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【パワアド先行プレイ】パワプロ新作×ファンタジーが違和感ゼロ。1プレイ12分の高速周回で、時間泥棒確定【パワプロアドベンチャーズ】

文:アツゴロウ

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 コナミデジタルエンタテインメントが本日配信した新作モバイルゲーム『パワプロアドベンチャーズ』。この注目作の先行プレイレポートをお届けします。


 『パワプロアドベンチャーズ』は、野球ゲームの決定版『パワフルプロ野球(パワプロ)』シリーズから派生した育成シミュレーションRPGです。『パワプロ』で人気の選手育成モード“サクセス”をメインに据えたタイトルですが、舞台は現代社会ではなく、剣と魔法のファンタジー世界。野球選手ではなく、この世界に生きる冒険者の育成を楽しむことができます。


 モバイル向けの『パワプロ』シリーズ最新作というだけでも注目の的なのに、『パワプロ』×ファンタジーという組み合わせがどんな可能性を生むのか? 興味深いことこの上ない本作を、配信に先立ってプレイさせていただきました! この記事では、プレイから判明した事実や本作の魅力についてレポートしていきます。

 ちなみに筆者の『パワプロ』歴は20年以上。仕事としては2004年発売の『実況パワフルプロ野球11』の“サクセス”の攻略記事を担当してからの縁になります。古参から見た注目点などについてもお伝えできればと!

※プレイしたのは開発中のテストバージョンです。正式配信版とは仕様が異なる部分が出る可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

『パワプロアドベンチャーズ』先行プレイレポート:キャラ育成をメインとしながら脇を固めるコンテンツも充実。本作ならではの育成システムも完備

サクセスだけがウリじゃない! メインクエストや拠点拡張など豊富なコンテンツも魅力


 さて、お伝えしたいことがあり過ぎて何から話せばいいのか迷いますが、まずはプレイしてみての雑感からいきましょう。本作は“サクセス”がメインとは言ったものの、それ以外の要素もすさまじく充実していました。

 たとえば“メインクエスト”。これは、“サクセス”で育成した冒険者のパーティにより自動進行していくものです。進行の途中ではボスが出現し、撃破できれば新たなコンテンツが解放。新ジョブの解放など、“サクセス”にフィードバックされるものも多々ありました。


 目立ったところでは“拠点”も注目要素。プレイヤーの拠点で、条件達成で報酬がもらえる“チャレンジ”、所持アイテムが収納されていく“倉庫”、アイテム調合が行える“調合所”などの施設が利用できます。こちらも“メインクエスト”の進行により、新施設の追加といった機能拡張がなされていく模様。


 ほかにも“バトル”では、ボスモンスターと戦う“討伐依頼”に挑戦可能。勝利すれば豪華報酬を得ることができます。文字だけで詳細はわかりませんが“試練の塔”や“遺跡探索”といったものも確認できました。推測ですが、パーティを強化して挑むタイプのコンテンツと思われます。


 プレイの全体的な流れとしては“サクセス”で冒険者を育成→パーティを編成→“メインクエスト”の進行や各種コンテンツの解放&挑戦→ボスなどの壁にぶち当たったら“サクセス”でより優秀な冒険者を育ててパーティ強化、といった感じになるかと思われます。

 これは正直、
“サクセス”を中心にしたプレイサイクルが高度に完成されているように感じました。あー、これはやばい、やばいですね。プレイの止めどきがわからなくて、ものすごい時間泥棒になりそうな気配がプンプンしますよ!


