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『ガンダム 鉄血のオルフェンズ』10周年記念イベント“鉄華の祝祭”レポート。ここでしか見られない『幕間の楔』新シナリオ、今だから話せる裏話なども

文:米澤崇史

公開日時:

最終更新:

 2月15日に立川ステージガーデンで実施された、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』10周年記念イベント“-鉄華の祝祭-”の昼公演の模様をレポートします。

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■開催概要
開催日:2026年2月15日(日)
会場:TACHIKAWA STAGE GARDEN(立川ステージガーデン)
出演者:河西健吾さん(三日月・オーガス役)、細谷佳正さん(オルガ・イツカ役)、花江夏樹さん(ビスケット・グリフォン役)、たくみ靖明さん(昭弘・アルトランド役)、村田太志さん(ノルバ・シノ役)、田村睦心さん(ライド・マッス役)、寺崎裕香さん(クーデリア・藍那・バーンスタイン役)、金元寿子さん(アトラ・ミクスタ役)、櫻井孝宏さん(マクギリス・ファリド役)、松風雅也さん(ガエリオ・ボードウィン役)
アーティスト:横山克さん(音楽)、SPYAIR
MC:天津飯大郎さん

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10周年イベントを開催するために奔走する鉄華団を描いたオリジナル朗読劇

 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』10周年を記念する施策のフィナーレイベントとして実施された本ステージ。開演前には今回出演が叶わなかったユージン・セブンスターク役の梅原裕一郎さんによる場内アナウンスが行われていました。

 スクリーンには、“仕事猫”とのコラボで描かれた、外見とは裏腹に渋い低音ボイスで喋る可愛らしいマスコットキャラクターである“鉄華猫”が登場。会場での諸注意に加えて、仮装した男の勧誘に気をつけるなど『鉄血のオルフェンズ』らしさに溢れたアナウンスが行われ、実は“鉄華猫”の声も梅原さんが担当している一人二役だったことも判明していました。

 そんなイベントの幕開けを飾ったのは、アニメでも音楽を担当した横山克さんを中心としたバンドによるメインテーマ“MOBILE SUIT GUNDAM:IRON-BLOODED ORPHANS”の生演奏。BGMに合わせて登壇するキャスト陣は皆スーツやドレスに身を包んでおり、中でもオルガ役の細谷佳正さんは、2期のオルガを彷彿とさせるワインレッドのスーツを着用しての登場となりました。

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 最初に行われたのは、10周年イベントを開催しようと奮闘する鉄華団の面々を描いたイベントオリジナルの朗読劇です。

 舞台となったのは、『鉄血のオルフェンズ』世界にあるとされる(?)“クリュセ・タチカワ”地区。最高の1日にしようと意気込むオルガでしたが、準備中に電気系統のトラブルが発生。原因がケーブルの問題であると判明します。

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 そこに偶然会場の近くを通りかかったのが、マクギリスとガエリオで、2人は10周年のめでたい場ということもあり、鉄華団に一時休戦と協力を申し出ます。マクギリスたちの先導もありつつ、昭弘たちは新しいケーブルをモビルワーカーで会場まで運搬し、無事電源を復旧させることに成功し、改めてオルガの口からイベントの幕開けが宣言されます。

 なお、シノは自身の歌謡ショーを楽しみにしていたようですが、時間の都合で今回は中止に。代わりに10年後に持ち越しとなることが告げられると、客席からは笑いと拍手が同時に沸き起こっていました。

 朗読劇の後には、横山さんらによる劇伴生ライブが行われ、“Crescent Moon”“Strengths Focus”“Habitat”“Suite of the Seven Stars”“Vulnerable Surface”“My Own Way”“Hoping for You”とアニメの映像を背景に、戦闘曲から日常曲までバラエティ豊かな7曲を披露。バイオリンやキーボードなど様々な楽器が織りなす音色が会場全体を包み込みました 。

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ベストシーンから今だからこそ話せる裏話まで、盛りだくさんのトークパート

 その後は、MCの天津飯大郎さんの進行により、キャスト陣によるトークが行われました。

 冒頭の挨拶では、花江さんが“水星”から帰ってきたことを報告して爆笑を誘いつつ、松風さんは楽しみすぎて朝の3時に起床してしまったエピソードを告白。たくみ靖明さんは、昭弘の特徴的な眉毛をメイクで再現して登壇します。

