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ビジュアルデザインスタジオのWOWがインディーゲームゲームの世界へ。『NOWHERE UMBRELLA』がBitSummit PUNCHにてテストプレイ初公開

文:電撃オンライン

公開日時:

 ビジュアルデザインスタジオのWOWは、インディーゲームの祭典“BitSummit PUNCH”にて、新作ゲーム『NOWHERE UMBRELLA(ノーウェア アンブレラ)』のテストプレイを初公開することを発表しました。

WOWがインディーゲームの世界へ。BitSummit PUNCHにてテストプレイを初公開【ノーウェア アンブレラ】


 WOWは、5月22日(金)から京都・みやこめっせで開催されるインディーゲームの祭典“BitSummit PUNCH”にて、現在開発中の新作ゲーム『NOWHERE UMBRELLA(ノーウェア アンブレラ)』のテストプレイを初公開します。

『NOWHERE UMBRELLA(ノーウェア アンブレラ)』とは


 夜のとばりに包まれた高層ビルの光、街頭のネオン、道行く車のヘッドライト。暗闇から現れる星屑のような街の断片の中を、一本のビニール傘が舞っていく。

 持ち主はいない。行き先もない。雨が上がれば忘れられてしまう、どこの街角にも転がっている傘。

 持ち主が去った後、煌めく都市の断片の中に解き放たれるその姿に、プレイヤーは傘の行方を見届けたくなる——。

 プレイヤーはビニール傘を操作し、夜の街を進んでいきます。

 スコアを競うのでも、謎を解くのでもない。空間に広がる都市の断片を読み取りながら、障害物を回避して進む。それが『NOWHERE UMBRELLA』の唯一のルールです。

 傘の行く手を阻む障害物は、都市を象徴するモチーフ群。信号機の色の並び、ビル窓の発光パターンなどが、抽象化された形で眼前に現れます。

 プレイヤーは、光の振る舞いや、光と周囲の関係性から障害物の輪郭を脳内で補完し、傘が進むべき隙間を見出していく。

 プレイヤーの知覚そのものが、このゲームのインターフェースとなります。

 本作のアイデアは、VR元年である2016年に公開したWOWの360°映像作品『Tokyo Light Odyssey』を源泉にしています。

 『Tokyo Light Odyssey』は、モーショングラフィックスの新たな可能性を問うWOWの社内プロジェクトから誕生し、360°のVR映像による新たな映像表現を提示しました。

 同作に描かれた、暗闇の中に浮かび上がるコンビニのロゴや駅のネオンといった、見慣れた東京の風景や断片から作り出す映像世界が、10年の時を経て『NOWHERE UMBRELLA』へとプレイアブルな形で発展しました。

 映像やインスタレーションで視覚体験の深部を問い続けてきたWOWにとって、ゲームという形式は、「鑑賞する」という行為をより能動的な体験へと深化させる新たな表現領域でもあります。

 グラフィックの美しさを単なる映像美ではなく、仕掛けの一つとして設計することで、認知科学や視覚表現をゲームメカニクスと融合させた、ビジュアルデザインスタジオならではのゲーム体験を探求します。

 今回のBitSummitでは、開発中のゲームをテストプレイとして初公開。

 来場者から寄せられるフィードバック、新たなサポーター、コラボレーターとの出会いを楽しみにしています。

 WOWがインディーゲームという新たな表現の場でどのような視覚体験を提示するのか、ぜひ会場で体験してみてください!

BitSummit PUNCH概要

会期:2026年5月22日(金)〜 24日(日)※5月22日はビジネスデー(業界関係者限定)
時間:10:00 〜 17:00
会場:京都市勧業館「みやこめっせ」1F 第2展示場
住所:京都府京都市左京区岡崎成勝寺町9-1
WOWブース:3F A-07

BitSummitについて

 BitSummitは、毎年京都で開催している日本最大級のインディーゲームの祭典です。

 「国内のおもしろいインディーゲームを海外に向けて発信していく」という趣旨のもと、2012年後半に発足されました。

 2013年、同業者向けの小規模イベントとして開催した初回の来場者は200名ほどでしたが、BitSummit the 13th(2025年)の累計入場者数は、過去最高の58,065人。

 大きなインディーゲームの祭典として成長し続けています。

WOW(ワウ)とは

 東京、仙台、ロンドンに拠点を置くビジュアルデザインスタジオ。

 企業の世界観を描くブランド・コンセプト映像、商業施設や都市空間におけるインスタレーション、アプリケーションの設計やメーカーと共同開発するユーザーインターフェースまで、既存のメディアやカテゴリーにとらわれない、幅広いデザインワークをおこなっています。

 一方、オリジナルのアート作品やプロダクトも積極的に制作し、国内外の美術館やギャラリーで展示を多数実施しています。

 クリエイター個人の感性を起点に、世界の新たな一面を照らし、人々の心を躍動させる視覚表現を追求し続けています。

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