確実に勝てる攻略法のない、『サガ』シリーズらしい独特なバトルシステムとなっている本作。
とくにランクが“最凶”になるラスボス戦は、1周目ではかなり難しく、『サガ』シリーズに慣れていないと、詰まってしまうこともあるといいます。
とくにランクが“最凶”になるラスボス戦は、1周目ではかなり難しく、『サガ』シリーズに慣れていないと、詰まってしまうこともあるといいます。
本記事では、その中でもとくに難しいとされる、ディーヴァNo.5でプレイしたとき(以下、ディーヴァ編)のラスボス戦闘を、解説していきます。
倒し方は色々ありますが、“こうすれば必ず勝てる”という絶対な攻略はありません。
状態異常や初期配列など、ある程度“運”の要素も入ってくる不確定な“お祈り要素(悪い結果にならないよう、祈りながらターンを見守る)”が多いので、同じようにやっても勝てるとは限らない点に注意です。
今回は、ディーバNo.5の1周目(その前に御堂をクリアしています)で実際に勝てたやり方を紹介。あくまでも1つの例として参考にして下さい。最終的には事故を防ぐお守りでゲンを担ぐのもありかも!?
※この記事には『サガエメラルドビヨンド』のネタバレが含まれます。
ラスボスの流れと、事前準備
基本的にラスボスはどの主人公でも同じですが、攻撃方法や出現するシチュエーションなどは変わってきます。
ただ基本的には、“生まれし苦悩”と“兵馬俑(へいばよう)”4体、“全き世界”と“○○リンカー”3体の2連戦となります。また、ディーバ編の場合、その前に“○○○○○○○○”(ネタバレにつき伏せています)とのバトルがあり、実質3連戦となります。
1戦目“○○○○○○○○”
1戦目はランク“楽勝”で、ただ攻撃しているだけで勝てます。2戦目用の準備を整えて戦いに挑みましょう。
ここでは、倒されてLPが減らないようにすることだけ注意。もし倒されても次戦で復活しますが、減ったLPは継承となります。さすがにこのバトルで苦戦するようなら、“赤い扉”でのバトルを繰り返し、装備の新調と鍛えなおしをした方がいいです。
なおこのとき、場合によっては“これまでパーティの主戦力だった人がいない”可能性があります。その場合、誰かパーティに入れて、5人で一度鍛えなおした方がいいでしょう。
2戦目 “生まれし苦悩”
準備と陣形
ボス本体よりも、一緒に出てくる“兵馬俑”が問題で、すべて行動前防御となります。行動する前の攻撃は、ガードされる(しかもガード性能激高)ので、行動した後、つまりタイムライン後方から攻撃する必要があります。
また、インタラプトはガード不能な場合が多く、普通にダメージが通るので、序盤はインタラプトで“兵馬俑”を攻撃、その間にボスに対し、“アーマーブレイク”などで防御力低下を入れていきます。
最終的に攻撃は“独壇場”がポイントになるので、アタッカーは独壇場用に強力な技を8個装備させておきます。
陣形はルージュトラップを採用。これは、カウンターやインタラプトを行うとBPが増えます。また、1、2番に攻撃が集まりやすいので、ここにインタラプトまたはカウンターを使えるキャラクターをおきます。
1戦目の兵馬俑はインタラプトで倒すので、これを使いました。インタラプトは、ディーヴァの“急速前進”とボウディカーの“地獄断面”を使います。
なおサポートメンバーは、エリュテイアがオススメ。状態異常になったとき、回復しやすくなります。
戦闘の流れ
初手で2回インタラプトをすれば、BPが2増えるので、2ターン目からはボスに“アーマーブレイク”か“かぶと割り”などで攻撃し、防御低下のデバフを入れます。
3ターン目でさらにBPが2増えたら、アタッカーと連携役で2連携を作りながら、ボスを攻撃。インタラプト役は、兵馬俑全滅まで繰り返し。
インタラプトの対象がブレてなかなかトドめをさせないようなら、4ターン目くらいから直接攻撃してもOK。ただし“後方から”攻撃するのを忘れないように。
敵のボスを含む3連携は防ぐ
ボスが絡んだ2連携は高確率でオーバードライブされます。3連携以上だと、下手をすると連続オーバードライブもあります。もし敵が3連携しそうなら、最低でも2連携になるように邪魔をしていきます。ボスが絡まない、兵馬俑のみの連携なら、放置で大丈夫です。
