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その美しさは、もはや“劇薬”……インティ・クリエイツの新感覚アクション『魔女ガミ』ほか、ライターが2025年にハマったインディーゲーム8選【電撃インディー大賞2026】

文:sexy隊長

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 4月12日(日)23:59まで投票受付中の、みんなが選ぶおすすめインディーゲームを決める“電撃インディー大賞2026”。


 本記事では、電撃オンラインのライターによる電撃インディー大賞2026の1位と、そのほかのランクインしてほしいタイトル、各部門の投票例を紹介します。どんなタイトルが選ばれているのか参考にしてください。

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電撃インディー大賞2026に1位としておすすめするタイトル


●魔女ガミ-The Witch of Luludidea-

 新作『魔女ガミ-The Witch of Luludidea-』を2026年のインディー作品1位に推したいと思います!

 長年2Dアクションゲームを愛するゲーマーとして、インティ・クリエイツの新作と聞けば無条件に胸が躍るもの。しかし『魔女ガミ』は、私たちが知る"いつものインティ作品"という安心感を、心地よく、そして鮮やかに裏切ってくれました。

 まず何より熱く語りたいのは、魂を揺さぶられるほどの“圧倒的なビジュアル”。従来のインティ・クリエイツ作品が持つドット絵やレトロ的な質感とは一線を画し、ダークで退廃的、それでいてため息が出るほど妖艶かつ繊細なアートスタイルを採用しています。

 個人的な話になりますが……マジョガミの“イツカ”と、星神“ポルクス”の見た目には、一目見た瞬間に心を激しく奪われました……いいんですか? そんなデザイン許されるんですか? ただ“可愛い”や“美しい”という言葉では到底足りない、ある種の“劇薬”のようなエロスに満ちています! 本当に最高です!

 そして、語らなければならないのが本作のストーリー。正直に言いますと、ストーリーは少し重めです。本作を電撃オンラインでプレイレポとして紹介しましたが、プレイ中に何度も胸がギュッと締め付けられるような、仄暗く、痛切な展開が存在し、その部分は一切語らずに飛ばしています。

 しかし、だからこそ絶対に最後まで見届けてほしい作品です。絶望の淵を泥だらけになって歩き切ったあとに待っている、あの凄まじいカタルシス。すべてが浄化されるような極上の読後感は、本作でしか味わえない特別な体験でした。

 「でも、インティ・クリエイツのアクションって難しいんでしょう?」

 そう不安に思って購入を迷っている未プレイの方、どうかご安心ください。確かに本作、ベースの難易度は少し高めで、骨太な死闘が繰り広げられます。しかし、本作の真骨頂は“アイテムの使いこなし”にあります!

 入手できる多種多様なアイテムを惜しみなく、適切に駆使することで、理不尽に思えた高難易度が、まるで嘘のようにガクッと下がります。「どうやってこの過酷な局面に打ち勝つか」をアイテム頼りに試行錯誤する過程が思いのほか楽しく、アクションが苦手な方でも“知恵”で活路を切り開ける素晴らしいバランスに仕上がっています。

 もちろん、無骨なアクションを楽しみたい方は、アイテムの使用を制限することで高難易度アクションが楽しめます!

 気になっているけれどまだ触れていないという方は、どうかこの痛切で美しい世界に飛び込んでみてください。忘れられない感情のジェットコースターがあなたを待っています。

そのほかのランクインしてほしいタイトル


●No, I'm not a Human

 ここ2年ほど、『DON'T SCREAM』や『8番のりば』など、ホラーゲーム界隈には新たな恐怖の風が吹き荒れています! 既存の枠組みを破壊するような新機軸のタイトルが次々と産声を上げ、ホラー中毒者である筆者にとっては、まさに“悦びの悲鳴”が止まらない最高の2年間でした。

 そんな群雄割拠のホラー市場において、筆者の心臓を最も激しく、そして冷たく掴んで離さなかった一作。それが、今回2位に推した『No, I'm not a Human』です。

 本作の舞台は、静かに、しかし確実に終わりへと向かう終末世界。

 そこに現れたのは、人間に精巧に化け、日常に紛れ込む謎の怪物“来訪者”。プレイヤーの目的はただ1つ。隣にいる“それ”が人間ではないことを見抜き、殺害し、自らの生存を繋ぎ止めること。

