
なお、電撃オンラインでは尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
ある日突然、“記憶士”のもとに舞い込んだ依頼【ギルド探求団へようこそ!】
本作は、ギルドから突然舞い込んだ依頼“パーティ情報の復旧作業”を行う推理パズルゲームです。
プレイヤーは“記憶士”(実際は記録をため込む“記録士”らしいのだが、そう呼ばれているらしい)として情報復旧の依頼を受け、78人の冒険者を20のパーティに正しく当てはめる作業を行います。手がかりとなるのは、主人公が溜め込んだギルドに関する資料です。

資料と言っても主人公が保持しているのはニュース、ゴシップ、インタビューなど、パーティの断片的な情報が記された記事の数々のみです。膨大な蔵書の中から資料を集めるのも一苦労なうえ、それぞれを読み込んで点と点を繋いでいく作業も一筋縄ではいきません。
ギルドに渦巻く陰謀や凄惨な事件、そしてそれぞれの思惑を辿りながら、78人の冒険者のパーティを特定していきます。
脳をフルに使って推理!可愛い助手ちゃんと共同作業【ギルド探求団へようこそ!】
主人公の助手を務めるのは、まだ小さい女の子の助手ちゃんです。助手ちゃんは文字を読むことはできませんが、文字を“形”として記憶しているため、正しいシリアルナンバーを見せて「この資料ある?」と問いかけるとそれに応えてくれます。
また、気になる単語(下線が引かれている単語)について助手ちゃんに尋ねると知ってることを答えてくれます。基本的には他愛のないお話ですが、意外なところでヒントになることも……?
助手ちゃんと共に手がかりを集めて、依頼を完遂させましょう!

手がかりはギルドのニュースとインタビュー記事
手がかりとなる資料は最初から手元にあるわけではないため、資料の名前を正確に助手ちゃんに見せて、持ってきてもらわねばなりません。
そのためには、まず資料の名前の特定から行う必要があります。既に手元にある資料、パーティの情報とにらめっこしていくと法則性が見えてきますので、ヒントをもとに命名規則を特定していきましょう。
ただ、後半になってくると命名規則の一つである発行日が“今日から100日以上前”や“近日中”というふわっとした指定が多くなってきます。範囲を絞りつつ、総当たりをしていくことも重要です。
私はかなりの日数を総当たりして助手ちゃんに呆れられたのですが、おそらくいくつかのヒントを見逃したような気がします。

大雑把にやりすぎると大変なことに
本作は何度間違ったとしても特にペナルティはないため、前述したようにある程度総当たりでも答えに辿り着くことが可能です。

ですが役職には配置の制限があるため、なんとなくの仮置きでどんどん配置していくと、あとあと「あれ!?もう役職の枠ないじゃん!」となり、仮置きしているものを探すのも一苦労です。そして探していくうちに脳内がごちゃごちゃになり、崩れていく推理……。
実は見た目から判断できる情報もあるので、そういうクリティカルな法則性を早めに見つけることを推奨します。比較的と序盤でも読める資料でもいくつかヒントが出てきますので、見逃さないように注意しましょう。
ひっかけもかなり多い。心して挑もう
おそらく意図的なのだと思いますが、本作にはひっかけもかなり多いです。“長髪野郎”“顔が怖い”“カップル”“孫娘”などなど、見た目のイメージだけでは特定ができないので、一つ一つ情報を精査していく必要があるでしょう。(本記事を書くにあたってよく見返したらちゃんと“野郎”って書いてあるじゃん、と今更ながら気付いて悔しい思いをしています)

基本的にインタビューなどでも名前を出さずにその人のことを語る人が多いため、油断していると「あれ今誰のこと話してんだ?」とわからなくなります。
人数、性別、役職、生死――情報を整理して、誰が誰のことを想い、憎み、守ろうとしたのか。その意志を感じ取ることが、推理の一番の鍵です。
ギルドに何が起こったのか?戦慄する瞬間も【ギルド探求団へようこそ!】
資料を読み進めていくと、このギルドでは頻繁に事件が発生していることが判明します。
全体像がぼやけている最初の内は「何かあったのかな?」程度のぼんやりとした感想しか抱かなかったのですが、点と点が繋がって事件の全貌が見えた瞬間に色々な感情が押し寄せてきて、この世界にのめり込んでいきました。
資料として出される記事の一つが“ニュース”だからなのか、読み進めると次々に明らかになる凄惨な事件の数々。

