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クラップハンズの新作VRゴルフゲーム『アルティメット スイング ゴルフ』体験レビュー。ノブコブ吉村さん&みちょぱさんが登場した発表会の模様もレポート

文:電撃オンライン

公開日時:

 2024年4月12日、Lacoste Harajukuにて行われた「世界最小のゴルフ場 by Meta Quest」プレス発表会。クラップハンズの新作VRゴルフゲーム『アルティメット スイング ゴルフ』の発表も行われた本イベントの模様をレポートします。

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MCが止めてもプレイを止めないほど、ゴルフ好きの2人がドハマリするリアルさ

 2024年5月17日に発売予定のMeta Quest 2/Meta Quest 3/Meta Quest Pro用ゲーム『アルティメット スイング ゴルフ』。本作の開発を担当するのは、『みんなのGOLF』シリーズを筆頭に、数多くのゴルフゲームを手がけてきたクラップハンズです。

 発表会では、クラップハンズのプロモーションディレクターの八木 宏之さんが登壇。本作は“どこまでリアルゴルフに近づけることができるのか”をコンセプトに開発されたタイトルであり、八木氏は「限りなくゴルフに近い体験ができるようになりました」と、その完成度に自信を覗かせます。

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▲八木 宏之さん。
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 なお本作には18ホール×5コースが収録され、コスチューム変更や色変えも可能なキャディが4人、メイキングも可能なプレイヤーアバターといった要素に加えて、クラップハンズが手掛けるVRゴルフゲームとしては初となるオンライン対戦機能が実装されることが判明。

 日本語と英語に対応したチャットパレットでは、相手の言語にあわせて自動でメッセージが変換されるため、海外のプレイヤーとも気軽にコミュニケーションが取れるようになっているようです。

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 続いて、Reality Labsの日本マーケティング統括・Pierre Kiang(ピエール・キャン)さんが登壇し、ゴルフウェアをはじめとしたスポーツファッション展開しているブランド・Lacosteとのコラボレーション企画「世界最小のゴルフ場 by Meta Quest」を発表。

 4月12日(金)~ 4月26日(金)にかけて、Lacoste Harajuku1階にて、5月17日のローンチに先駆けて本作を体験でき、体験者にはオリジナルステッカープレゼントも行われます。また公式SNSフォローで、オリジナルTシャツとMetaQuest3が抽選で1名に当たるキャンペーンにも参加できるとのこと。

 日本のMetaQuestとしては初のファッションブランドとのコラボとなるということで、Pierre氏はファッションやスポーツへの感心が高い若い層への広がりを期待していると語られていました。

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▲Pierre Kiang(ピエール・キャン)さん。
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 その後には、平成ノブシコブシの吉村崇さん、"みちょぱ”の愛称で知られる池田美優さんのお二人がスペシャルゲストとして登場。数多くの番組で共演し、Youtubeチャンネル「みちょぱ吉村のマブマブTV」でも人気を博すお二人ですが、共に大のゴルフ好きでもあります。

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▲吉村崇さん(左)、みちょぱさん(右)。

 とくにみちょぱさんは、最低でも月1回はゴルフ場に通っており、仕事が夕方からの時は朝からゴルフに行き、1、2時間の仮眠をとってから仕事にいくほどハマっているそうなのですが、実はゴルフを始めるきっかけを作ったのは吉村さんなのだとか。最初は吉村さんに言われて渋々始めたものの、気づけばこれ以上ないくらいドハマリし、今ではゴルフ関連の仕事もかなり来るようになったそうで、「いいきっかけをもらいました」と吉村さんに感謝する一幕も。

 そんな吉村さんは、他のタレントさんと一緒に海外に旅行に行きゴルフをすることも多いそうで、中でもお気入りとして挙げていたのがハワイのゴルフ場。

 「日本もいいんですけど、ハワイのは別格。芝も全然違う」と絶賛で、番組の収録やプライベートでハワイのゴルフ場を何度か体験したというみちょぱさんも「広さとか景色の良さもありますけど、湿度が低いからめちゃくちゃ飛ぶんです」と、日本とは違ったゴルフ事情を熱く語っていました。

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 その後は、そんなゴルフ好きのお二人が『アルティメット スイング ゴルフ』を使って対決するコーナーが行われました。

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 MetaQuestを装着した瞬間、その景色の開放感に「すげぇ!」と大声をあげたり、実際のゴルフのスイングがリアルに表現されていることに興奮しっぱなしの吉村さんでしたが、興奮のあまり練習のつもりで降ったスイングがボールを捉えてしまい、いきなりOBからスタートする形に。

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 対するみちょぱさんは、ティーショットを見事グリーンに乗せる幸先のいいスタートを切るも、2打目を引っ掛けてボールが左方向に流れてしまいます。みちょぱさんは実際のゴルフでも、同じ左に流れる引っ掛けをすることが結構あるそうで、現実の自分の打球が再現されるリアルさに度肝を抜かれていた様子でした。

