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先行レビュー:数多のファンを魅了した和風ホラーの金字塔 『零 ~紅い蝶~ REMAKE』で凍える恐怖を再認

文:ライターM

公開日時:

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 和風ホラーアドベンチャーシリーズ屈指の人気作『零 ~紅い蝶~』が、『零 ~紅い蝶~ REMAKE』としてコーエーテクモゲームスよりマルチプラットフォームに向けて3月12日に発売されます。

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 本稿では、シリーズ新作が発売されるたびに対応ハードを購入してきたほど思い入れのあるライターMが、先行体験させていただいたインプレッションをお届けします。

 中身はほぼ丸ごと別物に進化しているものの、ストーリーの大まかな流れはオリジナル版を引き継いでいます。ネタバレには極力配慮していますが、自分の目で見るまでは少しの情報も入れたくないという方は、そっとブラウザバックしてください。

 なお、3月5日には製品版にデータ引き継ぎ可能な体験版も配信予定となっているので、気になる方は公式サイトをチェックです。

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考え得る限り完璧なリメイク版【零 ~紅い蝶~ REMAKE レビュー】


 電撃Playstation誌をはじめ、電撃各誌で点数表記を伴うレビュー系のお仕事は避けてきたのですが、本作に限って点数を付けるなら10点満点で100点。この冬オススメの1本を選べと言われたら迷わず本作と断言します。

 リメイク版について語る際、思い出補正でオリジナル版の評価を引きずってしまうことは多々あります。

 そこで、本作クリア後にPS2版を引っ張り出して比べてみたところ「ココをこうしてくれたら良いのに」といった部分が軒並み対応され、およそ改悪に当たる部分は皆無だと実感しました。

 以降、ゲームの詳細に触れていきますので、読まれる方は自己責任でお願いします。

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新たな視点&新たなシステムで遊びやすさが激変【零 ~紅い蝶~ REMAKE レビュー】


 ここからは少し長くなりますが、システムを軽く解説しつつ、気になった部分を項目別に書き連ねていきましょう。

ラジコン操作からフルコントロールへ

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 当時の技術的な背景もあるので単純比較はできませんが、オリジナル版のラジコン操作に比べると探索のしやすさが段違いです。

 これはアイテムの見つけやすさといったゲーム的な側面だけでなく、プレイヤーが主人公・澪となって廃村を徘徊しているという没入感の差にもつながります。

 なお、移動中の視点にも上下の概念が加わったことで、慌てると射影機の焦点を合わせづらいという難点はあります。これに対しては、瞬時に視点を正面にリセットするボタンも用意されているので覚えておきましょう。

しゃがみ

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 オリジナル版でも目の見えない“忌人”に対して、ゆっくりと音を立てずに歩くことで戦闘を回避するというシチュエーションはありました。

 本作ではさらに身を屈めることで怨霊に見つかりにくくなるという“しゃがみ”アクションが追加されました(そもそも怨霊に視覚があるのかは謎ですが……)。

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 主に松明を掲げて村内を徘徊している怨霊に対して有効で、背後から近づいて威力の高い隠し撮りを行ったり、そのまま衝立の裏に回り込んでやり過ごしたりと便利なアクションとなっています。

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▲限定的な用途としては、倒せない怨霊に追われた際に物陰にしゃがんでやり過ごすという場面もあります。
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▲なお、物陰に飛び込むタイミングが遅いとばっちり見つかってあの世行きに……。

扉の開閉状況を保持

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 オリジナル版では、部屋に入った途端に「ピシャッ」と戸が閉まることで驚かされていた部分も、本作では“開けた戸は開きっぱなし”というようにプレイ状況が保持されるようになりました。

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▲戸を開けた途端に怨霊とご対面といったジャンプスケア系の演出も健在。これが霊力ダメージ(詳しくは後述)も大きくて本当にシャレになりません。
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▲本作のマップ画面では扉の開閉状態はもちろん、発見済みかつ未取得のアイテムの場所や、扉に必要なカギの名前、場合によっては目的地など、探索状況に合わせて便利な情報が更新&表示されます。

操作系は細部までカスタマイズ可能


 オリジナル版では左スティックで移動、右スティックでファインダーの方向操作となっていたところ、本作のデフォルト設定では左右が逆転しています。

 この点に関しては、オリジナル版と違って主人公の移動は常に左スティックに統一されているので違和感なくプレイできました(設定で左右を入れ替えることで、オリジナル版の操作環境も再現可能です)。

