電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、Cyber Space Biotopeが手がけ、PLAYISMがパブリッシングを担当する、アクションストラテジー『Million Depth(ミリオンデプス)』のレビューをお届けします。
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なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
100万階層の地底に堕ちていくアクションストラテジー【Million Depth】
地表はフレアの到達により住めなくなり、宇宙か地下での生活を余儀なくされた世界。とある宇宙船で暮らしていた“モマ”は、連絡の途絶えた“キミ”を助けるため、地球の地下にある100万階層の地底世界“ミリオンデプス”へと足を踏み入れていきます。
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全体的なゲームの進行は、多くのローグライトと同様です。階層ごとに戦闘や商人、休憩所などが待ち受けており、状況に合わせてルートを選びながら自身を強化して奥底へと向かいます。
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そんな中で本作の特徴となるのが、創造力、戦略、アクションの3要素が求められる戦闘。モマは遠隔操作の“リング”と、人体に影響のない範囲で生命活動を止める“ビオトープジャマー”を駆使して凶暴な生物たちと闘います。
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リングにはさまざまなパーツを取り付けることができ、そのパーツや付け方によって武器の攻撃力や移動速度が変わります。
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さらには耐久度というステータスもあり、敵の遠距離攻撃を武器で防ぐことができますが、壊されてしまうと一定時間武器が使えなくなってしまいます。
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自分の集めたパーツをどうやりくりして攻撃力を高めるのか、はたまた敵の苛烈な攻撃を凌ぐために耐久性を重視するのか、戦略と創造力が試されます。
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もう1つのビオトープジャマーは、モマが開発した装置で、自身が動いていない間の時間を止めることができます。つまり、リアルタイムアクションながらも、ターン制のように全体の状況を把握して次の行動を考える時間があるのです。
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かといって、自分が動き始めれば敵も動き始めるので、考えた動きを実行している間に状況が変わっているなんてこともざらにあり、理想と現実の塩梅がちょうどよく楽しめます。
このように創造力、戦略、アクションという3つの要素を同時に求められる感覚が意外に新しく、アクションが苦手な人も得意な人も、それぞれに楽しみ方が用意されていると感じました。
異なる世界線での選択が干渉しあうストーリー【Million Depth】
本作のストーリーは、3つの世界線で描かれます。
それぞれの世界線は相互に干渉し合っており、とある世界線での選択が別の世界線にも影響を与え、物語が紡がれていきます。
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どの世界線でもモマがキミを助けたいという信念こそ変わりませんが、キミの正体や待ち受ける運命は違います。その中で断片的に存在する真実を集めることにより、全体の謎が解き明かされていくのです。
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ローグライト系でストーリーのフラグ管理が必要なゲームは初めてだったのですが、分岐までの戻し作業が単調で飽きてしまいがちなところに、ローグライトのビルド要素や新たなアイテムが解放されていくリプレイ性が加わることで、飽きることなくストーリーラインの回収をすることができました。
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また、本作のルート分岐やフラグのつながりはわかりやすく、さらにエリアごとの分岐をすべて経験していた場合はメニューでフラグを切り替えることができるため、苦手意識を持っている人でもストーリーラインの回収は難しくないでしょう。
さまざまなジャンルをバランスよく融合させ、独自のプレイフィールを生み出している本作。戦闘に惹かれた人も、ストーリーに惹かれた人も全体を通して楽しめる作品ですので、気になった方はぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。
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