アトラスは、PS5/PS4/Xbox Series X|S/PC(Windows、Steam)用新作RPG『メタファー:リファンタジオ』の最新情報について深く掘り下げる特別番組“メタファー:ストーカー倶楽部・ファイナル”を、4月23日20:00より配信しました。
■MC
マフィア梶田(フリーライター)、磯村知美(声優)
■ゲスト
さやわか(ライター)
この記事では、生放送で公開された情報や考察についてまとめていきます。
なお、この生放送に先駆けて公開された特別番組“『メタファー:リファンタジオ』24.04.23”では、『メタファー:リファンタジオ』にまつわるさまざまな情報が明らかになりました。こちらの生放送とまとめ記事も一緒にチェックしてみてください。
『メタファーリファンタジオ』“メタファー:ストーカー倶楽部・ファイナル”生配信まとめ
マフィア梶田さんと磯村知美さんは、『ペルソナ』シリーズファン向けのトークバラエティ番組として長年愛されてきた“ペルソナストーカー倶楽部”のMCを担当。その流れを受けて、『メタファー:リファンタジオ』関係の生配信でもMCを務めています。このお2人に加えて、ゲストのさやわかさんもアトラス作品に造詣が深く、『メタファー:リファンタジオ』への取材を続けてきたとのこと。そんな3人が『メタファー:リファンタジオ』の最新情報について存分に語らう姿を、この配信で見ることができました。
“ATLUS Exclusive『メタファー:リファンタジオ』24.04.23”振り返り
まず発売日が10月11日に決まったことについては、長年『メタファー:リファンタジオ』を追ってきただけに、みなさん感慨深かった様子。とくに梶田さんは、自分の誕生日に近いということもあって「プレゼントをもらった気分」と大喜びでした。
続いて、朝に公開された最新PVをあらためて鑑賞。「親の声よりよく聞く声がする」とは梶田さんの言。磯村さんも「よくお世話になる方々の声がします」と応じ、豪華声優陣が参加されていることを示唆していました。
そのあとさやわかさんを交えつつ、これまで発表されている内容についておさらい。橋野桂ディレクターをはじめとする『ペルソナ』シリーズを手掛けた主要スタッフに加えて、一流のクリエイターが参加して完全新作のRPGを制作していることを振り返りました。
キャラクターのボイスを担当する声優も豪華な布陣。舞台が多種多様な種族が住むファンタジー世界であることにも触れていきます。磯村さんは「8つの種族がいるなら最低8つの国家や集落を回ることになるかも?」と考察していました。
次は、“ATLUS Exclusive『メタファー:リファンタジオ』24.04.23”で公開されたプレイ動画の考察に移行していきます。
最初にピックアップされたのは冒頭のシーン。プレイヤー名(主人公名ではない)の入力と、“幻想”についての問いかけに答える設定に、みなさん注目されていました。じつはすでに『メタファー:リファンタジオ』を40~50分ほどプレイされているというさやわかさんは、「幻想とは、現実に影響をもたらさない、無力な作り物か?」という問いに対し、「そうとは限らない」と即答したとのこと。
さやわかさんは続けて「アトラス作品は『真・女神転生』シリーズの「悪魔を殺して平気なの?」みたいに、突然ドキッとすることを言ってくる」という点について言及。これに梶田さんは「メタファーというだけあって、そういうメタ要素というか、プレイヤーとゲームを隔てているカベをどこまで曖昧にしてくる作品なのか気になる」と応じました。
フィールド探索のシーンについては、けっこうアクション要素が強めなのが印象に残った様子。またプレイ動画の解説では「難易度は高めに設定している」と言われていましたが、梶田さんがスタッフに聞いた話では難易度は5段階。ストーリーだけ楽しみたい人向けに、難易度を下げてプレイすることもできるようです。
またゲーム中のBGMは、主人公が魔法で聞いている音楽という設定にも言及。設定の目新しさだけでなく、BGMとしてのクオリティの高さにも注目していました。
街の風景については、西洋絵画風の美しいビジュアルにうっとり。さやわかさんは「美麗なだけでなく、アトラス作品のスタイリッシュなキャラクターにちゃんとなじんでいるのがスゴイ」と絶賛しました。
街の探索で、主人公がスピーディに移動するシーンでは、さやわかさんいわく「普通に歩っても、走っても、もちろん剣に乗って移動してもとにかく速くてテンポがいいです」とのこと。一度行った場所にはショートカット移動もできるなど、快適に探索できるのは間違いないようです。
次は長距離の移動手段にして拠点である鎧戦車について。視聴者からのコメントでは「鎧戦車での移動中は退屈な時間になるかも」という懸念が出ていましたが、梶田さんは「そんなことにはならないと思う」と反論。実際、鎧戦車内でアクセスできるコンテンツは読書や料理などいろいろあるようで、「逆に何をやろうかで悩みそう」と主張しました。
さやわかさんはファンタジー世界での冒険には移動がつきものとしたうえで、「鎧戦車が作り込まれているのは移動の間に何をするのか体験させて、「旅ってこういうものだよね」と思わせるためだと思います」と発言。梶田さんも「すごくロードムービー的でいい」と同調していました。
UIについての考察もありましたが、こちらも天を仰ぐ主人公のビジュアルや、定期的に行われる瞬きなど、ビジュアルのスタイリッシュさが大好評。なお画面表示の“MAG”は、『真・女神転生』シリーズに出てくるマグネタイトではなく、新要素の“マグラ”とのことで、3人ともアトラスファンならではの思い込みの深さを痛感していました。