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 その後は、みちょぱさんがパターで大苦戦している間に吉村さんが追い上げ、最終的には吉村さんがダブルボギー、みちょぱさんが+4というスコアで、対決は吉村さんの勝利に。しかし、やはり1コースではお二人共まだまだやりたりていない様子で、MCが終了を告げているにも関わらず、「もうちょっとやらせて!急いでやるんで!」と2コース目を強行するまさかの展開に。

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  吉村さんは「休みなかなか取れなくてゴルフ場行けない時とかめっちゃいい。(ゴルフ場に)行った気分なれる」と本日の感想を述べながら、何度も静止されかけてもプレイを続けるという熱中っぷりで、一方のみちょぱさんも、「今までやってきたゴルフゲームの中で1番リアルだったので、1番難しかったんですけど。でも本当にリアルにできてるので、私みたいな始めたての人から、忙しくてなかなかだとできない人にもいい練習にもなると思います」と、現実のゴルフの練習にも最適なゲームという太鼓判を押していました。

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実際に『アルティメット スイング ゴルフ』を体験!初心者でもゴルフの気持ち良さと難しさを味わえた

 とはいえ、VRゲームに関してはやはり自分で体験しないと、その魅力が伝わりにくいのが正直なところ。発表会終了後には、実際に本作をプレイできる体験会も行われており、筆者も一足先に体験させていただきました。

 もう月並な言葉になってしまうのですが、感想としいては「むちゃくちゃ楽しい」に尽きます。

 ゴルフのゲームは多少は遊んだことはありますが、筆者は実際のゴルフに関しては完全な素人。発表会では、ゴルフ経験が豊富な吉村さんやみちょぱさんが「難しい」と口にされていたのでちょっと身構えていたんですが、ゴルフ初心者の自分が少しプレイしただけでも、いろんな人がゴルフに夢中になる理由が理解できたほどでした。

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スイング前には、なんとなくゴルフっぽい姿勢になっていきます。

 本作は、Meta QuestのTouchコントローラーをゴルフクラブに見立ててスイングする、現実のゴルフさながらの操作を行います。基本的にボールの飛距離については、スイングの強さというよりは振りの幅、綺麗さで決まっている印象で、初心者の自分でも、あっさり200ヤードを超えるショットが打てたりもしました。

 実際にスイングしているので、狙い通りの向きにボールが大きくかっ飛んでいった時は最高に気持ちいいです。とくに最初のティーショットに関しては大きく、綺麗にふることを意識すれば素直に飛んでくれるので、細かいことを考える必要がないのがいいなぁと。

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 ただ、パターに関してはやはりなかなか難しくて、力加減や角度であったりをしっかり調整して打つ必要があります。ボールから一歩下がって素振りをすると、そのスイングでどれくらいの飛距離が出るのかの参考値をゲージで表して、次の一打に求められるスイングの強さも大まかに教えてくれるので、初心者でもどのくらいの力で振ればいいのかは一目瞭然……なんですが、頭ではわかっていても実際にやるのはなかなか難しい。

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 何度も素振りをして力加減を掴んだつもりでも、いざ本番になるとどうしても力を入れすぎたり、スイングが変になってあらぬ方向にボールが飛んでいったりしまったり、パターでは悔しい想いをすることが多かったです。コントローラーは握っているとはいえ、ゴルフクラブの重みがないのもあって、つい力を入れすぎてしまいますね。緊張すればするほどスイングも狂いやすくて、ボタンを押すのに比べると、全身を使って正しい動きをすることの難しさを痛感しました。

 結果としては1ホール目はボギー、2ホール目ではボールをラフに出して余計なショットを打ってしまい、途中で体験時間が終了になってしまったのですが、あと一打あればカップインできそうな位置だったので悔しかったです。

 「あの時にあそこに打ってなかったらあの一打分は詰められたよな……」とかも考えたりして、うまくいなかった時はうまくいかなかった時なりに楽しくて、つい繰り返しプレイしてしまうそうになる中毒性のようなものを感じました。

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 MetaQuest3の装着感と軽さもあって、スイングする時などにもほぼ邪魔に感じなかったのはすごいところ。ただ、スイングで腕をかなり大きく振ることになるのもあって、人や物に当たらないかなという不安は、安全が確保されている体験会でも少し感じました。今回の体験会は2m×2mのスペースでしたが、自宅でプレイされる際も最低でもそれと同程度のスペースは確保しておいた方が良さそうだという印象です。

 ただ初心者の自分でも、ボールを遠くに飛ばす気持ちよさとパターの難しさ、次こそ上手くやりたいといったゴルフの魅力を短時間ながらしっかりと体験でき、実際のゴルフ場でのゴルフも体験してみたいと思えたくらいには、その魅力を感じられたタイトルでした。

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