 「間違えて人間を殺してしまったら?」という根源的な恐怖。そして「見逃せば自分が喰われる」という極限の生存本能。この2つの狭間で、プレイヤーの精神は常に磨り潰され続けます。

 誰を信じ、誰を疑うのか。その疑心暗鬼こそが、本作が提供する最高級の旨味なのです。

 本作を語るうえで避けて通れないのが、あまりにも執拗で、世界観にマッチしたグラフィックです。

 写実的に描かれた終末の風景は、湿り気を帯びた空気感まで伝わってくるかのよう。そして、そこに現れる“来訪者”たちのデザインは、まさに生理的嫌悪感のデパート。

 皮肉なことに、そのグロテスクな描写が緻密であればあるほど、ゲームとしての緊張感は跳ね上がります。

 一筋の返り血、不自然に歪んだ四肢、そして“人間”の仮面が剥がれ落ちる瞬間のカタルシス……。このデザインセンスだからこそ成立する“怖さ”と“面白さ”が、本作には間違いなく宿っています。

 そして私が何より惚れ込んでしまったのが、物語の分岐が織りなすエンディングの豊富さです。

 無数の選択、予期せぬ出会い、そしてあまりに呆気ない別れ。プレイヤーが積み上げた決断のひとつひとつが、運命の歯車を狂わせていきます。

 用意された結末は、溜息が出るようなハッピーエンドから、救いようのないバッドエンドまで実に多彩。さらに特筆すべきは、往年のB級ホラー映画を彷彿とさせる「そうきたか!」と膝を打つ謎展開の数々。

 「もし、あの時あいつを殺していれば……」

 そんな後悔を抱えて2周目、3周目と足を踏み入れたくなるリプレイ性の高さは一級品です。

 『No, I’m not a Human』

 このタイトルが示す通り、本作は“人間ではないもの”との対峙を通じて、皮肉にも“人間とは何か?”という問いを突きつけてきます。

 独特なグラフィックセンスに酔いしれ、グロテスクな表現に震え、そして予測不能なストーリーに翻弄される。

 この重厚な体験は、特に“ホラー映画を愛してやまない人”にこそ、その身を捧げて味わっていただきたい作品です!


そのほかのランクインしてほしいタイトル


●ノアのジレンマ

 「動物を配置するだけでこんなに悩むのか……!」

 今回3番目に推した『ノアのジレンマ』をプレイして、私が最初に漏らした言葉です。

 世界を飲み込む大洪水のなか、残された一隻の箱舟。プレイヤーはノアとなり、生き残った動物たちを船員として導き、荒れ狂う海を切り拓いていきます。

 一見すると、どこか気の抜けた可愛らしい動物たちに癒されるゲームかと思いきや……その中身は、驚くほど骨太で、残酷なまでに頭脳を要求される“極上のスルメゲー”。

 本作の最大の魅力は、将棋や数独、そしてオートチェスを融合させたような、痺れるほどロジカルな快感にあります。

 限られた箱舟のスペースに、どの動物を、どこに配置するのか。たった1マスのズレが、容赦なく襲い来る不気味な敵“コーラル・ボーン”の前に仲間を散らせる結果を生み出します。

 「この子を右に置けば強力なシナジーが発動するけれど、あの子を守り切れない」……そんなヒリヒリとした“ジレンマ”が実に心地良いのです。

 敵の攻撃範囲や行動順がすべて可視化されているので、「どこに置くか」という思考が純粋に問われる設計になっています。しかも、敗北が決定するまで"動かして戦う"ゲームではなく、"置いて考える"という特徴があります。

 また、航海の途中で訪れる数々の選択も、私たちの心を激しく揺さぶります。

 傷ついた仲間を癒やすために温泉へ立ち寄るべきか。それとも、未知の力を求めて怪しげな祭壇に祈りを捧げるか。ただの“効率”だけでは割り切れない、一緒に戦ってきた動物たちへの“愛着”が感情のノイズとなり、時にロジカルな最適解を狂わせます。

 そして、独特なビジュアルとBGMをぜひ体感して欲しいです。最初は「なんだこれ?」と思うかもしれませんが、どんどん動物はかわいらしく見えるし、BGMには中毒性があります。ゲーム性と相まって、とんでもない依存性を秘めた作品です。

 かわいい動物たちと共に、この底なしの戦略の海へと溺れてください!


