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チョコをこぼしたら死亡。敵に追われても倉庫番。ラスボスは実質パックマン。カオスが過ぎる『The Joker's Game』ネタバレ感想【ほぼ週刊電撃スタッフコラム:オッシー】

文:オッシー

公開日時:

 みなさんこんにちは。年末年始は毎日のようにゲーム動画配信をしてました。どこにも出かけず何にも買わず。コスパ良すぎる趣味。なので、新年一発目のFMV配信を金曜ロードショー(千と千尋の神隠し)の裏でやる愚挙に出たのが本作。そんなロッケンロールオッシーがコラム35回目をお送りします。

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 このコラムでは、狂ったようにプレイしている日々のゲーム体験や、ゲーム以外の趣味である映画鑑賞などで摂取したエンタメコンテンツを、短文レビュー形式でお送りしています。FMVなんでネタバレしか無いけど、多分ネタバレ食らってもほぼ無傷だと思う。

本格謎(ミニゲーム)解きサスペンス


タイトル:『The Joker's Game』
プレイ状況:Steam版 本編クリア済み

 昨年からドハマリしているFMVだが、あまりにエロ方面に走りすぎてクレームがきた。クレームには屈しない! 一ミリも配慮する気は無い! のだが、新年なのでちょっと変わり種もやってみたくなり選んだのが、本格(?)デスゲームサスペンスFMVの本作。

■電撃インディーFMV配信のアーカイブはこちら。

 見た目や説明から、金曜ロードショーでやってる洋画っぽい。なのであえて金曜ロードショー『千と千尋の神隠し』の裏にぶつけて配信してみた。どうせ視聴者はミリも被らんやろの精神。

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▲金ローというか土曜洋画劇場感が強い。

 ふむふむ、洋館に招かれた様々な事情を抱える男女がデスゲームに挑戦する話とのこと。面白そうやん! 『SAW』や『CUBE』などのシチュエーションスリラーは大好物だし、デスゲームモノも最近は『イカゲーム』や『今際の国のアリス』で流行ってるので、ついにFMV界隈にもそのビッグウェーブがきたというわけか。

 いつもは中国やら韓国やらのエロカワイイチャンネーが出てるかどうかで実況配信のタイトルを選んでいるのだが、若干飽きてきたこともあり、洋モノにチャレンジしてみたかったのもある。ストアページのパツキン女子、結構かわええやん。

 開始早々にパツキン女子とのソフト絡みもありつつ、期待は高まる。主人公は借金まみれのゲームクリエイター。パツキンはオキニのストリッパー。
借金まみれなのに貸主の前でストリッパーにおひねりを投げまくる主人公。何も起きないはずがなく⋯⋯。

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▲秒でベッドイン。洋画感ある。

 開始10分。ヒロインと思われたパツキン女子が撃たれて死亡。さすがに撃たれたフリとか、致命傷ではなかったパターンかなと思ったが、これ以降出てきません。パツキン南無。100パー主人公の借金のせいなのに、特にその後、主人公がパツキンを省みることは無い。あ、これ主人公ガチクズのパターンや。

 主人公はそのまま拉致され、怪しげなデスゲーム会場に連れてこられる。『カイジ』のエスポワールばりに会場に集う人生の落伍者たち。ありがちだけどこれは高まるよね。周囲には『イカゲーム』の兵士っぽい兵士。これだいじょぶそ⋯? 

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▲首に巻かれるデス装置。既視感しかないわ。
はじまるファーストゲーム。与えられた板に文字が彫ってあって、それにチョコレートを注ぐ簡単なお仕事です。ちなこぼれたら首についてるデス装置が発動して死亡な。次々と屈強な荒くれ者たちがチョコをはみ出させ死亡していく。ナニコレ。なお、チョコレート流し込みはミニゲームとして実際に主人公もプレイさせられます。これが意外と難しい。マウスを持つ手がプルプルする。一体我々は何をさせられているのか。

