放送中のTVアニメ『モンスターストライク デッドバースリローデッド』(デドリロ)の魅力を紹介します。
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スマートフォン向けアプリ『モンスターストライク』(モンスト)を原作としたTVアニメ『モンスターストライク デッドバースリローデッド』(デドリロ)。
すでに何作もアニメが作られている『モンスト』ですが、実は本作が初のTVシリーズでのアニメ化ということで、放送前から注目が集まっていた作品でした。
全10話のうち、現在は7話までが放送されており、これからまさに佳境に差し掛かろうというタイミング。ストーリーの内容もクライマックスと呼ぶに相応しい盛り上がりを迎えています。
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そこで、今回は改めて『デドリロ』の物語を軽く振り返りつつ、その魅力や今後の注目ポイントを紹介していきます。
なお、現在はYouTube公式チャンネルでは見逃し配信として7話の視聴が可能です。またAmazon Prime VideoやU-NEXTなどの各種配信サイトでは、見放題・都度課金の2方式ででこれまでのエピソードが全話見返すことができるようになっているので、もしまだ見たことがない……という方は、まずそちらで1話からご覧になってみてください。
2人のオリジナルキャラが軸になる、『モンスト』未プレイでも感情移入しやすいストーリー
まず『デドリロ』の物語の軸になるのは、共にアニメオリジナルキャラクターとして登場する、ジュゲム(声:松岡禎丞さん)と神凪リンネ(声:市ノ瀬加那さん)の二人。舞台となるストライク・ワールドには、様々な世界が登場し、物語の始まりとなったのはリンネの世界でした。
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リンネの世界では“怪異”と呼ばれる超常現象が度々発生しており、特殊な術者の家系の生まれでもあるリンネは、荒ぶる神の末裔であるヤクモ(声:花澤香菜さん)を召喚。その力を借りて“怪異”の対処に当たるのですが、コアを破壊しない限り無限に再生する謎の怪物の前に苦戦を強いられます。
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そんな時に現れたのが、モンスターを自称する男・ジュゲムで、ジュゲムはその怪物のコアを破壊する力を持っていました。リンネたちはジュゲムと、行動を共にする少女・ネオ(声:水瀬いのりさん)に力を借りて怪物に対抗しようとするのですが、”世界使い”と呼ばれている者たちの一人であるアングリーの前に敗北し、世界の核である“マスターオーブ”を奪われたことで、リンネの世界は滅びに瀕してしまいます。
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その後、ストライク・ワールドの各世界に繋がるターミナルのような場所である”白の書庫”に退避したリンネは、マスターオーブを取り戻すためにジュゲムに協力し、様々な世界を巡ることになる……というのが、序盤の主なストーリーの流れ。
とくに3話のラストは、リンネとジュゲムの関係性が順調に深まり、ジュゲムたちの事情も少しずつ分かりかけていた矢先での世界滅亡展開(正確にはまだリンネの世界は完全に滅んではいないですが)だったので、かなり度肝を抜かれましたね。ランダムエンカウント方式のRPGで、現時点では絶対に勝てない敵といきなり遭遇してしまった時みたいな絶望感がありました。
一方で、リンネの世界は、我々が暮らしている現代日本に近いこともあって、自然とリンネに感情移入しやすい作りになっているのが秀逸だと感じた点。
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1話ラストで、どう見ても人間にしか見えないジュゲムが「俺はモンスターだ」と宣言するのも「どういうこと?」という疑問が自然と浮かんできますし、『モンスト』の知識がまったくなかったとしても、リンネとジュゲムを起点にすることで、ストーリーから置いていかれないようになっているなと。
リンネとジュゲムの二人は一体何者なのか、という部分はその後のストーリーのフックにもなっており、7話時点でもまだ判明していないことも多いです。
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また、アプリ側のキャラクターたちが多数登場するのは『モンスト』プレイヤーにとって嬉しい点で、とくにネオとヤクモは、リンネとジュゲムに並ぶメインキャラクターとして描かれています。
ヤクモはジュゲムたちとは違い、リンネに召喚されたような経緯だったのもあって、最初は神様っぽい尊大な口調で喋ろうと頑張っていた姿が可愛かったのが印象的。
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ネオはパートナー的な存在としてジュゲムに力を与えたり、“キューブ”の力を使って武器や乗り物などいろんなガジェットを作ったり、獅子奮迅の活躍を見せていました。『モンスト』プレイヤーの中でも、とくにヤクモとネオのファンは満足度が高い映像化作品になっていると思います。
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もちろんその2人以外にもゴッドストライク(声:渡慶寺信幸さん)、ルナ(声:朴璐美さん)、オラゴン(声:福島潤さん)、マサムネ(声:悠木碧さん)、キリンジ(声:中村悠一さん)と、『モンスト』の人気キャラクターが多数登場。もちろんアプリ版や他のアニメシリーズ同様の豪華キャスト陣が声を担当しており、馴染みあるキャラクターたちがしっかりとTVで動いていることに感動したプレイヤーも少なくないでしょう。
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とくに『モンスト』の看板キャラの一人でもあるゴッドストライクに関しては、7話でカッコいい戦闘シーンが描かれ、本作の主人公であるジュゲムとの絡みも多く、『モンスト』ファンが喜ぶ仕掛けもしっかりと用意してくれていたと思います。
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一度負けた相手を瞬殺する獣神化のカタルシス。因縁の敵・アングリーとの戦いの行方は……?
