2026年9月17日~21日に千葉県・幕張メッセで開催中の“東京ゲームショウ2026(TGS2026)”。本記事では、SoloGameブース(ホール9 09-E43)で行われている『Grave Seasons(グレイヴ・シーズンズ)』の試遊レポートをお届けします。
※本記事はSoloGameの提供でお送りします。『Grave Seasons』とは、“ホラー×ミステリー×農業シミュレーション”の奇妙な作品【『Grave Seasons』試遊レポート】

のんびりとしたスローライフを楽しめる“農業シミュレーション”。そして、手に汗握る展開が待ち受ける“ミステリーホラー”。
一見すると水と油のように思えるこの2つのジャンルを見事に融合させ、まったく新しいゲーム体験を生み出そうとしているのが『Grave Seasons』です。

本作は、“ホラー×ミステリー×農業シミュレーション”とのこと。つい二度見したくなる並びですね(褒め言葉)。
舞台となるのは、素朴でありながらもどこか不穏な空気が漂う町“アシェンリッジ”。刑務所から命からがら逃げ出した主人公は、この町にたどり着き、新たな農業生活の第一歩を踏み出すことになります。
しかし、町民たちと交流を深め、穏やかな暮らしに溶け込もうとした矢先、凄惨な連続殺人事件が発生。プレイヤーは命がけの農業生活を送りながら、この恐ろしい事件の謎に迫っていくことになります。

想像以上に“ガチ”な農業シミュレーション要素【『Grave Seasons』試遊レポート】

プレイ前、筆者は本作のことを「ゆるい農業ゲームに、人狼ゲーム的な犯人探しの要素を足したような作品なのかな?」と想像していました。
しかし、実際にプレイを始めてみると、その予想は良い意味で裏切られました。
まず驚かされたのは、ベースとなる“農業シミュレーション”部分の作り込みが非常に本格的!


ただ種を撒いて水をやるだけではありません。
作物にはしっかりと季節に適した種が存在しているうえに、水田、一般的な土、乾燥した土など、それぞれの種に適した土壌や区画が細かく設定されています。


効率よく作物を育てるためには、土壌の管理から計画的に行う必要があり、種から作物を収穫するだけでも一筋縄ではいきません。

この骨太なシミュレーション要素があるからこそ、プレイヤーはしっかりと“アシェンリッジ”の住人として生活しているという強い没入感を得ることができます。
収穫物や釣った魚、掘り出した鉱石を売って地域経済に参加していく過程は、純粋な農業ゲームとして非常に高い完成度を誇っています。
隣人が犯人かもしれない……スローライフに潜む極上の“ゾクゾク感”【『Grave Seasons』試遊レポート】

美しいピクセルアートで描かれる町並みやキャラクターたちは非常に魅力的で、探索をしているだけでもワクワクします。
ついすみずみまで見たくなりますね。どこか懐かしさも感じられます。


個性豊かな町の人々との出会いや交流は、本来であれば心温まる楽しい時間のはずです。序盤は平和な時間が流れるため、「事件なんか起きず、このまま畑を耕したり畜産を進めたりするスローライフが永遠に続けばいいのに……」と本気で思わせてくれるほどの心地よさがあります。
しかし、本作の根底には常に“連続殺人犯が潜んでいる”というテーマが横たわっています。
仲良くなった住人と笑顔で会話を交わしながらも、私の脳裏には「あれ? もしかして、今楽しく話しているこの人が、連続殺人犯の可能性があるのでは……?」という疑念がよぎるのです。



この「誰を信じていいのかわからない」という感情、単なるスローライフゲームでは味わうことはできません。
大丈夫だよね? 後ろからぐっさりやられたりしないよね……? と、背筋がヒヤリとするような“ゾクゾク感”を常に抱えながらプレイすることになります。

ちなみに、殺人犯とロマンスに発展することすら可能というのだから驚きです! そちらもとても見てみたい。
いつ依頼主が死ぬかわからない!? クエストに生じる独特の“焦り”【『Grave Seasons』試遊レポート】

