台湾のインディーゲーム開発チーム“伍狗力遊戲(HIGHFIVE DOG)”は、ストーリー重視のRPG『City God Alice:城隍アリス』について、ゲーム情報やイベント出展情報を公開しました。本作は、日本語にも対応予定です。

怪異探索×タクティカルターン制バトル×廟運営。ストーリー重視のRPG『City God Alice:城隍アリス』
本作は、台湾のインディーゲーム開発チーム“伍狗力遊戲(HIGHFIVE DOG)”が手がける初の商業作品です。台湾の民間伝承、廟信仰、都市怪談を題材としたストーリー重視のRPGとなります。

廟の運営、横スクロール探索、環境パズル、タクティカルターン制バトルなど、複数のゲームシステムを組み合わせています。
プレイヤーは余命一年となった青年として、城隍代理を務める少女“アリス”とともに、命と引き換えに託された一つの城隍廟を守りながら、一族にかけられた呪いと、二百年前の魚の妖怪にまつわる伝説の真相を追うことになります。


余命はあと一年。それでも城隍廟から届いた採用通知
『城隍アリス』の物語は、架空の都市“剣潭山城”を舞台に展開します。その世界観は、台湾で伝えられてきた“剣潭の魚妖退治”の伝説をモチーフとしています。
明鄭時代、鄭成功配下の名将・林銀官は、剣潭の山中に棲みついた魚の妖怪を討ち、基隆河流域を悩ませていた水害を鎮めたと伝えられています。
歴史と地方信仰が交わるこの伝説は、やがて現世と冥界の秩序を守る、一つの城隍廟へと姿を変えていきました。
主人公の林城東は、林銀官の子孫です。彼の一族は代々、二十一歳まで生きられない者が現れるという呪いに苦しめられてきました。

二十歳の誕生日、林城東のもとに“剣潭山城城隍廟”から一通の採用通知が届きます。
一年後、彼は正式に城隍へ就任する。その代償は、自らの命。
城隍廟で彼を迎えたのは、現在、城隍代理を務める人形の少女アリスでした。アリスによれば、この運命は偶然ではありません。林城東は幼い頃、自ら一通の契約書に署名していました。

彼はある「決して諦めることのできない願い」と引き換えに、自らが命を落とす日に、冥界の秩序を管理する城隍の役目を引き受けると約束していたのです。しかし現在の彼は、その記憶を完全に失っています。
プレイヤーは残された一年の中で、アリスとともに城隍廟を運営し、神々や亡霊に関わる事件を解決しながら、契約、一族の呪い、そして魚妖伝説が複雑に絡み合う真相を追っていきます。

城隍廟を運営し、鬼神を配下の“陰官”として迎え入れる
プレイヤーは“廟公”と呼ばれる廟の管理人として、剣潭山城城隍廟を運営します。イベントカードシステムを通じて、信者、亡霊、さらには各地の神々から寄せられる依頼に対応し、信仰と城隍廟の名声を高めていきます。
香油銭、庫銭、霊力などの資源を配分し、施設の修復や信仰の再興を進めるほか、冥界で戦うための代行ユニット“傀儡”を製造することもできます。
ダンジョン探索、イベントの達成、物語の進行に伴い、プレイヤーは英霊や妖怪をはじめとする民間伝承上の存在を仲間にし、廟務や戦闘を補佐する“陰官”として迎え入れていきます。
登場人物には、それぞれ異なる過去、執念、信念があります。物語での選択、事件に対する判断、供物の捧げ方、城隍廟の運営方針は、各キャラクターからの信頼や立場に影響します。
彼らが過去の使命と現在の絆との間で選択を迫られたとき、それまでに築いた関係が、物語の展開やエンディングを変えることになります。プレイヤーが世界への理解を深める中で、一つひとつの重要な選択が、以下の運命に影響を与える可能性があります。
- 林城東は二十一歳を迎えられるのか
- アリスと城隍廟はどのような結末を迎えるのか
- ともに歩む鬼神や妖怪たちは、どのような道を選ぶのか
- 剣潭山城、さらには台北都市圏全体の未来はどうなるのか


霊界の迷宮に足を踏み入れ、死者の“元辰宮”を調査する
本作では、横スクロール型の探索と、一部の平面マップ探索が交互に展開されます。プレイヤーは台湾の降霊儀式“観落陰”を通じて、死者の執念と記憶によって形成された精神世界“元辰宮”へと足を踏み入れます。
登場する舞台の多くは、住宅、学校、廟、街路、山林、都市の片隅、さらには歴史的な風景など、台湾の日常的な景観をモチーフとしています。それらを異形化し、再構成することで、どこか見覚えがありながらも不気味な霊的空間を描き出します。
開発チームは、恐怖が遠く離れた禁足地だけに存在するのではなく、毎日通り過ぎる街路や廟、山林の中にも潜んでいるかもしれないという感覚を、プレイヤーに体験してほしいと考えています。


タクティカルターン制バトル――理性も管理すべき重要な資源
『城隍アリス』では、横方向への位置移動を取り入れた、2Dタクティカルターン制バトルを採用しています。
プレイヤーは敵の位置、行動順、弱点を見極めながら戦術を組み立て、さまざまな英霊による“降霊加護”を利用して、キャラクターの能力や退魔スキルを変化させます。
生命力や行動資源に加え、キャラクターのSAN値、すなわち理性も、戦闘における重要な資源です。死者の執念によって形成された精神領域では、呪われた空間、穢れによる侵食、心理的な衝撃が、キャラクターの理性を継続的に削っていきます。精神状態が崩れると、キャラクターは恐慌や混乱に陥り、一時的に行動できなくなることもあります。
一部の戦闘は物語演出とも密接に連動しており、敵の形態、登場人物の心理状態、プレイヤーの選択によって、戦闘の展開やその後の物語が変化する場合があります。

『活俠伝』の作曲家・幽火さんが音楽制作に参加
『城隍アリス』の音楽は、『活俠伝』『夢閃少女』『詭寓』などの作品に参加した作曲家・幽火さんが担当します。
本作では、東洋の伝統楽器、宗教儀式を思わせる音響、現代的な電子音を融合。廟、山林、都市の夜景、精神領域など、さまざまな舞台に合わせて、台湾の民俗的な雰囲気と現代性を兼ね備えた音楽世界を構築します。


『City God Alice:城隍アリス』2026年、釜山・ドイツ・東京で公開出展予定
『城隍アリス』は、2026年に以下の国内・海外イベントへの出展が予定されています。
- Busan Indie Connect Festival 2026(海外初公開)
- Gamescom 2026
- Tokyo Game Show 2026(Steam期間限定体験版を初公開)
各会場ではゲームの試遊版を展示し、開発チームがプレイヤー、メディア、業界関係者との交流を行う予定とのこと。ブース情報や試遊内容の詳細は、公式SNSで順次公開予定です。
『City God Alice:城隍アリス』製品概要
タイトル:City God Alice:城隍アリス
プラットフォーム:Steam
対応言語:日本語、英語、繁体字中国語、簡体字中国語、韓国語
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