~ファインダー・デフォルト~
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~ファインダー・クラシック~
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▲ファインダーを構えた画面も、デフォルトとクラシック(ファインダーの外側が非表示)でかなり雰囲気が違いますよね。

 操作周りの初期設定で少々気になったのが、ボタンを離すと射影機を下ろしてしまうという点。

 撮影中は射影機ボタンを押しながら左スティックで主人公を動かし、右スティックでファインダーを調整しつつ、ボタン+方向キーでズームやピント調節を行って撮影ボタンを押すなど、初見では指がつりそうになりました。

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 筆者もそこまで器用ではないため環境設定を探りつつ、射影機操作を“ホールド”から“トグル”(ボタン押下で射影機の構え状態を切り替えられるお手軽仕様)へと変更。こだわりがなければトグル設定を推奨しておきます。

霊力が尽きるとピンチ!!


 霊力と言えば、オリジナル版で強化レンズを使用するために消費するパラメーターで、怨霊を攻撃することでゲージを溜めていました。

 本作でも特殊撮影(強化レンズのようなモノ)を行う際に消費します。また、攻撃を受けたり怨霊に触れたり、戦闘中に走ったり回避行動を取ったりすることでも霊力は消耗します。

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▲怨霊との戦闘中、もしくは射影機を構えている画面で右端に表示される2本のゲージのうち、青いゲージが霊力を、緑のゲージが体力を表します。

 消耗した霊力は時間経過で緩やかに回復するほか、怨霊の撮影やアイテム“月下香”を使うことでも回復可能です。

 霊力が尽きると澪の動きが緩慢になって回避行動もままならず、この状態で怨霊に触れられるとダウンが発生。

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 ダウン状態では立ち上がるか、その姿勢のまま射影機を構えることもできます。ただ、ほとんどの場合は怨霊に捕まって体力ゲージを勢いよく削られてしまいます。

 怨霊に接触することで霊力が尽きてダウン発生、怨霊に捕まり体力減少という一連の流れがかなり致命的で、とくに複数体を相手にする場合はいかに怨霊に触れずに戦えるかが重要です。

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▲怨霊に捕まった状態での撮影は必ずフェイタルフレームとなり、怨霊を弾き飛ばしつつ霊力だけは全回復します。

手つなぎによる圧倒的な安心感

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 本作では、姉の繭と一緒に行動している場面ならいつでも手をつなぐことができます。

 手つなぎのメリットは、繭を置き去りにすることなく怨霊から逃げ回れるだけでなく、霊力の自然回復速度が上がるほか、体力も徐々に回復します。

 たとえ戦闘中であっても手つなぎによる回復は有効なので、霊力が尽きた際は射影機を下ろして、短時間でも手つなぎをして回復を図るのがポイント。

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▲霊力が尽きたときは迷わず手つなぎで回復。繭と一緒に行動できるときの安心感は絶大です。

 なお、繭が怨霊に襲われると座り込んでしまい、放置しておくと繭が倒されてゲームオーバーとなるので要注意。

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 この状態では怨霊を撮影することで蹴散らせますが、手つなぎで助け起こさない限り繭は座り込んだままとなります(一応、怨霊のターゲットが澪に移れば、戦闘が終わるまで放置しても問題ありませんでした)。

羽化と難易度について

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 最後までクリアしての感想としては「序盤からこんなに難しかったっけ?」と頭を捻っています。

 本作ではどのタイミングでも難易度を変更できるので、まずは“NORMAL”を選んでゲーム開始。

 川辺の小屋で怨霊の羽化に翻弄され、黒澤家へと続く橋の上で“沈められた女”との戦いでギブアップして難易度を“STORY(イージー)”へと変更しました。

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▲『零 ~月蝕の仮面~』で言うところの“咲いてしまった”状態を彷彿とさせる“羽化”。怨霊がぼんやりとしたモヤに包まれて変色すると羽化の合図です。

 初登場の要素となる怨霊の“羽化”が本当にやっかいで、ダメージを食らって追い込まれた怨霊が一定確率で羽化すると、怨霊の体力ゲージが一気に回復。

 攻撃力が跳ね上がり、射影機によるダメージをも軽減するパワーアップ状態となります。

 シャッターチャンスで攻撃すれば羽化を解除できるものの、こちらの攻撃が通りづらくフィルムも浪費させられてジリ貧に……。

 ある程度射影機の強化が進んでコツさえつかめば容易に対処できるのですが、複数体を相手に戦っているときに羽化されると苦戦必至です。

 ネタバレになるので詳しくは書けませんが、難易度を“STORY”まで下げてもなお、フィルムの残数を気にしつつ張り詰めた雰囲気で探索を強いられるのは、初回プレイならではの醍醐味となっています(何なら筆者のように、ヘッドフォン着用で深夜0時~午前5時にプレイすると臨場感も抜群です!!)。