さらに、このゲームデザインはRPGやシミュレーションでおなじみの“クエスト”のシステムにも、新しい緊張感をもたらしています。
作中では、町民からのクエストをこなしていくことでアイテムやお金が手に入るというシステムが搭載されています。

通常のゲームであれば、「今日はどのクエストから進めようかな?」と悠長に構えていられますが、『Grave Seasons』においてはそうはいきません。
なぜなら「いつ、どこで、誰が殺されるのかわからない」からです。

もしクエストの依頼主が次の犠牲者になってしまったら……当然、そのクエストは唐突に終了してしまう可能性があります。
この「早くクエストをこなさないと、依頼主が死んでしまうかもしれない」という独特の焦燥感は、本作ならではの体験と言えるのではないでしょうか。
次の犠牲者を特定し、見つけたアイテムで被害を防ぐのもプレイヤーの調査力次第。
時には証拠を掴むために、ちょっとした“不法侵入”をするようなダークな行動も必要になるかもしれません。

事件が起きる前から漂う、濃密なホラー&ミステリーの空気感【『Grave Seasons』試遊レポート】

今回の試遊した序盤では、実際に直接的な殺人事件が起こることはありませんでした。しかし、だからといって平和だったかというと、決してそうではありません。
町の人々との何気ない会話の端々に混じる不穏な言葉、探索中に入手する意味深なアイテム、そして家の地下に隠された謎の空間など……。

血が流れる事件そのものが起きていなくとも、背筋が寒くなるような要素が序盤からたっぷりと散りばめられていました。
“何か恐ろしいことが起きる前兆”をヒシヒシと感じさせる演出が秀逸で、ホラーやミステリーとしての空気感は序盤からすでに完成されていると感じます。
美しくも狂気に満ちた、新感覚の農業シミュレーション【『Grave Seasons』試遊レポート】

『Grave Seasons』は、のどかな農業シミュレーションの癒やしと、いつ誰が死ぬかわからないサスペンスホラーの緊張感が、いいバランスでミックスされている作品です。
本格的な農業で生計を立てながらも、町民たちと信頼(あるいは疑念)を築き、夜になれば殺人鬼の正体を暴くための手がかりを探す。プレイヤーの行動一つひとつが町の運命、そして自分自身の命運を左右するヒリヒリとしたスローライフは、一度味わえば病みつきになること間違いなしです。
今回は序盤のみのプレイでしたが、これから本格的に事件が動き出した時、アシェンリッジの町がどのように変貌していくのか。そして、自分が育て上げた農場や人間関係がどうなってしまうのか……リリースされたらじっくり遊びたい、と思えるタイトルでした。
異色の“ホラー×ミステリー×農業シミュレーション”、TGS2026で立ち寄れそうな方はぜひ触ってみてください。

“東京ゲームショウ2026”開催概要
■会場
千葉県・幕張メッセ(展示ホール1-11、国際会議場)/TKP東京ベイ幕張ホール
■日程
2026年9月17日(木):ビジネスデイ10:00~17:00
2026年9月18日(金):ビジネスデイ10:00~17:00
2026年9月19日(土):一般公開日9:30~17:00
2026年9月20日(日):一般公開日9:30~17:00
2026年9月21日(月・祝):一般公開日9:30~16:00
※ビジネスデイと一般公開日では開場時間が異なります。
※一般公開日は、状況により開場時間が30分早まる場合があります。
千葉県・幕張メッセ(展示ホール1-11、国際会議場)/TKP東京ベイ幕張ホール
■日程
2026年9月17日(木):ビジネスデイ10:00~17:00
2026年9月18日(金):ビジネスデイ10:00~17:00
2026年9月19日(土):一般公開日9:30~17:00
2026年9月20日(日):一般公開日9:30~17:00
2026年9月21日(月・祝):一般公開日9:30~16:00
※ビジネスデイと一般公開日では開場時間が異なります。
※一般公開日は、状況により開場時間が30分早まる場合があります。
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