みなさんこんにちは。6月はやるもんあんまねーなと思って、そういえばと未プレイだった手を出した『モンハンストーリーズ3』。めっちゃ面白くてボリュームあって最高なんだけど、トロコン目指しちゃったもんだからシンドイ。装飾品コンプトロフィーが鬼門で、その為には大量のモンスターを狩ったり卵を集めたりしなきゃなのよ。
そもそも『ストーリーズ』シリーズはハンターじゃなくてライダーが主人公で、無闇にモンスター狩らない派閥のゲームなわけ。モンスターはともだち。なのにその友だちを乱獲しまくったり、要らない子の卵は孵化した瞬間に里子に出したりとやりたい放題。
『007』とかでもよくある、表の顔は慈善活動家なのに裏で悪いことしているヴィランみたい。よし、うまく『007』に繋げたでオッシーがコラム50回目をお送りします。

このコラムでは、狂ったようにプレイしている日々のゲーム体験や、ゲーム以外の趣味である映画鑑賞などで摂取したエンタメコンテンツを、短文レビュー形式でお送りしています。超ネタバレ注意。
死亡フラグ立てすぎオジサン自重して! 言わんこっちゃない【007ファーストライト】
タイトル:『007ファーストライト』
プレイ状況:PS5版 クリア済み
※前回記事はコチラ

同期連中が軒並みリタイアする中で、ボンドのバディは誰になるのかと思いきや、まさかの訓練教官(嫌な奴)だった。その名もグリーンウェイ。緑道さん。
よくある設定だけど、若い頃は00ナンバーも与えられていたレベルの一流スパイだったっぽい。だけど、左遷されて窓際族だったところを、00プロジェクトを復活させようとしていた現在のMに誘われて教官になったんだって。
このオッサンがかなりいい味出している。
最初は頭の固い教官だったが、バディになってからは軽口も叩くし、いいところで助けに来たりするし、めっちゃカッコいい。

昔取った杵柄、年の功でガンガン行くかと思ったら、急に老骨ぶって、ボンドに面倒くさい仕事をやらせたりする。
この老獪でちょっとお茶目なオッサンと、若くて無鉄砲だけど、実はベテランへのリスペクトもちゃんとあるボンドの組み合わせが非常にマッチしていて良いのよ。
ただ、このオッサンは、死亡フラグ立てすぎなんよね⋯⋯。急に家族の話をしだしたり、最初はバカにしていたボンドのことを認める発言をしたり、目に見えて死亡フラグゲージが溜まっていくのを感じた。
とはいえ、死にそうな場面で孤立無援で耐え抜いたり、ボンドと2人で敵に囲まれても何とかなったり、負傷して骨が折れてもアスレチックしたりと、意外と何とかなりそうな雰囲気も出したりして、死亡フラグぶち折り系キャラの片鱗も見せるので判断に困る。
だって強キャラ感出しつつ、とある事情で途中離脱すんのよ。そんでボンドの超ピンチのタイミングで助けにくるの。スーパースナイパーライフルでボンドを取り囲んだ敵を次々と排除するスーパープレイ。オッサンやるやん!
そんなオッサンはどうなるか⋯⋯は自分の目で確かめて頂くとして、とにかくこのグリーンウェイは良いキャラだった。てっきり、同期の友人がバディになると思ってたから、このオッサンがバディになるのは意表を突かれたけど、結果的には素晴らしい組み合わせだったね。

AIに支配されるかと思いきや、めっちゃ尻拭いする悪党。これがシンギュラリティか⋯⋯【007ファーストライト】
『007』あるあるだけど、後半になると超展開になってくるのよ。
最初は、社会情勢とかを反映したリアリスティックなスパイモノと見せかけておいて、後半になると謎の超科学で世界がヤバいってなる。脚本家が途中で飽きてくんのかね。

今回の超科学はスーパーAIマシーン。でも今回は最初からいる。AIがビッグデータを分析して、テロリスト予備軍を検知して、未然に摘発できるようにするわけ。映画『マイノリティ・リポート』やんけ。
これを導入したMI6はCIAを凌駕する諜報力を発揮して、世界一の諜報機関になった。AI凄い。
ところがどっこい、AIを使っている人は分かると思うけど、意外とAIって間違えるじゃん? そんで間違ってるくせに、それを指摘すると「よくそこに気づきましたね。さすがです」とか言ってくるじゃん? あいつら絶対謝らないじゃん?
今回のスーパーAIも実はポンコツで、まあまあ間違える。しかも間違え方が世界規模で、ピコーン! どこぞの国で起こったテロの首謀者は◯◯!→◯◯は数年前に死んでるけど⋯⋯、みたいにド派手に間違える。
そんなポンコツ、すぐにお払い箱になると思うじゃん。ところがどっこい、今作のヴィラン(大企業の会長で富豪)が、ありとあらゆる方法で無理矢理にでも正解にする。

さっきの例でいくと、「テロの首謀者は◯◯!」→「◯◯死んでるけど⋯」→「◯◯生きているって設定でテロ起こそうぜ! そんでそれを鎮圧して殺したってことにすれば帳尻合うやんけ!」みたいな。パワープレイってレベルじゃない。
ヴィランの動機も、「今にめっちゃ頭良くなるからもうちょい待って! その間は人力で帳尻合わせるから!」だからね。なんなら、このAIのことを息子呼ばわりするまである。AIと結婚する人の気持ちが分かる系のアレかな?
ボンドカーが出てきそうで出てこなくてキター! 走らんのかい!【007ファーストライト】
作中で何回もQの研究室に行くのよ。そこで新しいガジェットとかもらうからね。
その際に、ちょくちょくボンドカーらしきものが映るのよ。これみよがしに。

めっちゃカッコいいフォルムだし、なんか兵器みたいなのいっぱい付いているし、期待が高まるやん? そこまで超兵器積んでなくても、ボンドカーがマキビシ出してくれれば、もうそれだけでも満足みたいなとこあるやん?
ところがどっこい、これが待てど暮らせど全然完成しないの。なんかずっと3Dプリンタ的なやつでジーコジーコしてるだけ。
そしたら、最後の最後で、秘密兵器として渡されるんだよね!
キマシタワー! これでマキビシ撒けるぜ!

と思ったら、室内(Qの研究所)でしか使えないの。襲われたMI6を守る時に乗れるだけで、ほぼ固定砲台として敵を蹴散らすだけ⋯⋯。一応、自走もできるけど、狭い研究所内だからほぼ意味なし。固定砲台。いや強いけどさぁ⋯⋯カーチェイスしないとマキビシ撒けないのよね。
総評:キャラも『007』愛もバッチリ伝わる良作! これで映画シリーズよろ!【007ファーストライト】
ということで、全体的には非常に満足行く出来だった。
やたら銃撃戦が難易度高かったり、意外と自由度無かったり、ロード時間がちょっと長めだったりと粗もあるけど、総合的にはめっちゃ良かった。
やっぱり、『007』に愛があるスタッフが作った感が伝わってくるよね。要所要所にそれが感じられる。過去の映画のサブタイトルがチャプタータイトルになってたりとかも良い演出だった。
これがめちゃんこ売れれば、きっと映画シリーズも復活すると思う。オッサンボンドも渋くて良いんだけど、この若ボンドでまたイチから続けるのも良いんじゃない?

ゲーム発の『007』ユニバースが広がるのは、ゲーマーかつ映画好きとしては嬉しい限り。
ゲーマーも映画好きも全員プレイすべし!!