 あとは細かいところですがビジュアル面について。2頭身のまるくデフォルメされた『パワプロ』のキャラクター、いわゆる“パワ体”のデザインは本作でも採用されています。ファンタジー世界ということで、人間はもちろんエルフや亜人などさまざまな種族が共存していますが、これが“パワ体”と違和感なくマッチしているんですよね。

 エルフのとがった耳をはじめ、種族ごとの特徴を盛り込んだだけのビジュアルで、ここまでのファンタジー感が出るとは……本当、“パワ体”ってデザインとして秀逸なのだなあと、改めて思い知らされました。


 また、キャラクターだけでなく敵モンスターも“パワ体”風のデザインに。巨大で恐ろしいはずのサイクロプスの手がまんまるなのを見たときは思わず吹き出しました(笑)。個人的には、これを見られただけで『パワプロ』×ファンタジーという組み合わせは成功だと思います。ほかにどんな“パワ体”デザインのモンスターが登場するのか、ちょっと楽しみですね。

サクセスのセオリーを押さえたファンタジー風シナリオは1プレイ最短12分!?


 ではお待ちかねの“サクセス”について解説しましょう。従来通り、シナリオごとのストーリーを楽しみながら主人公を育てるという流れは踏襲されています。今回プレイできたのは最初のシナリオである“パワフルアカデミー”。幼いころに冒険者に助けられてあこがれを抱くようになった主人公が、パワフル王国の冒険者養成アカデミーに入って立派な冒険者になることを目指す、という物語が描かれていきます。


 詳細はネタバレになるので書きませんが、仲間との交流やライバルとの確執、猛特訓など、努力あり笑いあり涙ありの王道ストーリーが展開。随所にイベントスチルやムービーも挿入され、物語を大いに盛り上げてくれます。

 あとは驚いたときやケガをしたときなど、効果音がおなじみのものでした。「ああ、自分は今『パワプロ』をプレイしているんだなあ」という安心感があっていいですね。


 プレイ開始時には、主人公の名前、ジョブ、属性、持ち込みアイテム、イベントキャラクターのデッキを選択可能。ジョブは“パワフルアカデミー”では剣士、弓使い、魔法使い、魔闘士の4つから選べますが、初期状態では剣士のみでした。

 属性は火、水、風の3種類。火は水に弱く風に強い、風は火に弱く水に強い、といった相性があります。


 持ち込みアイテムは2カテゴリーに1つずつ選択でき、1つは回復アイテムなどプレイ中に使えるアクティブ、もう1つは常時効果が発動するパッシブになります。内容をチェックしてみると、「大賢者ダイジョーブが必ず出現する」なんてアイテムも。今回のプレイでは、残念ながらお目にかかれませんでしたが、やっぱり
ハイリスクハイリターンな改造手術(本作では魔道実験?)イベントは健在のようですね。


 イベントデッキについては少々複雑なので、先にプレイ期間について話しておきます。アカデミーは3年制ですが、
プレイ期間は2年の1月1週から3年の1月までの約1年。3カ月=1セクションの計4セクションをプレイしていきます。

 プレイ中は訓練や休み、遊びなどのコマンドを選ぶことで週が進行。途中ではお祭りや大会などのイベントも発生します。そんな波乱万丈の1年間を過ごしながら主人公を強く育てていけるわけですね。


 その際、地味に気になるのが1周のプレイ時間。やっぱり何度もキャラ育成をするとなると、できるだけ短時間で済ませたいところですよね。ですが心配はご無用。本作にはイベントの早送りどころかスキップ機能まで搭載しており、自分好みのペースで育成を進めていけます。


 初見プレイではイベントを早送りしつつ、ちょくちょくメモを取りながら遊んだのですが、それでも1時間強でクリア。次のプレイではイベントを完全スキップ設定にしてみましたが、なんと
12分程度でクリアできてしまいました! 

 これだけ早いなら、ちょっとした隙間時間でも気軽に遊べますし、何かの検証をしたいときも非常にラク。もちろん、
未読イベントはスキップしない設定にもできるので、スムーズにシナリオを楽しみたいという人にもおすすめです!