電撃インディー大賞2026アクションゲーム部門でおすすめするタイトル


●ガンタッチャブルズ(GUNTOUCHABLES)

 進化するミュータントの群れを、自慢の銃火器と最高の仲間たちでド派手にぶっ飛ばす、そんな最高にハイになれる1〜4人協力型ローグライトシューターアクション『ガンタッチャブルズ』。

 本作の魅力は、なんといってもポップで可愛らしいビジュアルとは裏腹の、脳汁がドバドバ溢れ出す超ハイテンポなバトル!

 緻密な戦術を練る重厚なCOOPゲームも最高ですが、たまには小難しいことをすべて忘れて、フレンドとひたすらワイワイトリガーハッピーになれる最高の作品です。

 ミッションをこなしながらパークや銃MODを積み重ねてビルドを強化していき、無敵のミュータント殺戮マシーンへと変貌していく流れは、ローグライト好きにはたまらない構成になっています。

 さらにユニークなのが、敵の変異をプレイヤー自らが投票で選択するシステム。敵が厄介な能力を得る代わりに自分たちにも強力な恩恵があるという、強欲と生存本能を天秤にかけるヒリヒリとしたジレンマがたまりません。

 サクッと気軽に遊べて最高に盛り上がる、まさにパーティゲーム感覚で没頭できる珠玉の終末サバイバルCOOP体験を、ぜひ皆さんも味わってみてください!


電撃インディー大賞2026RPG部門でおすすめするタイトル


●Slay the Spire 2(早期アクセス版)

 後続の作品に多大な影響を与えた、あの伝説のデッキ構築型ローグライクの正統続編『Slay the Spire 2(早期アクセス版)』

 正直に告白しますと、本作最大の目玉である最大4人のマルチプレイ機能にはプレイ前まで「あの極限のソロゲーが本当に協力プレイとして成立するの?」と少し懐疑的でした。が、いざ触れてみるとその予想は最高の形で裏切られました!

 誰が敵の猛攻を耐え、誰がデバフを撒き、誰からカードを切るのか……仲間と綿密に相談しながら放つマルチ専用カードやチームシナジーの気持ちよさは尋常ではなく、シングルプレイとはまったく異なる未知のディープな戦略性に脳の震えが止まりません。

 実は今回の特集記事をすべて書き終えたあとにプレイしたのですが、あまりの面白さと中毒性の高さに、もっと早くプレイしておけばよかったと激しく後悔。今からでも部門別ではなく「電撃インディー大賞2026」のおすすめタイトルとして書き直したい衝動に駆られているほどです。

 圧倒的な時間泥棒となって帰ってきた新たなるスパイアの頂へ、ぜひ皆さんも仲間とともに挑んでみてください!


電撃インディー大賞2026アドベンチャーゲーム部門でおすすめするタイトル


●ラブ・スタートアゲイン

 ブラック企業で心身ともにすり減らし、限界を迎えて倒れた主人公が目を覚ますと、そこは過去の自分の部屋だった……。誰もが一度は夢見る「あの頃に戻って人生をやり直せたら」という切実な願いを、圧倒的なリアリティで叶えてくれる実写恋愛アドベンチャー『ラブ・スタートアゲイン』

 全編を通して主人公目線の高画質映像で展開されるため、ヒロインたちの息遣いや熱を帯びた視線、微細な表情の変化がダイレクトに突き刺さり、まるで自分が本当にその場にいるかのような極上の没入感を味わえるのが最大の魅力。

 何気ない相槌ひとつで運命が分岐していくヒリヒリとした緊張感に加え、チャットやショート動画といった現代的なツールでのリアルなやり取りが、彼女たちをより愛おしく身近な存在に感じさせてくれます!

 ユーモアあふれる展開からシリアスな流れまで多彩な選択肢が用意されており、豊富に用意されたすべての結末を見届けずにはいられなくなります……。あなたの人生を狂わせる最高の実写体験をぜひ味わってみてください!