これはあの事件のことを言ってるのかな?と思ったら実は全く別の事件のことだったり、逆に違う事件のことを言っていると思ったら情報が一つに収束していったり……。
先述した引っかけもそうですが、まず全体像を掴んでそれぞれ分離させていかないとすぐ混同してしまいます。もし詰まってしまったら、一度情報をフラットにして立ち返ることも重要です。
私はある二つの事件をごちゃまぜに考えてしまって、途中何一つわからなくなってしまいました。しかし、少し時間を置いて改めて資料を読み返すと「あれ?これ違うじゃん!」となり一気に解法へ。
解けたときの爽快感は最高ですが、それだけで半日ぐらい頭の片隅で悩み続けたので、思い込みって怖いなと思った瞬間でした。
エピローグは必見。ぜひ最後まで推理してほしい【ギルド探求団へようこそ!】
本作はギルドで起きている事件などには特に踏み込んだりすることはなく、ただ情報の一つとして扱い淡々と特定作業をこなしていきます。
一方、私は全員の特定作業が完了するころにはもう冒険者たちに愛着が湧いてしまい、それぞれのエピローグを読んだときには胸が締め付けられるような想いがしました。

それぞれの思想や大切なもの、守りたいものが沢山あったのに、もう取り戻せないものばかり……ただ文字を読んで辿っただけなのに、ここまでこの世界に引き込まれるなんて思ってもみませんでした。むしろ第三者として介入できない後日談的な立場だからこそ、より惹かれたという一面もあるかもしれません。
「あ~~~~ここの関係性だけで物語出来ちまうよ」と言いたくなる組み合わせが多すぎて、関係性オタクにとって非常に栄養素の高いゲームでした。彼ら彼女らの物語の続きは……続きはないんですか!?
推理ゲームと同時に読み物としても楽しめる本作は、そのジャンルが好きな人へ間違いなくプレイを勧めたいゲームであるため、おすすめ度は9点といたします。
それでは、良い旅を!

"電撃インディー大賞2026"投票受付中。Amazonギフトカードが3,000円分が当たる
2026年4月12日(日)23:59までインディーゲームの中から最高のタイトルを決める"電撃インディー大賞2026"を実施中です。
今年の対象タイトルは2025年4月1日から2026年3月31日までに発売したタイトル(早期アクセス版を含む)となっています。
投票結果は後日、電撃オンラインの番組・記事で発表します(2026年5月28日予定)。
また、抽選で3名様にAmazonギフトカード3,000円分が当たるので、ぜひ皆さんのイチオシタイトルを教えてください!
"電撃インディー大賞2026"概要
<投票締切>
2026年4月12日(日)23:59まで
<対象タイトル>
2025年4月1日から2026年3月31日までに発売したタイトル(早期アクセス版を含む)
<投票方法>
かならず注意事項を確認のうえ、"電撃インディー大賞2026"投票フォームより応募してください(投票は1人1回までとなります。複数回の投票は集計・抽選の対象外となります)。
<プレゼント>
Amazonギフトカード(Eメールタイプ)3,000円分(抽選で3名)
<当選発表>
当選者へのみ、メールの送信(2026年6月30日までに送信予定)をもって代えさせていただきます(送信先は日本国内に限ります)。
※メールは「dengekionline-present@ml.kadokawa.jp(PCメール)」からお送りします。あらかじめメールの受信ができるよう設定してください。
電撃インディーのSteamキュレーターページが開設!
電撃オンラインのインディーゲーム応援企画“電撃インディー”では、Steamのキュレーターページを公開しています。
本ページでは、電撃インディーで紹介したインディーゲームを中心に、さまざまなゲームを紹介しています。
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