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鈴村健一さんが「葛藤させて!」とアニメ化大熱望! “鈴村健一&秋山実咲 feat.城郭合体オシロボッツ in KPF2025”は超マニアックな城トリビア満載で会場大盛り上がり

文:電撃オンライン

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 北九州がポップカルチャーの熱気に包まれた“KPF2025(北九州ポップカルチャーフェスティバル2025)”。

 そのイエローステージで、「お城」と「ロボット」という、日本の文化とも言える2大要素を真正面からドッキングさせ、じわじわと話題を集めている異色のプロジェクト『城郭合体オシロボッツ』のスペシャルステージ“鈴村健一&秋山実咲 feat.城郭合体オシロボッツ in KPF2025”が開催されました。
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 このステージは、オシロボッツの公式ラジオ『キャッするラジオ』でパーソナリティを務める秋山実咲さん、そしてスペシャルゲストとして北九州観光大使でありオシロボット熊本城シロダマ・加藤清正役の鈴村健一さん、さらに企画原作の鵜飼恵輔さんまで登壇するという、まさに特盛り」なステージとなりました。

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▲秋山実咲さんのステージ前やブースでのオフショット!

 本記事では、笑いあり、驚きあり、そして深すぎるトリビアありの、熱気に満ちたステージの模様を徹底レポート!

そもそも『城郭合体オシロボッツ』とは?

 まずはステージの冒頭、パーソナリティの秋山実咲さんが、このプロジェクトの壮大なコンセプトを解説してくれました。

 「『城郭合体オシロボッツ』は、全国に実在するお城が、もしもロボットに変形・合体したら、という全く新しい切り口で、日本のお城とロボットアニメの魅力を伝えるキャラクタープロジェクトです!」

 単なる擬人化(擬ロボ化?)ではなく、「歴史」「観光」「巨大ロボット」という3つの要素を融合させた“ご当地合体プロジェクト”であると秋山さんは力説します。

 MC陣も「めちゃくちゃいいよね、これ!」「俺、先に考えたかった!」と大興奮。「いや、考えるだけじゃダメ、ちゃんと実現してるのがすごいのよこのプロジェクト」と絶賛しつつ、「考えた人が絶対どっちも(お城とロボットが)好きだったんだよね」と深く頷きます。

 そして、このプロジェクトのすごいところは、ただお城がロボになるだけではない点。秋山さん曰く、「お城だけじゃなく、その地域の魅力が詰まっている」とのこと。

 例えば、今回21城目のロボットとして参戦が発表された北九州の「小倉城」。そのデザインについて秋山さんが解説を始めると、会場は驚きに包まれます。

 「小倉城ロボットは、腕の部分が『北九州工業地帯』で、足(脚部)がレンガ造りの『門司港レトロ』になってるんです!」

 これにはMC陣も「門司港がロボットに!?」「工業地帯! 強そう! いろんな武器が出そう!」と大盛り上がり。まさに「ご当地合体」の名にふさわしい、地元愛とロマン溢れる設定に、会場の期待感は一気に高まりました。

 ちなみに、このイベントで北九州上陸した秋山実咲さん、MC陣から「北九州には美味しい食べ物がいっぱいあるので色々食べていって欲しいですね」と言われ、「早速焼きうどん食べてきました!」と声高らかに回答。北九州は小倉の名物である“焼きうどん”をすでに食べておりMC陣と会場は大盛り上がりでした。

加藤清正役・鈴村健一さん登場!「まだ葛藤する芝居をやらせてもらえてない!」

 そして、会場のボルテージが最高潮に達したところで、鈴村健一さんが登場!

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 鈴村さんは、オシロボット熊本城のシロダマであり、日本三名城の一つを築いた「加藤清正(キヨマサ)」を演じています。そしてなんと、北九州観光大使も務めております!

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 MCから出演オファー時の感想を問われると、鈴村さんは開口一番、ファンにはたまらない裏話を披露してくれました。

 「“お城がロボになる”という名前の通りのことを言われて、どういうことかな? と思っていたら、“熱血バトルアニメっぽいです!”って言われて。でも、まだアニメ本体はないので、“今からそうなります”って(笑)。」「オファー受けたときに決まっていたのは、お城がロボットになるってことだけでしたね(笑)。」
 
 というかなり早い段階でオファー受けていたことを話してくれました、続けて最初のアフレコ時の話を披露する鈴村さん。

 「アフレコの時にオシロボットの立体モデルが置いてあって、すでにこれが「こういう風に合体します」という感じで、それにはすごい感動しましたね。」

 さらに、ご自身の役である加藤清正についても、PVではまだ一言くらいしか喋っていないと告白。

 「何かに葛藤してみたり、それを打ち破ってみたりだとか、そういう人間性がわかるセリフをまだ言ってないんです! だから今日、こうやって盛り上げて、なんとかその『葛藤』する芝居をやらせてほしい!」