 プレイ進行については、基本は訓練を選び、体力が減ったら休む。やる気が低いなら遊ぶといった感じに、体調と相談しながらコマンドを選ぶのが基本。仲間や教官が多くいる訓練を選ぶといったセオリーも健在です。

 そうして周囲の評価を高めることで、能力アップなどに必要な経験点をより多く稼げたり、特殊能力のコツを教えてもらったりできますからね。もちろん彼女候補のキャラクターもおり、告白して彼女にしたり、デートに誘ったりもできましたよ!

育成の指針となる教本やシナリオ全体の強化など目玉要素も多彩


 特徴的なところでは、教官のジャナイから渡される“教本”がありました。これは、本に書かれた基本能力アップや特殊能力習得を行うと、経験点獲得イベントが起こせるというもの。“教本”の内容は主人公のジョブによって異なりますが、それぞれのジョブに適した能力設定がされています。

 なので「どの能力値を上げればいいかわからない!」なんて人にはピッタリ。“教本”にはランクがあり、初級をクリアすれば中級、中級をクリアすれば上級が支給され、大量の経験点が稼げるので、熟練者の人でも本の導きに沿って育成するのはありでしょう。


 ほかの要素としては、訓練の際にランダムで犬キャラ(従来は犬のガンダーですが、本作ではフェンリル種のワンダーという名前)が乱入し、宝箱を持ってきてくれることがありました。1セクションが終わると獲得経験点のほかに宝箱の開封も行われ、さまざまなアイテムをゲット。アイテムはイベントキャラクターのレベルアップ素材である“ゲドーくん”をはじめ、役立つものばかりでした。よりよい育成を行うために、どんどん集めていきたいですね。


 イベントについては定期イベントも発生。3年の6月4週は英雄祭、7月1週は世界樹祭、9月4週は感謝祭が催されました。世界樹祭はおみくじを引けたので、実質お正月。どのお祭りも、彼女がいればよりハッピーになれるのは間違いありません!


 シナリオ終盤には練習効率のいい特訓期間を経て、冒険者としての実力が試される“世界アカデミー選手権”が開催されました。バトルはアカデミーの代表たちによる集団戦で、なかなかの迫力。もちろんバトルをスキップして時短することも可能です。


 選手権は負ければそこでシナリオ終了(※)ですが、勝ち進むことができればそれだけ大量の経験点を稼げるという寸法。その後はアカデミーを卒業して冒険者の団のスカウトを受ける、という流れになります。
※予選で負けてしまった場合は、セクション4の残り1ターンまで訓練できます。

 スカウト役はどこかで見たような風貌のカゲヤマ調査員。彼の評価が高いほど有名な団にスカウトされ、より多くの経験点を獲得できます。スカウト評価が低くても、育成失敗にはならないようなので安心ですね。


 シナリオクリア後は最終的な能力アップや外見の設定、クリア評価に応じた報酬の獲得などが行われます。その際にとくに注目したいのが、シナリオポイントの獲得。このポイント、ツリー上に並んだ要素を解放して
シナリオ全体の育成効果を強化できるのですよ! 


 複数のシナリオが楽しめる育成ゲームというと、後発のシナリオのほうがいいキャラクターを作りやすく、以前のシナリオは軽視されがちになるもの。ですが本作では、シナリオポイントでの強化をしっかり進めておけば、「もう二度とプレイしない」なんてことにはそうそうならないと想像できます。

 もちろん、シナリオポイント獲得のために繰り返しプレイする必要はあると思われますが、お気に入りのシナリオが埋もれるような状況を防げるのはじつにいい仕様。特定のシナリオで特殊効果を得るイベントキャラクターもいるようなので、推しキャラがいる人にも朗報です!

育成のカギを握るイベントキャラクター。ガチャでの排出率は意外に高い?


