
なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
シンプルながら奥が深い。少しの言葉の違いで誤解を生んでしまうノベルゲーム【コメンテーター】
本作は、有名報道番組のコメンテーターになりきってニュースへのコメントを選択し、それによって分岐していくノベルゲームです。プレイヤーはコメントを出すことで世間とスポンサーの反応を伺い、番組の満足度を上げていきます。
まず、最初に番組のプロデューサー“ウメハラ”との打ち合わせがあり、今日の番組で取り扱うニュースの内容を伝えられます。その後、コメントを入れたいニュースを選択し、自分のスタンスにあった場所に移動させることになります。

操作はマウスのみでシステムも難しくありませんが、文章からきちんと“ニュース側のスタンス”を汲み取らないと、想定していたのと真逆のコメントになってしまうこともあります。

言葉の取り扱いに注意しなければ、誤解が生まれてしまうこともしばしば。シンプルですがところどころ妙にリアリティがあって、コメンテーターとしての苦悩が身に染みてきます。
気を抜くとすぐクビになる。雇われコメンテーターに求められるものとは?【コメンテーター】
番組としては基本的に私(プレイヤー)の自由なスタンスに任せるものの、スポンサーが絡むニュースによっては“お願い”が生じます。“お願い”という言葉で濁されていますが、実質これをクリアしないと良い結果にはつながりません。

当たり障りのないコメントではスポンサーの需要を満たせない
コメンテーターという立場ですが、個人的には世論を動かすような政治的なニュースに対してあまり強硬な姿勢を取りたくありません。
行方不明の女児への目撃情報の呼びかけや、芸能人の結婚を祝うという当たり障りのないようなニュースを選択していきます。すると、3日目にはこんなメールが届きました。

エンタメ系ニュースに強めのコメントをすることで世間の関心を集めることはできていたものの、どうやら番組の求めているようなパフォーマンスを発揮できなかったようです。
スポンサーに傾倒しすぎると世間の興味関心を買えない
クビになってしまっては元も子もないため、次はスポンサーに配慮してコメントを選ぶようにしていきます。

しかし、こちらは5日でクビになってしまいました……。

スポンサーを満足させることはできたものの、世間の興味関心を得ることができなかったようです。きっと番組の視聴率が落ちてしまったのでしょう。
有名報道番組のコメンテーターという職業はこんなにも厳しいものなのか……。
次第に“スポンサー”と“世間”の違いに気付いていく
つまり世間の興味関心と、スポンサーへの配慮のバランス調整が重要ということです。しかし、そのバランスが50-50でもダメなようで、短期でクビになるというのを連発しました。

何回かプレイしていくうちに、ある傾向が見えてきました。それは“世間は弱めの言葉でも満足する”が“スポンサーは強めの言葉じゃないと満足しない”ということ。

なんだかこうして言葉にするとすごくいやらしいのですが、ゲームの話なのでご了承ください。ということで、スポンサーが絡む場合は大いに取り上げ、そうでない場合は世間に迎合したニュースを選び、極端なことを言わないようにしてみました。

そして、ついにはコメンテーターとしての立場が認められました。
クリアにいたるころには、既に現実の私(プレイヤー)としての思想やスタンスはもはや考えることすらなくなり、“視聴者の満足度”と“スポンサーのご機嫌”を取ることに終始するようになっていました。
こんなことをコメントして責任は取れるのか? スタンスを問われ続ける【コメンテーター】
今回は5日間のプレイのみでしたが、おそらく日数を進めていくにつれて、より過激なニュースが報道されるのではないかと予想できます。
世の中を揺るがすようなニュースと直面したとき、私(プレイヤー)は良心に従ってコメントを選択できるのか? それとも世間とスポンサーの目を気にして、思ってもみないことを言ってしまうのか?
おのれのスタンスを問われるゲーム『コメンテーター』、ぜひプレイしてコメンテーターの悲哀と緊張感を味わってみてください。
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