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▲じぶん、不器用ですから⋯。=死

 その後、チョコ流しクリア者が残って洋館に場所を移す流れ。ここで各登場人物と会話するんだけど、みんな様々な職業やバックグラウンドがあって強キャラ感出してくる。でもあんたらチョコを上手く流し込んだだけやんけ⋯⋯。かくいう主人公も、ゲームクリエイターとして「オレならもっと上手くデスゲーム作れるぜ、キリっ」ムーブするんだけど、チョコ流しと比べたらワイでも面白いゲーム考えつくわ。

 なお、
各登場人物に自己紹介する際に、なぜかミニゲームをプレイさせられる。ジグソーパズルとか、絵合わせパズルとか、簡単だけど、なんでミニゲームプレイさせられるかは不明。特にデスゲームとも関係はない。

 その後も、なんやかんやあるんだけど、事あるごとにミニゲームをプレイさせられる斬新な展開。むしろストーリーより、次にどんなデスゲームをプレイさせられるかが楽しみになってくる始末。

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▲主人公が命を預けられる人物かを試すためのミニゲームがこれでええんか?

 ストーリーは⋯⋯なんかインターポール捜査官みたいな女が真のヒロインで、デスゲーム主催者の謎を解き明かすみたいなやつ。パツキンヒロインが秒殺されたので心配だったけど、真ヒロインはパツキンよりもっと可愛いので一安心(FMV的に)。でも真ヒロイン中国人なんだよね⋯⋯。洋モノ美女じゃないんかい!

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▲確かにリンちゃん可愛いだけどさ⋯⋯。

 その後も、ミニゲームからのミニゲームをクリアしつつ、どんどん人数が減っていく。同時に、陰謀を解くための仲間が増えていき、とうとう主人公たちは脱出することに! 手に汗握る脱出は⋯⋯もちろんミニゲーム。
敵に追われているのになぜか『倉庫番』っぽいパズルをやらされる主人公。そもそもミニゲームやってる時点で緊迫感ゼロ。

 そうして、ついにすべての鍵を握る人物(監禁されてデスゲーム作ってたっぽい人)を発見。デスゲーム主催者の悪行を全世界に発信することに。洋画でよくある、アップロードに時間がかかっている最中に、立てこもっている部屋を敵が取り囲む展開。さあ早くアップロードするんだ! ⋯⋯なぜか『パックマン』っぽいドットイーターが始まる。これがラスボスっぽい。見た目だいぶパックマンっつーかまんまだけどだいじょぶそ⋯?(二回目)

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▲これが世界を救う為の最後の仕事だぜ!

 実は、主人公は幼少期に父親をゲーム主催者に殺されているんだけど、その時に主人公がプレイしていたのが『パックマン』(っぽいゲーム)だったんだよね。まさかの伏線回収。いや正直伏線でもなんでもなく、唐突に『パックマン』やらされてるだけだけど⋯⋯。

 『パックマン』が実質ラスボスで、クリアすると全世界にデスゲーム主催者の悪行が拡散される。だが主人公たちは脱出できず、立てこもった部屋の中で爆散。主人公はガチクズだったけど、仕事(パックマン)は成し遂げたで。

 
ラストはデスゲームに挑戦した仲間たちとの思い出が走馬灯のように蘇る感動の回想シーンなんだけど、付き合いが浅すぎて、回想が直近の思い出しかない。敵に追われて倉庫番するところとか、最後の部屋に駆け込むシーンとか、敵に包囲されて立てこもるところとか⋯⋯ほぼここ数十分くらいの思い出しかないやないかい! 関係性あっせぇ⋯⋯。

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▲死を覚悟した感動の場面なのに、直近の浅すぎる回想で笑いを堪えきれない。

 そんなツッコミどころ満載の(ある意味)新機軸FMVだった。むしろ過去イチ実況配信中に笑ったまである。アレな映画も友達とツッコミながら観ると楽しい的なやつやね。ミニゲームが意外と楽しくて、むしろこれをプレイした以後、FMVでも
ミニゲームが無いと物足りなく感じるようになった。もはやミニゲームジャンキー。いやぁ、ミニゲームって、本当にいいもんですねぇ。

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