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『ウィズダフネ』×『FF11』コラボイベント体験記。どちらも未経験だった筆者が幽霊城に挑み、NM周回するようになるまで

文:電撃オンライン

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 往年の名作RPG『Wizardry(ウィザードリィ)』シリーズの系譜を受け継ぐ、3DダンジョンRPG『Wizardry Variants Daphne(ウィザードリィ ヴァリアンツ ダフネ)』。

 2024年10月15日のサービス開始以来アップデートを重ねており、2026年7月30日から『ファイナルファンタジーXI(FF11)』とのコラボが開催中で、全世界での累計DL数が400万を突破するなど、ゲームファンからの注目を集めています。

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 本記事では、コラボをきっかけに同作が気になっている方に向けて、『Wizardry』シリーズ未経験から『ウィズダフネ』を遊び始めた筆者が、こちらも未プレイだった『FF11』とのコラボを実際に遊び、気になった要素を解説! それぞれが『FF11』のどんなシステムや世界観、文化を再現しているのか、元ネタを調べながら紹介していきます。

※この記事はドリコムの提供でお送りします。

『ウィズダフネ』×『FF11』コラボはここまで再現!? 『Wizardry』も『FINAL FANTASY』も未経験だった筆者が気になった“FF11らしさ”を調べてみた


 ドリコムのスマートフォン/PC向けRPG『Wizardry Variants Daphne』(以下、『ウィズダフネ』)を、『Wizardry』シリーズ未経験から遊び始めた筆者。これまでの記事では、戦闘システムや探索の基本、職業などについて、実際にプレイした経験をもとに紹介してきました。

▲現在筆者は、第三の奈落“グアルダ城塞”に挑戦中。シリーズ未経験だった筆者も、だいぶ『ウィズダフネ』の世界に馴染んできました。

 そんな筆者が今回挑戦したのが、『FF11』とのコラボイベントです。

 実は筆者は、『FF11』も未プレイ。登場するキャラクターやダンジョンについて詳しい知識があるわけでもなく、「このキャラクター懐かしい!」といった楽しみ方ができる立場ではありません。

 それでもコラボダンジョン“北穿の幽霊城”を進んでいると、「なんだか普段の『ウィズダフネ』と違うな」「これがMMORPGらしい要素なのかな?」と思う場面がいくつもありました。

戦闘中に攻撃が集中して大ピンチ! “加勢”と“敵対心”


 筆者が“北穿の幽霊城”へ入って、まず「普段と違う」と感じたのが戦闘です。

 ダンジョンへ入って間もなく、ルルナーデから「ここの魔物は動きが違う」といった説明が入り、敵の視線を見て誰が狙われているのか判断するよう促されます。

▲“北穿の幽霊城”では、敵の視線に注目して、どの冒険者に敵対心が集まっているのかを判断することが重要になります。

 コラボダンジョンでは、特定の冒険者に“敵対心”が集まると、敵の攻撃がその1人へ集中します。また、周囲の敵シンボルがこちらに気づいていると、“加勢”という形で、その冒険者へ攻撃してきます。

 しかも、“加勢”してくる敵にはこちらから攻撃できません。一刻も早く目の前の敵を倒して戦闘を終わらせることが、基本的な対処になります。

 厄介なのは、この“敵対心”と“加勢”が重なった場合です。

 行動の早い冒険者で目の前の敵を減らしても、“加勢”してくる敵の攻撃は残っています。撃ち漏らした敵と“加勢”の敵が、敵対心の集まった同じ冒険者を狙えば、一気に攻撃が集中。狙われた冒険者の行動が遅く、まだ“防御”もできていなければかなり危険です。

 とくに恐ろしいのが奇襲を受けたとき。敵パーティの攻撃に加えて加勢分まで1人に集中し、「いや、ちょっと待って!」と言いたくなる勢いでHPを削られることがありました。

▲目の前の敵だけでも大変なのに、周囲からさらに“加勢”が飛んできます。敵対心が向けられていると、その冒険者へ一気に攻撃が集中する事態に。

 調べてみると、『FF11』にも“敵対心”と呼ばれる仕組みがあり、攻撃や回復などの行動によって敵対心が高まると、そのプレイヤーが敵から狙われやすくなるようです。

 また、戦闘時に周囲のモンスターが反応する“リンク”というシステムも存在します。“北穿の幽霊城”では、こうした『FF11』らしい仕組みを、『ウィズダフネ』の戦闘へ落とし込んでいるわけです。

 一方で面白いのは、こうした状況にも『ウィズダフネ』でこれまで覚えてきた戦い方が通用することです。

 筆者のパーティでは、治癒師に全体回復を任せると、その直後に治癒師へ敵対心が集まることが多くありました。しかも回復したターンなので、治癒師は防御していません。そこへ攻撃を集中されるとかなり危険です。

