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『アイドルマスター TOURS(ツアマス)』1周年! 公式から発表された統計データを見ながら、あれこれ語ってみる

文:電撃オンライン

公開日時:

 『アイドルマスター』シリーズの始まりとなった2005年の初代『THE IDOLM@STER』以来、約20年ぶりにリリースされた待望の新作アーケードタイトル『アイドルマスター TOURS(ツアマス)』。

 2025年3月のサービス開始から1周年ということで、公式からいちばんプレイされた楽曲や、使用された衣装など、さまざまな統計データが
公式サイトにてランキング形式で発表されている。


 今回は、こちらのデータをお題にして、あれこれと語ってみたいと思う。

 なお、ここではゲームプレイの解説や攻略といった話題には基本的に触れない。あくまでランキングに並んだ楽曲の成り立ちや、衣装の造形などに対する純粋な感想を記していく。プレイ済みの方だけでなく、未プレイの方でも読める内容にしたつもりなので、気軽に楽しんでいただければ幸いである。

1.楽曲ランキングからブランドの境界を越えた共演という本作の魅力が見える

 まずは、ライブで使用された楽曲のランキングについて触れたい。1年の中でもっとも多くプレイされた第1位は、『VOY@GER』だ。

 本曲は2021年にシリーズ全体のイメージソングとしてリリースされた。当時の5ブランドから各3名が選抜され、計15名という大型ユニットによる歌唱となっている。


 前年にはシリーズ15周年記念曲『なんどでも笑おう』が発表されていたこともあり、正直なところ、「うれしいが、なぜこのタイミングで合同楽曲を?」というのが当時の筆者の率直な感想であった。しかし、そんな疑問を吹き飛ばすほど魅力的な楽曲に、瞬く間に魅了された。

 それまでも全ブランド合同曲はいくつか存在したが、本作は毛色の異なるEDM調のキャッチーなサウンドが光る。さらに、アニメ版『アイドルマスター』の監督・キャラクターデザインを務めた錦織敦史氏によるフルアニメーションMVが制作され、近未来的な空気感も加わった。“未来に向けたコンセプトムービー”というテーマに相応しく、新時代を感じさせる1曲である。

 ちなみに2025年8月のアップデートにより、花海咲季、月村手毬、藤田ことねの3名が追加されたことで、『学園アイドルマスター(学マス)』のメンバーによるパフォーマンスも楽しめるようになった。さらに、こちらは2月28日~3月1日にかけて開催されたライブイベント“学園アイドルマスター 初星音楽祭”でも披露されており、その感動を再確認したプロデューサー(※『アイドルマスター』シリーズのファン)もいたのではないだろうか。

 続いて、ランキング第2位を飾ったのは『なんどでも笑おう』。先述の通り、シリーズ15周年を記念して制作された楽曲である。今振り返れば、シリーズ全体を横断して制作された周年曲の先駆けと言える存在ではないだろうか。


 「10周年に発表された『アイ MUST GO!』があるのでは?」と思う方もいるかもしれないが、あちらは10周年ライブ“M@STERS OF IDOL WORLD!! 2015”のテーマ曲という側面が強い。周年記念そのものを冠した楽曲としては、やはり本作の存在感が大きいように感じる。

 それを強く意識させるのが歌唱メンバーだ。当時の5ブランドから3名ずつが選抜されているが、『アイドルマスター』から天海春香、如月千早、星井美希、『アイドルマスター シンデレラガールズ』から、島村卯月、渋谷凛、本田未央といった各ブランドのセンター3名が名を連ねている。

 シンフォニックな壮大さとポップな温かみが共存し、15周年を祝福する大団円にふさわしい1曲。こちらも『学マス』メンバーでのプレイが可能だが、現状『学マス』のリアルイベント等での披露機会はないので、いつの日かステージで見られることを願うばかりである。

 『VOY@GER』はサービス開始時から、『なんどでも笑おう』はロケテスト段階からと早期に実装されており、何より女性・男性アイドルの両方に対応している点が大きい。本作ならではの男女混合ユニットによるパフォーマンスが楽しめるため、プレイ回数が伸びるのも納得の結果と言える。

 そして第3位にランクインしたのは、『学マス』のテーマソングでもある『初』だ。


 『ツアマス』では各ブランドのテーマソングが初期から実装されていたが、『初』は2025年8月に追加された楽曲である。サービス開始から半年弱を経た後発でありながら、並みいるほかブランドの名曲を抑えての3位入賞となった。

 『学マス』は2024年6月のサービス開始から間もなく2周年。比較的新しいブランドということで勢いがあり、その人気ぶりが『ツアマス』のデータにも如実に表れている。また、1位・2位と同様にほかブランドのアイドルによるダンスが見られる点も魅力だが、こちらは女性アイドル限定となっている点には留意したい。

 改めて現在収録されている楽曲全体にも触れておこう。基本的には各ブランドの全体曲が中心だが、先述の合同楽曲も含まれる。

 登場アイドルが順次追加されている段階ゆえ、少人数のユニット曲の実装は難しいかと思われていたが、2026年3月18日には『STARLIGHT CELEBRATE!』が登場した。こちらは『アイドルマスター SideM』のセンターユニット“DRAMATIC STARS”の代表曲である。


 『アイドルマスター ミリオンライブ!』の“ストロベリーポップムーン”や、『アイドルマスター シャイニーカラーズ』のユニット“イルミネーションスターズ”など、サービス開始時からユニットが組めるアイドルがいるので、今回の追加を皮切りに、ユニット曲の拡充も大いに期待できるだろう。

