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『スト6』SFLグランドファイナル観戦レポート&後日談:無敗のダブルエドが強すぎると話題に。優勝はチーム“REJECT”!【ストリートファイターリーグ】

文:栗田親方

公開日時:

 1月31日(土)にパシフィコ横浜で開催された“SFLグランドファイナル”の現地観戦レポート&後日談などをお届けします。

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▲会場のパシフィコ横浜。余裕の満員御礼となりました。
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▲ロビーに設置されていたウェルカムパネル。
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▲会場の中にはすごい数の応援団&観戦勢が!

 結果はすでに各種SNSやニュースサイトで報告されているとおり、チーム“REJECT”が“CR”を大差で破って堂々の優勝を果たしました。

 特にREJECTのダブルエースと言われるLeShar選手&ふ~ど選手は、ともにエドというキャラクターを使って無敗のままフィニッシュ。優勝に必要な90ポイント中80ポイントを稼ぐという圧巻の活躍を見せたのです。

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▲優勝した“REJECT”のメンバー。左からLeShar、ときど、ウメハラ、ふ~ど(敬称略)。
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▲センターに甲山社長が入っての“チームREJECT”ポーズも。優勝おめでとうございます!

 総評としては「REJECT強かった! 特にエドを使っていた2人!!」ということなんですが、同じキャラクターが勝ち続けたことと、個々の試合は接戦もありつつポイント的には大差がついてしまったことなどから、「エド強すぎでは?」という話題がSNSなどで盛り上がったりもしていました。

 今回は、大会観戦レポートとともに、“エドは本当に強すぎなのか?”という問題についても考えていきたいと思います。

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▲右側のキャラクターがエド。最後の試合をLeShar選手が3-0ストレートで決めたのも印象的でした。

SFLグランドファイナル結果まとめ【SFリーグ】


 結果としては下記のとおり、3巡目の大将戦でREJECTの勝利が決定。ダブルエドの全勝が決定打になりましたね。

 3試合とも大将を務めたシュート選手がCRのキーマンでしたが、1巡目を接戦で落としたあとは、徐々にエド側の対応が進み、最後はストレート負けを喫するという苦しい闘いとなりました。

■1巡目
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【1試合目】かずのこ 0-2 ふ~ど
【2試合目】ボンちゃん 2-1 ウメハラ
【3試合目】シュート 2-3 LeShar
【CR:REJECT】10:30

■2巡目
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【1試合目】かずのこ 1-2 LeShar
【2試合目】どぐら 2-1 ときど
【3試合目】シュート 1-3 ふ~ど
【CR:REJECT】20:60

■3巡目
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【1試合目】ボンちゃん 1-2 ウメハラ
【2試合目】かずのこ 0-2 ふ~ど
【3試合目】シュート 0-3 LeShar
【CR:REJECT】20:100

会場の雰囲気【SFリーグ】


 パシフィコ横浜の会場はかなり広く、観客席のまわりにはさまざまなブースが出ていました。写真とともに軽く紹介しておきます。

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▲SFLの公式応援アンバサダーを務める「ぶいすぽっ!」の3人(左から、甘結もか、如月れん、蝶屋はなび ※敬称略)と、SFL2025の闘いの歴史が細かく記された展示パネル。
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▲太陽ホールディングスさんのブースは全面的に緑一色。「めっちゃ緑のすごいやつ。」というキャッチフレーズがいいですね!
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▲おなじみスズキのジュリちゃんバイク。背景のクモっぽいパネルが意味深ですね(※近日何かが発表されるとのこと!)。
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▲日本国内では初となるアレックスの試遊台もありました。GO! ALEX!!
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▲『ストリートファイター』実写映画のキャラクタービジュアルも展示されていました。『スト1』のJOEは熱い!
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▲今回はプレイオフで涙をのんだ“GOOD 8 Squad”の缶バッジがもらえるレッドブルのキッチンカー。
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▲おなじみ“NOモーション。”のお2人が、アレックスに扮して会場を練り歩いていました。左の旧コスチュームが星ノ こてつ。さん、右の新コスチュームが矢野 ともゆき。 さん。
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▲会場の巨大モニターにはゲーム画面のほか、さまざまな映像が映し出されていました。

エドは本当に強すぎるのか?【SFリーグ】


 実際に強いのは間違いありません。ただ扱いが難しいため、恐るべきやりこみで練度を最大限に高めていかなければ、ポテンシャルを引き出せないキャラクターでもあります。大器晩成型といえばわかりやすいでしょう。

 実際に『スト6』のランクマッチで最高ランクの“LEGEND”に到達しているエドの数は、ほかのキャラクターにくらべて決して多いわけではありません。数では舞やJP、キンバリー、ベガ、サガットなどに及ばず、一般的なデータだけを見ると、特に“強キャラ”というわけではないのです。

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▲この日は“ED WIN”の文字が何度も映し出されていましたね。

 ではなぜこの2人が勝ちまくったのかというと、シンプルに圧倒的な攻略力+練習量だと思われます。そもそもこの2人の攻略力が高いうえ、お互いのプレイスタイルが異なることで、より幅広く攻略知識を共有することができ、相乗効果でエドの高いポテンシャルを最大レベルまで引き出すことができたのではないでしょうか。

 実際に、今回はエドを攻略できなかった“CR”も、プレイオフでは“新人王”さはら選手のエドを完封しての勝利を収めていました。“エドが強すぎる”のではなく、“LeShar選手とふ~ど選手のエドが強すぎる”が正解かと思われます。

 つまり「エド強すぎない?」「エドが強すぎて見ててつまらない」などといった意見は、今回の結果だけを見ると否定しきれないのですが、あくまでREJECTのダブルエースの圧倒的な努力があってこそと考えると、筆者個人としては、プレイヤーを素直に称賛してほしいという気持ちになりますね。すごすぎて理解が追いつかないレベルですが、2人とも本当に素晴らしいプレイでした!