 そこで役立ったのが騎士でした。重装備で行動順の遅い騎士に、“ディフェンス挑発”や“アトラクトヒット”といった敵から狙われやすくなるスキルを使わせ、騎士に“敵対心”を集めると、戦闘がかなり安定するようになりました。

 普段の『ウィズダフネ』で培ってきたヘイト管理は、“北穿の幽霊城”でも有効だったわけです。『FF11』らしい仕組みを追加するだけでなく、それによって生まれたピンチに『ウィズダフネ』本来のシステムで対処できる。ここはコラボとして面白いところだと感じました。

「NMって何?」姿まで見えている“悪名高い魔物”


 もうひとつ、探索中に気になったのが“悪名高い魔物”と呼ばれる存在です。

 『ウィズダフネ』では通常、ダンジョンを徘徊する敵は正体の分からない影のような姿で表示されています。

 ところが“北穿の幽霊城”を探索していると、影ではなく、モンスターそのものの姿で表示されている敵がいるのです。

▲通常の敵シンボルとは違い、“悪名高い魔物”はフィールド上でその姿を確認できます。画像は筆者が苦戦した“Marquis Amon”。

 見るからに普通ではありません。そして実際に戦ってみても、かなりの強敵でした。

 筆者が特に印象に残っているのは、鎌を持ったデーモン“Marquis Amon”。“ファイガ”や“ストンガ”など、いかにも『FF』シリーズらしい名前の呪文まで使ってきます。

 初めて倒したときは本当に紙一重でした。途中で味方が2~3回倒れ、“逆転の右手”による蘇生がうまくいったからなんとか勝てた、というレベルです。

 そんな激戦を終えたあと、何気なくファンコミュニティを眺めていると、こうした敵をほかのプレイヤーたちが当然のように“NM”と呼んでいました。

 何の略だろうと思って調べてみると、『FF11』の用語“Notorious Monster(ノートリアスモンスター)”の略称だと分かりました。『ウィズダフネ』のコミュニティでも、“悪名高い魔物”をNMと呼ぶのが定着しているようです。

 しかも、NMの姿をフィールド上で確認できること自体も、『FF11』を意識した再現要素とのこと。

 筆者にとっては「なぜこいつだけ姿が見えているんだ?」という違和感だった部分にまで、元ネタがあったわけです。

 ちなみに、このNMとは後ほど嫌というほど付き合うことになります。

敵じゃないの!? 普通に会話できるゴブリン


 システムだけでなく、世界観の面でも「なんだこれ?」と思った部分がありました。

 “北穿の幽霊城”を進んで間もなく出会う、冒険者に憧れているゴブリンのファブです。

 『ウィズダフネ』ではゴブリンといえば、基本的にはダンジョンで戦う敵。ところがこのファブは普通に会話が成立し、ルルナーデからも「ゴブリンにしてはずいぶん饒舌だね」といった反応をされます。

 また、コラボダンジョン攻略の拠点となる“ノーザンホロウ村”には、当初鍛冶屋の設備こそあるものの、肝心の職人がいません。

 筆者はしばらくレリックウェポンを交換していなかったため、「鍛冶屋はいつ出てくるんだ?」と思いながらイベントを進めていました。そして交換所でレリックウェポンを手に入れたあと、満を持して現れた鍛冶職人が、なんとまたしてもゴブリン。

▲しばらく無人だった鍛冶屋にやってきた職人もゴブリン。『ウィズダフネ』しか知らない筆者には、ちょっと意外な光景でした。

 これも『FF11』側に目を向けると納得できます。『FF11』では、ゴブリンが単なる敵として登場するだけではなく、商人として冒険者と取引する者も登場し、通称“ゴブ屋”と呼ばれて親しまれている店もあるようです。

 『ウィズダフネ』しか知らない筆者には妙に人間臭く映ったゴブリンも、『FF11』の世界から考えれば、そこまで不思議な存在ではなかったみたいです。

ボスの戦い方まで再現? “闇の王”の物理/呪文無効


 コラボダンジョンを進んだ先で待っていた“闇の王”も、ただ『FF11』のキャラクターがボスとして登場しているだけではありませんでした。

 初戦、なすすべもなく敗退した筆者。“カースドホイール”を駆使した2周目では、なんとかダメージを通せるようになります。しかし、途中で“闇の王”の剣が光りだすと、物理攻撃が一切通らないようになってしまいました。試しに魔術師の呪文をぶつけてみると、こちらは普通にダメージが通ります。

