文字通り、幅広い世代の方に遊んでいただいています。これは他のソーシャルゲームでもなかなかない傾向ではないでしょうか?

 『コトダマン』ならではの特色としては、「身近な方と遊んでいる」方の多さもあげられますね。

 ユーザーアンケートでは「誰と『コトダマン』を遊んでいますか?」という回答があるのですが、これに「親子でプレイしている」という人もいるんです。実際にオフラインイベントにも親子でご来場いただいているケースもお見かけします。

――親子で、ですか!

大槻
ええ。『コトダマン』を遊んでいると思いがけない「ことば」との出会いがあったり、日本語の学習になるんですよね。日本語の学習の一環としても楽しみながらプレイしていただけるのかなと。

猪口
『コトダマン』というコンテンツが世代を超えて「ことば」を軸に楽しめるプラットフォームとなっているのは一開発者としてとても嬉しいですね。ユーザーさん同士でのつながりがあるのも『コトダマン』らしさの1つだと思います。

 例えば、公式Xでは「#ヘルプダマン」というハッシュタグがあって、初心者の方の疑問に、ベテランのコトダマー(『コトダマン』のプレイヤーの愛称)が答えてくれたり、

 公式コミュニティサイト『コトポータル』では、深いストーリーの考察からちょっとした雑談まで様々なユーザーさん同士で盛り上がってくださっています。

 コトポータルではそんな熱にお答えできるように運営メンバーが、直接ユーザーさんの投稿にコメントをお返しするようなコミュニケーションにも取り組んでいます。

 X公式アカウントフォロワーが43万人を突破、YouTube公式チャンネル登録者数も7.5万を超えていますが、ユーザーさんと運営と一緒になって盛り上がれるよう取り組んでいるので、ぜひどちらもチェックしてみてください。

コトポータル
『コトダマン』公式X
『コトダマン』公式YouTubeチャンネル

――新しく入ってくる若いユーザーさんがどうしても目減りしてしまうことに悩んでいる長期運営タイトルもあるのかなと思いますが、むしろ今でも若いユーザーさんが続々と入ってきて、既存ユーザーさんとも繋がることでゲームを続けるきっかけにもなっているんですね……!

大槻
そうですね、希少な例だと思います。ユーザーさんが増え続けているからこその累計利用者数600万突破です!

 ですから、もし「ユーザー数が少なくなってきているのでは?運営がジリ貧なんじゃないか?」なんて心配されている方がいたら、安心してください。若い方たちにもガンガン遊んでいただいています!(笑)。

 サービス開始当初から遊んでくれているお客様にはこの年代から始められて、上の年代になっている方も多いとは思うのですが、同じようにここから長く遊んでいただく方もたくさんいらっしゃると思いますし、その努力はもちろんこれからも惜しみません!

――若い世代の方は、どんなきっかけで『コトダマン』に触れているのでしょうか?

猪口
10~20代の方もたくさん遊んでいただいている理由として大きいのは、やはり毎月コラボを実施しているからですね。

往年の名作から流行の作品まで、73カ月連続コラボ開催!『コトダマン』に若いユーザーも集まり続けるワケ

――たしかに、多種多様なコラボの開催は非常に印象的です。毎月開催されている印象なのですが、今だいたい何ヶ月くらい連続でコラボを開催しているのでしょうか?

大槻
73カ月ですね(笑)。

――73カ月!? 73カ月というと……6年間もの間、毎月コラボを連続で開催しているということですか?

大槻
はい、そうなります(笑)。私たちはこれからも『コトダマン』を運営し続けるつもりなので、より多くの方たちみんなが集まってずっと遊べるタイトルにしたいんです。

 そのために、コラボする作品も幅広い世代や嗜好の人が「自分の好きな作品が来た」と思えるようにラインナップを考えています。

 なので、日ごろから遊んでいただいている方にも喜んでいただけていますし、コラボする作品をきっかけに10代の方が遊び始めてくれた、というのがずーっと積み重ねられてきました。その結果として7年半以上の運営と、累計利用者数600万を達成できたのかなと。

――なるほど。確かにこれだけいろいろな作品とのコラボが開催されていれば、自分の好きな作品とのコラボがきっと来るぞ、という予感がしますし、実際に私もそうなりました!

大槻
ありがとうございます! 皆さんの推しの作品とのコラボもきっと来るのではないかと思うので、ぜひ楽しみにお待ちいただければと思います。

猪口
コラボ先の作品の世界観を感じていただけるように、工夫やこだわりを詰め込んでお待ちしています!

