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ゾンビ検問・拠点経営・ドローン防衛の三位一体! 終末世界の門番となる『Quarantine Zone: The Last Check』の時間を溶かしまくる中毒性【電撃インディー#1260】

文:保坂柊

公開日時:

 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、
Brigada Gamesが開発した、検問シミュレーター『Quarantine Zone: The Last Check』のレビューをお届けします。

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 なお、電撃オンラインでは尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!


審査、経営、そして迎撃――終末世界のワークライフバランスが心地よい快感に【Quarantine Zone: The Last Check:レビュー】


 本作のメインとなるのは、検問作業です。避難を求めてやってくる生存者たちが感染していないか、さまざまなガジェットを駆使して徹底的に調べ上げます。この“調査プロセス”のギミックが実に多彩で、プレイヤーをまったく飽きさせません。

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▲症状を確認しながら検査ができます。

 最初は懐中電灯で目や肌をチェックするだけのアナログな作業ですが、リサーチを進めることで最新デバイスが次々と解禁。体温計で熱を測り、「ちょっと体調が悪いだけです……」と訴える生存者の数値が、ゾンビ化の兆候である41度を超えた瞬間の緊張感といったら!

 「見つけたぞ!」という、まるで名探偵になったかのような充足感がこみ上げます。

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 さらに面白いのが、医療用ハンマーで膝を叩く反射テストや、衣服を透過して隠された噛み跡を見つけ出すスキャナーの存在です。時には「こんな極限状態でもオシャレなパンツを……」としんみり(あるいは爆笑)してしまうような、インディーらしいシュールなスパイスも効いています。

 選別の結果は、安全な“生存者ブロック”、経過観察の“隔離所”、そして最悪の“処理”の3択。あなたの判断ひとつで、目の前の人間の運命が決まる。この重責と没入感こそが、本作の醍醐味です。

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▲まさに運命の選択……。

 さらに、あなたは司令官として、拠点の電力量や食料といったリソースを管理し、設備をアップグレードしていく経営要素も担うことになります。

 “生存者を救えば収益は増えるが、食料消費も激しくなる”というジレンマ。限られた資金を最新デバイスに投じるか、明日の食料に回すか。拠点が徐々に強固な要塞へと成長していく過程は、育成ゲーム的な達成感に満ちており、終末世界での忙しさが“生きている実感”に直結します。

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▲限られたリソースの選択はプレイヤー次第。

 そして、数日間の緻密な業務のあとに待っているのが、これまでのストレスを一気に解放する“ドローン防衛戦”です!

 夜間、迫りくるゾンビの群れを武装ドローンでなぎ倒すアクションパートは、それまでの“静”の審査から一変して、最高潮のカタルシスを提供してくれます。

 丁寧な日本語ローカライズのおかげで、司令官としてのロールプレイにどっぷりと浸れるのもうれしいポイント。1度プレイを始めれば、「あと1日だけ検査したら寝よう……」と、ついつい夜更かししてしまうこと間違いなしの傑作サバイバル・シミュレーターです!

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▲迎撃の銃撃が激しく、想像以上の気持ちよさ!

『Quarantine Zone: The Last Check』はこんな人におすすめ!


●『Papers, Please』や『Contraband Police』のような「職人芸的作業」が好きな人
 書類や現物をじっくり観察し、矛盾を見つけ出す作業によろこびを感じるなら、本作の身体検査はまさにストライク。ツールの使い分けによる“徹底的な調査”が楽しめます。

●戦略的なリソース管理や拠点ビルドによろこびを感じる人
 食料、電力、医療キット……限られた物資をやりくりし、人類最後の砦を運営する“管理職”としての手腕を試したい方に最適です。施設を強化していく育成要素も充実しています。

●“静”の思考と“動”のアクション、どちらも欲張りに楽しみたい人
 緻密な審査業務で頭を使い、夜はドローンの大火力でゾンビを殲滅してスカッとする。この最高のサイクルを一本のゲームで味わいたい欲張りなプレイヤーには外せません。

●ミリタリーガジェットやSF的なインターフェースにワクワクする人
 タブレットを操作し、バイタルモニターを凝視し、スキャナーで透過する……。メカニカルな操作感と、司令官デスクに座っているかのような雰囲気が、圧倒的な没入感を生んでいます。

 ゾンビひしめく世界で、人類最後の砦を守るゲートキーパー。そんな“究極の選択”を、ぜひ体験してみてください!


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