▲“闇の王”の剣が光っている間は、物理攻撃は無効。呪文で攻めましょう。

 しばらく戦っていると、今度は“闇の王”の剣を包んでいた光が、反対側の手へ移動。すると、それまで通っていた呪文が効かなくなり、逆に物理攻撃が通るようになりました。

 プレイ中は「ボス独自の面白いギミックだな」としか思っていなかったのですが、調べてみると、『FF11』の“闇の王”も第1形態では物理攻撃と魔法攻撃への無効状態を切り替えながら戦うようです。

 つまり、外見や名前だけではなく、「どうやって戦う敵なのか」まで再現しているわけです。

 元ネタを知らずに攻略したあとでこの共通点を知ると、「そこまで持ってきていたのか」と驚かされました。

知らなければ見逃す、細かな再現要素も


 ここまで紹介したような攻略に直接関わる要素以外にも、コラボには細かなネタが仕込まれています。

 筆者自身がすぐに気づいたのは、“ノーザンホロウ村”の宿屋です。

 宿泊後に冒険者がレベルアップすると、聞き覚えのあるファンファーレが流れます。『FF11』自体は遊んだことがなくても、『FF』シリーズを知っていれば耳にしたことのある音です。

 また、今回のコラボで筆者はプリッシュとイロハを仲間にすることができました。

 プリッシュをパーティへ入れた状態で黒樽亭へ行き、遺物酒を利用しようとすると、店主から「酒がダメなヤツがいるのか……わかった。そいつらの分は酒以外で割ってやるよ」と言われます。

▲プリッシュを連れて遺物酒を頼むと、酒以外で割ってくれるというやり取りが発生。こうした細かな部分にも専用の反応が用意されています。

 当初筆者は、プリッシュが年若い少女のような外見をしているため、「なるほど。コラボキャラクターに合わせて専用の反応まで用意したのか。細かいな」と感心していました。

 ところが、あとから彼女について調べてみると、ある事情によって老化が止まり、少女の姿のまま長い年月を過ごしている人物だと分かりました。

 それを知ってから振り返ると、このやり取りもなんとも不思議な味わいがあります。もちろん黒樽亭の店主からすれば、目の前にいるプリッシュの事情など知る由もありません。見た目で判断し、きちんとノンアルコールを用意してくれるあたり、意外と気遣いのできる店主なのかもしれません(笑)。

 さらに、「これは自分では気づけなかった」というネタもあります。

 今回の記事を書くために調べるなかで、“派遣”にも小ネタが仕込まれていることを知りました。コラボ仕様の“派遣”から戻ってきたパーティの活動記録には、大量の敵を引き連れた別のパーティに巻き込まれて苦戦する――そんな“MMORPGあるある”を思わせる記述があるとのこと。

▲“派遣”の活動記録にも『FF11』を思わせるネタが。こうした場所にまで小ネタが仕込まれています。

 筆者も派遣を使っていましたが、活動記録を読む習慣がなかったため、調べるまでまったく気づきませんでした。

 遊んでいてすぐ分かる再現だけでなく、注意深くプレイしていなければ素通りしてしまうような場所にも、ネタが仕込まれているようです。

「こんなの育てられるか!」と思ったレリックが欲しくなってきた


 そして今回、元ネタを調べたことで筆者自身の遊び方まで変わったのが“レリックウェポン”です。

 コラボダンジョンでは宝箱などから、“モニヨン銀貨”や“100バイン紙幣”、“ルンゴナンゴ翠貝貨”といったさまざまなアイテムを手に入れることができます。

 「コラボダンジョンで手に入るということは『FF11』由来なんだろうけど、なんでこんなにいろいろなお金が出てくるんだろう?」

 最初は、そんな疑問を感じていました。

▲探索していると次々に手に入る、見慣れない名前のアイテムたち。当初は「なんでこんなに種類があるんだ?」と思っていました。

 さらに、村の酒場には“交易商”を通じて、ほかのプレイヤーとこれらのコラボアイテムを交換できる仕組みまで用意されています。

 「なぜみんな、ほかのプレイヤーと交換までしてこれらのアイテムを集めるんだ?」

 その理由は、交換所で両手剣“レリックブレード”を手に入れたあと、少しずつ分かってきました。

 レリックウェポンは、ノーザンホロウ村の鍛冶屋で“再鍛”することで、より強力な装備へ強化できます。その際に必要になるのが、“モニヨン銀貨”等のコラボアイテムだったのです。さらに“再鍛”を重ねていくと、必要となる素材量も一気に増えていきます。

