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アニメ『呪術廻戦』57話(3期10話)感想。髙羽がスベッたときの間が贅沢すぎる…元ネタの再現度も超高くて満足!(ネタバレあり)

文:Ak

公開日時:

 TVアニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」57話“東京第1結界④”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」57話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。[IMAGE]

髙羽の登場からの空気の変わり方がすごい!【アニメ呪術廻戦感想】


 57話の見どころは何といっても髙羽の登場。まあ過去回想ではもう出てきているわけですが、あのテンションと恰好で登場するのは初ですね。


 それまで超シリアスだった場の空気が、イレギュラーすぎる男の登場で一気によく分からない空気になったのが、アニメではよりダイレクトに伝わってきますね。髙羽の「余計なお世Wi-Fi!!!」で場が一気に白けたあの瞬間だけは、敵味方が一体になった感じがします。ある意味、平和的でさえあった気がする(笑)。

 空気感を表すために、たっぷりと間をとったのも贅沢でありがたい! あの場に虎杖でもいたら、もう少しそれなりのリアクションをしてくれたかもしれませんが……それはそれで、下手にいじると傷口が広がるだけかもしれない?

 “シリアスなバトル漫画にギャグ漫画の住人が入り込むと最強”という構図は、『こち亀』の連載30周年記念で出版された『超こち亀』のなかで鳥山明先生が描いた、『ドラゴンボール』世界のなかに入った両さんがフリーザの攻撃に「殺す気か!」で無傷だったのと似ています。

 『呪術廻戦』の原作でも後々そのシーンをパロディしていたので、髙羽の能力もそこからイメージがふくらんだものなのかも? まあ、能力のハジケっぷりでは『ボボボーボ・ボーボボ』を彷彿とさせる部分もありますが(笑)。そういうメタ的な部分も含めての能力に、あえてしているのだと思います。


 髙羽の恰好の元ネタはもちろんテレビ番組『笑う犬の冒険』で原田泰造さんが演じたセンターマンなわけですが、元ネタももう1999年~2001年のテレビ番組なわけで、そろそろ通じなくなりそうですね。

 作中年代はほぼ現代と同じなので、髙羽は10歳前後のときにセンターマンで笑った世代。一番ギャグセンスに影響を与えるであろう多感な時期でしょう。あの恰好で過ごすのは術式としての“縛り”なのか、彼なりの決意の表れなのか……?

 元ネタでも、激しく動くとちょくちょく股間がアウトになるシーンがありましたが、アニメでもしっかり股間が伏字になっていてホッコリ。全体的に再現度が高くて『笑う犬』ファンである筆者も超満足です!


 それにしても、伏黒も言っていましたが髙羽と戦う人はあのノリに付き合う必要があるわけで気の毒ですね。無理やりノリに付き合わされたあげく、ふつうに強いって、二重の意味でイヤになりそう……。

“契約の再現”ってことは全部一回は買ったってこと?【アニメ呪術廻戦感想】


 そして髙羽以外に、レジィの術式もアニメならではの味付けがしっかりされていました。雑多なアイテムを重ねて出して質量でぶっ飛ばしたり、高所への移動の際にボルダリングの突起(正式名称はホールドorスタンスと呼ぶらしい)を出現させたりと、まずレジィの応用力がすごい。


 “契約の再現”ということは、つまり一回購入したものをもう一回買えるようなものなので、実質的には資産が2倍になったようなもの。レジィの変態スタイルのせいでそう思い辛いですが、実際にあったら実はすごくありがたい能力なのでは?

 でもあれだけの量のレシートがあるということは、実際にあれだけ買い物をしたということなのでしょうか? だとしたらレジィ、けっこうなお金持ちですね。それとも他人の購入したレシートであっても、“契約の再現”が可能なのでしょうか? 実は一度購入した物品をリサイクルショップにでも売って経費削減していたのだとすると、けっこう親しみを持てそうです。

 購入できるものしか再現できないと考えると、強力な銃火器などを購入できない日本ではやや役立てにくい能力なのかもしれません。外国でも行って、銃火器を買い込んだレシートを集めてから死滅回游に参加していたら、もっと有利だったかも?

麗美の顔はある意味ナーフ?【アニメ呪術廻戦感想】


 もうひとつ印象的だったのが、麗美の顔のアレンジ。原作では連載時の超絶インパクトの変顔から、単行本で少し表情がナーフ(?)されたことでも話題を集めました。ネット上にあふれる麗美のコラ画像は、たいていの場合連載時のものですね。


 そんな麗美の顔がどうアニメで再現されるかも気になってしましたが、崩れこそすれ美人感を残した表情変化でしたね。ある意味、原作から段階を踏んで変顔がナーフされたようにも感じますが、よく考えたらあれは悲壮感を表すシーンなので、このぐらいのさじ加減がピッタリな気もします。

 麗美の“生粋な悪人ではないけど、精神的に弱い”という側面を表すために重要なシーンではあるので、アニメで力が入っているのも納得です。


 髙羽の乱入でノリは変わりましたが、最後は伏黒のカッコいい台詞で引き。次回はアニメ映えしそうな大規模なアクションシーンが見れそうで、ますます注目ですね!


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