4種類のフィルター


 オリジナル版の“強化レンズ”と似ていますが、攻撃性能に加えて謎解きのカギのような役割も持っているため使い分けがとても重要となります。

 また、基本機能とは別にそれぞれ“特殊撮影”機能が設定されていて、霊力を消費することでさまざまな効果を発揮します。

 以下、それぞれの特徴を簡単に見てみましょう。

【写影フィルター】
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 基本となるフィルターで、怨霊を押し戻したりよろけさせる特殊撮影も可能です。

【霊視フィルター】
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 主に過去の“残影”から足取りを追う場合に役立って、強化すれば壁越しに霊の動きがわかるようにもなります。特殊撮影では、一定時間怨霊の目を眩ます効果があります。

【露出フィルター】
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 フィラメントが黄色く光るポイントで“記録写真”と同じアングルで撮影すると“呼び戻し”が発動して、かつてそこに存在していたモノを復元できます。

 また、地縛霊に対しても黄色く反応して、撮影することで隠されたアイテムを発見できます。 初回プレイでは、機能強化で得られる“羽化弱体化”がかなり重宝しました。

【照射フィルター】
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 威力の高いチャージショット(いわゆる溜め撃ち)が可能なフィルターで、射影機に付いた“汚れ”を剥がせたり、封印を解く“血祓い”機能も持っています。

 いずれも使いこなせば強いのですが、霊力を消費する特殊撮影は諸刃の剣なので要注意。

お守りについて

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 フィルターと合わせて重要な攻略要素となるのがお守りで、フィルムの装填時間を短縮したり、フィルターの威力や特殊撮影の効果を上げたり、被ダメージを抑えたりとさまざまな効能が用意されています。

 本稿の規制範囲では詳しくは触れませんが、状況に合わせてこまめにフィルターとお守りを付け替えることが生存のカギとなります。

 まだ語り足りない要素は多々ありますが、ファーストインプレッションとしてはこのあたりで切り上げておきます。

 20数年ぶりによみがえる名作ホラー、まだ肌寒いこの時期にこそぜひとも体験してみてください。

『零 ~紅い蝶~ REMAKE』製品情報

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タイトル
零 ~紅い蝶~ REMAKE

ジャンル
和風ホラーアドベンチャー

発売日
2026年3月12日(木)

CERO
D

通常版


対応機種
Nintendo Switch 2/PlayStation 5/Xbox Series X|S/Steam
※Xbox Series X|S/Steamはダウンロード版のみ

価格
6,380円(税込)

特典
■早期購入特典(パッケージ版/ダウンロード版)
「お守り・怨」
「牡丹の髪飾り(紅緋)」
「牡丹の髪飾り(二藍)」
「着物(赤・牡丹)」
「着物(黒・彼岸花)」
※パッケージ版・ダウンロード版共通の特典です。
※後日または無料配信する場合があります。あらかじめご了承ください。
※パッケージ版は初回生産分、ダウンロード版は2026年3月25日(水)までにご購入いただいた場合に早期購入特典が付属します。
■プレオーダー特典(ダウンロード版)
「お守り・霊」
「猫耳カチューシャ(黒)」
「猫耳カチューシャ(白)」
「紅い蝶・繭」
「紅い蝶・澪」
※ダウンロード版にのみ付属します。
※後日または無料配信する場合があります。あらかじめご了承ください。
※プレオーダー特典を入手するには、発売日までに予約が完了している必要があります。
※プレオーダー特典にも早期購入特典が付属します。

Digital Deluxe Edition


対応機種
Nintendo Switch 2/PlayStation 5/Xbox Series X|S/Steam

価格
8,580円(税込)

商品構成
■オリジナルサウンドトラック
■デジタルアートブック
■Digital Deluxe特典セット
「お守り・特」
「レースの手袋(黒)」
「レースの手袋(白)」
「和風ゴシックドレス(右翅)」
「和風ゴシックドレス(左翅)」