RPG作品でのジョブに当たるアーキタイプについては、まずそのデザインの良さを称賛。磯村さんは「アーキタイプごとの装備とかも必要だろうし、そのぶんお金がかかるかも?」と考察していました。
アーキタイプには“ソウルハッカー”や“トリックスター”など、アトラスファンになじみの深い名称のものも存在。「ファン向けの小ネタがもっとありそう」という感じで、3人とも大盛り上がりでした。
“ファスト&スクワッド”という完全新規のものとなったバトルは、プレイ済みのさやわかさんが、テンポの良さと連続攻撃からスクワッドが決まったときの爽快感について強弁。梶田さんも、スタッフからノーダメージボーナスが非常にオイシイと聞いており、爽快感だけでなくメリットも大きいことに注目していました。
振り返りの最後はフォロワーについて。特定の人物をフォロワーにすることで、新たなアーキタイプを得たり、選挙で有利になるシステムですが、相手と交流を深められるのも注目点です。
『ペルソナ』シリーズにおけるコミュのようなものですが、磯村さんは目ざとく「ランクは7まである」と画面表示から断定。ある程度の段階を経て絆を深めていけるようですね。
ATLUS Exclusiveへの声
続いては“ATLUS Exclusive『メタファー:リファンタジオ』24.04.23”を見た視聴者からの反応を一部紹介。注目作だけに、多くのユーザーからさまざまな声が寄せられました。
発表を見て「正直当たる予感しかしない」と言う梶田さんは、自分と同じ熱い意見が集まっているのを見てうれしかった様子。さやわかさんも“究極のRPG”という表現にふさわしい作品だと同意していました。
このコーナーのなかで、『メタファー:リファンタジオ』の豪華版の詳細についても少しだけ判明。
ゲーム中に登場する書物を模した装飾になっているのも注目ですが、一番の目玉は“アトラスブランド 35th オールタイムベスト”とのこと。楽曲のセットリストを見た梶田さんたちが、「これ入ってるの!?」と騒然としてしまうようなものまで収録されているようです。「アトラスファンならとりあえず手に入れておくべき」とまで言われるこの特典、正体はなんなのか? 続報に期待しましょう。
メタファーへの質問に回答
最後は、番組開始前に寄せられた質問への回答コーナー。多数寄せられたなかから厳選された質問の答えが明らかになります。
1つめの質問は『メタファー:リファンタジオ』の正式な略称について。公式回答はファファでもメタリオでもなく「メタファーと呼んでください」とのことでした。“メタファー”という言葉が普通に使われる以上、ネットの検索で引っかかりにくくなるのではと懸念する梶田さんでしたが、磯村さんは「みんながたくさん検索していくうちに上位に上がっていくはず」と擁護。
2つめはキャラクターの衣装チェンジの要望でした。公式回答は「DLCに各種コスチュームセットとバトルBGMのセットがあるそうです。詳細は後日発表なのでお楽しみに。作中で衣装が変わることもあるかも?」とのことでした。新規衣装にも期待が持てますね。
3つめは主人公の呼び名について。こちらは公式回答がなく、この場で考えることになりました。コメントではメタロー、メタオ、ファー様などさまざまな名前が挙がりました。今後のネットの声や、本編での活躍いかんで変動するでしょうし、最終的にはどんな名前になるのでしょうか?
4つめは他作品とのつながりについて。公式回答は「本作は完全新作として0から世界を作り上げました。新たな幻想世界をお楽しみください」とのことで、明確なつながりはないようです。ただ、アトラスファンに喜んでもらえるような要素も盛り込まれているとのことなので、そういった部分を探してみるのも楽しいかも?
5つめはコミュやコープについて。公式回答は「フォロワーが近いシステムで、コミュなどと違って恋愛関係には至りませんが、深い絆を結ぶことでサブストーリーとしてより深い物語体験ができます」とのことです。恋愛関係にならないのは残念ですが、「“実質俺の彼女”と思うのは自由」とは磯村さんの言。梶田さんは「選挙中の恋愛要素はハニートラップかと疑ってしまうから無理なのかも」という意見を出していました。
番組の最後は、出演者から視聴者に向けてメッセージを配信。さやわかさんは「ようやく『メタファー:リファンタジオ』の話をみなさんとできて本当にうれしいんですよ。「やばくないですかこのゲーム!」って言えて(笑)。ストーリーからバトル、システムまですべてが関係してそうなことを橋野さんが言っていましたし、「早く発売してほしい!」という気持ちがさらに高まりました」と感想を述べました。
梶田さんは「これまで『メタファー:リファンタジオ』に対する印象は、すごいものを見せてくれるんだろうなと思いつつあいまいなものでした。それが、今回いろいろ情報が出たことで確信に変わったんですよ。さっきも言いましたが、正直、これ当たります。これが当たらなかったら自分の目を疑います。あとは、旅情をゲームシステムに組み込んでくれたのが本当にうれしい。俺がゲームをやる大きな要因としては、やっぱり現実から逃避して、別の世界を旅したい、なるべく長い時間、自分の生きている世界から別のところに精神をやりたい、というのがあるんですよ。そういった面から行くと、『メタファー:リファンタジオ』のゲームシステムは俺向きというか、没入感が感じられそう。そうしてゲームをクリアしたとき、心に一生残るんだろうなという予感がしてます。ほかにもエスペラント語という要素が含まれているのもワクワクするところです」と熱く語ってくれました。
10月11日の発売に向けて、ますます盛り上がる『メタファー:リファンタジオ』。今後の続報にもご注目ください!