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▲初戦の相手かずのこ選手に対しては、ふ~ど選手の秘策“ぴょんぴょん戦術”が炸裂!(※詳細は後述)

 ……という形で終わるのがキレイではありますが、1人の観戦者としては「熱い試合を4巡目まで見たかった!」という気持ちがあるのも事実(笑)。シュート選手がギリギリから逆転して4巡目に突入→先方・中堅とCRがとって「あわや逆転か⁉」という展開だったら激アツだったんですけどね。あとはLeShar選手のテリーやふ~ど選手のDJなども見たかったところですが、そのあたりはエンタメ度が高めの別の大会に期待というところでしょうか。

 なお、3月には全キャラクターのバランス調整が行われるわけですが、エドの調整は本当に難しそうですね……。超時間をかけてMAXパワーを引き出したら「強すぎる」と言われてナーフされるのは無慈悲ですし、あまり時間をかけられない一般的なプレイヤーからは「強キャラというわけではないのにナーフされた!」という不満も出てきそう。ちょうどいい落としどころが見つかることを祈っております。

後日談:ヴァイパー対策のぴょんぴょん戦術ほか【SFリーグ】


 SFLグランドファイナルが終わった夜や次の日には、各プレイヤーの配信や、優勝したREJECTの公式YouTubeチャンネルで各プレイヤーが大会について振り返っていました。

 特にかずのこ選手のC.ヴァイパー相手にふ~ど選手が披露した“ぴょんぴょん戦術(※)”は、誰もが思いつかなかった画期的な闘い方だったようです。

 対戦相手のかずのこ選手も、自分自身の配信で「ふ~どさんがすごかった」「対応型のエドというキャラクターの固定概念にとらわれず攻略している」「LeShar対策にはなっても、ふ~どさん対策になる練習相手はいなかった」など、対戦相手の柔軟な攻略方法を高く評価していました。

※ハイジャンプや空中バーニングキックを交えたC.ヴァイパーの攻撃を地上で対応するのが難しいので、むしろ自分からジャンプして空中戦を挑むようなスタイル。詳しくは下記のREJECT配信アーカイブを参照のこと。

 また、SFLは約5カ月(ワールドチャンピオンシップも含めると+1カ月半)という長い期間を4人(+コーチ等)で闘い抜く過酷なリーグなので、普段はひょうひょうとしているプレイヤーが感極まるシーンを見られるのも魅力の1つ。最後のかずのこさんのインタビューを聞いてウルっときた人も多いのではないでしょうか。

 というわけで、下記にSFLグランドファイナル関連のアーカイブを並べておきますので、ぜひチェックして余韻にひたってもらえればと思います(※SFLグランドファイナル本戦は有料コンテンツ)。

■REJECT:SFLグランドファイナル 優勝ありがとう配信!!!!

■ときど選手:SFLJP優勝のご報告( ・´ー・`) 2026/02/01 ありがとうございます!

■ふ〜ど Fuudo のライブ配信  SFL優勝!!

■ボンちゃん選手:SFL2025お疲れ様でした!激動のリーグ戦も一区切り、GFをふり返るボンちゃん【ボンちゃん切り抜き】

■シュート選手:オフ練習で実は呼んでいた選手・入場での鉢巻の話・かずのこさんの涙などチームで戦ったSFLグランドファイナルを振り返る!【シュート/スト6】

■かずのこ選手:【スト6】配信 SFL GF負けたごめーーん!

筆者雑感


 昨年のカプコンカップでも感じたことではありますが、「格ゲーの大会もここまできたか!」という感慨がありました。

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▲選手1人1人の入場シーンがド派手でよい! プレイヤーのエンターテイナーっぷりも素晴らしいですね。

 特に今回は、ざっくり言えば“4人vs4人のチーム戦を1試合やるだけ”なんですよね。長期戦になるので試合時間はそこそこあるものの、それだけのために大勢の観客がパシフィコ横浜に集まっているわけです。チケットも早々と売り切れたということで、来年はさらに大きな会場での開催も予想されるほど。今後も盛り上がりが加速しそうな勢いを感じられます。

 また、客層が昔とは異なり“見る側”の人がほとんどだったと思われること。かつての格闘ゲームの大会は“観戦者=ほぼ参加プレイヤー”という印象でしたが、いよいよプロ野球やプロサッカーリーグのように、一般的な趣味として“プロeスポーツ観戦”という文化が根付きつつあるという印象でした。

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▲次回のSFLグランドファイナルはどんな感じになるのか、期待大ですね!

 なお、完全に余談ですが、SFLグランドファイナルが終わったあとに『スト6』のランクマを回したら、筆者初のMR2000にタッチできました!

 会場の熱が自分にも乗り移ったかのように、気合の入ったプレイができたためかと思われます。あとモダン舞ちゃんありがとー!

栗田親方ゲーセン黎明期からゲームにハマり、ハイスコアラー⇒格闘ゲーマーと転身しつつゲーム人生を楽しんでいます。生涯現役。

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