 コラボキャラクターのイラスト、モーション、すごわざ演出といった部分は、コラボ専門のチームがこだわり抜いて制作しています。作品の権利元様からお褒めいただくことも多いほどなんです。

 クエストや施策の内容は各チームが議論を重ねてコラボ先ごとに最適な方法を模索して、コラボ先を知っている方はその内容を追体験できたり、知らない方も「原作を見てみたい!」と仰っていただける内容になっています。

――コラボのキャラクターは、コラボ終了後もちゃんと活躍してくれることが多いので、高難易度の降臨クエストでもコラボキャラクターを編成できることが多いですよね。

猪口
そこはこだわっているポイントなので気付いていただけて嬉しいです(笑)。

 コラボキャラクターをたくさん入手していただいた方に長く『コトダマン』の魅力を味わえるように、性能設計面でも、コラボキャラクターがコラボクエスト以外の場面でも使いやすく調整するよう、特に最近は強く意識しています。

 コラボきっかけで始めた人はもちろん、すでに遊んでいただいているユーザーさんにも喜んでいただきたいので、なるべくオリジナルでも活躍する場面が出来るよう設計しているので、ぜひいろんなコンテンツに触れてほしいですね。

7年半の進化は「今日始める人」「長く遊んでいる人」二つのユーザー目線で積み重ね。「みんなが遊べる」をこだわり抜く姿勢とは?

――こだわりがつまっていますね! 『コトダマン』は、初めからお話いただいたように幅広い層の方に支持されるゲームだったのですか?

大槻
もちろんユニークなゲーム性などリリース当初からある長所や魅力もありました。

 ですが、7.5年間の歴史の中で、日々の運用やアップデートで少しずつ作られたものもたくさんあります。

 「今日始めたユーザーさん」から「ずっと親しんでくれているユーザーさん」、皆がより楽しく遊んでもらうにはどうすればいいかを考え、ずっと議論と開発を続けた結果だと思っています。

――7.5周年を迎える歩みの中で、常に「今始める人」「ずっと遊んでくれている人」の目線を忘れなかった。だからこそ、累計の利用者数が600万にも到達したんですね。

猪口
累計利用者数600万という大きな数字は、ユーザーさんみなさんが遊んで「おもしろい」と思ってくれて、周りの人を誘ってくれて環が広がって……という積み重ねで、ユーザーさんと一緒に作ったものだと思っています。

 なので、いつも『コトダマン』を楽しんでくれているコトダマーのみなさんには心からお礼を言いたいですね!ありがとうございます!

大槻
この「累計利用者数」という数字は、いわゆる「リセマラ」の数字は含んでいないので「ダウンロード数」ではないんです。チュートリアルをクリアするだけでなく、ある程度プレイしてくださった人をカウントしています。

 つまり、新しく始めた人が触って「これ違うな」「おもしろさがわからないな」とすぐやめてしまったり、長く遊んでいる人が「他の人にはオススメしづらいな」と感じてしまったらここまで伸びない数値です。

 だから、猪口さんが言ってくれたとおり、本当にありがたいですね。これからも新しい人にとってもこれまで遊んでいただいた方にとっても楽しんでもらえるよう議論を尽くして開発・運営をして、より多くの皆様に愛されるよう進化を続けていきますよ!

 まだ言えない内容も多いですが、来年やそれ以降に向けても様々な仕込みもすでに始まっています。直近で、一部チラ見せした機能とかもありますが、それはほんの一部です!ぜひ楽しみにお待ちください!

――来年やそれ以降まで!? もうそんな先のことまで準備しているとは! 7.5周年、そして累計利用者数600万突破が日々のアップデートの賜物だった……というのはお話の中から見えてきたのですが、日々の運営のどんなところに秘訣があるのでしょうか?

