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『ムー』×お城EXPO特別展示レポート。武田や上杉の用いた呪術の秘密、おいぬさまや摩利支天など興味深い展示が盛りだくさん!

文:Ak

公開日時:

 12月20日~21日にパシフィコ横浜ノースで行われた“お城エキスポ 2025”では、スーパーミステリー・マガジン『ムー』のブースが出展。戦国時代における呪術や怪異、神仏などに関する特別展示を見ることができました。

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『ムー』ブースでは戦国の呪術や怪異の貴重な展示が盛りだくさん!【お城エキスポレポート】


 『ムー』ブースでは、戦国の呪術や怪異に関わる展示を実施。

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 会場の中心には、『ムー』2022年1月号の総力特集“日本を動かしてきた「呪術」の謎”第2章“戦国の呪術戦争と徳川家康の最終呪法”の記事が展示。記事では武田信玄や上杉謙信、徳川家康がいかに呪術を戦で用いていたかなどが解説されていました。

軍学の呪術


 “軍学の呪術”のコーナーでは、戦で用いられた呪術や信仰に関する資料を展示。『甲陽軍鑑』、『占事略决』など、有名な書物に書かれた呪術的な記述がピックアップして紹介されていました。

 武士の心得などを記したことで知られる武田の軍学書『甲陽軍鑑』でも、上杉景虎(後の謙信)が雲の動きを不吉と見て軍勢を引き上げた記述など、呪術的な記述が数多くあり、当時の武士の信仰の一端がうかがえますね。

 また、日本における呪術が修験道の影響を色濃く受けていることに関する記述も多数展示。遠江国秋葉山で修業した修験者の“三尺坊”が信仰の対象となり、のちの秋葉原の地名の由来になったことなどが例として上げられていました。

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築城の秘術


 築城にまつわる呪術や秘術の謎を紐解くコーナー。『築城記』『石垣秘伝之書』などの技術書が展示されていました。基本的には技術書に近い書物でしたが、肝心な部分には“口伝とする”という記述が多かったです。

 いわゆる“秘術”に類するものですが、これは呪術的な意味合いではなく、技術的なノウハウに関するものだと考えられているようです。

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城郭に祭られた神仏


 城にまつられた神仏に関するコーナー。摩利支天や愛染明王、刑部大神など神仏界隈のスター選手が勢ぞろい! 神仏が描かれた絵巻などが飾られていて、見ごたえのある展示でした。あと、“大口真神(いわゆるおいぬさま)”の御札が可愛すぎました(笑)。江戸時代に一大信仰になるわけですね。

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神となった武将・大名


 武将や大名の神格化に関するコーナー。有名どころではもちろん徳川家康→東証大権現、加藤清正→清正公などですね。コーナー内の記述によると、地元の藩主に神性を見出し、やがて崇拝の対象となるパターンが多かったようです。

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