 と、アニメ化への熱い願望をユニークに語り、会場の笑いを誘いました。

 鈴村さん演じる加藤清正が「おのれ、島原!(※MC陣の出身地・長崎の島原城も参戦しているため)」と叫ぶ熱いシーンが見られる日も近いかもしれません。

 また、北九州市の観光大使も務める鈴村さん。小倉城の思い出を聞かれると、「子供の時に行きましたし、近くのスケートリンクに行って、初めて自分のお小遣いでラーメンを食べました」と、なんとも微笑ましいエピソードを披露。そんな思い入れのある小倉城がロボットになることについて、「そりゃあ嬉しいですよ!」と満面の笑みを見せていました。

 ちなみに、秋山さんはイベント当日の午前中に小倉城へと足を運んでおり、「実際に“唐造”を見ることができてすごい大迫力でした!」と興奮気味に語り、「城の中には写真撮影ができるフォトブースがあり、お殿様の衣装とか着て撮れたりとか色々体験できて面白かったです。」と小倉城を満喫したエピソードを披露してくれました。

企画原作・鵜飼さんが深すぎる“城”トリビアを連発! 難問オシロボッツクイズ大会

 ステージの後半戦は、この壮大なプロジェクトを生み出した企画原作の鵜飼恵輔さんも登壇。MCから「お城とロボットは好きですか?」と(分かりきった)質問をされると、「語り尽くせないぐらい好きです」と即答。その熱量が会場にも伝わります。

 ここからは、鵜飼さん出題による「オシロボッツ・マニアッククイズ」コーナーへ!

第1問:小倉城天守の“最上階”はどれ?

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 選択肢は3つのお城の最上階部分のイラスト。これは午前中に小倉城を"予習"してきたという秋山さん、そして楽屋でパンフレットを"ガン見"してきたという鈴村さんが見事「1番」と回答し、正解!

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 ここで鵜飼さんによる解説が入ります。「正解は1番です。小倉城は“唐造(からづくり)”といって、最上階がその下の階より大きくなっているのが特徴です。ちなみに真ん中は大阪城、右は岡山城ですが、これらは最上階が下より小さいですよね。」

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 さらに鵜飼さんからは、お城と「野球」にまつわる驚きのトリビアが。「大阪城の(壁の)虎の模様、あれが『阪神タイガース』の名前の由来です。あと、『広島東洋カープ』の"カープ(鯉)"は、広島城の別名が『鯉城(りじょう)』だからなんですよ。」※諸説あり

 これには「ええー!」「すご!」「もっとドヤ顔で言っていいですよ!」と鈴村さん含め、会場全体が驚愕していました。

第2問:オシロボット小倉城に入っていないモチーフはどれ?

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 選択肢は「門司港」「工業地帯」「関門海峡」。これはステージ前半のトークで答えがほぼ出てしまっており、MC陣が「これ、用意してたのに!」「僕が先に聞いちゃったからだ!」と慌てる一幕も。

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 もちろん、登壇者全員「3番(関門海峡)」で正解となりましたが、鈴村さんは「いや、もう僕もね、悩みに悩みましたよ。」「これしかないと思いますけどね。間違ってるかもしれません……。」と、おどけて見せる場面も(笑)。

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第3問:小倉城を築城した“細川忠興”の兜はどれ?

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 ここで再び難問。しかし、オシロボットはゆかりの武将の兜をモチーフにしている、というヒントがあり、「(小倉城ロボットの頭に)ほうきみたいなのが付いてた!」とMC陣が気づき、秋山さんは「予習してきたので」と自信満々に、鈴村さんは「楽屋でパンフレットをガン見してきました。」と答え見事全員「1番」で正解!

 鵜飼さんによる解説では、「そうです、あの(ほうきみたいな)部分です。あれ、実は戦国のファッションリーダー的存在だった細川忠興公のもので、素材は山鳥の尾でできていて、すごく軽くて、しかも簡単に取り外せるようになっていたんです」

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 実用性とファッション(戦場で目立つこと)を両立させた、忠興公の知られざる一面が明かされました。鈴村さんも「武将界のIKKOさんみたいなことですね!」と発言し、分かりやすい例えに会場は大盛り上がり。

第4問:小倉城の現在のキャッチコピーはどれ?

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「① 日本一楽しき城」「②日本一面白き(おもしろき)城」「③日本一強き城」

 これは秋山さんが「公式サイトで見漁ってきました!」と自信満々に「2番」と回答。鈴村さんも「“楽しき”だと普通かなと。“面白き”って言葉が面白い」と「2番」を選択。MC陣も「“強き”のアピールは(今の時代)いらないかな」と「2番」を選び、全員正解!

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 鵜飼さんから衝撃な解説が飛び出します。「正解は“日本一面白き城”です。小倉城は天守閣の最上階がバーだったりカフェになっていたり、城内でプロレスをやったりと、エンターテイメント性を重視した運営をされていて、日本で唯一と言っていいほど面白い取り組みをしているお城なんです。」

 エンターテインメント性を重視し、人々に感動を届けたい、そんな方針のお城であることが語られました。もしかすると、小倉城の天守閣でスケートを滑る時代が来るかもしれない……という話題も。

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 ここで、しっかり予習していたり実際に体験している秋山さんを、なぜ最初に回答させてしまったのか!? そんな疑問が生まれます。「正解率が高い人は最後に回さないと、クイズとして盛り上がらないじゃん」と、MC陣はクイズも終盤に差し掛かったこのタイミングでようやく気づくのでした(笑)。

第5問:オシロボット熊本城(鈴村さんの城)の必殺技は?