電撃インディー大賞2026シミュレーションゲーム部門でおすすめするタイトル


●Time for Bed -夜ふかしの悪夢-

 「ゲームは1日1時間!」という言葉に心臓がキュッとなる、あの頃のノスタルジーと極限の恐怖が見事に融合したホラーステルスゲーム『Time for Bed-夜ふかしの悪夢-』。

 親の目を盗んで深夜にこっそりゲームを遊んだ、誰もが一度は経験のあるあの背徳的なドキドキ感を、極上のホラー体験として蘇らせてくれる、新感覚のホラーゲーム。

 本作の最大の魅力は、画面内のゲームボーイ風レトロゲームに没頭しつつ、背後を徘徊するお母さんの足音や気配に全神経を尖らせるという、前代未聞の「ゲームをしながらゲームをする」二重構造の緊張感にあります。

 お母さんに見つかれば即ゲームオーバーという容赦ない鬼畜難易度だからこそ、ギリギリで見つからなかったときの安堵感と、捕まったときの絶望感がたまりません!

 「もう1回だけ!」と悔しさからリトライする手が止まらず、気づけば手のひらは汗びっしょり。

 1人で心臓をバクバクさせるのはもちろん、友達と画面を囲んでギャーギャー騒いで遊ぶのも最高に楽しい、唯一無二のトラウマ級夜ふかし体験が堪能できます。


電撃インディー大賞2026シューティングゲーム部門でおすすめするタイトル


●エスケープ フロム ダッコフ

 あの骨太脱出シューター『Escape from Tarkov(タルコフ)』をまさかの“アヒル”でパロディ化した、愛とリスペクトに溢れるPvE専用タイトル『エスケープ フロム ダッコフ』。

 本作の最大の特徴は、極限の緊張感がウリのジャンルでありながら、PvPvEではなくPvE作品なので対人戦特有のギスギス感が一切ないこと!

 裸に銃一丁という丸腰からスタートし、必死に物資をかき集めて無事に生還できたときのカタルシスは、まさに本家譲りといえるほどの大興奮です。

 持ち帰った戦利品で隠れ家を拡張し、スキルツリーでアヒルを着実に成長させていくハクスラ的な快感で、無限にプレイしてしまう時間泥棒な魅力が詰まっています。

 毎回変化するマップや50種類以上の武器カスタマイズ、1周50時間を超える圧倒的なボリュームなど、かわいらしいアヒルの見た目からは想像できない、インディーの枠を超えた凄まじい熱量が秘められています。

 「脱出シューターは気になっていたけど対人戦が怖くて……」と尻込みしていたなら、まずはこのキュートで猛烈なアヒルたちの世界から、ぜひ始めてみてください!


"電撃インディー大賞2026"投票受付中。Amazonギフトカードが3,000円分が当たる


 2026年4月12日(日)23:59までインディーゲームの中から最高のタイトルを決める"電撃インディー大賞2026"を実施中です。

 今年の対象タイトルは2025年4月1日から2026年3月31日までに発売したタイトル(早期アクセス版を含む)となっています。

 投票結果は後日、電撃オンラインの番組・記事で発表します(2026年5月28日予定)。

 また、抽選で3名様にAmazonギフトカード3,000円分が当たるので、ぜひ皆さんのイチオシタイトルを教えてください!

"電撃インディー大賞2026"概要


<投票締切>
2026年4月12日(日)23:59まで

<対象タイトル>
2025年4月1日から2026年3月31日までに発売したタイトル(早期アクセス版を含む)

<投票方法>
かならず注意事項を確認のうえ、"電撃インディー大賞2026"投票フォームより応募してください(投票は1人1回までとなります。複数回の投票は集計・抽選の対象外となります)。

<プレゼント>
Amazonギフトカード(Eメールタイプ)3,000円分(抽選で3名)

<当選発表>
当選者へのみ、メールの送信(2026年6月30日までに送信予定)をもって代えさせていただきます(送信先は日本国内に限ります)。
※メールは「dengekionline-present@ml.kadokawa.jp(PCメール)」からお送りします。あらかじめメールの受信ができるよう設定してください。

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電撃インディーのSteamキュレーターページが開設!


 電撃オンラインのインディーゲーム応援企画“電撃インディー”では、Steamのキュレーターページを公開しています。

 本ページでは、電撃インディーで紹介したインディーゲームを中心に、さまざまなゲームを紹介しています。

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