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【FF1】『FFピクセルリマスター』コラボカフェでシリーズ原点を思い出す始まりの味とは!?【メモリの無駄づかい】

文:旭はるの

公開日時:

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 三つ子の魂百までと言われますが、ゲームで遊んだ記憶は脳に深く残るものです。

 何年も経ってから、理由の説明が難しい場面だけ鮮明に思い出されることがあります。

 そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります。

 今回は1987年12月18日のファミコンで発売された『ファイナルファンタジー(FF1)』です。

コラボカフェをきっかけに脳のメモリが動き出す!


 きっかけは『ファイナルファンタジー ピクセルリマスター』コラボカフェのメニューでした。

 パセラグループがスクウェア・エニックスとコラボオープン中の“SQUARE ENIX POP UP CAFE”。

 2026年春までの期間限定カフェとして、連日ファンが多く訪れ、大きな盛り上がりを見せています。

 2025年12月末現在コラボ中なのは『ファイナルファンタジー ピクセルリマスター』。
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 『ファイナルファンタジー(FF1)』から『ファイナルファンタジーVI(FF6)』までのシリーズ作が、コラボカフェのメニューになって登場しています。

 前期は2025年12月13日から2026年1月8日まで、後期は2026年1月9日から2026年2月4日までの開催。

 それぞれフード6品、ドリンク6品が展開されています。

 そこで今回は、『FF1』のメニューを紹介しながら、ゲームの思い出を振り返ります。

原点である『FF1』とは?


 今でこそRPGのビッグタイトルとなった『ファイナルファンタジー(FF)』シリーズですが、1987年の発売当時は、スクウェアの意欲的なニュータイトルのひとつでした。

 『FF1』といえば、魔法、ジョブ、クリスタルを巡る物語。

 現在のナンバリング作品に至るまでの“FFらしさ”は、すでにこの時点で輪郭が定まっていたのです。

 今回のコラボカフェメニューは、『FF1』の雰囲気を表現したものになっています。

 遊んだことのない人でも、なんとなくプレイ感覚が味わえるメニューばかりですよ!

“はじまりの空ゼリー”から振り返る、始まりの予感と不安

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▲“はじまりの空ゼリー”:価格1,100円(税込)

 “はじまりの空ゼリー”は、初代ファイナルファンタジーの導入を一口で再現したメニューです。

 朝焼けの空をイメージしたグラデーションゼリーに、別添えのフルーツソーダを注いで仕上げる仕様となっています。

 “空”を主役にした発想に、「初代らしい」と感じる人もいるのでは?

 初代のオープニングは、ハプニングが連続する展開ではなく、静かで美しい!

 プレイヤーは説明の少ない世界へ放り出され、町の輪郭やBGM、地名だけを手がかりに歩き始めます。

 それでも、冒険が始まったという確信だけははっきりしている……。

 うまくいく保証はなく、その不安と美しさが、朝焼けの色味に混ざる切なさとして見事に表現されています。

 「そこにはなにもありません」ある意味、初代を象徴するセリフかもしれません(笑)。すごいインパクトあったのを今でも覚えてる……。

 ファミコンらしいひらがなだらけのセリフですが、その中に『ファイナルファンタジー』シリーズならではの透明感が見えてきます。

 壮大さを感じさせつつも、静かで美しい世界……。

 プレイヤーの想像力そのものが、作品の一部として成立しているかのようです。

 カフェメニューがゼリーであることで、初代が持つ“無限の物語の始まり”を、透明感で表現しているのかもしれませんね!

“黒魔術士のウィザードマジック”で感じる『FF』シリーズの魔法職

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▲“黒魔術士のウィザードマジック”:価格880円(税込)※ハーブティーを使用したメニューのため、妊娠中の方は控えてください。

 黒魔道士や白魔道士といった魔法ジョブの概念は『FF』からという印象を持つ人も多いでしょう。

 “黒魔術士のウィザードマジック”は、そんな『FF』ファンに向けた一杯です。

 黒魔術士をイメージしたドリンクで、バタフライピーによる色の変化を楽しめます。

 青はブリザド? ピンクはファイア?

 魔法の解釈は、飲む人それぞれに委ねられています。

 黒魔道士といえば、攻撃魔法に性能を振り切った代わりに体力が低く、パーティに守られ後方から支援する存在です。

 攻撃の主役でありながら、常にMPやHPの制限と向き合うジョブでもあります。

 だからこそ愛され、重宝され、ときにはため息交じりの言葉を向けられる存在でもあります。

 手がかかるけれど、いなければ困る。それが黒魔道士というジョブでしょう。

 そんな“黒魔道士愛”をドリンクとして楽しめるメニューになっています。黒魔最高!

言葉が少ないからこそ、残るもの


 現在のゲーム環境に慣れていると、「初代はこんなに自由だったのか」「こんな設計だったのか」と、改めて驚かされますよね。

 植松伸夫氏の魂を感じる音楽に触れ、「ああ、こんな雰囲気だったかも?」と記憶が呼び起こされる人も多いはず。

 植松イズムも、脳のメモリに染み込んでいますよね〜!

 コラボカフェのメニューを楽しみながら1987年へ思いを馳せるのも、改めてリマスター版を遊び直すのも、どちらも悪くありません。

 「おまえたちはここで死に、わしは永久に生き続けるのだ!」
 「だれがもつんだいっ?」

 名セリフを挙げればきりがありませんが、ぜひカフェメニューを味わいながら、『FF1』を思い出してみてください。

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SQUARE ENIX POP UP CAFE(スクウェア・エニックス ポップアップ カフェ)“ファイナルファンタジー ピクセルリマスター”シリーズ コラボレーション概要


■期間:
前期:2025年12月13日(土)~ 2026年1月8日(木)
後期:2026年1月9日(金)~ 2026年 2月4日(水)
■定休日:なし
■所在地:東京都新宿区新宿3丁目36-1 パセラボタワー 1F/2F/3F
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