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 「①桜嵐斬(おうらんざん)」「②虎破流星撃(こしょうりゅうせいげき)」「③湧水山壊破(ゆうすいさんかいは)」

 鈴村さんが「俺の体が答えるかも」と、3つの技名を熱演! 「オーランザン!」(おお、ありそう) 「コショウリュウセイゲキ!」(おお、これもいい) 「ユウスイサンカイハ!」(……あ、なんか言いにくい)

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 「体が拒否した!」という鈴村さんの自己申告で3番が脱落し、秋山さんと鈴村さんは「2番」を選択。MC陣は逆張りの「3番」で勝負に出ましたが……。

 正解は「2番:虎破流星撃」で鈴村さんの体が大正解!

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 鵜飼さんの解説で、「“虎破”は加藤清正の「虎狩り」の逸話から。“流制”は、熊本城築城の際に大規模な「治水工事」で川の流れを変えたことから来ています」

 さらに、残りの選択肢も「オーランザン」は小倉城の技(桜と北九州の地名・嵐山から)、「湧水山壊破」は島原城の技(豊かな湧水と、江戸時代に地震で山が崩れて津波が起きた歴史から)と、すべてに深い意味が込められていることが明かされました。

 「歴史に興味を持ってもらえたらという思いで、いろいろとネタを仕込んでいるんですが……なかなか気づいてもらえないのが残念なんですよね。だからこそこうして、皆さんの前でクイズ形式で楽しんでもらったり、ラジオでもさまざまな情報を紹介できたらいいなと思っています。」と、鵜飼さんは語りました。

 鈴村さんも「(アニメで)必殺技言った後に解説入れたらいいんですよね!」とノリノリでした。

「アニメ化しましょうよ!」——熱気と共に未来へ

 あっという間のステージもエンディングへ。登壇者からファンの皆さんに一言ずつメッセージがいただけました。

 鵜飼さん「ちょっとクイズが完敗で悔しいので、またこういった機会があれば嬉しいです。オシロボッツをよろしくお願いします。ありがとうございました。」

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 そして鈴村さんは、ファンに向けて力強くこう呼びかけました。

 鈴村さん「皆さん、早く(この作品を)アニメ化しましょうよ!ぜひ、皆さんの力を貸してください。“めっちゃ面白そう!”、“(アニメ化を)やるべきだ!”といった皆さんの熱い声を、しかるべき書面にして、どこか(関係各所)へ送ってください。もしくは、X(旧Twitter)などでガンガン発信してください!」

 「『オシロボッツ』がこうして盛り上がれば、きっと誰かが動いてくれると信じています。」

 「アニメ化が実現した際には、やっと(私たちが)キャラクターの必殺技をちゃんと言えるようになりますし、キャラクターたちの葛藤もしっかり描けるようになります。ぜひやらせていただきたいと思っています。これからも応援のほど、よろしくお願いいたします!」と、アニメ化へのアツいアツい気持ちを語りました。

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 最後の締めの言葉は秋山さん。

 秋山さん「まさか、あのラジオ番組からこうして皆さんの前でステージに立てるとは思っていなかったので、すごく嬉しいです。この番組は、お城、ロボットから始まり、様々な歴史を学ぶことができます。

 オシロボッツは、どんな入口から入っても、きっと大好きになれるコンテンツだと思いますので、ぜひラジオの方も聞いていただけたら嬉しいです。そして、先ほど鈴村さんがおっしゃっていたように、いつかアニメ化できるよう、皆さんと力を合わせていけたらと思います。ぜひ、応援よろしくお願いします。」

 「今回はご一緒できて、私もすごく楽しかったです。 皆さん、本当にありがとうございました。」と挨拶をし、ステージイベントを締めくくりました。

 登壇者からあふれる熱い「お城・ロボット愛」。そして、深掘りされるほどに分かるプロジェクトの奥深さ。これらが会場全体に伝わり、ステージは終始、笑いと驚きに包まれました。今回のステージは、このプロジェクトが秘める大きなポテンシャルと、アニメ化など今後の展開への強い期待がはっきりと示された場となったといえます。

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 お城という重厚な歴史的背景と、ロボットというロマン、そして「ご当地」の魅力を掛け合わせた『城郭合体オシロボッツ』。鈴村さんが「葛藤」する加藤清正を演じるその日まで、このプロジェクトから目が離せません!

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ステージイベント概要


タイトル:鈴村健一&秋山実咲 feat.城郭合体オシロボッツ in KPF2025
日時:2025年11月15日(土)17:15~18:00
会場:イエローステージ ※KPF2025会場 北九州メッセ(旧・西日本総合展示場新館)内
出演:鈴村健一(オシロボット熊本城シロダマ“加藤清正(キヨマサ)”役)、秋山実咲(“キャッするラジオ”パーソナリティ)

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