大槻
『コトダマン』の運営は、「タイトルを続ける事」を大前提にしています。もちろん、どの会社もお客さまがいる限りサービスを続けたいという願いはあると思います。

 ですが、私たちは“終わらないこと”は大前提で、10年目もその先も、「ことばで日常をもっと豊かに、世界がひろがる」をもっと実現していくことを本気で考えています。その実現には「新しく始める方」はもちろん、「すでに遊んでいただいている方」にも『コトダマン』を楽しんでもらい続ける事が必要不可欠です。

猪口
そのためにも、ありきたりかもしれませんが“ユーザー目線を”めちゃめちゃ追い続ける”という姿勢をすごく強く持っています。

 当たり前で本来持ち続けるべき思いなのですが、いざ継続して実践していくのは難しい事でもあります。

 でもこれを『コトダマン』は我々プロデューサーやディレクターだけでなく、運営チーム全体で強く意識し続けています。これが長く愛していただいている理由の一つなのかもしれません。“運営会議(※)”などでユーザーさんと一緒に作っていこう、という共創文化もその1つです。

 しかも、先ほど大槻が言った通り、ユーザーの年齢もプレイ歴も本当に幅広いのでユーザー視点と言っても「今始めた人」「長く遊んでくれている人」では見えている景色が違います。

 その2つの視点の違いはとても大事で、なぜそう感じているかまで俯瞰しての深堀を運営チーム全体で行います。
【※編注】運営会議:キャラクターの見た目や性能までユーザーと一緒に公式放送で決めていったり、『コトダマン』の運営についてリアルの場で意見交換を行うなど、ユーザーも運営協力者として『コトダマン』を一緒に作る取り組み
大槻
運営チーム内で役割分担のようなものがあって。私自身がライトに遊んでいただいている方の視点や気持ちで考えることが多く、猪口さんともっちー(望月貴矢ディレクター)はヘビーなやりこみ勢の視点に立ってもらい、激しい議論をすることもあります。(笑)。

猪口
いや、これはほんとですよね(笑)。この議論から生まれたり、ブラッシュアップされることも多いのでいいことだと思うんですけど、お互い疲労困憊になるまで続くこともあります。

大槻
「いやいや始めたばかりのユーザーさんにそれわかる?!」とか「こういった機能を長く続けているユーザーさんは欲しているんです!」とか、よく話すよね。

 いつ始めてもいいように、遊び始めたばかりのユーザーさんの視線も忘れたくないですし、一方で長く遊んでくれている人にとっても遊び続けたいタイトルであり続けることも大事です。あらゆる立場のユーザー視点を持って進化していけるよう、お互い遠慮はしません。

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猪口
ですね。ついつい「ゲームに慣れている前提」で機能を進めてしまいがちなのですが、大槻から「これじゃ始めたばかりのユーザーさん、わくわくしないでしょ~!?」と指摘をもらいます。

 特に記憶に残っているのが、新規の方向けに開発した“ましろツアー”(※)ですね。

 ましろツアーは、開発の中期段階から終盤にかけて画面をガラッと変えました。最初は、初めての方が何をするべきか「わかりやすい」という事にウェイトを置いて、リスト形式でやるべきことが示される画面で進めていたんです。
【※編注】ましろツアー:指定されたミッションを達成して報酬を獲得しながら、『コトダマン』の遊び方を覚えることができる機能
大槻
だけど、実際に手触りを確認できるようになって、触ってみたらたしかにわかりやすいんだけど、これは「わくわく」はしないなと。

 新しいユーザーさんが最初に触れるものなのに、コラボと同じぐらいわくわくしなかったら、オリジナルコンテンツを触ろうと思わないじゃないですか。

 もっととっつきやすくて楽しそうな空気感が必要だよね、という話をしました。長い旅が「ここから始まる」という入り口ですしね。ゲームの世界観にも触れられるような作りにしてほしいとオーダーしました。

猪口
そこで、ましろがマップを歩いていってその先にミッションがひとつずつ見つかる、という今の形に全面的に変更しました。

 世界観チームにも手伝ってもらって、ゲームの舞台になっている各世界を旅している背景マップの制作や、『コトダマン』では珍しいフルボイスのセリフも書き起こして収録しています。

 余談なのですが、この時作ったSDイラストのましろは、運営内ではすごろくのコマのような役割だったので、「コマましろ」って呼んでいるんですが、運営内でもかわいいと評判でウェブショップを始めとしていろんなところで登場してくれています(笑)。

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――え、開発の後半でそこまで変えたんですか? その、大変じゃなかったですか……?

猪口
もちろん大変でしたよ!?(笑) 当時を振り返ったら開発メンバーを中心にあの時は大変だったね……と苦笑いするスタッフは多いんじゃないかな……と思います。

 でも、ユーザー目線で「わくわく」を追い続けるなら、これはやらない訳にはいかなかったです。

 結果的に、ユーザーさんから「楽しい」「手触りがいい」といった好意的な反応をたくさんいただけたので、頑張ってよかったなと思っています。既存のユーザーさんからもポジティブな感想をたくさんいただきました。

――なるほど。ましろツアーは新しく始めた人の「わくわく」を芯に据えての開発だったのですね。既存のユーザーさんの視線で開発した機能だと、なにか思い出に残っているものはありますか?