 筆者が手を止めたのは、“デュナミスブレード”をさらに上位の武器に“再鍛”しようとしたときでした。

“唯我独尊の証”×45、“100バイン紙幣”×180。

 筆者がコラボダンジョンを2周するなかで集めた分では、まるで足りませんでした。どうやら、NMを狙って何度も周回しなければならないようです(※)。

※NM以外にも、ダンジョン内の“デーモン8体編成のパーティ”も再鍛素材をドロップする可能性があります。
▲“デュナミスブレード”からの再鍛で要求されたのは、“唯我独尊の証”×45、“100バイン紙幣”×180。ここから一気に要求される素材量が増えていきます。

 この時点では、ほぼ諦めていました。それでも足りない“唯我独尊の証”を集めるため、“交易商”を利用し、手元に余っていた別の“証”をほかのプレイヤーと交換するところまでは試しました。

▲“交易商”では、ほかのプレイヤーとコラボ素材を交換できます。筆者も余っていた別の“証”を、“唯我独尊の証”と交換しました。

 しかし、ファンコミュニティを見ていると、驚かされたのがほかのプレイヤーたちの熱気です。みんな、とんでもない勢いでレリックを育てています。

 「みんな、どれだけ周回しているんだ……」「そんなに欲しいものなのか……?」

 そんな気持ちで眺めていました。

 ところが、『FF11』における“レリックウェポン”の扱いを調べてみて、少し考えが変わりました。

 本家『FF11』の“レリックウェポン”も、完成までの道のりが非常に険しかったようです。スクウェア・エニックスの『FF11』20周年記念サイトでも、完成に年単位を要することもあったと紹介されています。

 「素材集めが気が遠くなるほど大変なところまで再現しているのか……」

 最初は、単純にエンドコンテンツとして用意された周回要素なのだと思っていました。しかし元ネタを知ると、見え方が少し変わります。

 素材を集めるためにNMを何度も探し回る。その苦労まで含めて“レリック”なのかもしれません。最大まで“再鍛”を進めた武器を持つ人たちが、なんだか妙に誇らしげに見えてきました。

 そう思うと不思議なもので、一度は諦めていたはずなのに、ちょっと欲しくなってきます。結局、筆者はファンコミュニティでNM周回のやり方を教えてもらい、また“北穿の幽霊城”へ戻ることになりました。

 最初は「なんだこの強い敵」と思っていたNMを、今度は自分から探して歩き回っています。

▲元ネタを知って、結局NM周回を再開。最初は「なんだこの強敵」と思っていた相手を、今ではレリックを育てるため自分から探しています。

元ネタを知ると、同じコラボダンジョンが少し違って見える


 今回、『FF11』未経験の状態でコラボイベントを遊んだ筆者には、“リンク”も“NM”もレリック育成の大変さも、最初は単に「普段の『ウィズダフネ』とは違う変わった要素」として映っていました。

 もちろん、元ネタを知らなくてもコラボそのものは十分に楽しめます。

 しかし、あとから調べてみると、「なぜこんなシステムになっているんだろう?」と思っていた部分に、ひとつずつ理由が見えてきました。

 周囲の敵が“加勢”してくることも、ゴブリンが鍛冶屋をしていることも、“闇の王”の攻略方法も、途方もないレリック育成も。それぞれに『FF11』側の背景があります。

 筆者にとって今回のコラボは、『FF11』を知っているから懐かしいイベントではありませんでした。

 逆に、知らない状態で遊び、気になったところを調べることで、『FF11』というゲームの一端に少しずつ触れていくコラボになったように思います。

 何より、最初は諦めていたレリックのために、今またNMを探してダンジョンを歩いています。元ネタを知ったことで、筆者自身の遊び方まで変わったわけです。

 筆者と同じく『FF11』未経験でコラボを遊んでいる方も、「これ何だろう?」と引っかかった要素があれば、元ネタを調べてみてはいかがでしょうか? 同じコラボダンジョンが、少し違って見えてくるかもしれません!

『ファイナルファンタジーXI』コラボイベントが9月10日(木)まで開催中!


 『Wizardry Variants Daphne』にて、『ファイナルファンタジーXI』とのコラボイベントが2026年7月30日(木)~9月10日(木)12:59まで開催中です。

 『ファイナルファンタジーXI』は、2002年のサービス開始以来、世界中で愛され続け、来年25周年を迎えるMMORPGです。

 長きにわたり冒険者たちを魅了してきた『ファイナルファンタジーXI』の世界と、『Wizardry Variants Daphne』の世界が交わる特別なコラボレーションにご期待ください。

▲『FF11』の世界観を『ウィズダフネ』で再現したコラボストーリーやダンジョンに期間限定で挑戦可能! 『FF11』ファンはもちろん、未プレイの方も楽しめるのでぜひ遊んでみましょう。
『ウィズダフネ』特集ページはこちら

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