 続いては先ほど後回しにした、シナリオ開始時に設定するイベントデッキについて。これは、イベントキャラクターをセットしたものです。セットしたキャラクターはシナリオ中に登場。訓練仲間や彼女候補として育成を助けてくれます。ゲームを進めるとアクセサリーアイテムが手に入り、1キャラクターにつき2つまでセット可能。育成効果を高めることができるようです。


 イベントデッキには最大6キャラまでセットできますが、1枠はお試し枠。レアリティの高いイベントキャラクターをタダで借りることができます。手持ちにないキャラクターの育成効果を試せるのは、どのガチャを引くか迷ったときの指針にもなるので助かりますね。


 イベントキャラクターにはレアリティがあり、SR>PR>Rの順に優秀。とくにSRは、効果の高い超特殊能力や必殺技のコツを伝授してくれるので非常に有用です。

 ただし、伝授には条件もある様子。たとえば『パワプロ』シリーズのライバルキャラ・猪狩守モチーフのマモルは“ライジングストライク”という強力な必殺技を使うのですが、伝授してくれるのは主人公が火属性の剣士のときのみ。ちゃんと条件を確認したうえで初期設定をする必要がありそうです。


 また、イベントキャラクターは基本的にガチャで獲得することに。出確率は低め……そうそう簡単には手に入らないだろうと思ってガチャ画面を確認したところ、
自分が引いたガチャのSRの排出確率は6%(※)でした。自分の経験上、6%はかなり高めで、体感的にもSRをお迎えしやすく感じました。
※ガチャによってレアリティの排出率は異なります

 さらに、ここまで回せば確実に目当てのイベントキャラクターが手に入る、いわゆる
天井の回数も100連。いまだに天井なしや、天井があってもかなり高めに設定されているケースもあるなか、これは大いに評価したいところです。まあ同じキャラクターを重ねてレベル上限突破をするという要素もあるので、さらなる高みを目指すなら6%を何度も引き当てる必要はありますけどね。


 ちなみに、一度入手したイベントキャラクターは図鑑に登録。ビジュアルや冒険者としての能力はもちろん、プレイ中に発生するイベントの詳細まで閲覧できます。多少レアリティが低くても有用なキャラクターはいるでしょうし、しっかり内容を確認しておきたいところ。


まとめ:野球要素がなくても『パワプロ』らしさは満載。良質の育成ゲームとして期待感が高まる


 以上、プレイから判明したことをできるだけまとめてみましたが、いかがだったでしょうか? 個人的な感触としては、『パワプロ』とファンタジーには親和性があり、野球要素がない本作でもストーリー、育成ともに問題なく楽しめました。

 よくよく考えてみれば、『パワプロ』シリーズの兄弟作『パワプロクンポケット』シリーズの“裏サクセス”で、戦国時代モチーフから海洋冒険、スペースオペラまで、なんでもありのシナリオが何本も作られていましたからね。
ファンタジーと『パワプロ』の融合くらい、何の問題にもならないことはすでに実証されていたと言えるでしょう。違うのは、育成するのが野球選手から冒険者になったことくらいかと(笑)。


 ゲーム全体の評価としては、“サクセス”以外の要素が充実しているのも好印象。苦労して育てた冒険者の実力を示せる場がいくらでもあるので、“サクセス”をプレイするモチベーションも自然と上がりそうです。12分程度で1キャラを育成できるということも手伝って、延々とプレイしてしまいそう!

 モバイル向け育成ゲームなので、“パワフルアカデミー”に続く新シナリオが定期的に追加されることもあるでしょうし、期間限定イベントなども期待してしまいます。

 イベントキャラクターについても、まだまだ登場するはず。なにせ『パワプロ』シリーズは、個性的なキャラクターが大勢いることも魅力の1つですからね。

 といったところで、今日から配信開始しているので、ぜひダウンロードして“ファンタジーな世界”を楽しんでみてはいかがでしょうか?


タイトル:パワプロアドベンチャーズ
メーカー:KONAMI
配信日:2026年3月26日
ジャンル:育成シミュレーションRPG
プレー人数:1人
対応OS:iOS、Android
価格:基本プレー無料(アイテム課金制)

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