猪口
既存のユーザーさんだけではないのですが、新しく始めた人、長く続けてくれている人両方の目線で開発した機能がひとつあります。コラボや周年のクエストなどが集約されている「イベントポータル」画面です。

大槻
慣れている人はそのままでいいかもしれないけど、7年もやっていると遊び・体験の幅が広がってクエストも多種多様になってきた一方、新規の人にはどこから手を付ければいいのか、わかりやすいとは言えない状態になっていました。

 そこを改善して「ここからやってほしい!」という運営の思いを直感的に伝わるようにしたかったんです。

――長期運営だからこその悩みですね。既存のクエストを消すわけにもいきませんし。新規のユーザーの方からすると、新規ユーザーでも遊びやすいクエストだけが整理されていたほうがわかりやすいですし。

猪口
そうですね。とはいえ、コラボや周年イベントは、長く遊び続けた方もたくさん遊んでいただくものなので、新規のユーザーさんにフォーカスしすぎると、帯に短し襷に長し……ということになってしまいます。

大槻
そこで、この「イベントポータル」は「画面はこれまで遊び続けているユーザーさんにとっても改良がされるべき」と議論をしました。最終的に、整理の仕方を「シンプルモード」と「一覧モード」の2通り用意して、ワンタップで切り替えられるようにしたんです。

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▲先日開催された「夏ダ祭 2025」のイベントポータル。気軽にチャレンジできるもの、高難易度のものなど一目瞭然の表示がされているシンプルモードと、網羅的にクエストを表示できる一覧モードの比較。確かにこれであれば初心者は遊ぶべきクエストが分かりやすく、やりこみ勢は遊びたいクエストへのアクセスがしやすい!
――これすごくよかったです! 長く遊んでいる自分はある程度一覧化されている方が逆に遊びやすいんですよ。ただ始めて間もない友だちに遊び方を教える時に画面を指さして「このアイコンの先にある一覧からやって」で済むんです……!

猪口
ここでもまさにそう喜んでほしかった、という反応をいただけて嬉しいです(笑)。

 こうした開発は、「新しく始めた人」が未来で「長く続けてくれている人」にクラスチェンジした時にも便利に使っていただけると思うので、今後も疲労困憊するまで、議論を尽くしていきます!

大槻
一般的には長期の運営になってくると、そもそもこういった新規機能の開発の優先度が下がってしまうことがあるんですよね。ですが、『コトダマン』は今もこれからも遊び続けてほしいので、そのとき遊ぶ人にとってよい体験になるよう、開発は絶対に惜しみません。

猪口
なので、その時のユーザーさんが触れるものが、常に新しさを感じられるようになっていると思います。これは若いユーザーさんが『コトダマン』に触れたときに違和感なく興味を持っていただける要因の一つなのかなと思いますね。

――長期運営のタイトルで、ここまで新しい機能開発や改修が続くのは本当に珍しいですよね。単純なクエスト追加にとどまらず、導入や画面構成、遊び方まで常に進化していて、いつ遊んでも新しさを感じられるというか。

大槻
やはりここでもポイントは、その時々のユーザーさんの目線なんですよね。すでに遊んでくれているユーザーさんも、これから始めるユーザーさんも、欲しいものって変わっていくんです。であれば、我々はその時求められているものを提供し続けたいんです。

 そのために今ある機能のアップデートはもちろん、追加の機能でも惜しむことなく開発していきます。その積み重ねが、若いユーザーさんが新しく遊んでくださっている要因なんじゃないかと考えています。常に「新しいゲーム」と感じていただくためにも、これからもユーザー視点を忘れずに運営に取り組んでいくつもりです!

――なるほど。長期運営タイトルであっても新規開発を続け「常に新しく」あり続けている。だからこそ新しいユーザーさん、若いユーザーさんにも手に取っていただきやすい……というのは、実際に遊んでいる自分としてもかなり納得感があります!

『コトダマン』7.5周年記念イベントのテーマは“遊園地”! コーヒーカップに乗ると呪われる!?

――さて、いろいろとお話を伺えたので、最初の写真にもあった“遊園地”にもどってきたいと思います。いよいよ7.5周年記念イベントが始まりましたね。改めて、テーマについて伺えますか?