2.衣装ランキングからステージを彩るデザインを紐解く

 続いて、衣装ランキングについても見ていこう。先述の通り、ここではゲーム上のステータスやデータといった攻略要素には触れず、あくまでデザインに関する所感に留めるのでご容赦いただきたい。

 まず、第1位を獲得したのは“アテンダントツアラー”だ。こちらは、ロケテスト段階から実装されている衣装であり、その稼働期間の長さがプレイ回数に反映されたものと推察される。その名の通りキャビンアテンダントを彷彿とさせる、華やかかつ凛としたデザインが印象的。本作のタイトル「TOURS」の要素も名前に含まれており、ゲームを象徴する衣装と言えるだろう。

 第2位は、“トワイライトダンス”。黒を基調としたゴシックな装いで、小悪魔的な愛らしさと落ち着いた気品を兼ね備えている。第1弾から実装されているSR衣装ということもあり、比較的入手しやすいことと、デザイン性の高さが多くのプロデューサーに選ばれた要因ではないだろうか。

 そして第3位の“ディープワイヤード”。順位こそ3位だが、視覚的なインパクトという点では本作随一ではないだろうか。男性アイドルはカジュアルでポップな装いだが、特筆すべきは女性アイドルのデザインである。濃い紫色のジャケットこそ男女共通だが、そのインナーはビキニにショートパンツという、実に刺激的な構成だ。

 『アイドルマスター』シリーズの歴史を振り返っても、純粋な水着衣装枠を除けば、かなり露出度が高い衣装に分類されるだろう。こちらもロケテストから登場しており、レアリティもRと入手難易度が低い。手軽に攻めた衣装を楽しめるという点も、ランクインに大きく寄与したはずだ。

3.“なりきりの回数”や称号獲得などユニークな統計も

 そのほかにも、サポートカードのランキングや“リズムライブ”、“クリエイトライブ”それぞれのSPアピールの組み合わせ順位が発表されている。これらは第1弾から第4弾までシーズンべつに紹介されており、プレイヤー諸氏にとっては、自身のプレイスタイルを性能面や演出面の支持率と比較するよい指標になるのではないだろうか。

 ユニークなデータとして目を引くのが、なりきりの回数の集計だ。これは特定のアクセサリー(“いぬみみ”・“いぬしっぽ”、“ねこみみ”・“ねこしっぽ”、“天使のリング”・“天使の羽”)をセットで装備してライブを行った回数を示している。さらに色の組み合わせまで詳細にカウントされているのが興味深い。

 猫のコーディネートにおいては、白のセットがダントツの1位を記録している。2位の三毛猫セットに対して5倍近くの圧倒的な差をつけており、他の追随を許さない。

 白と三毛猫はともにロケテスト段階から実装されていたが、なぜこれほどの差がついたのだろうか。デザインの観点から推察するに、白の方がシンプルで、多様な衣装に合わせやすいという汎用性の高さが支持された可能性も考えられる。

 あるいは、現実の三毛猫がほぼメスしか存在しないという事実に由来するのだろうか。男女どちらのアイドルにも装備可能だが、男性アイドルに三毛猫を合わせることに、無意識の違和感を覚えたプロデューサーが多かった...というのは、少々、飛躍した考えかもしれないが...。

 一方、黒の猫セットは第4弾からの登場という後発ゆえ、回数が控えめなのも頷ける。犬のセットは黒と茶色の2種が同時実装されたが、黒がやや優勢だ。これは猫で白が選ばれた反動として、対照的な黒が選ばれている可能性も考えられる。

 天使のセットは白と黒の2種だが、こちらは白が圧倒的に優勢である。天使=白という強いパブリックイメージに加え、白が第1弾、黒が第2弾からの登場という実装時期の差も影響しているだろう。

 また、特別な称号の獲得人数も紹介されている。中でも驚かされたのは“全国ツアー”の達成者数だ。文字通り全国47都道府県でのログインを要する極めて難易度の高い称号だが、なんと57名ものプロデューサーが達成しているという。アイマス界隈には時折こうした猛者が現れるが、その圧倒的な行動力には、ただただ頭が下がる思いである。

 今回、本稿で紹介した統計データは、公式サイトに詳細が掲載されている。プレイヤーどうしで語らう材料にするもよし、未プレイの方が本作に興味を持つきっかけにするもよし。ぜひ一度、その目でチェックしてみてほしい。

『アイドルマスター TOURS』稼働1周年当日の“電撃ゲームライブ”では今井麻美さんが『ツアマス』を実況プレイ!

 電撃オンラインchでは、稼働1周年となる3月26日夜に“電撃ゲームライブ 2026春スペシャル第2夜”を配信。21:45頃からは『ツアマス』のコーナーが配信された。

 このコーナーでは、ゲームセンターの筐体をスタジオに持ち込んで、『アイドルマスター』シリーズで如月千早役を演じている今井麻美さんが実況プレイを披露するという一幕も。


 また、この配信では現在開催中のスプリングキャンペーン(4月19日23:59まで)の情報や、第4弾ツアーズレアの先出し、1周年記念ログインボーナスの情報などが公開されていた。


 これらの詳細についてはアーカイブでチェックできる。先述した今井麻美さんの実況プレイなど見どころも多いので、見逃した人も生放送でチェックした人も、ぜひご覧いただきたい。

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