4話以降は、リンネたちが様々なキャラクター(モンスター)たちの世界を巡っていくという展開が描かれましたが、個人的にとくに印象的だったのが、ゲームの人気キャラクターであるマサムネの世界が登場した4話。
4話はちょっと異質な雰囲気のエピソードにもなっていて、基本的には『デドリロ』ではバトルシーン含めて手書きの作画で描かれているんですが、4話ではバトルシーンに3DCGが多く使われています。その3DCGで描かれたバトルシーンが無茶苦茶カッコいいんです……!
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この回の敵として登場するのが、4本の腕で棒と剣を使って攻撃してくる絡繰り人形のような怪物で、マサムネやジュゲムたちと死闘を繰り広げるのですが、激しい殺陣のような演出がされています。
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7話までのエピソードでは、こうした人型の敵との本格的な戦闘シーンはほぼなかったのもあって、この回のバトルは新鮮で、3DCGだからこそできた表現になっていたと思います(実際、リンネがこれまでの怪異とは違うと驚いているシーンもありました)。
また、マサムネは今回のアニメ化よりも前に、『マサムネ -使命の赤き刃-』として単独のエピソードとしてアニメ化が行われています。
基本的に『デドリロ』では、過去のアニメ作品との繋がりが明言されているわけではないのですが、4話に関しては過去にそのエピソードがあったのではと連想させるようなマサムネのセリフが入っていて、ファンならニヤリとするような要素も盛り込まれていた回でした。
そしてなんと言ってもアツかったのが、ジュゲムの獣神化が描かれた7話ですよね。
3話でリンネの世界を滅ぼした因縁の敵であるアングリーを前に、かなりの苦戦を強いられた相手だったシュリンガーラも登場するという絶望的な状況から、覚醒したジュゲムが一撃でシュリンガーラを倒すカタルシスは最高でした。主人公の覚醒回は、やっぱり燃えますよね……!
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主人公なので当たり前ではあるのですが、ジュゲムは個人的にも印象に残ったキャラクターでした。
口は悪くてぶっきらぼうだけど、本当は優しい……というところは第一印象の時からそのままなんですが、実は結構頭がよく、観察力にも優れているなと途中から気づきました。
それが顕著だったのが3話でのアングリーとのバトル。リンネの体内に隠されていたマスターオーブを奪われかけてしまうという危機的状況の中、ジュゲムは必殺技の“ストライクショット”を使うと見せかけて、アングリーの不意をついて高速移動でリンネを助け出すことに成功していました。
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激情に駆られたジュゲムが無理に攻撃を仕掛けるも、返り討ちにあう……という流れになると踏んでいたので、マスターオーブこそ奪われてしまったものの、咄嗟の機転でアングリーを出し抜くというのは予想外の展開で、そこからジュゲムへの見方が少し変わってきた印象があります。
その後も、リンネが塞ぎ込みそうになった時には的確なフォローを入れたり、マサムネが怪我をしており、なおかつ怪物と渡り合える実力の持ち主であることを見抜いていたり、ガサツそうな第一印象に反して、いろんな細かいところが見えている、“気配りの人”みたいにイメージが変わっていったのは面白いところでした。
未だ明らかになっていない、リンネに秘められた謎とは?