猪口
今回の周年イベントは“遊園地”をモチーフにしています。遊園地って、行くだけでわくわくするじゃないですか。その感覚を『コトダマン』内で再現できるよう、いろいろと趣向を凝らしているんですよ。

 スローガンは“みんなでワイワイ楽しい”です。今始めた人もすでに遊んでくれている人もまざりあって『コトダマン』内の遊園地で「友だち」を作ってほしい、という思いを込めています。

 ゴーカートや観覧車、コーヒーカップなどを題材にしたクエストを用意しています。もう遊んでくれた方も多いとは思うのですが、遊び方のバリエーションの多さは遊園地らしいバリエーションを意識してこだわりましたね。

 ちなみに、クエスト制作メンバーのいち押しはコーヒーカップらしいです。すでに遊んでくれた人も多いとは思うのですが……ヒントは「乗ったら呪われる」です(笑)。

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※写真はイメージです
大槻
呪います。

猪口
『コトダマン』のクエストに登場するギミックや状態異常などを使って、遊園地のアトラクションを再現しているんです。一つのモチーフの中でも、日替わりでギミックが変わるものなどもあり、毎日楽しめるように設計しました!一度触ってそれっきりな人がもしいるならぜひ今日またチャレンジしてみてください、違うクエストが出てきますよ!

 これまでの周年記念イベントとは一味も二味も変わった味付け、ご用意しています!

――“ザ・たっち”さんご出演のプロモーション動画にも遊園地らしい背景があったりと、楽しそうな雰囲気がとても伝わってきました!どういった思いを込めてこの動画を製作したのですか?

猪口
テーマになっている“遊園地”って、1人で行っても楽しいですが、誰かと一緒に行って驚きや楽しい時間を共有することで、更に記憶に残る体験になる場所だと思うんです。

 私たちは7.5周年記念イベントを通じて、誰かといっしょに「ことば」を作ったり楽しさを分かち合ったりと、同じく共感をともなう体験をお届けしたい、という思いを込めています。

 そこで、「1人じゃなくてみんなとだともっとおもしろい!」を想起させる、人気お笑い芸人「ザ・たっち」さんにプロモーション動画にご出演いただきました。

 双子ならではの息の合った掛け合いが、「共感し合えることの心地よさ」や「おもしろさを共有する喜び」を表現してくれる動画になっていますので、見た方はSNSなどに感想をいただけると嬉しいです!

 また、何気ない日常の中でも「ことば」を意識してみると、そこからことば遊びのようなエンタメ体験が広がる――そんなメッセージも込めています。この動画をきっかけに、暮らしの中で触れる「ことば」のおもしろさを感じてもらえたら嬉しいです。

期間限定新機能“フォロダマン”で「みんなとならもっと楽しい」!

――「みんなとだともっとおもしろい」……みんなでワイワイというスローガン通りですね! ゲーム内でそれを更に感じられるような新規要素はありますか?

猪口
今回は“フォロダマン”という期間限定の新機能を入れました。これは、いわゆるフレンド機能に近いものです。コトモダチが設定している『コトダマン』を、自分のデッキに一体レンタルしてクエストに連れていけるようになります。

 先ほど、『コトダマン』内の遊園地で「友だち」を作ってほしいという想いがある……とお伝えしたのですが、友だちと完全に時間をあわせて一緒に遊ぶタイミングを作るのって大変だと思うんですよ。

 それに、誰かと遊んでいただくことが多い『コトダマン』もソロで遊んでくださっている方もいらっしゃるので、「ワイワイ」の押しつけにならないようにしたい……という想いもあります。

――ここでも、いろいろなスタンス・立場のユーザーに寄りそう視点が見えますね。

猪口
ありがとうございます!そこで、顔を合わせていない、遊ぶのが同じ時間でなくても直接ことばを交わさなくても「友だちと助け合える、共闘できる」を実現できるような機能にしてみました。

 もちろんリアルの友だちと遊びたいときも、「〇〇のクエストに行きたいんだけど」と友だちに言われたら、「じゃあ、このキャラをフォロダマンに設定しておくから使ってね」といったコミュニケーションをとっていただければと思います。

 直接的・間接的な繋がりを問わず、「みんなとならもっと楽しい」を体感できる期間限定イベントです。まだ味わってない人がいたらぜひ体験してください!

