三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームで遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。
何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。
そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は1999年12月9日にPSで発売された『遊☆戯☆王 真デュエルモンスターズ 封印されし記憶』について語ります。
何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。
そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は1999年12月9日にPSで発売された『遊☆戯☆王 真デュエルモンスターズ 封印されし記憶』について語ります。
自由度の高い融合システムで格上を制する「融合沼」にハマった
本作は、カードゲーム漫画の金字塔『遊☆戯☆王』を原作としたカードバトルRPGで、現実でも大人気の『遊戯王OCGデュエルモンスターズ』をベースにした決闘(デュエル)が楽しめます。ストーリーモードでは、主人公“闇遊戯”の過去に迫る物語が描かれ、当時マンガでも明かされていなかった真実が見られるとワクワクしたあの頃……。難易度はかなり高かったですが、友達と協力して遊びまくった思い出のゲームです。
カードゲームとしては、原作の「ペガサス編」あたりを参考に作られたようで、生贄の概念がなく、強力なモンスターをいかに召喚するかが勝利のポイントでした。一方でオリジナルルールも存在し、その中でも頼りになったのが、本作ならではの「融合システム」です。
本作では、手札から好きなカードを複数枚まとめて場に出すと、自動的に融合されて1枚のカードだけが場に出されます。例えば、「アンデッド」のモンスターと「植物」のモンスターをまとめて選択すると融合され、“ゴースト王 パンプキング”という1体のモンスターだけ召喚される、といった具合。
現実の『OCG』とは違い、種族や攻撃力などの条件を満たせば融合が成立するのが、このシステムの面白いところ。攻撃力1,000以下が精々の凡骨デッキでも、融合を駆使すれば“炎の剣士”や“海竜神リバイアサン”といった、原作で活躍したモンスターを召喚できたのです。
弱いモンスターの力を合わせて格上を倒す融合システムに夢中になった筆者は、さまざまなモンスターの組み合わせを調べまくり、本作の「融合沼」にどっぷりとハマったものです。
相棒は“双頭の雷龍”! 強敵との決闘では素材が揃うのを祈りまくった…
「融合沼」に没頭した幼き日の筆者は、あるモンスターと出会います。そう、『封印されし記憶』プレイヤーなら誰もが頼ったであろう、みんなの相棒“双頭の雷龍(サンダードラゴン)”に!
双頭の雷龍は攻撃力2,800を誇り、魔法カードで強化すれば“青眼の白龍(ブルーアイズホワイトドラゴン)”すら突破できる強モンスターです。融合条件も非常にゆるく「ドラゴン族と雷族を1枚ずつ」「どちらかの攻撃力が1,600以上」を満たせば召喚可能。カードが集まっていない序盤でも召喚が狙えるお手軽さと、それに(いい意味で)見合わない攻撃力を兼ね備えていたわけです。
本作では、こちらが攻撃力500、良くて1,500程度のモンスター中心のデッキしか組めない段階で、相手が2,000オーバーのモンスターを容赦なく出してきます。そんな環境で双頭の雷龍は非常に頼もしく、筆者は「いかに双頭の雷龍を出すか」にひたすら情熱を注ぎました。
双頭の雷龍の素材となる“密林の黒竜王”をさらに融合で召喚するための素材モンスターを多めに用意したり、素材を早く揃えるために不要なカードをわざと廃棄してドローの効率を上げたり、現実の『OCG』より真剣に双頭の雷龍の使い方を考えていた気がします。
ペガサスや海馬との連戦となる中盤の山場では、「頼むから双頭の雷龍を召喚させて!」とお祈りしながら何度も戦い、本当に双頭の雷龍で勝ちました。遊戯の相棒が“ブラック・マジシャン”、海馬の相棒が“青眼の白龍”なら、あの頃の筆者の“それ”は間違いなく“双頭の雷龍”だったんです。
残念ながら、ストーリー後半になると攻撃力2,800すらパワー不足となり、切り札としては物足りなくなってしまいます。ですが、本作を振り返って最初に思い出すのは、やっぱり双頭の雷龍! また機会があれば、双頭の雷龍メインのデッキでラスボス撃破にチャレンジしたいですね。