特典
■早期購入特典(ダウンロード版)
「お守り・怨」
「牡丹の髪飾り(紅緋)」
「牡丹の髪飾り(二藍)」
「着物(赤・牡丹)」
「着物(黒・彼岸花)」
※パッケージ版・ダウンロード版共通の特典です。
※後日有料または無料配信する場合があります。あらかじめご了承ください。
※パッケージ版は初回生産分、ダウンロード版は2026年3月25日(水)までにご購入いただいた場合に早期購入特典が付属します。
■プレオーダー特典(ダウンロード版)
「お守り・霊」
「猫耳カチューシャ(黒)」
「猫耳カチューシャ(白)」
「紅い蝶・繭」
「紅い蝶・澪」
※ダウンロード版にのみ付属します。
※後日有料または無料配信する場合があります。あらかじめご了承ください。
※プレオーダー特典を入手するには、発売日までに予約が完了している必要があります。
※プレオーダー特典にも早期購入特典が付属します。

Digital Deluxe Upgrade


対応機種
Nintendo Switch 2/PlayStation 5/Xbox Series X|S/Steam

価格
2,420円(税込)

商品構成
■オリジナルサウンドトラック
■デジタルアートブック
■Digital Deluxe特典セット
「お守り・特」
「レースの手袋(黒)」
「レースの手袋(白)」
「和風ゴシックドレス(右翅)」
「和風ゴシックドレス(左翅)」
※『零 ~紅い蝶~ REMAKE Digital Deluxe Edition』のコンテンツと同様になります。重複購入にお気をつけください。

プレミアムボックス


対応機種
Nintendo Switch 2/PlayStation 5/Windows(Steam)

価格
12,100円(税込)

商品構成
■ゲームソフト
■書き下ろし小説入り公式設定資料集 「皆神村秘祭録/約束の消えた森」
■血や霊が光る!蓄光ポストカード5枚セット
■澪と繭の蝶型アクリルキーホルダー
※同梱物の内容および名称は予告なく変更する場合があります。

特典
■早期購入特典(パッケージ版)
「お守り・怨」
「牡丹の髪飾り(紅緋)」
「牡丹の髪飾り(二藍)」
「着物(赤・牡丹)」
「着物(黒・彼岸花)」
※パッケージ版・ダウンロード版共通の特典です。
※後日有料または無料配信する場合があります。あらかじめご了承ください。
※パッケージ版は初回生産分、ダウンロード版は2026年3月25日(水)までにご購入いただいた場合に早期購入特典が付属します。

備考
プレミアムボックス(ゲームソフトなしグッズのみ)同時発売

価格
5,720円(税込)

内容
■書き下ろし小説入り公式設定資料集 「皆神村秘祭録/約束の消えた森」
■血や霊が光る!蓄光ポストカード5枚セット
■澪と繭の蝶型アクリルキーホルダー
※同梱物の内容および名称は予告なく変更する場合があります。

スペシャルコレクションボックス


対応機種
Nintendo Switch 2/PlayStation 5/Windows(Steam)

価格
23,100円(税込)

商品構成
■ゲームソフト
■書き下ろし小説入り公式設定資料集 「皆神村秘祭録/約束の消えた森」
■血や霊が光る!蓄光ポストカード5枚セット
■澪と繭の蝶型アクリルキーホルダー
■零 ~紅い蝶~ REMAKE キービジュアル LEDアートボード
■御札がぎっしり れいかん!?フェイスタオル
※同梱物の内容および名称は予告なく変更する場合があります。

特典
■早期購入特典(パッケージ版)
「お守り・怨」
「牡丹の髪飾り(紅緋)」
「牡丹の髪飾り(二藍)」
「着物(赤・牡丹)」
「着物(黒・彼岸花)」
※パッケージ版・ダウンロード版共通の特典です。
※後日有料または無料配信する場合があります。あらかじめご了承ください。
※パッケージ版は初回生産分、ダウンロード版は2026年3月25日(水)までにご購入いただいた場合に早期購入特典が付属します。

備考
スペシャルコレクションボックス(ゲームソフトなしグッズのみ)同時発売

価格
16,720円(税込)

内容
■書き下ろし小説入り公式設定資料集 「皆神村秘祭録/約束の消えた森」
■血や霊が光る!蓄光ポストカード5枚セット
■澪と繭の蝶型アクリルキーホルダー
■零 ~紅い蝶~ REMAKE キービジュアル LEDアートボード
■御札がぎっしり れいかん!?フェイスタオル
※同梱物の内容および名称は予告なく変更する場合があります。

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