 このフォロダマンとあわせて「「イイね」を送ってみんな虹のコトダマGET キャンペーン」」も実施中です。

 各条件を満たすことで「虹のコトダマ」ももらえますし、普段ソロで遊んでいる方も、フォロダマンを活用して気軽に「いいね」を押すだけで参加できるので、ぜひ楽しんでほしいです!

レジェンド・グランドコトダマンでは史上初“マネ”持ち! 欲張り性能のコトダマン登場!

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――7.5周年といえば、初登場したグランドコトダマンの“シヨウチヨウ(止揚の蝶)”がユーザー間でも話題ですね!

猪口
この記事が出るタイミングにはすでに発表されていますが、今回のグランドコトダマン“シヨウチヨウ(止揚の蝶)”は欲張り全部のせコトダマンみたいなものに仕上がりました。

 絵本のような背景が特徴的な、高頭身のキービジュアルを始めとしてビジュアル面はコラボをきっかけに新しく始めた人も、オリジナルに魅力を感じてもらえるようにこだわってもらいました。

 公式放送ではCV:紫月杏朱彩さんによるキャラクターソングを携えてアニメーションを使ったPVをひっさげて登場しましたが、ライブビューイングの会場でもPVの初公開時、過去一番のどよめきがあったと聞いています!ハーフアニバーサリーのキャラクターにキャラソンを制作したのは初めての試みですね。


 また、このキャラクターは過去、「チヨウシヨウ」という名前で降臨キャラクターとして登場し、その後「ことば」によって味方になり「シヨウチヨウ」となった……という二面性があるのですが、それを切り替え機能「モード・シフト」で表現しています。

 キャラクターソングも、「シヨウ」と「チヨウ」の歌い分けをお願いしたので、歌唱の収録は通常の倍近い、5時間半にも及んだそうです。イヤホンで聴くと左右から別々のキャラクターの声の掛け合いを楽しんでいただけます!

――PVは本当にアニメの告知動画のようでしたし、ストーリーも好評でしたね。そして、性能面も驚きの連続でしたね……!

猪口
はい、もちろん性能も欲張り全部のせです(笑)。

 コンセプトは“どこにいても、活躍するトリックスター!”です。場に出したときはもちろん、手札にいるとき、デッキに潜っているときでも活躍します。EXスキルは“神種族優先サーチ”、さらにデッキにいるだけで効果を発揮する“援護”や、手札から盤面を強化する“応援”も持っています。

 そして……レジェンド・グランドコトダマン史上初のすごわざ“マネ”を持っています。裏でも手元でも、もちろん出しても強い。始めたばかりの方が引いてももちろん強力ですし、すでにやりこんでいるみなさんにはマネ持ちというだけで価値が伝わるはずです。

 性能マシマシ全部乗せになっていますので、ぜひ獲得してほしいですね。フォロダマンに設定してくれている人も多いので、まずはお友だちに借りて強さを実感してもらってもいいですね!絶対に獲得したくなると思います(笑)。

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――最後に、今後の展望とユーザーのみなさんへのメッセージをお願いします!

猪口
これまでの『コトダマン』の進化の先にふさわしい、新しく始めた人にもこれまで遊び続けてくれた人にとっても楽しんでもらえるようなバラエティ豊かに楽しめる内容に仕上げています!

 みんなでワイワイ楽しめるようなポイントをたくさん盛り込んでいるので、ぜひ遊んでみてください。

 そして、楽しかったら「楽しかったよ」とコメントをいただけると、非常に励みになります! あと、最近もっちーとラジオも始めたので聴いていただけると嬉しいです。

 
「コトダマンおかわりラジオ(仮)」では、公式放送では語りきれないことを「おかわり」感覚でゆるーくお送りしています。通学、通勤のお供にお聞きください。

大槻
今回、1人でも楽しめますが、みんなとならもっと楽しくなるよう7.5周年記念イベントをご用意しました。これまでの周年記念イベントとは違った楽しみ方ができるので、まだ遊んでいない人がいたらぜひ遊んでみてください!

 加えて、『コトダマン』は、日本語さえ知っていれば、世代も好きな作品も超えて楽しめるゲームです。すでに自分は楽しんでいるぞ!という方、ぜひこの機会に身近な家族や友人に声をかけて、7.5周年記念イベントをお楽しみください!

 来年以降も、先ほどお話ししたとおり、手触りが大きく変わるようなアップデートも含めて、いくつも仕込みも進めておりますので、期待してください!

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