 河西さんと細谷さんは放送から10年経ってもこれだけ多くのファンが集まってくれたことに感激しつつ、感謝の言葉を述べていました。

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 その後には、ボックスから引いたテーマと制限時間に従ってトークを行うコーナーが実施。

 トップバッターとして、“10年前の自分に言いたいこと”というテーマを引いた河西さんでしたが、その制限時間はわずか5秒。

 最初は、天津さんが芸名を変えるという、『鉄血のオルフェンズ』に関係ない話題を伝えようとするも、天津さんの抗議もあってやり直しに。2回目の挑戦では、今回のイベントのような“素敵な景色”がやがて見られるようになることが過去の自分へと伝えられます。

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 “鉄血のマイベストシーン”では、金元さんはアトラがタービンズの船内で子供たちや赤ちゃんと触れ合って“家族”についての理解を深める8話のシーン、花江さんはビスケットが眠れないオルガを心配する1話のシーンをそれぞれにチョイス。金元さんは頭の上にアトラのアクスタを乗せ、アトラと会話をする寸劇も披露しました。

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 “今だから話せるエピソード”では、たくみさんと村田さんが10年前は松風さんのことが苦手だったと告白。

 これには、現場で最年長に近い立ち位置だった松風さんが、役者の先輩として厳しい話を後輩にせざるを得なかったという事情があったそうで、村田さんはそれから10年が経ち、自分が先輩の立場になったことで当時の松風さんの気持ちが分かるようになったのだとか。

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 なお現在では、プライベートでもいろいろな相談をするほど松風さんと仲良くなっているそうで、仲が良いからこそ話せる出来事として語られていました。

 また、続けて行われた、櫻井さんと松風さんが2人でギャラルホルンの魅力を語るコーナーでは、改めて『鉄血のオルフェンズ』のTVシリーズを見返しているという松風さんが、アインがクランクと似ても似つかないはずのガエリオを尊敬した理由について解説。

 答えはアインが担当した第16話の予告にあり、ガエリオが“早寝早起き”“食べ物を残さない”ことが尊敬のきっかけになっていると紹介されていました。

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岡田麿里さん書き下ろしの新シナリオを追加した『幕間の楔』生アフレコ

 イベント後半では、横山さんらによる生演奏をバックに、10周年記念新作短編として公開された『幕間の楔』をキャスト陣が生アフレコするという豪華なステージが行われます。

 本イベントのために岡田麿里さんが書き下ろした新規シナリオも追加されており、鉄華団結成前にオルガがビスケットと読み書きについて語るシーンや、『幕間の楔』での決闘の前夜、オルガと三日月が交わしていた会話シーン、さらにラストには各キャラクターがどんな想いを抱いて戦っていたのかの独白も追加されていました。

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 寺崎さん、金元さん、田村さんらが生アフレコの感想を語りつつ、イベント会場で販売されていたグッズを紹介するコーナーも。“仕事猫”とのコラボグッズの紹介では、3人が「ヨシ!」のポーズをする一幕も見られました。

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 さらにその後には、『鉄血のオルフェンズ』の第2期第1クールOP主題歌“RAGE OF DUST”を担当するSPYAIRがステージに。OP映像をバックに、鉄華団らしい荒々しさに溢れた力強い歌声で“RAGE OF DUST”を熱唱し、会場のボルテージは最高潮に達します。

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 最後にはキャスト陣が再び登壇し、作品と今回のイベントに込めた想いをそれぞれが語ります。さらに今から5年・10年後のイベントの話題も出る中、河西さんは次はTVシリーズで新しい展開が見たいと希望を口にすると、客席から一際大きな拍手が沸き起こることに。

 さらにキャスト陣が退場したあとには、河西さんと細谷さんがステージに残り、10周年イベントを終えた三日月とオルガの会話劇が披露されます。途中、感極まった2人が声を震わせるような場面もありつつ、“また会える”という力強いメッセージを届け、ファンを喜ばせます。

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 最後は、作中の三日月とオルガのように二人が拳を合わせ、それぞれの道を歩きだすと、キャラクターデザインを手がけた千葉道徳さんによる三日月&オルガの新規描き下ろしイラストもサプライズ公開され、10周年を締めくくるに相応しいイベントの幕は閉じられました。

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 なお本イベントの模様は、9月25日に発売予定の特別編集版『ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント』と『幕間の楔』を収録したBlu-ray&DVD数量限定版に収録される予定です。こちらもお見逃しなく。

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