注意すべき攻撃
相手の攻撃は、何らかの状態異常を伴うことが多いです。使う技と状態異常の関係は以下の通り。
“無知の念”⇒術攻撃力低下
“脱力の念”⇒攻撃力低下
“雷の防壁”⇒石化
“雷落とし”⇒麻痺
“雷撃刃”⇒麻痺
“熱冷”⇒混乱(後列のみ)
注意すべきは麻痺と石化。麻痺は、防げるアクセサリーを持っているならアタッカーか連携役に装備させておきます。ロールやサポートで耐性を上げられるようなら、しっかり上げておきましょう。麻痺は頻度が多いので、ある程度の対策は必要です。
石化は、ターン経過で回復しないので、戦闘不能と同じです。ダッフルコートなどで防げますが、1周目だと持っていない場合が多いです。サポートメンバーやロールも見直し、何もできなければ“お祈り”です。
また、すべての状態異常は、術の“浄化の水(タンブラー装備で使用可能)”で回復可能。敵が石化の可能性がある攻撃をしてくるターンで使っておく(実行に1ターンかかります)のもありです。それでも使用者が石化されたら終わりなので、“お祈り”は忘れないように。
最終的に独壇場を狙う
兵馬俑を倒しきったら、ボスを攻撃。メンバーが3~5人残っているなら連携で、2人以下なら“独壇場”を狙う。敵の周囲に誰もいない状況をなくし、敵の“独壇場”を防ぐこと。なお、バンプ技は敵の“独壇場”を引き出す可能性があるので、使わないように。
倒せば、イベントを挟んで3戦目。倒されたキャラクターは復活しますが、LPは減ったまま。もし2戦目でうまくいかなかったときは、“再挑戦”ではなく、バトル前のデータをロードしましょう。
3戦目 全き(まったき)世界
ボスの使う技が変化し、毒攻撃の“毒霧”や、大ダメージに加え自身の攻撃力を上げる“不動剣”などが追加。さらに“エメラルドユニオン”は、使われたらほぼ終わりなので、その前に削り切る必要があります。ただ、戦い方については概ね同じです。
お供はアースリンカー、ファイアリンカー、ウォータリンカーの3体になり、攻撃も激しくなります。ただし行動前防御はないので、普通に攻撃が通ります。
バトル前に戦闘の準備を行い、陣形を“虎穴陣”にしましょう。これは初期BPは少ないですが、防御が大幅に上がり、被ダメージを少なくできます。
サポートはエリュテイアで状態異常の回復を補佐。麻痺が厳しいので、麻痺対策を忘れないように。インタラプトの“急速全身”や“地獄断面”は使う機会はないので別の技を装備。
“独壇場”を行うアタッカーを守るため、誰かに“ガーディアンプログラム”か“ディフレクト”を使えるようにしておくといいです。
戦闘の流れ
普通に打撃が弱点のウォータリンカーから攻撃。基本お供を潰すように攻撃し、アーマーブレイクなどでボスの防御を下げていきます。また、防御で次のターンのBPコストが下がるので、無理に攻撃させるくらいなら防御させましょう。
基本は2戦目と同じ
ザコから処理し、ボス1人になったら“独壇場”を狙うのは2戦目と同じ。“初期配置で敵が集まらないように”とか、“状態異常にならないように”など、“お祈り”しながら進めていきます。お供自体は、数が少ないので2戦目よりは簡単なはず。
お供は、たまにリザーブ技を行います。これは確実にフォローです。その敵のタイムライン前にいるどれかの敵にフォローするので、それを踏まえて行動。先に倒せそうなら集中攻撃で倒します。2戦目と同様、3連携以上にならないよう気を付けます。
再挑戦も見据えてじっくりと
ボスとの戦いになったら、味方の数が少ない場合が多いので、あとは“お祈り”しながら“独壇場”狙いです。“エメラルドビヨンド”は、もし可能ならプロテクトでアタッカーを守るといいでしょう。また、“パリィ”で弾くこともできます。
“独壇場”では、使用BPを増やすため、ほかのキャラクターはなるべく何もしないように。ただ、ボスが先に行動して、相手の“独壇場”を防げない場合はほぼ詰みです。しかし、大丈夫、全滅してもそのまま再挑戦が可能です。
LPは減りますが、逆に言うとLPの数だけ“再挑戦”できます。LPが1しかない短命種がパーティにいる場合をのぞき、2戦目を初戦で倒せば、9~10回は再挑戦可能のはず。
もしあと少しで倒せなくても心折れることなく、不屈の闘志で“再挑戦”しましょう!