最高に盛り上がったところで終わった7話ですが、8話以降の最大の注目ポイントは、やはり獣神化したジュゲムとアングリーの対決ではないでしょうか。
前述の一矢報いる場面こそあったものの、3話での対決ではアングリーに対して完敗していたジュゲム。
いくつもの世界を経て成長し、獣神化への覚醒も果たした今なら十分に勝機はあると思われ、8話は大きな盛り上がりどころとなりそうです。
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また、それと並んで気になっているのが、リンネにはまだ秘められた何かが残っていそうな点。
1話からずっとリンネが抱え続けている、ジュゲムたちを除いて他の人間の表情が見えない問題は解消できておらず、原因も不明なままです。
加えて、「リンネは一体何者なのか」という問題もまだ残っていて、6話のノーウェアは、「あんなの(巨大構造体)よりも、こっち(リンネ)の方がずっと……」と、リンネに対して興味を持ったような台詞を口にしていました。
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現状、ジュゲムたちにとって最大の因縁の相手はアングリーですが、リンネに興味を示し、結果的にジュゲムたちを助けるように情報提供していたノーウェアの真意、まだ明かされていないリンネの秘密は何なのか気になるところです。
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ついにジュゲムがアプリ内にも実装される!
アプリとの連動も、もちろん注目のポイントです。
既に放送内で表示されるシリアルコードを入力すると毎週“ヤクモ&オラゴン”が10体ずつ、アプリから次回予告を視聴すると“モンスターBOX収納枠”を入手可能です。
さらにアニメ放送日にアプリにログインすると、ネオやヤクモがラインナップされた“オールスター感謝ガチャ”が引ける“トク玉”もプレゼントされるなど、放送にあわせたキャンペーンが現在も開催されています。
アニメ「モンスターストライク
— モンスターストライク公式(モンスト) (@monst_mixi) October 16, 2025
デッドバースリローデッド」
10/21放送開始?
????━━━━━━━━━━━????
アニメ放送を記念して
ゲーム連動イベントを開催??
??シリアルコード入力で毎週「ヤクモ&オラゴン」10体ずつもらえる!
??次回予告を視聴で「モンスターBOX収納枠」もらえる!… pic.twitter.com/W8heq90CLn
そして、12月6日より開催される激・獣神祭では、主人公であるジュゲムがついに『モンスト』アプリ内に実装。アニメでも獣神化が披露された最高のタイミングでの登場となり、是非とも逃さずにゲットしておきたいところです。
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また今回の激・獣神祭は“モンストアニメスペシャル版”として、アニメにも登場したマサムネやキリンジ、ネオのMV仕様も登場します。
▮▯激・獣神祭新限定▯▮
— モンスターストライク公式(モンスト) (@monst_mixi) December 4, 2025
𝟏𝟐/𝟔 #ジュゲム 初登場
(cv:#松岡禎丞 )
▮▯▮▯▮▯▮▯▮▯▮▯#モンストアニメ スペシャル版!ガチャ「激・獣神祭」開催🎉
MV仕様のマサムネ、キリンジ、ネオも登場📺
モンストWebショップ限定で先行販売を実施✨https://t.co/S7OHWjjycd#モンスト pic.twitter.com/JzhBre5ljF
性能などの詳細は、モンストニュースや“使ってみた”動画をチェックしてみてください。
アニメ『モンスターストライク デッドバースリローデッド』概要
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放送情報
タイトル:アニメ『モンスターストライク デッドバースリローデッド』
放送日:10月21日より毎週火曜23:00~(TOKYO MX)ほか
放送局:TOKYO MXほか全国45局、各配信プラットフォームでも配信決定
※地域によって放送日・放送時間が異なります。
◆放送情報(公式サイト内)
キャスト
ジュゲム:松岡禎丞
リンネ:市ノ瀬加那
ヤクモ:花澤香菜
ネオ:水瀬いのり
スタッフ
製作:MIXI
原作:モンスターストライク
監督:大久保政雄
助監督:中村憲由
シリーズ構成・脚本:風埜隼人・鋼屋ジン
キャラクターデザイン:稲留和美
クリーチャーデザイン:関崎高明
色彩設計:山上愛子(T.D.I.)
美術設定:成田偉保(草薙)
美術監督:金井眞悟(草薙)
3DCG監督 :沢村武馬(FelixFilm)
撮影監督:荻原猛夫(グラフィニカ)
編集:近藤勇二(リアル・ティ)
音響監督:えびなやすのり
音響制作:マジックカプセル
音楽制作:ミラクル・バス
音楽:横山克・橋口佳奈・濱田菜月
プロデュース:ARCH
アニメーション制作:ゆめ太カンパニー
オープニングアーティスト:Da-iCE
エンディングアーティスト:YZERR